PCが熱い!CPU温度の確認方法とCPU温度を下げる方法【Windows10.11】

PCを長持ちさせるためにはCPUの温度管理が大切です。この記事ではWindows10.11のPCでCPUの温度を確認する3つの方法についてご紹介します。CPUの温度を下げるための方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

PCが熱い!CPU温度の確認方法とCPU温度を下げる方法【Windows10.11】のイメージ

目次

  1. 1Windows10.11のCPU温度を確認する3つの方法
  2. Core Tempで確認する
  3. パフォーマンスモニターで確認する
  4. コマンドプロンプトで確認する
  5. 2Windows10.11のCPU温度を下げる方法を解説
  6. PCの熱が逃げない環境で使用している場合
  7. CPUに負荷がかかっている場合
  8. PC冷却装置が汚れている・故障している場合
  9. CPUグリスが消耗している場合
  10. 3まとめ

  • PCが熱い!
  • PCのCPU温度を確認する方法を知りたい

あなたは今、こんなことを考えていませんか?

PCを使っていると突然熱くなり、PCのCPU温度を確認してPCが正常に動いているのか知りたいと思っている方も多いはず。この記事では、Windows10.11のCPU温度を確認する方法を3つ解説していきます。

さらに、PCのCPU温度を下げる方法も解説しています。CPUの適正温度と言われている80°Cを超えている場合や、PCの熱を持っていることが気になる方は、そちらも参考にしてみてください。

では、解説していきます。

Windows10.11のCPU温度を確認する3つの方法

Windows Male

Windows10.11のCPU温度を確認する方法は以下の3つです。

Windows10.11のCPU温度を確認する3つの方法

  • Core Tempで確認する
  • パフォーマンスモニターで確認する
  • コマンドプロンプトで確認する


上記3つの方法があります。どの方法を使ってもPCのCPU温度を確認することはできますが、当サイトとしては、最も手軽にCPU温度を確認できる「Core Temp」というソフトを使う方法がおすすめです。

1つずつ、解説していきます。

Core Tempで確認する

PC coffee

Windows10.11のCPU温度を確認する方法1つ目は「Core Temp」というソフトを使って確認する方法です。

Core Tempを利用することで、簡単にCPU温度を確認することができます。以下の手順でCPU温度を確認できます。

まず、こちらから公式サイトにアクセスし、「Download」をクリックしてCore Tempをダウンロードします。

Core Temp

Core Tempを開くと、以下の画面が表示されます。赤く囲まれた部分が現在のCPU温度になっています。

CPU temperature

上記の手順でPCのCPU温度を確認できます。これから紹介する2つの方法は温度表記が華氏(°F)になっているなど、計算する手間がかかるため、直感的にCPU温度を確認できるCore Tempは非常に便利でおすすめです。

パフォーマンスモニターで確認する

Windows paper cup

Windows10.11のCPU温度を確認する方法2つ目は「パフォーマンスモニター」を使って確認する方法です。

パフォーマンスモニターを使ったCPU温度の確認手順は以下の通りです。

Windows10、Windows11のスタートボタンを右クリックして「コンピュータの管理」をクリックします。表示された画面の左サイドバーにある「パフォーマンス」をダブルクリックすると、「パフォーマンスモニター」というメニューが表示されるので、そちらをクリックします。

パフォーマンスモニターが表示されたら、緑色の「+」マークをクリックします。
 

Green plus mark

「+」マークをクリックすると、以下の画面が表示されます。「Thermal Zone information」をクリックした後、「追加」をクリックします。
 

Thermal Zone information

先ほどクリックした「+」マークの左隣にある「▼」マークをクリックし、「レポート」を選択します。

report

以下の画面が表示されたら、「Temperature」部分の数値を確認します。現在は301度と表示されています。

Temperature

301度と華氏(°F)表記になっているため、301から273を引いて摂氏(°C)表記に直します。すると、現在のCPU温度は28°Cであることが分かります。273は毎回出てくる数字なので覚えておくと便利です。

以上がパフォーマンスモニターを使ったCPU温度の確認方法です。手順が多少複雑で計算が必要となりますが「余計なソフトは入れたくない」という方はパフォーマンスモニターを使った方法がおすすめです。

コマンドプロンプトで確認する

programming

Windows10.11のCPU温度を確認する方法3つ目は「コマンドプロンプト」を使って確認する方法です。

コマンドプロンプトを使ったCPU温度の確認手順は以下の通りです。

はじめに、スタートボタンを右クリックします。右クリックすると、以下の画面が表示されます。次に「コマンドプロンプト」を右クリックすると、「管理者として実行」というメニューが表示されますので、そちらをクリックします。
 

command prompt

起動したコマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して実行します。

wmic /namespace:\\root\wmi PATH MSAcpi_ThermalZoneTemperature get CurrentTemperature

上記のコマンドを入力すると、以下のような画面が表示されます。赤い四角で囲んである数字がCPU温度を表す数字です。

command prompt2

上記の数値は華氏(°F)表記かつ、10倍された数値になっているため、10で割った後、273を引く必要があります。計算すると、3010÷10-273=28となり、CPU温度は28°Cであることが分かります。

コマンド入力が必要な上、計算をする必要があり、少々面倒な方法ですが、「コマンドを使ってみたい」という方はCPU温度をコマンドプロンプトで確認してみてください。

以上3つが、Windows10.11のCPU温度を確認する方法です。当サイトのおすすめは最も簡単にCPU温度を確認可能なCore Tempで確認する方法ですが、どの方法でもCPU温度を確認することは可能なので、自身の気に入った方法を試してみてください。

Windows10.11のCPU温度を確認する3つの方法

  • Core Tempで確認する
  • パフォーマンスモニターで確認する
  • コマンドプロンプトで確認する

次の章では、Windows10.11のCPU温度を下げる方法を解説していきます。「CPU温度が高い」「PCの熱が気になる」という方は参考にしてみてください。

Windows10.11のCPU温度を下げる方法を解説

Windows

Windows10.11のCPU温度を下げる方法は、CPU温度が高くなっている原因によって異なります。CPU温度が高くなる理由は以下の4つが挙げられます。それぞれ、原因に合った対処法を紹介していきますので、参考にしてみてください。

CPU温度が高くなっている原因4選

  • PCの熱が逃げない環境で使用している
  • CPUに負荷がかかっている
  • PC冷却装置が汚れている・故障している
  • CPUグリスが消耗している

1つずつ、CPU温度を下げる方法を解説していきます。

PCの熱が逃げない環境で使用している場合

Windows Female

PCのCPU温度が高くなる原因1つ目は「PCの熱が逃げない環境で使用している」ことです。

毛布の上など、PC本体に熱がこもりやすい環境で使用すると、CPUの温度も上がってしまいます。出来るだけPCの熱が逃げやすい環境を整えることが重要です。

PCの熱が逃げない環境で使用している場合、以下5つの方法を試すことでCPU温度を下げられます。

PCの熱を逃がすための対処法5選

  • 扇風機で風を当てる
  • PCの置き場所を変える
  • PCの底部を浮かせる
  • 涼しい環境でPCを使う
  • 冷却パッドを使用する


上記5つの方法を試すことで、CPUの温度を下げることができます。

扇風機で風を当てるだけでもCPU温度を下げられるので、小型の扇風機を用意するといいでしょう。

PCをすのこの上に置くなど、PCの底に熱がこもらないようにする工夫も効果的です。PCの底を浮かせるスタンドなども販売されているので、興味のある方は試してみてください。

以下のようなノートPC用の冷却パッドも販売されています。PCの熱を逃すために作られた製品なので、非常に効果的です。

cooling pad

CPUに負荷がかかっている場合

basis

PCのCPU温度が高くなる原因2つ目は「CPUに負荷がかかっている」場合です。

CPUに負荷がかかりすぎると、CPUが熱を持ってしまいます。CPUに過剰な負荷をかけないよう、以下4つの対処法を試してみてください。

CPUに負荷をかけないための対処法4選

  • 同時に使用するアプリを減らす
  • 不要なアプリ・データの整理をする
  • PCを省電力モードに設定する
  • 定期的に再起動する

上記4つの対処法を試すことで、CPUの負荷が減り、結果としてCPU温度を下げることにつながります。

使用していないアプリはこまめに閉じると、CPUに余分な負荷をかけません。同様に「もう使わないだろう」といったアプリやデータは思い切って削除してしまいましょう。

その他にも、PCを省電力モードに設定することで、CPUの負担を減らし、CPU温度の上昇を防ぐことができます。

PC冷却装置が汚れている・故障している場合

Cooling system

PCのCPU温度が高くなる原因3つ目は「PC冷却装置が汚れている・故障している」場合です。

PC冷却装置が汚れていたり、故障していると、PCの排熱がうまくいかず、PC内部に熱がこもってしまいます。以下の対処法を試し、PCがしっかりと排熱できるようにしましょう。

PC冷却装置が汚れている・故障している時の対処法3選

  • CPUクーラー・ファンを掃除する
  • CPUクーラーを交換する
  • PC内のホコリを掃除する


上記3つの対処法を試すことで、PCの冷却機能を改善し、CPU温度を下げることができます。

PCが熱を持っていると感じたら、こまめに掃除をしましょう。また、クーラーやファンが故障している場合は、PCを修理する自身のある方はご自身で修理を、PC内部の構造はよく分からない方は、専門店などに修理を依頼しましょう。

CPUグリスが消耗している場合

PC base

PCのCPU温度が高くなる原因4つ目は「CPUグリスが消耗している」場合です。

CPUグリスとは、CPUとCPUクーラーの間に塗るもので、密着度を上げる潤滑剤の役割をしています。また、冷却機能も持ち合わせているのが特徴です。

パソコンを購入した当初はCPUグリスがしっかりと塗られていますが、グリスは消耗品なので長年PCを使い続けているとグリスの効果は落ちてきます。グリスの冷却効果が落ちると、CPUの温度は下がりにくくなってしまいます。

そのため、同じPCを長年使っている方は、CPUグリスの塗り直しをすることで冷却機能が回復し、CPU温度を下げることができます。

CPUグリスは市販されているものの、グリスを塗る際にはパソコンの部品を取り外さなければならず、初心者には難易度が高い作業です。誤った塗り方をすると、PCの故障にも繋がるため、専門業者にお願いするのがベターでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。最後に、記事のまとめを解説していきます。

Windows10.11のCPU温度を確認する方法は以下の3つがあると解説しました。

Windows10.11のCPU温度を確認する3つの方法

  • Core Tempで確認する
  • パフォーマンスモニターで確認する
  • コマンドプロンプトで確認する


どの方法でもCPU温度の確認はできますが、計算をする手間のかからない「Core Tempで確認する」方法がおすすめだと解説しました。

次に、Windows10.11のCPU温度を下げる方法を原因別に解説しました。CPU温度が高くなっている原因は以下の4つでした。

CPU温度が高くなっている原因4選
  • PCの熱が逃げない環境で使用している
  • CPUに負荷がかかっている
  • PC冷却装置が汚れている・故障している
  • CPUグリスが消耗している


PCの熱が逃げない環境で使用している場合、以下の対処法が効果的だと解説しました。

PCの熱を逃がすための対処法5選
  • 扇風機で風を当てる
  • PCの置き場所を変える
  • PCの底部を浮かせる
  • 涼しい環境でPCを使う
  • 冷却パッドを使用する


CPUに負荷がかかっている場合、以下の対処法が効果的だと解説しました。

CPUに負荷をかけないための対処法4選
  • 同時に使用するアプリを減らす
  • 不要なアプリ・データの整理をする
  • PCを省電力モードに設定する
  • 定期的に再起動する


PC冷却装置が汚れている・故障している場合、以下の対処法が効果的だと解説しました。

PC冷却装置が汚れている・故障している時の対処法3選
  • CPUクーラー・ファンを掃除する
  • CPUクーラーを交換する
  • PC内のホコリを掃除する


CPUグリスが消耗している場合、CPUグリスを塗り直すことで冷却機能が回復すると解説しました。CPUグリスを塗る作業は、初心者には難易度が高い作業です。誤った塗り方をすると、PCの故障にも繋がるため、専門業者にお願いするのがおすすめだと解説しました。

以上が、記事のまとめです。この記事が少しでも参考になったら、幸いです。
 

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この記事のライター
K.C
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