2021年05月19日更新
Docomoの料金プラン「アハモ」とは?デメリットや対応端末を解説!
Docomoから新料金プランの「アハモ」が登場して注目されています。これからアハモへの乗り換えを検討中の方の中には、対応端末やメリット、デメリットについて気になっている方も多いようです。この記事では、Docomoのアハモについて詳しく解説します。
目次
Docomoのアハモとは?
Docomoから新料金プランのアハモが登場して大きな話題になっています。特に若い方や格安SIMを利用していた方がアハモへ続々と乗り換えています。
この記事では、アハモへの乗り換えを検討中の方のために、アハモとはどのような料金プランで、今使っている機種が対応しているのかを調べる方法、アハモへの乗り換えのメリットとデメリットについて解説します。
Docomoの中容量帯の料金プラン
Docomoのアハモは、月間の高速データ通信量が20GBまでなら一律料金で利用できる新しい料金プランです。今までのDocomoの料金プランでは、7GBまでのデータ利用量で段階的に料金が変わるギガライトと、60GBまでの大容量プランのギガホプレミアの2種類のみでした。
データ通信の利用量に応じて段階的に利用料金が変化するとはいえ、7GBまでと60GBまでと料金プランに幅がありすぎて、20GB程度を利用する方には使いにくいという声が多くありました。
今回、20GBまでという中容量帯の料金プランが登場したことで、Docomoへの乗り換えがしやすくなったと話題になっています。
シンプルでお得な料金プランと話題
今まで、Docomoの料金プランは複雑でわかりにくいという声が多くありました。基本料金は決まっているものの、そこからさまざまな割引が提供されたり、端末購入代金が上乗せされたりして、どこからどこまでが月額の携帯電話の基本料金なのかが、計算しにくい状況でした。
アハモではそのような複雑さを一切排し、一律の月額基本料金のみにしたことで、料金プランがよりシンプルでわかりやすくなっています。
Docomoのアハモの料金はお得?他の料金プランと比較すると?
実際のところ、アハモの料金プランはどのようになっているのか詳しくみていきましょう。
料金プランの詳細について
実際にアハモがお得なのか、Docomoの他の2つの料金プランと比較して見ましょう。
アハモ | ギガホプレミア | ギガライト | |
料金プランの内容 | 利用できる通信量は20GBまでで 一律料金 |
料金体系が3GBまでと 3GBから60GBまでの2段階 |
料金体型が1GBから7GBまで 4段階設定されている |
高速データ通信量と基本料金 | 20GBまで月額2,970円 | 3GBまで月額5,555円 60GBまで月額7,205円 |
1GBまで3,465円 3GBまで4,565円 5GBまで5,665円 7GBまで6,765円 |
ギガライトはさまざまな特典や割引を利用すると、基本料金の6割程度になりますが、それでもアハモの方がお得になります。1ヶ月あたり20GBまでの利用の場合には、ギガライトよりもアハモへ乗り換えた方がいいでしょう。
しかし、60GBまでという大容量が必要な場合にはギガホプレミアの方がおすすめです。利用状況に応じて、アハモの方が使いにくいこともあるので、自分が月にどのくらいのデータ量を使っているのか確認してから、乗り換えを検討しましょう。
Docomoのアハモで使える特典は?
Docomoのアハモではシンプルな料金体系をうたっていますが、今まで利用できていた特典が使えたり使えなかったりします。Docomoのアハモで使える特典はどのようなものがあるのか見ておきましょう。
- ドコモ回線利用期間の引き継ぎ
- ファミリー割引のカウント対象(割引特典は対象外)
- みんなどこも割りのカウント対象(割引特典は対象外)
- ドコモ光割り設定のペア設定(割引特典は対象外)
- dカードボーナスパケット特典(dカードなら+1GB、dカードGOLDなら+5GB)
- dカード GOLDご利用額10%還元特典(カード利用金額100円に付き10%のポイント還元)
金額的な特典は、dカードを申し込まないとありません。ファミリー割引などの回線のカウント対象にはなりますが、アハモの料金からは割引はされません。その点は注意が必要です。
普段からクレジットカードをよく使うのであれば、アハモの申込時にdカードを作成することをおすすめします。特にdカードGOLDなら、ポイント還元などの特典がお得です。
Docomoのアハモの対応機種
自分が現在使っているスマホがアハモで使えるのか気になっている方も多いことでしょう。アハモの対応機種について解説します。
iPhoneの対応端末
基本的にiPhoneは、iPhone6シリーズからiPhone12シリーズまでアハモに対応しています。ただし、確実に動作するかどうかは自分で事前によく確認しましょう。
iPhoneは現在、Docomoで購入できるiPhoneであれば確実にアハモに対応しています。現在Docomoショップで販売していない古い機種や、他のキャリアで購入した端末、Appleショップで購入したSIMフリー端末は、こちらのリンク先をよくご覧の上、アハモに対応しているかどうか確認してみましょう。
Androidの対応端末
Androidは、OSのバージョンが基本的に9以上出なければアハモに対応できません。しかし、一部の機種でAndroid8.1でも利用できます。
iPhoneと同じように、Androidも現在Docomoショップで購入できる機種であれば、すべてアハモに対応しています。しかし、古い機種であったり、Docomo以外で購入した端末はこちらのリンク先からアハモに対応しているか確認しておきましょう。
Docomoのアハモのメリットとデメリットについて
これからアハモに乗り換えようかどうしようか迷っている方もまだまだたくさんいるようす。Docomoのアハモには、メリットもありますがさまざまなデメリットもあります。
現在利用している料金プランと比較してメリットの方が大きいのであればアハモへの乗り換えがおすすめですが、デメリットの方が大きいようであれば乗り換えはおすすめしません。そこで、実際にアハモにはどのようなメリットとデメリットがあるのか一つずつ見ていきましょう。
メリットとは?
Docomoのアハモのメリットは次の通りです。
5分までの国内通話無料
アハモでは税込み月額2,970円の料金の中に、5分までの国内通話料無料が含まれています。他の料金プランや他社の料金プランであれば、月額500円程度でのオプションになることが多いのですが、アハモの場合には基本料金に含まれています。
5分未満の短い通話を頻繁に行う方にはアハモがおすすめです。ただし、電話はLINEなどの他のアプリを利用することが多い、あまり電話は利用しないという方にはそれほど大きなメリットにはなりません。
5G対応
アハモは最新の超高速通信の5G対応です。従来の料金プランでは他社でも5Gを利用するためにはオプション料金が必要な場合があります。しかし、アハモは端末が5G対応端末であれば基本料金のみで5Gの超高速データ通信を利用できます。
まだ5Gに対応していないエリアもありますが、現在Docomoでは対応エリアを拡大中です。今後の5G通信の利用も考えたら、アハモへの乗り換えも検討する価値があるでしょう。
高速データ通信を使い切っても1Mbpsの最高速度を保証
アハモの高速データ通信量は月間20GBですが、20GBを使い切っても1Mbpsの通信速度(最高)が保証されます。1Mbpsの通信速度があれば、低画質から中画質でのYouTube再生やWebサイトの利用には問題がありません。
SNSアプリの利用などは全く支障がないので、高度なグラフィックが必要で負荷の高い3Dゲームアプリなどをやらない限りは、それほどスマホの利用に影響しません。
高速データ通信を使い切っても1GB550円で追加購入も可能
また、20GBの月間データ通信量を使い切ってしまっても、1GBあたり550円で追加購入が可能です。1GBであれば、中画質の動画で4時間ほど視聴できます。Webサイトのニュースであれば3,000ページ以上の閲覧が可能です。どうしても高速データ通信が必要な場合には、追加購入しましょう。
テザリング無料
スマホの他にポケットWi-Fiを持ち歩いている方もいることでしょう。ノートPCやタブレットを外出先でインターネットに接続して利用するためには、Wi-Fi接続するための機器が必要です。
しかし、Docomoのアハモを契約すれば、テザリングが無料で利用できます。テザリングとはスマホをポケットWi-Fiにできる機能です。auとソフトバンクはテザリングするためには有料のオプションを申し込まなければいけませんが、Docomoはアハモを含めてテザリングを無料で利用できます。
もちろん利用できるデータ通信料は月間20GBまでですが、アハモを利用していれば、ポケットWi-Fiを購入する必要がありません。
海外でも追加料金なしでインターネットを利用できる
海外に旅行や出張で行くために、海外で利用できるWi-FiやSIMを申し込む方もいます。しかし、アハモを利用していればその必要がありません。Docomoのアハモは海外の携帯電話会社と提携する国際ローミングに対応しているので、追加料金や海外用のポケットWi-Fiなしで海外でもインターネットに接続できます。
デメリットとは?
アハモには上記のようなメリットもありますが、次のようなデメリットもあります。
申し込みはWebからしかできない
アハモへの申し込みはインターネットからしかできません。店頭での申し込みは受け付けていないので、Webからの申し込みが難しいと感じる方にはハードルが高いでしょう。
Docomoの他の料金プランからの変更でもMNP乗り換えになる
従来であれば、Docomo内での料金プランの変更には、MNP乗り換えの手続きは必要ありませんでした。しかし、アハモへの乗り換えはDocomo内でもMNP乗り換えの手続きが必要です。長年Docomoで機種変更や料金プランの変更をしてきた方には、MNP乗り換えの手続きへのハードルが高いかもしれません。
店頭サポートは有料になる
Docomoは当初はアハモは店頭では一切対応しない方針でした。しかし、一転して店頭での申し込みも可能となりました。ただし、店頭でのアハモの申し込みやサポートには1回あたり3,300円の手数料が必要になります。
Docomoのキャリアメールは引き継げない
Docomoを長年使ってきた方の多くが、Docomoのドメインを使ったキャリアメールを利用していることでしょう。Docomo内での乗り換えでも、アハモに乗り換えてしまったら、キャリアメールは利用できなくなるので注意が必要です。事前にGmailなどのフリーメールを用意しておくことをおすすめします。
Docomoのサービスの中にアハモには引き継げないサービスがある
従来のDocomoの料金プランには、利用者に対するさまざまなサービスが用意されていました。しかし、アハモでは格安料金を実現するために、提供されないサービスがあります。次のサービスはアハモでは利用できなくなるので注意しましょう。
- spモード コンテンツ決済サービス
- ドコモメール
- ドコモ電話帳データ保管BOX
- dフォト(写真お預かり機能)
- クラウド容量オプション
- スケジュールなどクラウドサービス(spモード ケータイデータお預かりサービス)
- ドコモアプリデータバックアップ
- いちおしパック
- メロディコール
- 留守番電話サービス など
留守電が利用できない
アハモを契約してしまうと、留守電が利用できなくなります。ただし、利用できなくなるのは、Docomo側がメッセージを預かるタイプの留守番電話で、端末に保存するボイスメモ機能は利用できます。
留守番電話機能付きのアプリの利用も可能です。従来型の留守電ではない留守電の利用も考えましょう。
Docomoのアハモへの乗り換えがお得か検討してみよう!
この記事では、Docomoが始めた新料金プラン、アハモについて解説しました。人によってはアハモへの乗り換えで携帯電話料金が大幅にお得になる場合もあれば、却って使いにくくなる場合もあります。ぜひ、今までの携帯電話料金を分析してみて、利用してるデータ通信料の内容などから、アハモへの乗り換えがお得になるのか、よく検討してみましょう。