csrss.exeとは?2つ起動しているのはウイルス?Trojanの場合の停止方法も解説!
csrss.exe(クライアントサーバーランタイムプロセス)がPCのCGPUを大量に消費していることがありますが、ウイルスなどの危険性はあるのでしょうか。この記事では、csrss.exeとはどのようなもので、停止しても大丈夫なのか解説します。
目次
csrss.exe(クライアントサーバーランタイムプロセス)とは?
PCの動作が妙に重くなって、タスクマネージャーで調べてみるとcsrss.exe(クライアントサーバーランタイムプロセス)がGPUやCPUのスペックを大量に消費していることが原因の場合があります。
csrss.exeはタスクマネージャーで2つ以上起動していることもあり、ウイルスなのではないかと心配する声もあります。この記事では、csrss.exeとはどのようなもので、削除や停止をしてもいいのか詳しく解説します。
Windowsのシステム処理のために欠かせないコンポーネント
csrss.exeとは、Windowsのシステムを処理するために欠かすことができないコンポーネントの一つです。具体的な働きは、Windowsの開発者ではなければわかりませんが、Windows10だけではなく、初期のWindowsからずっとあるプログラムの1つで、Windowsのシステムの基本的な部分を支えるとても重要なものです。
2つ以上同時に動作していることもよくある
csrss.exeは通常の働きでも、2つ以上同時に動作していることがあります。タスクマネージャーで調べたときに、2つ以上動いていてもおかしくはありません。csrss.exeがいくつもあるからといって、心配なことばかりではありません。
csrss.exeがウイルスの可能性は?
csrss.exeがウイルスなのではないかと心配する声もあります。csrss.exeのウイルスの可能性についてお伝えします。
csrss.exeに似せたTrojan(トロイの木馬)が発見されている
csrss.exeはとても古くからあるWindowsの基本を支えるプログラムです。以前から、ウイルスやマルウエアは、PCに欠かせないプログラムやファイル名に似せたものが数多く作られてきました。
実はcsrss.exeに似せたトロイの木馬も発見されています。PCの挙動がおかしいと感じるときには、csrss.exeがウイスるの可能性も考えたほうがいいでしょう。
プロパティから場所とデジタル署名を確認する
csrss.exeがウイルスかどうかを確認する方法は、タスクマネージャーからプロパティを開いて、場所とデジタル署名を確認してみるといいでしょう。タスクマネージャーでcsrss.exeを右クリックして、「プロパティ」を開きます。
ファイルの場所が「C:¥Windows¥System32」、デジタル署名が「Microsoft」であれば問題ありません。System32以外の場所にある場合には、ウイルスの可能性があります。注意しましょう。
csrss.exeがGPUを大量消費している!削除や停止はできる?
csrss.exeがPCのCPUやGPUを大量消費して、PCの動作がおかしいときには、csrss.exeを停止や削除してもいいのか気になる方もいるようです。csrss.exeの停止や削除についてお伝えします。
削除や停止はできない
csrss.exeが正常な場所にあるMicrosoftの正規のプログラムであった場合には、停止や削除はできません。csrss.exeはWindowsのシステムを支えるためのとても重要なファイルです。基本的に停止や削除を一般のユーザーがすることはできないので注意しましょう。
どうしても、csrss.exeのせいでPCが重いときには、Windows Updateやシステムの修復などで改善しないか確認してみましょう。
動作がおかしいときにはウイルススキャンでウイルスの駆除を!
csrss.exeがウイルスの可能性が高い場合には、ウイルススキャンをかけてPCから駆除しましょう。csrss.exeに似せたトロイの木馬は以前からあるかなり古いものです。
現在利用されている主要な信頼できるウイルス対策ソフトであれば、どのソフトを使っても簡単に削除できます。ウイルススキャンをかけて駆除することで、動作が改善するか確認してみましょう。
csrss.exeはWindows10にはとても重要!
この記事では、csrss.exeについて詳しく解説してきました。csrss.exeとはどういったものなのかは、一般ユーザーには理解しがたいところがありますが、Windowsを利用する上で欠かせないプログラムファイルであることは間違いありません。
ただし、csrss.exeを騙るトロイの木馬が存在することは確かな事実なので、csrss.exeの挙動がおかしいと感じたときには、すぐにウイルススキャンをかけるように心がけましょう。