2019年06月24日更新
「iPhoneを探す」をオフにする4つの方法!無効にするメリットデメリットも解説!
「iPhoneを探す」はとても便利な機能ですが、iOSをダウングレードしたい時など、「iPhoneを探す」をオフにする必要が生じる場合があります。どのようにオフにするのでしょうか。今回は「iPhoneを探す」をオフにする4つの方法を解説します。
目次
- 1「iPhoneを探す」をオフにするメリット・デメリット
- ・オフにするメリット
- ・オフにするデメリット
- 2「iPhoneを探す」をオフにする4つの方法を解説!
- ・iPhoneの設定から無効にする
- ・「iPhoneを探す」アプリから無効にする
- ・PCから遠隔操作で無効にする
- ・Androidスマホから「iPhoneを探す」を無効にする
- 3「iPhoneを探す」をオフ(無効)できない
- ・AppleIDのパスワードが分からない
- ・Appleサポートに問い合わせる
- 4「iPhoneを探す」をオフにする必要がある
- ・修理では無効にする必要がある
- ・初期化する場合にも無効にする
- ・下取りする場合にも必要
- 5「iPhoneを探す」をオフにするのは使わないときだけ!
「iPhoneを探す」をオフにするメリット・デメリット
Appleはこれまで、最先端技術をiPhoneのiOSに実装させ、世界を驚かせ続けてきました。さらに厳選されたアプリをiPhoneに標準装備させることにより、質の高いサービスも提供しています。解像度の高い画像で写真や動画を撮影できるカメラ、AIの先駆けとも言われるSiriによる音声操作機能など、数えたらきりがありません。
そんな標準装備されたアプリの中に「iPhoneを探す」があります。「iPhoneを探す」は、2010年6月15日に初めてiPhoneに搭載された標準機能で、GPSを使いiOS端末の位置を検出して表示するサービスです。毎日の生活に欠かせないiPhoneですが、うっかり置き忘れて紛失してしまうことがあります。
iPhone本体も高額ですが、それ以上に、iPhoneに登録されているクレジットカード情報や個人情報は重要で、他人の手に渡ってしまえば一大事です。それを防ぐ目的で登場したのが「iPhoneを探す」です。「iPhoneを探す」は有効にも無効にもできますが、無効設定にすることには、メリットとデメリットの両方が存在します。これからそれらを解説します。
オフにするメリット
「iPhoneを探す」はオンにすることもオフにすることもできるとはいえ、「iPhoneを探す」が標準装備されていることからすれば、オン設定にすることを目的に実装されていることは明らかです。「iPhoneを探す」をオン設定にすることのメリットが大きいことを表しています。
しかし、「iPhoneを探す」をオンにすることには多少とはいえメリットがあります。どんなメリットでしょうか。
自分の現在地を知られない
「iPhoneを探す」をオフにするメリットには、自分の現在地が他の人に知られる心配がないことが挙げられます。プライバシーを重視するユーザーには必要なことかもしれません。また自分の現在地を常に誰かにチェックされていると考え、自分がいわば刑務所から仮釈放された犯罪者なように感じ、あまり気分のいいものではないと感じるユーザーもいます。
オフにするデメリット
「iPhoneを探す」を無効にすることのデメリットを考えるためには、「iPhoneを探す」をオンに設定したときのメリットを考える必要があります。「iPhoneを探す」の本来の目的は、紛失したiPhoneを探し当てることです。そのため「iPhoneを探す」をオンに設定しておくと、紛失したiPhoneを追跡し探し当てるのに役立つ機能が活用できます。
しかし「iPhoneを探す」がオフ設定だと、その機能が活用できなくなります。これがデメリットです。
iPhoneの位置を特定できない
紛失したiPhoneを追跡し探し当てるのに役立つ機能には、iPhoneの位置を特定できる機能があります。例えばGPSを使ってiPhoneの現在地を探し当て、地図アプリで表示できます。また「サウンドモード」を活用できるので、iPhoneから音を出してどこにあるかを探し当てることもできます。
しかし「iPhoneを探す」をオフにすると、これらの機能が使えなくなります。これは「iPhoneを探す」を無効にすることのデメリットの1つです。
紛失すると遠隔からロックできない
「iPhoneを探す」の目的には、iPhoneが第三者の手に渡り、悪用されるのを防ぐことも含まれます。そのため「iPhoneを探す」には「紛失モード」があります。「紛失モード」に設定すれば、遠隔からiPhoneをロックし、第三者が操作できないようにできます。
しかし「iPhoneを探す」がオフになっていると、遠隔からのロックができないので、発見した第三者が悪用したり、個人情報を盗んだりするリスクが高まります。これは「iPhoneを探す」を無効にすることのもう1つのデメリットです。
「iPhoneを探す」をオフにする4つの方法を解説!
「iPhoneを探す」を無効にするどんな状況があるかは、この記事の後半で説明します。ここでは「iPhoneを探す」を無効にする状況が生じたときに、どのようにオン設定を解除し、オフ設定を行えるのかを説明します。4つの方法で行えます。1つ目はiPhoneの設定から無効にする方法です。2つ目は「iPhoneを探す」アプリから無効にする方法です。
3つ目はPCから遠隔操作で無効にする方法です。そして4つ目はAndroidスマホから「iPhoneを探す」を無効にする方法です。これからこれら4つの方法を詳しく説明します。
iPhoneの設定から無効にする
「iPhoneを探す」をオフにする1つ目の方法は、iPhoneの設定から無効にする方法です。その方法と手順を説明します。iPhoneのホーム画面にある「設定」を選択します。「設定」画面にある「ユーザー名」を選択します。「ユーザー名」画面にある「iCloud」を選択します。
「iCloud」画面に「iPhoneを探す」があるので、それを選択し「オン」にします。その後「Apple IDのパスワード」を入力するポップアップが現れるので、入力し「オフにする」を選択します。これで完了です。
「iPhoneを探す」アプリから無効にする
「iPhoneを探す」をオフにする2つ目の方法は、「iPhoneを探す」アプリから無効にする方法です。その方法と手順を説明します。iPhoneホーム画面にある「iPhoneを探す」アイコンを選択します。表示されるiPhoneをクリックします。次の画面下に「アクション」が表示されるので、それをクリックします。
次の画面下に表示される3つの項目の中から「iPhoneを消去」を選択します。「iPhoneを消去する確認」画面になるので「iPhoneを消去」を選択します。これで完了です。
PCから遠隔操作で無効にする
「iPhoneを探す」をオフにする3つ目の方法は、PCから遠隔操作で無効にする方法です。その方法と手順を説明します。Googleブラウザの検索ボックスに「iCloud.com」と入力しiCloudを開きます。「Apple ID」と「パスワード」を入力し起動させます。
「iCloud」画面にある「iPhoneを探す」アイコンを選択します。変わった画面上にある「すべてのデバイス」をクリックします。プルダウンに表示されるiPhoneデバイスをクリックします。
「iPhone」画面下に3つの項目が表示されますので「iPhoneを消去」を選択します。「iPhoneを消去する確認」画面がポップアップされるので「消去」を選択します。これで完了です。
Androidスマホから「iPhoneを探す」を無効にする
「iPhoneを探す」をオフにする4つ目の方法は、Androidスマホから「iPhoneを探す」を無効にする方法です。その方法と手順を説明します。AndroidスマホのWebブラウザアプリに「iCloud.com」を入力します。「iCloud」画面に表示される3つの項目から「iPhoneを探すを開く」を選択します。
その後の手順は「iPhoneを探す」アプリ、またPCから遠隔操作でオフにする手順と同じです。
「iPhoneを探す」をオフ(無効)できない
ここまで、「iPhoneを探す」をオフにする4つの方法を解説しました。「iPhoneを探す」をオフにしたいものの行えない場合があります。その原因をこれから考えます。
AppleIDのパスワードが分からない
「iPhoneを探す」をオフにしたいものの、行えない原因の筆頭は、Apple IDのパスワードを忘れてしまったことです。Apple IDとパスワードの入力なしで、「iPhoneを探す」をオフにすることはできません。Apple IDの確認方法は幾つかありますが、パスワードの確認方法はありません。それでパスワードをリセットして、もう一度やり直す必要があります。
パスワードのリセット方法は、「設定」→「ユーザー名」→「パスワードとセキュリティ」と進み、「パスワードの変更」を選択しパスワードをリセットします。
Appleサポートに問い合わせる
AppleIDのパスワードが分からずに、「iPhoneを探す」をオフにできないのではなく、それ以外のテクニカルな理由で無効設定ができない場合は、Appleサポートに問い合わせ、解決方法を尋ねる必要があります。
「iPhoneを探す」をオフにする必要がある
基本的には「iPhoneを探す」はオンに設定することが望ましいですが、時にはオフに設定する必要が生じることがあります。これから「iPhoneを探す」をオフにする必要がある3つの状況を紹介します。
修理では無効にする必要がある
「iPhoneを探す」をオフにする必要がある1つ目の状況は、iPhoneを修理に出す必要がある場合です。特にApple正規代理店に修理に出す際には、「iPhoneを探す」がオフになっていないと、受付をしてくれないので注意が必要です。
初期化する場合にも無効にする
「iPhoneを探す」をオフにする必要がある2つ目の状況は、iPhoneを初期化する場合です。「iPhoneを探す」をオフにせずに、iPhoneを初期化すると、アクティベーションロックがかかり、その後iPhoneを使用できなくなってしまうので注意が必要です。
下取りする場合にも必要
「iPhoneを探す」をオフにする必要がある3つ目の状況は、iPhonesを下取りする場合です。理由は初期化する場合と同じで、アクティベーションロックがかかってしまうからです。機種変更のためiPhoneを下取りしたくても、「iPhoneを探す」がオフになっていないと、下取りを拒否されるので注意が必要です。
「iPhoneを探す」をオフにするのは使わないときだけ!
「iPhoneを探す」をオフにすることには多少のメリットはあるものの、デメリットの方が多いので、iPhoneを使わないときや、修理や譲渡目的のときだけ「iPhoneを探す」をオフにし、通常はオン設定にすることにより、不必要なトラブルを避けるようにしましょう。