2023年03月16日更新
iOS16はバッテリーの消費/減りが早い?電池の消耗を抑える/節約する方法を紹介
iOS16にアップデートしたらバッテリーの減りが早いという声が多く上がっています。iOS16のバッテリーの消費量が多く電池の減りが早い原因は何でしょうか。この記事では、iOS16のバッテリーの減りが早い原因と、電池の消費量を抑えるための対処法を解説します。
目次
- 1iOS16のバッテリー消費が早い?電池の減りが早い原因とは?
- 2iOS16のバッテリー残量を確認する方法
- 3iOS16のバッテリーの消耗を抑えるための対処法
- ・まずは低電力モードをオンにしてバッテリーを節約する
- ・ロック画面のウィジェット表示が原因の場合
- ・キーボードの触覚キーボードが原因の場合
- ・複数のアプリが起動していることが原因の場合
- ・アプリのバックグラウンド更新が原因の場合
- ・画面の明るさ自動調節が原因の場合
- ・プッシュ通知が原因の場合
- ・位置情報サービスが原因の場合
- ・Wi-Fi・Bluetooth・AirDropが原因の場合
- ・バッテリーの劣化が原因の場合
- ・iPhoneを利用する環境が原因でバッテリーの持ちが悪い場合
- ・iOSの不具合が原因である場合
- 4iOS16のバッテリーを節約できるように工夫しよう!
iOS16のバッテリー消費が早い?電池の減りが早い原因とは?
2022年秋にリリースされたiOS16では、ロック画面をカスタマイズ出来るようになるなどのiPhoneの新しい新機能が数多く搭載されています。
しかし、今までもiOSのアップデートでよく起きたように、iOS16への更新でもバッテリーの減りが早いと感じるユーザーがたくさんいるようです。
iOS16のバッテリーの消費が早い原因は主に次のようなものです。
- iOS16の新機能のウィジェット表示
- iOS16の新機能の触覚表示
- 複数アプリが起動している
- アプリのバックグラウンド更新
- 画面の明るさの自動調節
- プッシュ通知
- 位置情報サービス
- Wi-Fi・Bluetooth・AirDrop
- バッテリーの劣化
- iPhoneを利用する環境
- iOSの不具合
この記事では、これらの原因ごとのバッテリーの減りが早い問題に対する対処法について詳しく解説します。
iOS16のバッテリー残量を確認する方法
iOS16ではバッテリーの残量をパーセント表示で確認できます。バッテリーの残量をパーセント表示で確認できるように設定する方法は次のとおりです。まずはiPhoneの「設定」アプリを開きます。
「バッテリー」を開きます。
「バッテリー残量」をオンにします。すると、画面の右上のバッテリー残量表示がパーセントで表示されます。
iOS16のバッテリーの消耗を抑えるための対処法
iOS16のiPhoneのバッテリー消費の減りを抑えるためにはどうしたらいいのでしょうか。ここからはバッテリーの減りが早いときの原因別の対処法について解説します。
まずは低電力モードをオンにしてバッテリーを節約する
原因によらず、iOS16のバッテリーの減りが早いと感じる場合は、低電力モードに切り替えてみましょう。低電力モードとは、iPhoneの消費電力を抑えてバッテリーを長持ちさせるモードのことです。iPhoneのバッテリー残量が20%以下になると、低電力モードへの切り替えを促すメッセージが表示されます。
しかし、iPhoneの電池残量が20%にならなくても、iOS16では手動で低電力モードに切り替えてバッテリーを節約できる方法があります。iPhoneのバッテリーの消費が早いと感じる場合は、常に低電力モードに設定して、電池の消費を節約しましょう。
低電力モードの設定方法は次のとおりです。iPhoneの「設定」アプリを開きます。
「バッテリー」を開きます。
「低電力モード」をオンにします。すると、画面の右上の電池のアイコンのバッテリーの残量表示が緑から黄色に変わります。バッテリーの残量表示が黄色の間は低電力モードが続いています。
ロック画面のウィジェット表示が原因の場合
iOS16の新機能のロック画面のウィジェットが原因でバッテリーの減りが早いことがあります。ロック画面にアプリのウィジェットを配置していると、常にそのアプリをバックグラウンドで起動させて最新の情報を取得し続けなければいけません。そのために、バッテリーの消費が早くなってしまいます。
ロック画面のウィジェットがバッテリーの消費を早めていると考えられる場合には、ロック画面からウィジェットを削除しましょう。
iOS16でロック画面を表示して画面を長押しします。「カスタマイズ」をタップします。
「ロック画面」をタップします。
ウィジェットをタップします。ウィジェットに「-」が表示されるので削除するものをタップします。するとそのウィジェットを削除できます。
キーボードの触覚キーボードが原因の場合
iOS16の新機能のロック画面の触覚キーボードが原因でバッテリーの減りが早いことがあります。キーボードで文字を入力するとiPhoneが振動する機能ですが、バッテリーの消費を早める可能性が指摘されています。
iOS16のバッテリーの減りが早いと感じるときには、触覚キーボードをオンにしている場合にはオフにしましょう。触覚キーボードをオフにするにはまずiPhoneの「設定」アプリを開きます。
「サウンドと触覚」を開きます。
「キーボードのフィードバック」を開きます。
「触覚」をタップします。
複数のアプリが起動していることが原因の場合
iOS16のiPhone上で複数のアプリが同時に起動して動作しているためにバッテリーの消耗が早くなってしまうことがあります。アプリを切り替えるときには、ホーム画面に戻るだけはアプリが画面上で表示されなくなっただけで、バックグラウンドで起動が続きます。
iOS16のバッテリー消費が早い場合には、ホーム画面に戻るだけでなく、マルチウィンドウを表示して、不要なアプリは完全終了させましょう。
iOS16のiPhoneでマルチウィンドウを表示する方法は次のとおりです。
ホームボタンのあるタイプのiPhone:ホームボタンを素早く2回押す
ホームボタンにないタイプのiPhone:画面を上から下にスワイプして真ん中あたりで指を止める
するとこのようにマルチウィンドウが表示されます。
不要なアプリは上にスワイプすると完全終了できます。
アプリのバックグラウンド更新が原因の場合
アプリのバックグラウンド更新がオンになっていると、アプリが頻繁にサーバーにアクセスする必要があり、バッテリーの消費が早くなる可能性があります。iOS16のバッテリーの消費が早い場合には、アプリのバックグラウンド更新をオフにしておきましょう。
アプリのバックグラウンド更新をオフにする方法はこちらの記事を参考にしてください。
画面の明るさ自動調節が原因の場合
iPhoneの画面の明るさの自動調節がオンになっていると、周囲の環境に合わせて画面の明るさが自動で変化します。iPhoneは画面が明るくなればなるほどバッテリー消費が早くなります。iOS16のバッテリーの消費が早い場合には、画面の明るさの自動調節をオフにしましょう。
iOS16で画面の明るさの自動調節をオフにするには、まずはiPhoneの「設定」アプリを開きます。
「画面表示と明るさ」をタップします。
「True Tone」をオフにします。
プッシュ通知が原因の場合
ロック画面などにメッセージや通知が表示されるプッシュ通知は回数が多くなるとバッテリーの減りが早くなる原因になります。iOS16のバッテリーの消耗が激しいときにはプッシュ通知をオフにしましょう。
iOS16でプッシュ通知をオフにするには、iPhoneの「設定」アプリを開きます。
「通知」を開きます。アプリごとに通知を設定できます。通知が不要なアプリを選択して「通知を許可」をオフにします。
位置情報サービスが原因の場合
iOS16で位置情報サービスがオンになっていると、iPhoneが常にGPSを探し続けるのでバッテリーの減りが早くなります。バッテリーの消耗を抑える必要があるときには、iOS16の位置情報サービスをオフにしましょう。
位置情報サービスの設定方法はこちらの記事を参考にしてください。
Wi-Fi・Bluetooth・AirDropが原因の場合
Wi-FiやBluetooth、AirDropをオンにしていると、常にiPhoneが接続先を探し続ける状態になるのでバッテリーの消耗が激しくなります。iOS16でバッテリーの減りが早いと感じるときには、Wi-Fi、Bluetooth、AirDropをオフにしましょう。
Wi-FiとBluetoothをオフにするためには、iOS16のiPhoneの画面を下から上にスワイプしてコントロールセンターを表示します。
「Wi-Fi」、「Bluetooth」のアイコンをタップしてオフにしましょう。
AirDropをオフにする方法はこちらの記事を参考にしてください。
バッテリーの劣化が原因の場合
iPhoneが古い場合には、バッテリーの劣化が原因でiOS16に更新した後に電池の消耗が激しくなったように感じてしまうことがあります。購入から2年以上たった古いiPhoneをiOS16でも使う場合には、バッテリーを交換したほうがいいでしょう。
iPhoneを利用する環境が原因でバッテリーの持ちが悪い場合
iOS16に限らず、iPhoneなどの電子機器を暑すぎる場所、寒すぎる場所など過酷な環境で使うとバッテリーの持ちが悪くなります。Apple社からアナウンスされているiPhoneを使う適正温度は0℃から35℃です。この温度を超える寒すぎる環境、暑すぎる環境での利用はバッテリーの消耗を早めるので注意しましょう。
iOSの不具合が原因である場合
iPhoneにインストールしたiOS16に何らかの不具合が生じてバッテリーの消耗が早くなっている可能性もあります。
一時的なバグでのiOS16の不具合の場合には、iPhoneを再起動すればバッテリーの調子は直るでしょう。再起動だけでは直らない場合には、iPhoneの電源を落としてから数分間放置してから電源を入れます。
放置でもバッテリーの状態が直らない場合には、iOS16の初期化が必要です。iPhoneを初期化する方法はこちらの記事を参考にしてください。
iOS16のバッテリーを節約できるように工夫しよう!
iPhoneはiOS16に限らず、メジャーアップデートをするたびにバッテリーに問題が生じがちです。しかし、マイナーアップデートを数回繰り返せば、バッテリーの問題は解決します。
iOS16がリリースされてからしばらくたったので、バッテリーのシステム的な問題はすでに解決されていると考えていいでしょう。もしもそれでもバッテリーの消耗が激しい場合は、使い方などに問題がある可能性があります。バッテリーを節約できる使い方を工夫してみましょう。