2019年04月29日更新
Windows10で消えたタスクバーを表示させる方法!画面下に表示されない対処法を解説!
タスクバーを愛用している方にとって、タスクバーが消えた、というのは大きな問題でしょう。Windows10のタスクバーを素早く戻すためにも、タスクバーが消えた原因と、それを解決するための対処法を把握し、万が一の時に備えておきましょう。

目次
タスクバーが消えた?
Windows10の画面下には当たり前のようにタスクバーがあります。タスクバーには多くの機能が備わっていて、非常に便利なツールです。検索用ボックスで、WEBサイトやアプリを検索することができ、デスクトップ上の機能をピン止めすることもでき、通信環境や通知などを確認することもできます。
Windows10のタスクバーは、効率よく操作するために欠かせない存在です。しかし、そのタスクバーが画面下に表示されないケースが発生しています。
Windows10のタスクバーの設定を確認しよう
Windows10のタスクバーが画面下に表示されない現象は、けして珍しいものではありません。Windows10のタスクバーの設定が変わっていれば、タスクバーの表示形式も変わります。Windows10のタスクバーの設定がどんな設定になっているか確認し、表示されない原因がないか調べてみましょう。
自動的にタスクバーが隠れる設定になっていないか
Windows10では、タスクバーが画面下に表示されないよう設定することが可能です。意図せずタスクバーが表示されない設定になっているのなら、表示されるように設定することで問題を解決できます。
まずは、Windows10の「スタート」をクリックし、「歯車アイコン」の設定を選択しましょう。
「Windowsの設定」という画面が表示されるので、「個人用設定」をクリックしてください。
「個人用設定」の項目内にある「タスクバー」をクリックし、「デスクトップモードでタスクバーを自動的に隠す」を確認しましょう。こちらをオフにすれば、画面下にタスクバーが表示されます。
タスクバーの位置を変更していないか
自動的に消える設定のタスクバーは、画面下にカーソルを置けば、その時だけ表示されるようになっています。必要時だけ使える状態です。しかし、画面下に何度カーソルを置いても、タスクバーが表示されないケースがあります。
この場合、タスクバーの表示を変更しているだけでなく、タスクバーの位置を変更している可能性が高いです。Windows10の設定から、タスクバーの位置設定を確認してみましょう。
「画面上のタスクバーの位置」で位置変更をすることができます。
タスクバーが消えて画面下に出てこない原因
Windows10の設定を確認し、タスクバーの表示設定や位置設定を見直しても、タスクバーが消えたままというケースがあります。この場合、タスクバーが消えた原因は、Windows10の設定以外の可能性が非常に高いです。
タスクバーが消えた原因が何なのか確認し、正しい対処法を行いましょう。焦らず対処することで、素早く効率的に問題を解決することができるはずです。
エクスプローラーが停止している可能性が!
タスクバーが消えた原因の一つに「explorer.exe」の存在が挙げられます。「explorer.exe」は、タスクバーを表示させるための重要なプログラムで、このプログラムに何らかの不具合が起きていると、タスクバーを正しく表示させることができなくなります。
タスクバーが消えた時は、まず「explorer.exe」に問題がないか確認しましょう。
PCを再起動する
「explorer.exe」に問題がある場合、PCを再起動させると症状が改善します。再起動をかけることにより、「explorer.exe」も新しく動き始めるため、不具合が消える可能性があるのです。
タスクバーが消えて画面下に出てこない対処法
PCの再起動をかけても、タスクバーが消えたままという場合もあるかもしれません。再起動で改善されるならそれが一番ですが、そう簡単に直らないケースもあるでしょう。そんな時は、エクスプローラーの再起動を行ってみましょう。
エクスプローラーを再起動する
エクスプローラーの再起動はタスクマネージャーから行う必要があります。キーボードの「Ctrlキー」「Shiftキー」「ESCキー」の3点を同時に押し、タスクマネージャーを起動させましょう。
タスクマネージャーのプロセス項目内に「エクスプローラー」があるため、そちらを「右クリック」し、「再起動」を選ぶと再起動をかけることができます。
タスクマネージャーのプロセスからエクスプローラーを見つけられない場合は、「名前」をクリックして表示形式を名前順に変更させましょう。これで少しは探しやすくなるはずです。
エクスプローラーが表示されない場合
どんなに探してもエクスプローラーが見つからない場合があるかもしれません。その場合は、別の方法で再起動をかけることができます。タスクマネージャー画面の「ファイル」をクリックし、「新しいタスクの実行」を選んでください。
「新しいタスクの作成」画面が表示されるので、「explorer.exe」を入力し、「OK」をクリックすれば問題なく再起動できます。
ちなみに、「explorer.exe」が起動していない時、タスクバーだけでなく、画面の表示にも問題が出る場合があります。PCの画面が上手く表示されない時も、エクスプローラーの再起動を行ってみましょう。
タスクバーが何度も表示されない場合
PCの再起動を行っても、エクスプローラーの再起動を試しても、タスクバーが表示されない。そうなると八方塞がりな気持ちになってしまうのも仕方がないでしょう。タスクバーがなくてもPCを利用することはできますが、タスクバーを愛用しているユーザーにとって、タスクバーがないというのは不便以外の何物でもないはずです。
しかし、ご安心ください。まだ対処法は残っています。タスクバーを表示させるために、もう少し問題解決のために頑張ってみましょう。
メモリ不足が原因!
タスクバーを表示させるためには、「explorer.exe」のプログラムが正しく動作する必要があります。プログラムを動かさずに、ツールを表示させることなんてできません。
「explorer.exe」に問題がある、そうすると「explorer.exe」を再起動すれば問題が解決する、と思いがちですが、もっと根本的な問題も存在します。「explorer.exe」を再起動しても問題が解決しないのなら、「explorer.exe」が正しく動くための作業スペースに問題があるのです。
つまり、PCのメモリ不足が原因です。
メモリは、CPUが作業するための作業スペースのようなものです。このメモリの容量が小さければ、作業スペースは小さくなり、PCの処理速度は遅くなってしまいます。メモリ不足によって、「explorer.exe」のプログラムは停止してしまうため、PCやエクスプローラーの再起動をしても問題が解決することはありません。
低スペックPCはフリーズしやすいと言いますが、つまりはメモリ不足が原因でフリーズしているのです。「explorer.exe」も同じようにフリーズした状態になるため、メモリ不足を解消する対処法を用いることで、問題を解決させることができるはずです。
メモリ不足を解消するには
メモリ不足を解消するためには、不足しているメモリを補うことが一番の近道です。使用しているPCに合ったメモリを購入し、メモリを増設することで、メモリ不足を解決することができます。
すぐにメモリを購入できないのであれば、仮想メモリを増やす手段もあります。仮想メモリは、ハードディスク上に作成される隠しファイルのことで、メモリの代わりに一時的にデータを保管し、フリーズなどの減少を抑えることができます。
ただし、仮想メモリはあくまで仮のメモリであり、物理的に存在するわけではないため、問題の根本的解決にはなりません。時間や金銭の余裕がある時にメモリを購入し、物理的にメモリを増やしておきましょう。
タグやアプリを複数表示しない
タスクバーが消える現象が相次いでいるなら、PCの使い方に問題があるかもしれません。複数のタグを同時に表示させる行為や、複数のアプリを同時に起動させる行為は、PCに負荷がかかり、タスクバーが消える原因になります。もしも複数表示が癖になっているなら、その癖を改めて、PCの負荷を軽くするよう心がけましょう。
タスクバーが消えたら対処法を試してみよう!
Windows10のタスクバーは非常に便利で有能です。多くのWindowsユーザーにとって馴染み深いタスクバーは、PCになくてはならない存在です。そんなタスクバーが消えてしまったら、驚いて焦ってしまうのは仕方がないことでしょう。
しかし、落ち着いて問題を切り分け、素早く対処法を講じることができれば、いつものようにタスクバーを利用することができます。大切なのは、トラブルに対する知識を蓄え、備えおくことです。そうすることで、タスクバーが消えてしまっても、ストレスなく対応することができるでしょう。