2021年01月26日更新
「ポインターの精度を高める」を無効化!マウスの加速度の切り方を解説!
Windows10には「ポインターの精度を高める」という設定があります。「ポインターの精度を高める」をオンにすることで、返ってマウスポインターの精度が低くなってしまうこともあります。この記事では、「ポインターの精度を高める」の切り方などについて解説します。
目次
Windows10の「ポインターの精度を高める」とは?
Windows10にはマウスポインターの設定に「ポインターの精度を高める」という項目があります。「ポインターの精度を高める」というのですから、この項目をオンにすると、いつでも思ったところにマウスポインターを受けるようになるのかと思うと、実際にはマウスポインターの精度が悪くなることもあります。
この記事では、「ポインターの精度を高める」とはどのようなもので、必要ない時の切り方について詳しく解説します。
マウスポインターにアクセラレーション(加速度)を付けるための設定
Windows10の「ポインターの精度を高める」とは、マウスポインターの動きに加速度をつけるアクセレーションをオンにすることです。
「ポインターの精度を高める」をオンにすると、マウスを速く動かした時にはマウスポインターにアクセラレーションが働きます。マウスポインターに加速度がついて、マウスの動きよりも長い距離をマウスポインターが動きます。
逆に、マウスポインターの動きを遅くすると、アクセラレーションは働きません。加速度がそれほどつかずに実際にマウスを動かしたのと同じ距離だけマウスポインターが動きます。
高額で高性能なマウスには、この機能がついていることがありますが、1,000円程度の安いマウスには搭載されていません。しかし、多くのWindowsユーザーが安いマウスを使っていることから、Windows10側の機能として、マウスの速度からマウスポインターの移動距離を調整できるアクセラレーションの機能が搭載されています。
FPSをプレーするときには邪魔になることが
しかし、「ポインターの精度を高める」をオンにしていると、却ってマウスポインターの精度が下がることがあります。それは、マウスでポインターの位置を正確に調整する必要がある場合です。
「ポインターの精度を高める」をオンにしておくと、長い距離を移動したい場合には実際にマウスを動かした長さよりも、長い距離をポインターを動かせるので便利です。しかし、加速度がつく分だけ、マウスポインターが到着する位置には多少の誤差が生じます。
しかし、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)などで、マウスで画面上のポインターの位置を決めなくてはいけないことがあります。そのようなときには「ポインターの精度を高める」をオンにしておくと、却って精度が下がり、自分の意図した位置にマウスポインターをおけなくなってしまいます。
FPSをプレーする場合などには「ポインターの精度を高める」を切ってオフにしたほうがいいでしょう。
Windows10での「ポインターの精度高める」の切り方
Windows10で「ポインターの精度を高める」をオフにする切り方について解説します。まずは、Windows10のタスクバーの左端のMicrosoftロゴをクリックして、歯車マークの「設定」を開きます。「デバイス」>「マウス」と進みます。
「その他のマウスオプション」をクリックします。
「マウスのプロパティ」の画面が開きます。「ポインターオプション」のタブを開き「速度」の中にある「ポインターの精度を高める」からチェックを外し、「OK」をクリックします。これで「ポインターの精度を高める」をオフにできました。
「ポインターの精度を高める」は必要に応じて切り替えよう!
この記事では「ポインターの精度を高める」とはどのようなもので、必要ない時にオフにするにはどうしたらいいのか解説してきました。
普段、Webサイトの利用や、Officeソフトの利用などでPCを使う時には、「ポインターの精度を高める」を本にしておいた方がいいでしょう。「ポインターの精度を高める」は必要に応じて、オンとオフを切り替えながら利用することをおすすめします。