2022年05月16日更新
動画の容量を小さくする方法[Windows/Mac/iPhone/Android]
動画の容量を小さくするにはどうしたらいいのでしょうか。動画の容量が大きいとSNSにアップできなかったり、メールに添付できなかったりします。この記事では、パソコンとスマホでそれぞれ動画の容量を小さくする方法について解説します。
目次
動画の容量を小さくするにはどうしたらいい?
スマホやビデオカメラで撮影した動画をSNSなどにアップしたり、メールやLINEで送信しようとしたときに、動画の容量が大きすぎてアップや送信ができないことがあります。
そのようなときには動画の容量を小さくする必要がありますが、どのように小さくすればいいのでしょうか。この記事では、パソコンのWindowsとMac、スマホのiPhoneとAndroidでそれぞれ動画の容量を小さくする方法について詳しく解説します。
動画の容量を小さくする一般的な方法とは?
まずはデバイスの種類に関係なく動画の容量を小さくするための一般的な方法について見ておきましょう。一般的に動画の容量を小さくできる方法は次の3つです。
- 撮影前にカメラの設定で解像度を下げておく
- 撮影後に動画の不要な部分をカットする
- 撮影後に圧縮率の高いファイル形式に変換する
解像度とは画像の粒子(画素)の密度のことです。撮影前にカメラの設定で解像度を下げれば、画像は荒くなりますが、画素が少なくなるので容量は小さくなります。
撮影後に不要部分をカットして全体の時間を短くしても容量は小さくなります。ビデオカメラで撮影すると解像度が高いファイル形式で保存されることがあります。圧縮率の高いMP4に変換すると容量が小さくなります。
動画のファイル形式を変換する方法はこちらの記事を参考にしてください。
パソコンで動画の容量を小さくするには?
WindowsやMacのパソコンなら、それぞれのパソコンに搭載されている標準機能だけで動画ファイルの容量を小さくできます。WindowsとMacでそれぞれ動画容量を小さくする方法は後述します。
スマホで動画の容量を小さくするには?
スマホでも動画の容量を小さくすることができます。ただし、パソコンとは違い、iPhoneでもAndroidでも、スマホの標準機能だけではできません。スマホで動画の容量を小さくしたい場合には、動画の容量を変更する機能があるアプリを利用しましょう。
パソコンで動画の容量を小さくする方法
実際に動画の容量を小さくする方法を具体的に見ていきましょう。まずはパソコンで動画容量を小さくする方法です。パソコンの場合には標準搭載されている、Windowsなら「Windowsフォト」を、Macなら「iMovie」を使って動画容量を小さくすることができます。
Windowsの場合
WindowsのWindowsフォトを使って動画の容量を小さくする手順は次のとおりです。
Windows10の「スタート」から「フォト」を起動します。
フォトの上部のメニューバーに「新しいビデオ」があればクリックします。ない場合にはフォトの右上の「…」をクリックして「新しいビデオ」をクリックします。
「新しいビデオプロジェクト」をクリックします。
作成するビデオの名前を設定します。
「追加」をクリックして、容量を小さくしたい動画を選択します。
「プロジェクトライブラリ」に追加した動画をフォトの下部の「ストーリーボード」へドラッグして追加します。追加したら必要に応じてトリミングは分割などの編集作業を行います。
動画を編集したら、画面の右上にある「ビデオの完了」をクリックします。
「ビデオの画質」をクリックします。
「低 540p(最小のファイルサイズ)」を選択します。
「エクスポート」をクリックします。すると動画サイズの容量が小さく変換されます。
Macの場合
MacのiMovieで動画の容量を小さくする方法は次のとおりです。
「Control」キーと「スペース」キーを同時に押したら「iMovie」と入力して検索します。するとiMovieが表示されるのでクリックすると起動します。
iMovieの「メディアを読み込む」の部分に動画容量を小さくしたい動画をドラッグ&ドロップで追加します。
iMovieの右上の上向きの矢印のあるボタンをクリックして「ファイル」を選択します。すると動画を別ファイルにかき出すための設定画面が表示されます。「品質」を「カスタム」にして保存後のファイルの容量を設定します。
ファイル容量が設定できたら「次へ」をクリックして動画を保存します。
スマホで動画の容量を小さくする方法
次はスマホで動画の容量を小さくする方法を見ていきましょう。iPhoneとAndroidそれぞれでおすすめのアプリを使って動画の容量を小さくする方法を解説します。
iPhoneの場合
iPhoneで動画の容量を小さくするには「かんたん動画圧縮」というアプリを使いましょう。
上記のリンクからApp Storeのダウンロードページへ入り、iPhoneへアプリをダウンロードしましょう。
「かんたん動画圧縮」をiPhoneへインストールできたら起動します。iPhoneの写真や動画へのアプリのアクセスの許可を求められたら許可します。
正常にアプリが起動したら、動画を選択する画面が開きます。ここから容量を小さくしたい動画が保存されている場所を開きます。
動画を選択します。
動画の容量を選択する画面が開きます。「解像度」を選択します。
圧縮後のファイル容量が表示されています。どのくらいファイル容量が小さくなるか確認したら「圧縮」をタップします。
動画が圧縮されて、オリジナルと圧縮後を同時に確認できる画面が開きます。容量が小さくなった動画の画像の粗さなどが大丈夫なら、「圧縮後」の「保存」をタップします。このときに「保存時にアルバムへ追加」にチェックを入れておくと、容量が小さくなった動画がiPhoneのアルバムへ保存されます。
この他にも、iPhoneで動画を圧縮できる方法があります。他の方法はこちらの記事でご確認ください。
Androidの場合
Androidで動画の容量を小さくするには、「動画変換と動画圧縮」というアプリを利用するのがおすすめです。
上記のリンクからアプリをダウンロードしましょう。ダウンロードしたら動画へのアクセスを許可してアプリを開きます。
「喪失なしの圧縮」をタップします。次の画面で動画を選択できます。容量を小さくしたい動画を選択します。
選択した動画で間違いないなら動画をタップします。
ほぼ喪失のないオリジナルの状態でも、本の容量よりも69%小さいサイズになっています。他の容量を選択したい場合には、元の動画の画面の右下の「オリジナル」をタップします
オリジナルよりも小さなサイズも選択できます。
サイズを小さくした動画を再生できるので確認してみましょう。大丈夫なら、画面の下中央にある「↓」をタップします。
小さく圧縮された動画が保存されました。動画はAndroidの写真アプリの保存されているので確認してみましょう。
動画容量を小さくしてみよう!
パソコンでもスマホでも、簡単に動画の容量を小さくすることができます。今回ご紹介した方法なら、パソコンならすでに搭載されている機能で、スマホでも無料で使えるアプリで動画を圧縮できます。動画の容量が大きすぎて困っているときには、今回ご紹介した方法使って動画を小さくしてみましょう。