2019年07月18日更新
「iPhoneを探す」でiPhoneを遠隔初期化して「iPhoneを探す」をオフにする方法を解説!
大切なiPhoneを失い、また新しいiPhoneを購入する前に行うべきことは、失ったiPhoneの初期化です。「iPhoneを探す」機能を使い失ったiPhoneの初期化を行えます。今回は「iPhoneを探す」でiPhoneを遠隔初期化する方法を説明します。
目次
- 1「iPhoneを探す」を使って初期化するメリット
- ・パスコード認証が不要
- ・手元にiPhoneがなくてもできる
- ・iOSバージョンをアップデートせずにすむ
- ・初期化完了すれば「iPhoneを探す」も自動的にオフになる
- 2「iPhoneを探す」を使って初期化するには
- ・「iPhoneを探す」がオンになっているか
- ・Apple IDとパスワードを覚えているか
- 3「iPhoneを探す」を使って初期化する方法
- ・PCもしくはタブレットでiCloud.comにサインインする
- ・Apple IDの2ファクタ認証を解除する
- ・遠隔操作でiPhoneを消去する
- 4「iPhoneを探す」を使って初期化できない場合
- ・「iPhoneを探す」がオフになっている
- ・iPhoneの電池切れ
- ・iPhoneが電波の届かない場所にある
- 5「iPhoneを探す」を使って初期化しよう
「iPhoneを探す」を使って初期化するメリット
今では生活に欠かすことのできないツールであるiPhone。家で起床して、着替えて身支度をし、学校や仕事に出かけ、帰宅して食事をし、就寝するという1日のサイクルの中で、何度iPhoneに触れたか正確に述べることができる人は、おそらくほとんどいないでしょう。iPhoneの使用頻度はそれほど高いということです。
iPhoneは今や多くのユーザーにとって、生活の一部であり、なくてはならない「友」です。iPhoneは常に、自分のすぐ傍らにいるべき「友」のはずですが、忙しい生活を送っていると、ときに大切な「友」を置き忘れてしまうことがあります。探して見つかる場合もありますが、見つからない場合もあります。
見つからない場合、新しいiPhoneを買って一件落着と行きたいところですが、そうは行きません。失ったiPhoneを初期化する必要があります。命の次に大切なクレジットカード情報などの個人情報がiPhoneには保存されているからです。失って手元にないiPhoneの初期化をどのように行うのでしょうか。
「iPhoneを探す」の機能を使えば、手元になくてもiPhoneを初期化できます。「iPhoneを探す」を使って初期化することには、どんなメリットがあるのでしょうか。これから4つのメリットを紹介します。
パスコード認証が不要
「iPhoneを探す」を使って初期化する1つ目のメリットは、パスコード認証が不要なことです。iPhoneを友達に譲ったり、新しいiPhoneを購入するために自分のiPhoneを売りに出したりする際、iPhoneを初期化して出荷された時の状態に戻しますが、その際必ず必要なのがパスコードの入力と認証です。
しかし「iPhoneを探す」を使って初期化すれば、パスコードの入力と認証をする必要はありません。特に自分のパスコードを忘れてしまった場合は、パスコードの入力と認証無しで初期化できることは大きな助けです。
手元にiPhoneがなくてもできる
「iPhoneを探す」を使って初期化する2つ目のメリットは、手元にiPhoneがなくても初期化が行えることです。「iPhoneを探す」機能を使えば、遠隔初期化が行えるので、紛失したiPhoneを探し出す必要はありません。万が一iPhoneを失ったとしても、慌てることなく事態に対処できるのは大きなメリットです。
iOSバージョンをアップデートせずにすむ
「iPhoneを探す」を使って初期化する3つ目のメリットは、iOSバージョンをアップデートせずにすむことです。パスコードを忘れてしまい手動で強制的にiPhoneを初期化すると、最新バージョンのiOSソフトウェアがインストールされます。しかし、「iPhoneを探す」機能を使ってiPhoneの初期化を行えば、旧iOSバージョンのまま初期化が行えます。
初期化完了すれば「iPhoneを探す」も自動的にオフになる
「iPhoneを探す」を使って初期化する4つ目のメリットは、初期化が完了すれば「iPhoneを探す」も自動的にオフになることです。iPhoneを友達に譲渡したり、売り渡したりする際、iPhoneの初期化を行う前に必ずしなければならないのが「iPhoneを探す」機能をオフにすることです。
もし「iPhoneを探す」機能をオンにしたまま初期化すると、iPhoneの新しい持ち主は元の持ち主のパスコードがなければiPhoneの初期設定できません。しかし「iPhoneで探す」機能を使ってiPhoneを初期化すれば、「iPhoneを探す」機能も自動的にオフになるので、自分とiPhoneを完全に切り離すことができます。
「iPhoneを探す」を使って初期化するには
紛失したiPhoneを初期化するために「iPhoneを探す」機能を利用する前に2つ確認しなければならないことがあります。これらの確認事項は、紛失する前に行わなければならないことです。もしこれら2つの確認事項を見落としてしまうと、「iPhoneを探す」機能を使って紛失した自分のiPhoneを初期化することは決してできません。
「iPhoneを探す」を使って初期化するのにとても大切なこれら2つの確認事項をこれから説明します。
「iPhoneを探す」がオンになっているか
「iPhoneを探す」を使って初期化するため、紛失する前に必ず行っておくべき最初の確認事項は、「iPhoneを探す」がオンになっているかどうかの確認です。この記事の後半で説明しますが、「iPhoneを探す」機能を使ってiPhoneを初期化するには、PCまたはタブレットで「iCloud」を使用する必要があります。
その際、紛失したiPhoneの「iPhoneを探す」機能がオンになっていなければ、紛失したiPhoneを特定できないので、初期化はできません。それで今から、「iPhoneを探す」機能がオンになっていることを確認してください。確認方法は、iPhoneのホーム画面から「設定」→「ユーザー名」→「iCloud」と進み、「iPhoneを探す」をオンにします。
Apple IDとパスワードを覚えているか
「iPhoneを探す」を使って初期化するため、紛失する前に必ず行っておくべき2つ目の確認事項は、Apple IDとパスコードを覚えておくことです。先ほども言及しましたが、「iPhoneを探す」機能を使ってiPhoneを初期化するには、PCまたはタブレットで「iCloud」を使用する必要があります。
PCまたはタブレットで「iCloud」を使用するには、Apple IDとパスワードを使ってログインする必要があります。ですからApple IDとパスワードを必ず覚えておかなければなりません。忘れる心配があるなら、紙に書いたり、PCや他の端末に電子的に記録したりして、安全な場所に保存することをおすすめします。
「iPhoneを探す」を使って初期化する方法
ではこれから、「iPhoneを探す」を使って自分のiPhoneを遠隔で初期化する方法と手順を説明します。主に3つの手順を踏み、iPhoneの遠隔初期化を行います。1つ目のステップは、PCもしくはタブレットでiCloud.comにサインインすることです。2つ目のステップは、Apple IDの2ファクタ認証を解除することです。
3つ目のステップは、遠隔操作でiPhoneを消去することです。これからそれぞれのステップで何を行う必要があるのかを具体的に説明します。
PCもしくはタブレットでiCloud.comにサインインする
「iPhoneを探す」を使って自分のiPhoneを遠隔で初期化する最初のステップは、PCもしくはタブレットでiCloud.comにサインインすることです。ここではPCの「iCloud」を使って実行してみます。PCのWebブラウザから「iCloud」を立ち上げます。「iCloudのサインイン」画面が表示されるので、自分のApple IDとパスワードを入力しサインインします。
Apple IDの2ファクタ認証を解除する
「iCloud」にサインインすると、「2ファクタ認証」を求める画面が立ち上がります。「2ファクタ認証」とは、自分が許可したデバイスに送信される6桁の確認コードを使って認証手続きをするセキュリティシステムのことです。「iCloud」にサインインするとすぐに、自分が許可したデバイスにApple ID確認コードが送信されます。
送信された6桁のApple ID確認コードを、「iCloudの2ファクタ認証」画面に入力します。これで「iCloud」にサインインできます。
遠隔操作でiPhoneを消去する
立ち上がった「iCloud」ホーム画面から「iPhoneを探す」を選択します。次の画面に表示される「すべてのデバイス」をクリックし、表示されるプルダウンから初期化したいiPhoneを選択します。
初期化したiPhoneの操作内容を要求するポップアップが立ち上がります。「サウンド再生」「紛失モード」「iPhoneを消去」の3つの項目が表示されるので、「iPhoneを消去」を選択します。その後iPhoneを消去する確認画面が現れますので、「消去」を選択します。これでiPhoneの遠隔初期が実行できました。
「iPhoneを探す」を使って初期化できない場合
PCやタブレットを使い「iCloud」の「iPhoneを探す」から遠隔初期化ができることを、これまで考えてきました。しかし「iCloud」の「iPhoneを探す」を使っても初期化できない場合があります。どんな原因が関係しているのでしょうか。これから3つの考えられる原因を検証します。
「iPhoneを探す」がオフになっている
「iCloud」の「iPhoneを探す」を使っても初期化できない原因の1つ目は、初期化したいiPhoneの「iPhoneを探す」機能がオフになっていることです。この記事で既に考えましたが、「iPhoneを探す」がオフになっていると、「iCloud」でiPhoneを検知することはできません。
ですから今から「iPhoneを探す」がオンになっているかを確認し、オフの状態ならオン設定にすることをおすすめします。
iPhoneの電池切れ
「iCloud」の「iPhoneを探す」を使っても初期化できない原因の2つ目は、iPhoneの電池切れです。iPhoneをしっかり充電していなければ、当然iPhoneは起動しません。起動しなければ「iCloud」を使ってもiPhoneを検知することはできません。特にiPhoneを紛失した場合は、電池が切れる前に「iCloud」で早急にiPhoneの初期化を行うべきです。
iPhoneが電波の届かない場所にある
「iCloud」の「iPhoneを探す」を使っても初期化できない原因の3つ目は、iPhoneが電波の届かない場所にあることです。残念ながら紛失したiPhoneに電波が届かないと、「iCloud」を使ってもiPhoneを検知することはできません。つまり100%消失したiPhoneを検知して初期化できるわけではないと言うことです。
それで日頃から大切なiPhoneをなくさないように心がけましょう。
「iPhoneを探す」を使って初期化しよう
消失したiPhoneを初期化するため、iPhoneに実装されている「iPhoneを探す」機能をぜひ活用しましょう。毎日使用するiPhoneを置き忘れたり、なくしたりするリスクは常に存在します。だからこそ「iPhoneを探す」を活用し遠隔初期化をしましょう。