2023年02月02日更新
iPhoneの「探す」で「位置情報が見つかりません」となる原因と対処法
iPhoneの「探す」機能で「位置情報が見つかりません」というエラーが出ているのであればその解決方法をご紹介します。「探す」で頻出する「位置情報が見つかりません」というメッセージを解決することは簡単ですので今すぐiPhoneで試しましょう。
目次
- 1iPhoneの「探す」とは?
- ・紛失したiPhoneを探す機能
- ・家族や友達と位置情報を共有することも可能!
- ・オフライン状態のデバイスでも探せることも!
- ・iPhoneを遠隔操作することも可能!
- 2iPhoneの「探す」で「位置情報が見つかりません」と表示される原因とは?
- ・オフラインになってから24時間以上経過している
- ・「探す」を設定していない
- ・iOSのエラー
- ・iPhoneの故障
- ・相手の位置情報が共有拒否になっている
- 3iPhoneの「探す」で「位置情報が見つかりません」と表示されたときの対処方法
- ・位置情報の設定は事前に確認しておこう!
- ・「探す」アプリを再起動する
- ・iPhoneを再起動する
- ・iOSのアップデートを確認する
- 4iPhoneのファミリー共有での位置情報の共有ができない場合の対処法
- ・機種変更時の再設定ができているか確認する
- ・スクリーンタイム設定を確認する
- ・iOSのバージョンが同じか確認する
- 5iPhoneの「探す」で「オフライン」と表示されたときの原因と対処法
- ・「iPhoneを探す」を設定していない
- ・iPhoneの電源が入っていない
- ・「探す」が利用できない地域にiPhoneがある
- 6iPhoneのアプリで「位置情報が見つかりません」を解決するには?
- 7iPhoneの「探す」で遠隔操作ができる場合とできない場合とは?
- ・iPhoneの電源がオフの場合
- ・iPhoneが機内モードの場合
- ・iPhoneがおやすみモードの場合
- 8これでiPhoneの「探す」の「位置情報が見つかりません」は解決!
iPhoneの「探す」とは?
iPhoneには「探す」というアプリがありますが、「探す」で「位置情報が見つかりません」というエラーが表示されることが頻出しています。どのように対処すればいいのでしょうか。
この記事では、iPhoneの「探す」とはどのような機能で、「位置情報が見つかりません」などのエラーが出たときにはどのような方法で対処すればいいのでしょうか。この記事で詳しく解説します。
まずは、この記事では、iPhoneの「探す」とはどのようなアプリなのか詳しく見ていきましょう。
紛失したiPhoneを探す機能
iPhoneの「探す」とは、紛失したiPhoneを探すことができる機能です。以前は「iPhoneを探す」という機能でしたが、現在は「探す」アプリの中にiPhoneを探す機能が統合されています。
紛失したiPhoneの位置を地図上で確認したり、iPhoneで音を鳴らして見つけやすくしたりすることができます。
家族や友達と位置情報を共有することも可能!
iPhoneの「探す」では、家族や友達と位置情報を共有することも可能です。以前は、「友達を探す」という独立したアプリでの機能がありましたが、現在は「探す」アプリに統合されています。
親が子供がどこにいるのか確認するために、ファミリー共有で位置情報を確認したり、仲のいい友達同士でお互いの位置情報を交換し合ったりすることができます。
オフライン状態のデバイスでも探せることも!
iPhoneの「探す」アプリでは、オフライン状態のデバイスでも探すことができる場合があります。オフライン状態になってしまったiPhoneの場合は、最後に検知した位置情報が24時間保存されます。
オフライン状態になってしまってから24時間以内であれば、最後に位置情報が確認できた場所を「探す」で確認することができます。
iPhoneを遠隔操作することも可能!
iPhoneの「探す」では、iPhoneを遠隔操作することができます。遠隔操作で可能なのは次の操作です。
- 「紛失モード」に設定する
- アクティベーションロックの解除
- デバイスの削除
「紛失モード」とは、遠隔操作でiPhoneにパスコードをかけて、拾った人が連絡できるように連絡先をiPhoneに登録できる機能です。iPhoneの紛失モードの詳細はこちらの記事をご覧ください。
アクティベーションロックとは、iPhoneを紛失したときにiPhoneを自由に使えないようにする保護機能です。iPhoneの「探す」から遠隔操作でアクティベーションロックを解除できます。
デバイスの削除とは、iPhone内に保存されたデータをすべて削除する機能です。万が一に備えて、iPhoneには遠隔操作で全データを削除できる機能が搭載されています。
iPhoneの「探す」で「位置情報が見つかりません」と表示される原因とは?
iPhoneユーザーであれば、だれでも使える「探す」機能でiPhoneを探したり、家族や友達と位置情報を共有したりした経験があるかもしれません。しかし、この「探す」機能でよく起こるエラー表示として「位置情報が見つかりません」というものがあります。まずはこの「位置情報が見つかりません」という表示がなぜ起こるのかをご説明しましょう。
オフラインになってから24時間以上経過している
オフライン状態のiPhoneでは、位置情報は最後に検知されてから24時間しか保存されません。そのために、オフラインになってから24時間以上経過してしまったiPhoneを「探す」アプリから探そうとしても「位置情報が見つかりません」と表示されてしまいます。
iPhoneの紛失に気付いたら、できる限り紛失から24時間以内に「探す」アプリで「iPhoneを探す」機能を利用するようにしましょう。
「探す」を設定していない
そもそも、iPhoneの設定で「iPhoneを探す」をオンにしていないと、紛失時に「iPhoneを探す」を試してみても「位置情報が見つかりません」と表示されてしまいます。
万が一、iPhoneを紛失したときに備えて、あらかじめ「iPhoneを探す」をオンにしておきましょう。「iPhoneを探す」を設定する方法は次のとおりです。まずはiPhoneの「設定」アプリを開きます。
「Apple ID」をタップします。
「探す」をタップします。
「iPhoneを探す」をオンにします。
iOSのエラー
iOSに何らかのエラーが発生したことが原因で「探す」でiPhoneを探しても「位置情報が見つかりません」と表示されてしまうこともあります。
iOSのエラーは自分では対処できないので、この場合にはソフトウェアアップデートが必要です。Apple社から新しいiPhoneの更新が配布されていないか確認して、アップデートがあれば早急にアップデートしてきましょう。
iPhoneの故障
iPhoneが物理的に壊れてしまったことで、位置情報を発信できなくなってしまった可能性もあります。iPhone本体に何らかの衝撃が加わり、内部の精密機器が損傷してしまうと、機能が使えなくなってしまう可能性があります。
相手の位置情報が共有拒否になっている
iPhoneの「探す」アプリの「人を探す」で、家族や友達の位置情報を確認する場合に「位置情報が見つかりません」と表示された場合には、相手が位置情報の共有を拒否している可能性があります。
他の人と位置情報を共有する場合には、自分はもちろん、相手も位置情報が共有されている状態になっていなければなりません。しかし、位置情報の共有が解除されてしまうと「人を探す」を使っても相手のiPhoneを探し出すことができません。この機能については賛否両論があり、あえて自分の位置情報の共有を拒否しているケースもあります。
iPhoneの「探す」で「位置情報が見つかりません」と表示されたときの対処方法
iPhoneの「探す」アプリで「位置情報が見つかりません」と表示された場合の対処方法をご紹介します。
位置情報の設定は事前に確認しておこう!
iPhoneを万が一紛失した場合や家族や友達と位置情報を共有したいときに、iPhoneの位置情報がオンに設定されていなければ「iPhoneを探す」を使っても見つけることはできません。
「位置情報が見つかりません」と表示されてしまってからでは遅いのですが、あらかじめiPhoneの位置情報がオンになっているか確認しておきましょう。
iPhoneの位置情報が利用できる状態になっているかどうかは次の手順で確認します。まずはiPhoneの「設定」アプリを開きます。
「プライバシーとセキュリティ」を開きます。
「位置情報サービス」をタップします。
「探す」をタップします。
「次回または共有時」を選択します。また、「正確な位置情報」をオンにします。
これでiPhoneを紛失しても、「iPhoneを探す」で正確な位置情報が表示されます。
確認できない場合はスクリーンタイム設定を確認すること
位置情報の設定の確認ができない場合には、スクリーンタイムで機能制限がかかっている可能性があります。スクリーンタイムの機能制限で、位置情報の利用を禁止していないか確認してみましょう。スクリーンタイムの確認方法は次のとおりです。
iPhoneの「設定」アプリを開きます。
「スクリーンタイム」をタップします。
「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。
「位置情報サービス」をタップします。ここでスクリーンタイムのパスコードの入力を求められたら入力します。
「位置情報サービス」がオンになっているか確認します。画面を下にスクロールします。
「探す」をタップします。
「次回または共有時に確認」にチェックが入っていることを確認します。また、「正確な位置情報」がオンになっているか確認します。
「探す」アプリを再起動する
アプリに何らかの不具合が生じてしまい、「位置情報が見つかりません」と表示されてしまうことがあります。その場合には、アプリの再起動で改善することがあります。
ホームボタンのあるタイプのiPhoneはホームボタンを2回押しします。ホームボタンがないタイプのiPhoneは、画面の下から上にスワイプして画面の真ん中あたりで指を止めます。するとマルチタスク画面が表示されます。
「探す」アプリを上にスワイプします。これでアプリが完全終了しました。その後、「探す」アプリを起動して、位置情報が表示されるかどうか確認してみましょう。
iPhoneを再起動する
「探す」アプリの再起動で「位置情報が見つかりません」と表示される不具合が解消されない場合には、iPhoneを再起動してみましょう。
電源ボタンを長押しします。電源オフスライドボタンが表示されたら、右にスライドするとiPhoneの電源が切れます。しばらくしてから再度電源を入れてから、「探す」アプリを起動してみましょう。
iOSのアップデートを確認する
iOSに生じたバグなどが原因で「位置情報が見つかりません」と表示される場合には、Apple社から速やかにソフトウェアアップデートが提供されることがあります。iPhoneのソフトウェアアップデートがないか確認してみましょう。
ソフトウェアアップデートの確認は「設定」アプリで行います。
「一般」をタップします。
「ソフトウェアアップデート」をタップします。
アップデートが表示されたら「ダウンロードしてインストール」をタップします。するとiOSが最新の状態に更新されます。
iPhoneのファミリー共有での位置情報の共有ができない場合の対処法
iPhoneには家族でサブスクサービスや位置情報を共有できる「ファミリー共有」という機能があります。ファミリー共有で位置情報共有を設定しているのに、共有されない場合の対処法について解説します。
機種変更時の再設定ができているか確認する
iPhoneの機種変更の後で位置情報をファミリー共有できなくなってしまったということがよく起こります。通常は、以前の機種と同じApple IDでサインインすれば、ファミリー共有の設定もそのまま引き継がれます。
しかし、前の機種でサインアウトするのを忘れると、新しい機種でサインインしてもファミリー共有されない可能性があります。以前のiPhoneがApple IDからサインアウトしているか確認してみましょう。
以前のiPhoneが手元にある場合には、次の手順で確認します。設定アプリを開きます。
「Apple ID」のユーザー名をタップします。
画面を一番下までスクロールして「サインアウト」をタップします。
以前のiPhoneがすでに自分の手元にない場合には次の手順で確認します。新しいiPhoneでサインアウトするApple IDと同じIDでサインインします。
「設定」アプリを開き、「Apple ID」のユーザー名をタップします。
画面を下にスクロールすると同じApple IDでサインインしているデバイスが表示されています。機種変更する前のiPhoneをタップします。
「アカウントから削除」をタップします。しばらくしてから、ファミリー共有での位置情報の共有ができるようになったか確認してみましょう。
スクリーンタイム設定を確認する
スクリーンタイムで親が子供のiPhoneを管理できるように設定している場合、iOSのバージョンアップなどで再設定が必要になる場合があります。親と子供のiPhoneの設定をそれぞれ確認してみましょう。
まずは子供のiPhoneの設定の確認方法です。「設定」アプリを開きます。
「スクリーンタイム」をタップします。
「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。
「位置情報サービス」をタップします。
「位置情報サービス」がオンになっているか確認します。
「位置情報を共有」をタップします。
「位置情報を共有」がオンになっているか確認します。
次に子供のiPhoneのファミリー共有の設定を確認します。子供のiPhoneの「設定」アプリを開き、Apple IDのユーザー名をタップします。
「探す」をタップします。
「iPhoneを探す」と「位置情報を共有」がオンになっているか確認します。前の画面に戻ります。
「ファミリー共有」をタップします。
「位置情報の共有」をタップします。
「自動的に位置情報を共有」がオンになっているか確認します。
その後、スクリーンタイムを親が管理できるように設定しましょう。親のiPhoneで「探す」アプリを開き、子供のiPhoneの位置情報が表示されれば設定完了です。
iOSのバージョンが同じか確認する
ファミリー共有やスクリーンタイムで位置情報を共有するときに、メンバー全員のiPhoneのiOSバージョンが同じでないと、位置情報共有機能がうまく働かないことがあります。iPhoneの「設定」アプリからiOSのバージョンを確認して、最新の状態ではないiPhoneがあったら、ソフトウェアアップデートから最新の状態にしておきましょう。
iOSのバージョンの確認方法は次のとおりです。「設定」アプリを開きます。
「一般」を開きます。
「情報」を開きます。
「iOSバージョン」を確認します。
最新の状態でない場合には、一つ前の画面に戻って、「ソフトウェアアップデート」から更新しましょう。
iPhoneの「探す」で「オフライン」と表示されたときの原因と対処法
「探す」アプリで、紛失したiPhoneや友達の位置情報を確認しようとしたら「オフライン」と表示されてしまうことがあります。「オフライン」と表示されてしまう場合の原因と対処法について見ていきましょう。
「iPhoneを探す」を設定していない
「iPhoneを探す」や「人を探す」で他のデバイスや家族や友達からiPhoneの位置情報を確認するためには、どこにあるのか確認したいiPhoneの「探す」アプリで位置情報共有の設定を行っていなければいけません。
「探す」アプリで「iPhoneを探す」もしくは「位置情報を共有する」がオフになっている場合には、「オフライン」と表示されてしまいます。
iPhoneの電源が入っていない
iPhoneが位置情報を発信するためには、iPhoneに電源が入っていなければ行けません。探しているiPhoneの電源が落ちている状態では「iPhoneを探す」に「オフライン」と表示されてしまいます。
「探す」が利用できない地域にiPhoneがある
iPhoneの「探す」機能は世界中のすべての地域で利用できるわけではありません。「探す」が利用できない地域にiPhoneがある場合には、他のデバイスから「iPhoneを探す」で探してみても「オフライン」と表示されてしまいます。
iPhoneのアプリで「位置情報が見つかりません」を解決するには?
iPhoneでアプリでの不具合が発生している場合に「位置情報が見つかりません」という表示が出た際の解決方法をご紹介します。
iPhoneではアプリ単位で位置情報のON、OFFの切り替えができます。まずは「設定」アプリを開きます。
「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
「位置情報サービス」をタップします。
位置情報に不具合が生じているアプリをタップします。
位置情報を利用する頻度を選択します。
iPhoneの「探す」で遠隔操作ができる場合とできない場合とは?
iPhoneの「探す」機能を使うと、前述した通り他のデバイスからiPhoneを遠隔操作して、他の人に中を見られないようにパスコードをかけたり、保存されているデータを消去したりできます。しかし、iPhoneの電源が入っていない場合やInternetに接続されていない場合には、遠隔操作はできるのでしょうか。
iPhoneの「探す」での遠隔操作ができる場合とできない場合について見ていきましょう。
iPhoneの電源がオフの場合
遠隔操作してデータの消去などを行いたいiPhoneの電源が入っていない場合でも、他のデバイスからパスコードの設定やデバイスの削除などの操作はできます。
iPhoneに電源が入っていない場合には、電源が入ってインターネットに接続されたときに、同じApple IDでサインインしたデバイスから設定された操作が実行されます。
iPhoneが機内モードの場合
iPhoneが機内モードに設定されている場合には、インターネットには接続されていません。従って、遠隔操作でデータの消去などを行ってもすぐには実行されません。機内モードになっている間に、何らかの操作をされてしまう可能性はあります。
機内モードが解除されてインターネットに接続されれば、他のデバイスから行った操作が実行されます。
iPhoneがおやすみモードの場合
iPhoneがおやすみモードの場合には、かかってきた電話は留守電に切り替わります。しかし、iPhone自体はおやすみモードでもインターネットに接続しているので、遠隔操作を行えばすぐに実行されます。
これでiPhoneの「探す」の「位置情報が見つかりません」は解決!
iPhoneの位置情報機能には賛否両論があるため、今回ご紹介した方法を使って使用することを無理強いすることはありません。しかし、「位置情報が見つかりません」というエラーメッセージで悩まされている人がいれば今回の方法で解消できますのでぜひ試してみてください。