Windows10のメモリ4GBは少ない?足りる?快適にする必要最低限のメモリを解説!
一般に市販されているWindows10のPCはメモリ4GBのものが多いのですが、メモリ4GBではWindows10を快適に利用するスペックとしては少ないという声もあります。この記事では、Windows10の必要メモリについて解説します。
目次
- 1Windows10のメモリは4GBでは足りない?
- ・足りる人もいれば足りない人もいる
- ・そもそもメモリとはどんなもの?
- ・Windows10の推奨スペックとは?
- 2Windows10のメモリ4GBでは少ない場合とは?
- ・PC用ゲームでよく遊ぶ人
- ・動画や画像の編集をPCで行う人
- ・同時に複数のアプリを起動して作業する人
- ・同時にブラウザで大量のタブを開く人
- 3Windows10のメモリ最低4GBで快適で足りる場合とは?
- ・他のアプリを開かずにYouTube等動画サイトを見る人
- ・Officeソフトでの文書作成
- ・ネットサーフィンやメール・SNSが主な利用目的の人
- ・スマホのバックアップ用
- ・ブログ執筆
- 4Windows10のメモリが4GBでは足りない場合には?
- ・メモリの増設をする
- ・PCを買い換える必要がある場合も!
- 5Windows10のメモリ4GBは利用用途で考えよう!
Windows10のメモリは4GBでは足りない?
市販されているWindows10のPCの多くは、メモリ4GBですが、メモリ4GBではWindows10を快適に操作するのはスペックが少ないという声があります。
実際のところ、Windows10を利用するのにメモリ4GBで本当に足りるのか、スペックが少ないのか、この記事ではWindows10で一般的なメモリ4GBについて詳しく解説します。
足りる人もいれば足りない人もいる
Windows10を利用するのを、メモリ4GBで足りるのか足りないのかといったら、それは人それぞれと言うしかありません。PCの使い方によって、メモリ4GBでは足りないという人もいますし、メモリ4GBでも十分足りるという人もいます。どのような使い方なら、メモリ4GBでも十分に足りる、どのような場合にメモリ4GBでは少ないのか、この後で詳しくお伝えします。
そもそもメモリとはどんなもの?
そもそもメモリとはどのようなものなのか解説します。メモリとは、一時的に記憶を保存するもので、作業台の役割を果たしているものだと考えてください。メモリのスペックが十分で、作業台が広ければ一度にたくさんの作業を同時並行で実行できます。
逆に、メモリのスペックが少ない時には作業台が狭くて、一度に広げられる作業の量が少なくなります。Windows10で一度に開くソフトの数が多いときや、負荷の高いゲームや動画処理ソフトを利用する時には、メモリのスペックが高いWindows10のPCを利用することをおすすめします。
Windows10の推奨スペックとは?
Windows10には32bit版と64bit版があります。32bit版と64bit版ではそれぞれ推奨されているメモリのスペックが決まっています。32bit版のWindows10ではメモリのスペックは最低1GBで、最大4GBまでです。32bit版では4GBを超えては増設できません。
64bit版のWindows10のメモリのスペックは最低2GBで、上限はWindows10 Homeが128GB、その他のWindows10が2TBとなっています。しかし、64bit版でもPCのメーカーや機種によってメモリの上限スペックは決まっているので、上限はこの限りではありません。
Windows10のメモリ4GBでは少ない場合とは?
Windows10で一般向けに市販されているPCの多くはメモリ4GBですが、メモリ4GBでは少ない場合があります。いったいどのようにWindows10を使うと、メモリ4GBでは少ないのか、具体的にお伝えします。
PC用ゲームでよく遊ぶ人
PC用のゲームでよく遊ぶ場合には、最低でもメモリ8GBのPCを用意した方が安心です。ゲームの中には、解像度が低くてメモリ4GBでも快適に遊べるものもあります。しかし、現在発売されているゲームも多くが、高度なグラフィックを使っていて、メモリ4GBでは少ないでしょう。できれば最低でも8GBあったほうが快適にプレーできます。
動画や画像の編集をPCで行う人
家族の写真やビデオを編集する程度ならメモリ4GBでも問題はないでしょう。しかし、家族写真でもかなり凝った編集をしたい方や、趣味や仕事で少し本格的な動画や画像の編集をPCで行いたい場合には、メモリ4GBでは不安です。最低8GBのPCを用意した方がいいでしょう。
同時に複数のアプリを起動して作業する人
例えば、Webサイトで情報を調べながら、Excelでデータの解析をしつつ、Wordでレポートをまとめて、バックグラウンドでBGMを流している、といったPCの使い方をすることもあるでしょう。
同時に複数のアプリを起動して作業する必要がある場合には、メモリ4GBではスペックが少ないでしょう。8GBか、利用するアプリのスペックによっては16GBあっても良いかもしれません。
同時にブラウザで大量のタブを開く人
PCのブラウザで大量にタブを開いて作業することもあります。PCでブラウザを大量に開く必要がある場合も、メモリ4GBでは少ないでしょう。
Windows10のメモリ最低4GBで快適で足りる場合とは?
反対に、メモリ4GBでも十分にスペックが足りる場合とは、次のような場合です。
他のアプリを開かずにYouTube等動画サイトを見る人
動画の閲覧は高負荷がかかると思われていますが、YouTubeなどの動画サイトを見るだけであればメモリ4GBのWindows10でも快適に視聴できます。ただし、他のアプリやタブを開かずに、動画のページだけを開いて利用する場合です。
Officeソフトでの文書作成
Officeソフトとブラウザを1つだけ起動して文書を作成するような場合でも、メモリ4GBで十分足りるでしょう。ただし、調べ物をするのにブラウザで大量にタブを開くのはNGです。
ネットサーフィンやメール・SNSが主な利用目的の人
PCを利用する目的が、ネットサーフィンやメール、SNSが主なものである場合には、メモリ4GBで十分です。SNSにアップするために多少の画像や動画の加工をする程度であれば、メモリ4GBのPCでも、32bit版のPCでも快適に利用できます。
スマホのバックアップ用
普段良く使う端末はスマホで、PCは主にスマホのバックアップ用として活用しているという場合も、メモリ4GBのWindows10で足りるでしょう。
スマホのバックアップ用として利用する場合には、バックアップや復元をしているときには、多少の負荷がPCにかかります。しかし、バックアップ用であればメモリのスペックよりも、保存領域のストレージ容量のほうがスペックとして重要です。ストレージの空き領域が十分に足りるかどうかよく確認しましょう。
ブログ執筆
ブログを執筆する方もたくさんいますが、ブログの執筆程度であれば4GBのWindows10でも大丈夫です。ブログはネット上で執筆するので、PCのスペックよりもネット環境が安定しているかどうかを重視しましょう。
Windows10のメモリが4GBでは足りない場合には?
Windows10のメモリが4GBでは足りない場合にはどうしたらいいのかお伝えします。
メモリの増設をする
4GBでは快適にWindows10を利用できないと感じる場合は、メモリの増設を検討しましょう。PCによって方法は違いますが、ほとんどのPCはノートPCでもデスクトップでも、自分でメモリを増設したり交換したりできます。
32bit版Windows10では4GBまでしか増設できないので注意!
メモリを増設する時には、利用しているPCやWindows10で定められている上限メモリに注意しましょう。32bit版のWindows10では4GBまでしか増設できません。
32bit版にそれ以上のメモリを入れてしまうと、うまく動作しなくなるか、動作しても4GBまでのメモリしか使えません。32bit版で4GBのメモリをすでに使っている場合には、32ビット版では増設できないことを頭に入れておきましょう。
64bit版Windows10なら8GB以上にしてもOK!
64bit版のWindows10では上限は128GBまで認識できるとされています。とはいっても、通常は画像や動画の処理のプロでも32GBのメモリがあれば十分だと言われています。128GBのメモリが必要なる場合は、一般のユーザーにはほとんど無いでしょう。
64bit版のPCなら8GB以上に増設しても大丈夫なので、ぜひ必要に応じてメモリを増設してみましょう。
PCを買い換える必要がある場合も!
ただし、PCのメーカーや機種によって、メモリの上限のスペックが決まっている場合もあります。メモリの上限が8GBというPCに16GBのメモリを入れても、8GBのスペックしか動作できません。
ほとんどの64bit版のPCは8GBまでの増設は可能ですが、それ以上は無理な場合もあります。PCのスペック以上のメモリが最低でも必要な場合には、PCの買い替えが必要になる場合もあります。
Windows10のメモリ4GBは利用用途で考えよう!
この記事では、Windows10はメモリ4GBで快適に動作できるのか、本当に必要なメモリのスペックはどのくらいなのか、解説してきました。
Windows10のメモリが4GBでも足りるか、4GBでは少ないかは、Windows10を利用する目的でも大きく変わります。PCをどのような目的で利用するのか考えた上で、必要なスペックのPCを用意した方がいいでしょう。