Macで使える無料のセキュリティソフト！すぐ出来るウイルス対策も解説！

PCのウイルス対策といえば、Windows PCの話だと思っているMacユーザーも多いのですが、実はMacでも近年、セキュリティソフトでのウイルス対策が必要になってきています。無料でもいいので、信頼できるセキュリティソフトを入れないと、ウイルス感染する可能性がMacでも高くなってきています。

この記事ではMacでセキュリティソフトでのウイルス対策が必要になってきた背景と、Macにおすすめの無料のセキュリティソフトを紹介します。

10年ほど前までは、Macはウイルス感染しないのでセキュリティソフトでのウイルス対策は必要ないといわれてきました。しかし、2020年になろうとしている現在、Macがウィルス感染しないという話は嘘だということがわかっています。

2000年代までは確かにMacがウイルス感染したという話があまり聞きませんでした。1990年代から2000年代にかけては、PCのウイルス感染といえばWindows PCの話だという感じだったのは間違いがありません。

しかし、2011年頃にMacでのウイルス感染が報告されてから、年々Macのウイルス感染の報告が増えてきています。その背景には、Apple社製品の人気が高まってきたことで、Macのシェア率が向上してきたことが挙げられます。

2004年に発売されたiPhoneの普及により、Apple社製品の使い勝手の良さを実感したユーザーが、PCもApple社製のMacに乗り換えるようになってきました。その結果として、Macのシェア率が全体的に上がって、ハッカーたちのターゲットにされるようになってしまったのです。

以前はMacがウイルス感染しなかった理由とは、ただ単にシェア率が少なかったために、ハッカーたちがターゲットにする理由がなかったためでした。手間暇かけてMac向けのウイルスを開発しても、Macを使っている人が少なかったために、ハッカーたちのメリットがほとんどなかったためです。

しかし、Macを使う人が増えてきたことから、ハッカーたちにとってMac向けのウイルスを配布するメリットが世界的に向上してきました。そのために、Macでのウイルス感染が広がりつつあり、Macでも無料でもいいのでセキュリティソフトによるウイルス対策が欠かせないものとなりつつあります。

少し前まではiPhoneもウイルス感染はしないといわれていましたが、近年になってiPhoneのウイルス感染も報告されるようになってきました。オンライン上にある端末というのは、端末の種類を問わずどんな端末でもウイルス感染の脅威が常にあると考えて良いでしょう。

オンライン上の、WEBサイトの閲覧にも、メールのやり取りにもウイルス感染の脅威は常にあります。Macでも無料のセキュリティソフトを必ず入れるようにしましょう。

Macでウィルス感染をしたと言うことで報告されている被害例には次のような事例があります。

Macがウイルス感染したことで起きた被害事例には、Macの操作がうまくいかなくなるという事例があります。突然Macで開いていた画面が閉じてしまったり、クリックしてもMacが操作できなくなってしまったりといった事例が報告されています。

また、ウイルスに感染すると不正なプログラムがバックグラウンドで動くことで、PCの動作が遅くなることもあります。Macを操作していて、操作がおかしいと感じるようになったら、無料でもいいのでセキュリティソフトをかけてチェックしてみることをおすすめします。

Macがウイルスに感染したことで、SNSやECサイトのIDやパスワードを盗まれてしまい、不正ログインされてしまうという被害も報告されています。

SNSの乗っ取り被害では、TwitterやInstagramがレイバンのサングラスの広告で溢れかえってしまうという被害が続出した時期がありました。楽天やAmazonなどのECサイトを乗っ取られてしまい、登録してあるクレジットカードで買い物されてしまった、という被害も実際に起きています。

MacのPCがウイルス感染してしまったことで、Macで使っているメールソフトから連絡先として登録している相手に対してウイルスを仕込んだメールが発信されてしまうという被害事例があります。

また、SNSを乗っ取られてしまったことで、ダイレクトメッセージでスパムメッセージを発信されてしまうという被害も報告されています。Macがウイルス感染をして、友人や知人から怪しいメッセージが届いたと言われたときには、MacやSNSアカウントを確認して速やかに対処しましょう。

Macでウィルス対策をするためには、無料でもいいのでセキュリティソフトを入れることも重要ですが、無料でできるセキュリティー対策を行うことも大切です。こちらでは、Macを購入した後にセキュリティソフトを導入する前に無料でできるセキュリティー対策を見ていきましょう。

ハッカーは常にOSやアプリの脆弱性を突いて攻撃しようとしています。それに対抗するために、Apple社ではMacOSの脆弱性を見つけたらすぐに修正プログラムを配布して対応しています。

Macを購入した直後は、MacOSが最新のものになっていない可能性があります。というのは、工場でMacが組み立てられて出荷されてから、販売されてあなたの手元にやってくるまでに時間が少しかかってしまうからです。

その間にMacのソフトウェアアップデートが行われていた場合には、最新版のOSではなくなります。Macを購入したら、まずはMacOSのアップデートを行いましょう。アップデート方法はこちらの記事を参考にしてみてください。

Macをオンライン上で最も利用するアプリといえばブラウザです。MacユーザーであればSafariを使っている人も多いでしょうが、Google ChromeやFirefoxを利用している人もいるでしょう。

どの種類のブラウザを使っていても、OSと同じように脆弱性をハッカーたちは狙って攻撃してきます。特にオンラインで利用するブラウザはすぐに最新版にアップデートするようにしましょう。また使っている間も常に最新版にしておくように心がけましょう。

ファイヤウォール(防火壁)というのは、オンライン上の脅威からPCを守るためのPCのためのセキュリティシステムです。防火壁の様にオンラインの入り口に立ちはだかって、ウイルスなどの脅威がPCに入り込まないように防御します。

Macにもファイヤウォールの機能がありますが、出荷状態ではオフになっています。Macを使い始めたらファイヤウォールを有効にすることで、オンラインでやってくる外部からの脅威からMacを守る効果を高められます。

オンにする方法は「Appleメニュー」を開いて「システム環境設定」＞「セキュリティとプライバシー」＞「ファイヤーウォール」と進んでファイヤウォールをオンに設定します。

FileVaultとはMacに搭載されているディスクを暗号化する機能です。現在はFileVault2が搭載されています。Macの中のデータを抜き取られてしまっても、FileVaultを設定してあればパスワードがないと暗号化されたデータを読み取れなくなるので、データの抜き取り被害を防ぐ効果があります。

FileVault2を有効化する方法は「セキュリティとプライバシー」を開いたら「FileVault」を開いて「FileVault2」をオンにします。

Macでもセキュリティソフトが必要な理由は理解できたかと思います。有料ソフトを購入するのは抵抗があるという場合には、無料のセキュリティソフトでもいいので、Macをスキャンしてウイルスチェックができるセキュリティソフトを入れましょう。こちらでは、ウイルススキャンができるアンチウイルスチェックソフトの選び方をご紹介します。

無料のセキュリティソフトは、有料のソフトと比較するとウイルス検知率は低くなります。しかし、セキュリティソフトによってMacでのウイルス検知率は大きく変わってきます。無料でもできるだけアンチウイルスチェックのスキャンをかけたときのウイルス検知率が高い方が良いのは言うまでもありません。

Macのウイルス感染はMacがオンライン上にある場合にオンラインから感染します。Macをオンラインで利用するのはWebサイトやアプリが多いので、オンラインのWeb上での脆弱性対策機能が付いていることが、無料のセキュリティソフトの選び方では重要です。

SNSアカウントを乗っ取られたり、MacからSNSのDMからスパムメッセージを発信されたりしてしまう被害が後をたちません。Mac向けの無料のセキリティソフトでも、SNSに対するセキュリティ性能がある事は大切なポイントです。

Macでセキュリティソフトでウイルスチェックを行う場合には、チェックのためのスキャンを行います。ウイルスチェックでスキャンをしているときに、セキュリティソフトの動作が重いと、Macでの他の作業に支障が出る場合があります。

スキャン時の動作が軽くて高速でウイルスチェックのスキャンが完了することも、Macのセキュリティソフトを選ぶときの大切なポイントです。

Macで利用するのにおすすめのアンチウイルス対策ができるセキュリティソフトをご紹介します。無料でMacでウイルススキャンができるウイルス対策ソフトには次のものがあります。

尚、Mac版の無料でウイルスチェックがオンラインでできるソフトを探している人も多いようですが、Mac版の無料のオンライン版のウイルススキャンソフトやサービスはありません。Macは全てダウンロードしてインストールする必要があります。

Macで無料でアンチウイルスのスキャンチェックができるおすすめのセキュリティソフトには「Avira Freeアンチウイルス」があります。こちらのセキュリティソフトは、セキュリティソフトの業界でPCの保護機能やウイルス被害からの修復機能で様々な賞を受賞している信頼のおけるセキュリティソフトです。

ウイルスチェックスキャンをバックグラウンド出かけていても、とても軽くて高速で動作するので、Macを利用するのを邪魔しません。

Macで無料でアンチウイルスのスキャンチェックができるおすすめのセキュリティソフトには「Sophos Home for Mac」があります。こちらのセキュリティソフトは、もともとは企業向けのセキュリティソフトで、多くの企業でのセキュリティを担っています。

こちらの無料で利用できるソフトは、企業向けの機能を一般の家庭でも利用できる様に無料で公開しているものです。ウイルスチェックスキャンだけではなく、悪意のあるWebコンテンツのブロックやフィッシング攻撃からMacを守る機能があります。

Macで無料でアンチウイルスのスキャンチェックができるおすすめのセキュリティソフトには「AVGアンチウイルスfor Mac」があります。こちらのセキュリティソフトの特徴は、Macでは動作しなくても、WindowsやAndroidを利用している友達の端末もウイルススキャンできるということです。

オンライン上でつながっている他の人の端末とマルウエアを共有していないかどうかを確認できるので、より安心してWebを利用できる点でおすすめです。

Macで無料でアンチウイルスのスキャンチェックができるおすすめのセキュリティソフトには「Avast! Mac Security 2016」があります。こちらのセキュリティソフトは特にMacのためのセキュリティを考えて作られているセキュリティソフトです。

MacOSでブロックできるウイルスと、MacOSのセキュリティー機能をくぐり抜けてすでに感染しているマルウェアをセキュリティスキャンをかけてチェックできます。

Macで無料でアンチウイルスのスキャンチェックができるおすすめのセキュリティソフトには「Bitdefender Virus Scanner」があります。こちらのセキュリティソフトはMac Appストアで配布されているので、Apple社が認定しているアプリということで信頼性が高いアプリです。

製品版は日本では販売されていませんが、無料版でも十分に利用できるという声が上がっています。ぜひより信頼性の高いソフトを探している人は検討してみてください。

Macでセキュリティソフトを入れるということが、今まではあまり一般的ではなかったので、有料版を購入するのは抵抗があるという人もつながりません。しかし、有料版と無料版を比較すると、セキュリティソフトの機能には大きな違いがあります。

無料版のセキュリティソフトで本当にMacを守れるのか心配な人に、無料版と比較した時の性能の違いについて見ていきましょう。

まず、有料版と無料版を比較した時の大きな違いには、無料版には必ず広告がついているという点です。その広告は同じセキュリティソフトの有料版の広告であったり、その時々で広告の内容が変わるオンライン広告であったり、セキュリティソフトによって広告の内容は違います。

しかし、広告の表示がウザいと感じる人には、デメリットと感じる人もいるでしょう。また、オンライン広告では子供に見せられないような広告が表示されてしまうこともあります。この点は、有料版と比較した時の大きなデメリットあります。

無料版と比較すると、有料版の方がセキュリティチェックスキャンをかけた時のウイルス検知率が高いのが一般的です。無料版ではセキュリティスキャンチェックでは検知できなかったウイルスも有料版では検知できる可能性が高くなるというのは、無料版と比較した時の有料版の大きなメリットとなります。

有料版のセキュリティソフトでも、駆除できないウイルスがあったり、こまめにウイルスチェックスキャンをかけているのにウイルス感染してしまったりすることがあります。そのような場合でも、有料版であればサポートが充実しているので、ソフトを販売しているメーカーにすぐに相談することができます。

しかし、有料版と比較すると無料版ではサポートがほとんどないことがほとんどです。Windows向けの無料のセキュリティソフトであれば、有料並みのサポートが充実しているものもあるのですが、Mac用の無料のセキュリティソフトにはサポートしてもらえるものはありません。その点は、有料版と比較すると大きなデメリットとなります。

Mac向けのセキュリティソフトの選び方の中で、Macを守るためにセキュリティソフトに欲しい機能をいくつかお伝えしました。しかし、高いウイルス検知率を誇りながら、これらのすべての機能が備わっている無料のMac用のセキュリティソフトは数が少ないのが現実です。

一方で無料版と比較すると、有料版のセキュリティソフトには1つのソフトで全ての機能が備わっていることがほとんどです。機能性の面でも有料版の方が無料版よりも比較すると優れているといえます。

この記事の最後に、無料体験ができる有料版の機能性の高いセキュリティソフトをおすすめします。こちらのソフトは有料版でそこそこお値段もするのですが、無料体験ができます。まずは無料体験でアンチウイルスチェックのスキャン機能を体感してみましょう。

Macで有料でアンチウイルスのスキャンチェックができるおすすめのセキュリティソフトには「ウイルスバスタークラウド」があります。こちらのセキュリティソフトは、長年セキュリティソフトを販売してきたトレンドマイクロ社が発売しているもので、セキュリティー対策ソフトとしては非常に高い信頼性があります。

Mac版の30日間の無料体験版も用意されているので、いきなり有料版を購入するのは抵抗があるという人は、無料体験版を試してみましょう。

Macで有料でアンチウイルスのスキャンチェックができるおすすめのセキュリティソフトには「ノートン360」があります。30日間の無料体験版がこちらも用意されているので、気になる人は試してみましょう。

ノートンもセキュリティソフトでは老舗にあたる信頼性の高いセキュリティソフトですが、ノートン360にはプライバシー保護機能も搭載されています。また、パスワードマネージャも利用できるので、SNSやECサイトを利用するためのパスワードを保護することもできます。

Macで有料でアンチウイルスのスキャンチェックができるおすすめのセキュリティソフトには「ESET」があります。こちらも30日間の無料体験版がこちらも用意されています。

こちらのセキュリティソフトは、他のセキュリティソフトと比較すると動作が軽快な点が特徴的です。また高いウイルス検知率もほかのソフトと比較すると驚異的です。月額数百円で利用できるサブスクリプションを利用すれば、最大2か月無料で体験できます。

Macで有料でアンチウイルスのスキャンチェックができるおすすめのセキュリティソフトには「カスペルスキー」があります。こちらも30日間の無料体験版がこちらも用意されています。

こちらのセキュリティソフトは、セキュリティ性能の評価テストで世界一の評価を得ているセキュリティソフトです。そのために以前は動作が重いと言われていましたが、近年動作の重さも改善されて軽快に動くようになりました。信頼性の高いセキュリティ対策を求めている人におすすめです。

この記事ではMacでのセキュリティソフトの選び方のポイントや、無料で使えるおすすめのウイルス対策ソフトをご紹介してきました。Macでも無料で使える信頼性の高いソフトがいろいろとあります。

もちろん、有料のソフトの方が性能は良いのは言うまでもありませんが、無料のものでもある程度の効果は認められます。万が一Macがウイルス感染してしまったら、自分だけでなく他の人にも迷惑をかけることもあります。そうなる前にぜひウイルス対策を行っておきましょう。