2024年05月04日更新
Delayed Launcherとは?必要?スタートアップを無効にする方法を解説!
Windows10のスタートアップ時にIntel製のDelayed Launcherというプログラムが走っていることがあります。この記事では、Delayed Launcherとはどのようなもので、無効化しても大丈夫なのか解説します。
目次
スタートアップで起動するIntel発行のDelayed Launcherの役割とは?
Windows10にはPCの起動時に自動で起動するスタートアップアプリがいくつかあります。PCによっては、Intelが発行しているDelayed Launcherというアプリが起動する場合がありますが、Delayed Launcherの役割がよくわからない、PCの起動を高速化するために無効化してもいいのか、という方がいます。
この記事では、Delayed Launcherとはどのような役割があり、無効化しても大丈夫なのか解説します。まずはDelayed Launcherの役割について解説します。Delayed Launcherには次の4つの役割があります。
起動時のウイルスなどの攻撃からPCを守る
Delayed Launcherの重要な役割の1つは、PCの起動時にウイルスの攻撃からPCを守ることです。セキュリティソフトをインストールしてあっても、PCの起動時から起動するわけではありません。ウイルスによってはその隙を狙って攻撃してくるタイプのものもあります。
Delayed LauncherはPCの起動時のプログラムの動作を監視して、怪しい動きをするプログラムがあればすぐに停止させて、PCを守ります。
HDD・SSDのアクセスを高速化する
Delayed Launcherの2つ目の役割には、アプリやファイルのHDDやSSDへの読み込みを高速化する役割です。Delayed LauncherはIntel Rapid Storage Technologyに含まれている機能の1つで、Rapid Storage Technologyの機能として、読み込みを高速化できます。
バッテリーの持ちをよくする
アプリやファイルの読み込みが高速化すれば、PCの消費電力を抑えられます。特にノートPCでは、バッテリーの持ちが良くなります。
リカバリ用のデータを作る
Intel Rapid Storage TechnologyにはIntel Rapid Recovery Technologyのという機能があります。Rapid Recovery TechnologyではPCのリカバリーに関する機能を搭載しています。その機能の一環として、PCのリカバリーポイントを作成するという役割も持っています。
Delayed Launcherは必要?無効化しても大丈夫?
PCのスタートアップ時には、できるだけ余計なアプリを起動させたくないという方もいます。Delayed LauncherはPCの起動時に本当に必要なアプリなのか、無効化することはできるのか解説します。
基本的に必要なアプリ
Delayed LauncherがPCに搭載されているのであれば、基本的に無効化せずに動かしておいた方がいいでしょう。PCの起動時のセキュリティソフトが立ち上がっていない段階でのセキュリティを、Delayed Launcherが守ってくれます。基本的に、PCの安全性を保つために必要な機能の1つです。
スタートアップに負荷をかけるので無効化することはできる
しかし、スタートアップで起動するアプリが増えると、負荷がかかり、起動が遅くなることもは確かです。Delayed Launcherはあればいいのですが、無効化しても問題はありません。起動時のPCへの負荷が気になる場合には、Delayed Launcherを無効化しましょう。
Delayed Launcherを無効化する方法
Delayed Launcherを無効化する方法は次の通りです。
Windows10のタスクバーの検索欄に「msconfig」と入力して検索します。検索結果に表示された「システム構成」もしくは「System Configuration」をクリックします。
「サービス」のタブを開いて、「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れます。表示されているサービスの一覧から「Intel(R) Rapid Storage Technology」を探して、左側のチェックを外して「OK」をクリックします。これでDelayed Launcherが無効化できます。
Delayed Launcherは必要なければ無効化しよう!
この記事では、Delayed Launcherとはどのようなもので、無効化するにはどうしたらいいのか解説してきました。Delayed Launcherは基本的に無効化しない方が無難ですが、どうしてもPCの起動が遅くなるようであれば無効化してみましょう。