Windows10でCPUの温度を確認する3つの方法!おすすめの測定ソフトも紹介!
PCを長持ちさせるためにはCPUの温度管理が大切です。Windows10でCPUの温度を確認する方法についてこの記事ではご紹介します。CPUの温度を確認する方法には、コマンドプロンプトを使う方法などありますが、特に使いやすい3つの方法をお伝えします。

目次
CPUの温度は確認したほうが良いの?
PCを使う時には、CPUが発熱します。CPUの温度を確認したほうがいいという声がありますが、CPUの温度が高すぎてしまうと、どのような不具合があるのかまずは解説します。
PCを長持ちさせたいのなら50度前後に保ったほうが良い
PCを使うと、CPUが熱を持ちます。どのくらいの温度になるのかな、どのような状況でPCを使っているかによります。ネットを閲覧して、SNSに投稿するぐらいでは、それほどCPUに負荷はかけないので、CPUの温度も上がりません。
CPUをフル稼働させるようなゲームをプレーしたときなど、PCに大きな負荷をかけるような使い方をすると、CPUがフル稼働するので温度も高温になります。
CPUの適切な温度は、50度前後だと言われています。70度を超えたら要注意温度帯です。しかし、ゲームや負荷を欠けるソフトを稼働している裏で、Windows Updateが始まってしまったりすると、100度を超えることも珍しくありません。
CPUの温度はこまめに確認して、上がりすぎないようにコントロールしましょう。
Windows10のCPUの温度を確認する3つの方法
Windows10のCPUの温度を確認するための3つの方法についてお伝えします。
パフォーマンスモニターで確認する方法
まずはWindows10のパフォーマンスモニターで確認する方法です。Windows10のスタートボタンを右クリックして「コンピュータの管理」をクリックします。出てきた画面の左サイドバーの「パフォーマンス」をダブルクリックします。するとパフォーマンスモニターのメニューが表示されるので、そちらをクリックします。
パフォーマンスモニターが表示できたら、上の「+」をクリックします。
「Thermal Zone information」を見つけて、クリックして「追加」をクリックします。
「+」のアイコンの左側のアイコンの「▼」をクリックして「レポート」にします。
すると、パフォーマンスモニターの表示がテキスト表示になります。「Temperature(温度)」を確認します。現在は301度になっています。
ケルビン表示なので摂氏に直す
この表示はケルビン表示(華氏)なので、摂氏に直します。摂氏にするには273を引けばいいので次の計算式になります。
301-273=28
現在のCPUの温度は28度です。室温と同じくらいなので、それほど問題はありません。
コマンドプロンプトで調べる方法
コマンドプロンプトでWindows10のCPUの温度を確認する方法もあります。コマンドプロンプトを「管理者として実行」します。
起動したコマンドプロンプトに次のコマンドを入力して実行します。
wmic /namespace:\\root\wmi PATH MSAcpi_ThermalZoneTemperature get CurrentTemperature
すると上記の画像のように、CPUのコア数だけ温度が出力されます。表示されている温度は10倍ケルビンです。10で割って273を引きます。
上記の画像では、上のコア温度が3010なので次の計算式になります。
3010÷10-273=28
摂氏28度ということです。
人気ソフトのCore Tempで測定する方法
フリーソフトのCore Tempを使う方法もあります。PCにダウンロードするだけで、リアルタイムの温度変化をモニターしてくれます。上記のリンクからぜひ入手しましょう。
Windows10のCPUの温度を確認したら熱を持ちすぎている場合には?
CPUの温度を確認したら、温度が高すぎる場合の対処法について確認しておきましょう。
冷却用パッドを使う
Amazonなどには、ノートPC用の冷却パッドが販売されています。ノートPCの場合は専用の冷却パッドを利用することをおすすめします。
PC本体をすのこの上に置く
デスクトップPCの場合には、PC本体をすのこの上において、底面の接地面に風を通せるようにしてみましょう。たったこれだけのことで、CPUの温度の上昇をかなり抑えられます。

CPUの温度を確認してPCを長持ちさせよう!
このページでは、CPUの温度を確認する方法についてお伝えしてきました。ぜひ使いやすい方法でCPUの温度管理をしましょう。
それとくれぐれもPCの温度が高すぎるときに、食品などに使う保冷剤でPCを冷やすのだけはやめましょう。PCの内部が結露して、故障の原因になります。