2022年05月20日更新
GoogleレンズはiPhoneでも使える!使い方や危険性・使えない時の対処法を解説
GoogleレンズはiPhoneやPCでも使える便利なアプリですが使い方がわからないという方が多いようです。この記事では、GoogleレンズアプリでできることとiPhoneやPCでの使い方、Googleレンズの危険性やデメリットについて詳しく解説します。
目次
- 1Googleレンズとは?
- ・レンズに写されたものの情報を瞬時に教えてくれるAIアプリ
- ・Googleレンズの便利機能とは?
- 2iPhoneもOK!Googleレンズの使い方
- ・スマホのGoogleフォトで写真から調べる使い方
- ・スマホのGoogleアプリでのカメラに写す使い方
- ・AndroidのGoogleレンズアプリでの使い方
- ・GoogleレンズのPCでの使い方
- 3Googleレンズが使えないときには?
- 4Googleレンズの危険性とデメリットについて
- ・セキュリティ面でのリスクはゼロではない
- ・便利になりすぎるので自分で調べる能力が身につかいない恐れも!
- 5とても便利なGoogleレンズを使いこなしてみよう!
Googleレンズとは?
日常で気になるものを見つけたときに、スマホやPCで検索するのは当たり前になりました。しかし、検索したくても検索したいものの名前がわからずに検索できずに困ってしまった、という方も多いことでしょう。
そのような場合にとても便利なものがGoogleレンズです。この記事では、いつでもどこでも、スマホさえあれば簡単に気になるものの情報を調べることが出来るGoogleレンズの便利な機能や使い方について詳しく解説します。
レンズに写されたものの情報を瞬時に教えてくれるAIアプリ
Googleレンズとは、スマホのレンズに写されたものや、スマホに保存されている写真や画像の情報をAIで分析して、一瞬で教えてくれる便利なアプリです。
外を歩いていて、気になる花や木を見つけたときに、Googleレンズで写すだけで一瞬でその植物の名前を調べることができます。
その他にも、さまざまな便利機能が搭載されていて、今後の私たちの生活に欠かせないアプリになっていくことでしょう。
Googleレンズの便利機能とは?
Googleレンズでは、どのような機能を使うことが出来るのでしょうか。Googleレンズで利用できる便利機能について解説します。
画像検索
GoogleレンズではGoogleの画像検索の結果を表示できます。Googleの画像検索では、以前はキーワード検索でヒットした画像が表示されるだけでした。しかし、Googleレンズの便利機能を使えば、Googleレンズで写したものと似たような画像が画像検索で表示されます。
画像検索の検索結果が表示されれば、その結果から詳細情報へアクセスすることも可能です。調べたいものの名前やキーワードがわからなくても、対象物をカメラのレンズに写すだけで検索できるのでとても便利です。
テキスト翻訳
外国に行ったときに、その国の言葉で書かれている看板やお知らせの内容がわからずに困った経験のある方もいるでしょう。そのようなときでも、Googleレンズはとても便利です。
Googleレンズにはテキスト認識機能も搭載されています。
外国語で表示されている看板や文章をGoogleレンズで写して「翻訳」ボタンをタップします。日本語への翻訳を選択するだけで、瞬時にその文章が日本語に翻訳されます。
テキスト読み取り
目の前にあるお店の名前などをスマホに入力するときに、いちいち文字を入力するのが面倒なこともあります。そのようなときに便利な機能がテキスト読み取り機能です。
看板や書類などに書かれている文字をGoogleレンズは認識できます。
認識した文字はテキストに変換して、メモ帳などに貼り付けることができます。
看板や書類をGoogleレンズに写すだけで、かんたんにテキストとして保存できる機能は、今まで入力作業に大きな手間をかけてきた方にとってはとても便利な機能でしょう。
バーコード読み取り
Googleレンズにはバーコードから商品情報を調べられる機能も搭載されています。現在、ほとんどの商品にはバーコードが付いていますが、バーコードをGoogleレンズに写すだけで、その商品の情報が表示されます。
Googleレンズで商品についているバーコードを撮影します。すると、その商品名が表示されます。
商品名がわからない場合や、購入できるサイトやお店を調べたいときに、バーコード検索の機能を使うと簡単に調べる事ができてとても便利です。
ただし、すべての商品のバーコードに対応しているわけではないようです。マイナーな商品の中にはバーコードを写しても商品名が表示されないものもあります。
場所の情報を調べる
Googleレンズの便利機能には、場所の情報を調べられる機能もあります。気になる建物やスポットの情報を調べたいときに、Googleレンズを使うだけでかんたんに調べられます。
気になる建物やランドマークを見つけたら、Googleレンズに写して「場所」をタップします。すると、その場所の営業時間や歴史的事実などの詳細が表示されます。
iPhoneもOK!Googleレンズの使い方
実際に、Googleレンズで情報をどのように調べるのでしょうか。Googleレンズの具体的な使い方について詳しく解説します。Googleレンズの使い方は、次の4つの使い方があります。
- Googleフォトアプリで写真から調べる使い方
- Googleアプリのカメラ機能で調べたいものをカメラに写して調べる使い方
- AndroidのGoogleレンズアプリでの使い方
- PCでの使い方
このうち、GoogleフォトアプリとGoogleアプリはAndroidには標準搭載されているアプリです。しかし、iPhoneでもアプリをダウンロードすればGoogleレンズを利用できます。アプリのダウンロード以外の手順はiPhoneもAndroidも同じです。今回はこの2つのアプリの手順はiPhoneで解説します。
それぞれの使い方を詳しく見ていきましょう。
スマホのGoogleフォトで写真から調べる使い方
まず1つ目の使い方は、Googleフォトアプリに保存してある写真から情報を調べる方法です。iPhoneの方は以下のリンクからGoogleフォトアプリをダウンロードして、Googleアカウントでログインしましょう。
Googleフォトを開いたら、保存されている写真の中から調べたい写真を選択します。
写真をiPhoneやAndroidのスマホで拡大表示したら、画面の下にある「Googleレンズ」のアイコンをタップします。
すると、AIが画像を認識して情報が表示されます。
「検索」をタップすると、Googleの画像検索での検索結果が表示されます。「ショッピング」や「お店やスポット」を選択すると、購入できるECサイトやお店の情報が表示されます。
スマホのGoogleアプリでのカメラに写す使い方
Googleアプリとは、ブラウザやカレンダーなどのGoogleから提供されている様々なアプリやサービスを一元管理するためのアプリです。Googleアプリのカメラ機能を利用すれば、写真を撮影しなくても情報を調べることができます。
iPhoneの方はこちらのリンクからGoogleアプリをiPhoneにダウンロードして、Googleアカウントでログインしておきましょう。
インストールできたらGoogleアプリを起動します。
検索ボックスの右端にある「カメラ」のアイコンをタップします。
カメラが起動します。調べたいものをカメラのレンズに写して「シャッター」ボタンをタップします。
するとAIがカメラに写ったものを分析します。「検索」をタップすればGoogleの画像検索の結果が表示されます。「ショッピング」をタップすれば購入できるECサイトが表示されます。
AndroidのGoogleレンズアプリでの使い方
iPhone版はありませんが、AndroidにはGoogleレンズ専用のアプリがあります。AndroidユーザーならGoogleレンズアプリを使った画像検索もできます。
スマホにGoogleレンズアプリがインストールされていない場合には、こちらのリンクからダウンロードしましょう。なお、GoogleレンズアプリのインストールにはAndroid7以上で、デバイスの要件を満たしていることが必要です。
Googleレンズアプリを使った画像検索の方法を見ていきましょう。Googleレンズアプリを起動しましょう。Googleレンズアプリを使えば、Googleフォトでスマホに保存してある写真をAIで分析する方法も、Googleアプリからカメラに対象物を写して分析する方法も、どちらの方法も利用できます。
スマホに保存してある写真から検索する方法は次のとおりです。
Googleレンズアプリを開くと、スマホに保存されている写真が表示されます。分析したい写真を選択します。
すると、AIが分析をして検索結果が表示されます。「検索」「ショッピング」等見たい情報をタップして表示しましょう。
Googleアプリのようにスマホのカメラ機能を使って検索する方法は次のとおりです。
Googleレンズアプリを開き、画面の上部に表示されているカメラをタップします。
カメラのシャッターをタップします。
するとカメラのレンズに写ったものが画像検索されます。
GoogleレンズのPCでの使い方
Googleレンズは、PC版のブラウザ、Google Chromeでも使うことができます。PC版のGoogle Chromeでは、画面上に表示された画像の情報について検索できます。PCでのGoogleレンズの使い方は次のとおりです。
PCのGoogle Chromeに情報を調べたいページを表示します。ページ上で右クリックして「Googleレンズで画像を検索」をクリックします。
するとマウスカーソルが十字の形になり、「画像をドラッグして検索」と表示されます。調べたい画像の範囲をドラッグして指定します。
Google Chromeの右側に検索結果が表示されます。
Googleレンズが使えないときには?
Googleレンズが使えないときにはどうしたらいいのでしょうか。
使えないときには、まずはデバイスがGoogleレンズに対応しているか確認してみましょう。Googleレンズは2018年に登場したものなので、それ以前のデバイスやOSでは対応していない可能性があります。iPhoneもAndroidもOSを最新の状態にアップデートしてからまずは試してみましょう。
スマホを最新の状態にしてもGoogleレンズを使えないときには、Googleフォト、Googleアプリ、Googleレンズのアプリをいったんアンインストールします。また、Googleアカウントからもログアウトします。
AndroidはGoogle PlayとGoogle開発者サービスもアンインストールします。
その後、端末を再起動してからアプリの再インストールとGoogleアカウントへの再ログインをして使えるようになっていないか確認してみましょう。
Googleレンズの危険性とデメリットについて
Googleレンズには危険性はないのか、デメリットはないのか、気になっている方も多いようです。Googleレンズの危険性とデメリットについて見ておきましょう。
セキュリティ面でのリスクはゼロではない
Googleレンズを使ったことで危険な目にあったという話は今のところ内容です。しかし、Googleレンズに限らず、このようなカメラアプリには情報流出や位置が特定される可能性があるなどの危険性があります。
GoogleレンズのAIはスマホに搭載されているものではなく、クラウドへ情報を発信して分析しています。Googleレンズを使うということは、外部にスマホの情報を常に発信している状態になるので、Googleアカウントが流出すると、位置情報の特定にもつながります。
アカウントのパスワードの強度を上げるなどして、情報流出へ備えましょう。
便利になりすぎるので自分で調べる能力が身につかいない恐れも!
Googleレンズはとても便利なものです。スマホのカメラに写すだけで何でも調べることができます。
しかし、この便利さ故に、自分で考えたり調べたりする能力が身につかないというデメリットもあるのではないかという声もあります。
大人が仕事で使うのにはとても便利な機能ですが、子どもが宿題やレポートを作成するのにGoogleレンズに頼り切りになってしまうと、辞書を引いて調べる、参考資料を探す、ということをしなくなる可能性があります。
Googleレンズがあるから更に発展的な学習ができるという面もあるでしょうが、何でもGoogleレンズに頼り切りにならないように気をつけることも大切ではないでしょうか。
とても便利なGoogleレンズを使いこなしてみよう!
セキュリティ上のリスクや、情報収集能力の低下の恐れといったデメリットもありますが、Googleレンズはとても便利で私達の生活を大きく変える可能性の高いアプリです。ぜひ、Googleレンズを使いこなして、もっと生活が便利に豊かになっていくようにいろいろと工夫してみるといいでしょう。