2023年03月06日更新
iOS16にiPhoneをアップデート/更新できない原因と対処法
iPhoneをiOS16にアップデートできないという場合があります。iOS16への更新ができない原因とはどういったことが考えられるのでしょうか。この記事ではiOS16へのアップデートができない場合の原因と、原因別の対処法について詳しく解説します。
目次
iPhoneをiOS16にアップデートできないときの原因とは?
2022年秋にiPhoneの最新版のOS、iOS16がリリースされました。すでに多くのiPhoneユーザーの方がアップデートを完了させているようです。しかし、中にはアップデートできないということで困っている方もいるようです。
iOS16へアップデートできない場合には、次のような原因が考えられます。
- iPhoneの機種がiOS16に対応していない
- ストレージの空き容量が不足している
- インターネット接続が不安定で更新ファイルのダウンロードが進まない
- エラーメッセージが表示されてアップデートが完了しない
- アップデートが始まっても完了しない
- iPhoneのソフトウェアに何らかの不具合が発生している
iOS16へのアップデートができない場合には、上記の6つのうちのいずれかの原因があるはずです。この記事では、アップデートできない場合の原因ごとの対処法について詳しく解説します。
iOS16にアップデートできないときの原因別の対処法
iOS16にアップデートできないときの原因別の対処法は次のとおりです。
iPhoneの機種が対応していないことが原因の場合
iPhoneの機種は現在iPhone14まで販売されていますが、すべての機種がiOS16に対応しているわけではありません。iOS16に対応していない機種を使っているために、アップデートできない場合があります。
対処法1・iOS16に対応している機種か調べる
まずは使っているiPhoneがiOS16に対応している機種か確認してみましょう。iOS16に対応している機種は次のとおりです。
- iPhone 8~14シリーズ(Xシリーズ含む)
- iPhone SE第2世代・第3世代
iPhone7以前の機種はiOS16の対象外です。古い機種を使っている場合には、特に対応機種かどうかの確認が必要です。
対処法2・機種に対応したソフトウェアの更新を実行する
iPhone7をお使いの方でも、iPhone7の機種がいきなりサポート対象外になって使えなくなるわけではありません。しばらくはiOS15でセキュリティアップデートが提供されます。しかし、いずれソフトウェアアップデートの対象外となるので、早めに新しい機種へ買い換えを検討したほうがいいでしょう。
ストレージの空き容量不足が原因である場合
Apple社から公表されているiOS16のアップデートファイルの容量は3.11GBです。しかし、スムーズにアップデートを完了させるためには、最低でも5GBの空き容量がないと難しいと言われています。
iPhoneの空き容量が不足していることがアップデートできない原因である場合の対処法は次のとおりです。
対処法1・自動的に空き容量が確保されるのを待つ
iPhoneに空き容量が足りない場合には、まずは自動で空き容量を確保しようとします。後から再インストールが可能なアプリが自動で消去されていきます。消去されたアプリは後で再インストールする必要があります。
対処法2・不要なファイルやアプリを削除して空き容量を確保する
アプリの自動消去で空き容量が足りない場合には、不要なファイルやアプリを削除して空き容量を確保しましょう。画像や動画などのファイルは、iCloudに同期すればiPhoneのストレージの空き容量を確保できます。
対処法3・PCを経由してアップデートを実行する
どうしてもiPhoneの空き容量を確保できない場合には、PC経由でアップデートすることもできます。iPhoneをLightningケーブルでPCに接続して「iTunes」を起動します。
iTunesでiPhoneの管理画面を開いたら、左ペインの「概要」から「更新プログラムを確認」をクリックします。入手可能なソフトウェアの更新が表示されたら「アップデート」をクリックすると、iPhoneがiOS16へアップデートできます。
インターネット環境に原因がある場合
iPhoneをiOS16にアップデートするためには、更新ファイルをネット上からiPhoneかPCにダウンロードしなければいけません。更新ファイルの容量は3.11GBとかなりの容量があるので、ネット環境が不安定な場合には、ダウンロードが進まずにあっぷでーとできないことがあります。
対処法1・モバイルデータ通信からWi-Fiでの通信に切り替える
iOS16をモバイルデータ通信で行っている場合には、Wi-Fi通信に切り替えましょう。Wi-Fiのほうが高速でのダウンロードが可能です。
対処法2・他のファイルのダウンロードを停止する
iOS16の更新ファイルをダウンロードしている間はiPhoneを他の用途に使うことができます。もしもiOS16と同時に他のファイルもダウンロードしているのなら、他のファイルのダウンロードを停止しましょう。そうすれば、iOS16のアップデートファイルのダウンロードが速くなります。
エラーメッセージが出てアップデートできない場合
iOS16へのアップデートが始まっても、「アップデートを確認できません」「アップデートをインストールできませんでした」といったエラーメッセージがiPhoneの画面上に表示されて、アップデートが完了できないことがあります。
対処法1・もう一度同じ環境でアップデートを実行する
エラーメッセージが表示されてiOS16へのアップデートができない場合には、もう一度同じ通信環境でアップデートを実行してみましょう。それでアップデートが完了すれば問題ありません。
対処法2・ネットワークを変えてアップデートを実行する
通信環境を変えずに何度かアップデートを実行してみても、エラーメッセージでアップデートできない場合には、ネットワークを変えてアップデートを実行しましょう。
モバイルデータ通信を使っているのならWi-Fiに切り替えてみる、複数のSIMを使っているのなら、違うSIMのモバイルデータ通信に切り替えるなどしてみましょう。
対処法3・PCを経由してアップデートする
通信環境を変えてもだめな場合には、PCを経由してiTunesからアップデートしてみましょう。iTunesからのアップデートも上手くできない場合には、アップデートを削除してからもう一度実行します。
アップデートに時間がかかりすぎて終わらない場合
iOS16のアップデートに時間がかかりすぎて終わらない場合には、バッテリー切れが原因である場合があります。iOS16のアップデートにはある程度の時間がかかるので、バッテリー切れを起こしてしまうとアップデートを完了できません。
バッテリーに接続して様子を見る
iPhoneがバッテリー切れでアップデートが完了しない場合には、iPhoneをバッテリーに接続して様子を見ましょう。iPhoneを充電器に接続して、しばらく待ってから電源を入れます。
その後、アップデートが完了するかiPhoneが復元されるのを待ちましょう。
iPhoneのソフトウェアに何らかの不具合が発生して更新されない場合
iPhoneのソフトウェアに何らかの不具合が発生してアップデートが更新されないことがあります。不具合の症状や原因はさまざまですが、次のような対処法がおすすめです。
iPhoneを強制再起動する
iPhoneのソフトウェアに何らかのバグが生じて、iOS16へのアップデートがうまくいかない場合には、iPhoneを再起動することで問題が解決することがあります。電源ボタンを長押しする通常の方法でiPhoneの電源が切れる場合には、まずはいったん電源を落としてから再起動しましょう。
iOS16へのアップデートが実行中で通常の方法では電源を落とすことができない場合には強制再起動を実行します。機種別の強制再起動の方法はこちらの記事を参考にしてください。
アップデートを削除してから再ダウンロードする
ダウンロードしたiOS16の更新ファイルに何らかの不具合が生じてアップデートができないこともあります。更新ファイルが原因でアップデートできない可能性がある場合には、ダウンロードしたアップデートファイルをいったんiPhoneから削除してから再ダウンロードしましょう。
アップデートをiPhoneから削除する方法は次のとおりです。まずはiPhoneの「設定」アプリを開きます。「一般」>「ストレージ」と開き、Appリストの中から「アップデート」をタップします。
「アップデート」を開き「アップデートを削除」をタップするとiPhoneからアップデートファイルが削除されます。
その後、「設定」アプリの「一般」から「ソフトウェアアップデート」を開いて、最新版のiOS16へ更新しましょう。
iOS16にアップデートできないときには原因に合った対処法を行おう!
このように、iOS16へのアップデートができない場合には、さまざまな原因が考えられます。まずは考えられる原因の対処法からひとつずつ試していきましょう。