Googleスプレッドシートのセルに斜線(斜め線)を引く方法を解説!

Googleスプレッドシートには、Excelのように罫線でセルに斜線を引く機能がありません。しかし、工夫をすれば斜めの線をセルに引くことができます。この記事では、Googleスプレッドシートで斜線を引く方法について詳しく解説します。

Googleスプレッドシートのセルに斜線(斜め線)を引く方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1Googleスプレッドシートに斜線を引く方法はあるの?
  2. 2スプレッドシートに斜線を引く2つの方法
  3. ①図形として斜め線を引く方法
  4. ②関数を使って斜線をセルに入れる方法
  5. 関数を使った斜線の色を変える方法
  6. 3スプレッドシートに斜線を引く方法は工夫しよう!

Googleスプレッドシートに斜線を引く方法はあるの?

スプレッドシートに斜線を引く方法

Googleスプレッドシートにデータを入力していると、セルに斜線を引いて、セルに記載してある内容を打ち消したいことがあります。Excelであれば、罫線の機能を使って、上記の画像のように簡単に斜め線をセルに入れることができます。

Excelであればこのセルにはデータが入っていたとしても、斜線を入れられるので、入力されているデータの打ち消しも簡単にできます。スプレッドシートでも同じような機能を使いたいという方がいるのですが、どうすれば斜線を引けるのでしょうか。

実はGoogleスプレッドシートには、Excelのように斜線を引く標準機能が搭載されていません。

しかし、以下のような場合に斜線を引きたい場面もあるのではないでしょうか?
 

  • 1つの項目に複数の単語・文字を入力したい
  • 入力不可のセルだと強調したい
  • 要らない項目を消したい

このような場合でも、工夫すればスプレッドシートにもセルに斜めの線を入れて、斜線を引いたように見せることはできます。この記事では、スプレッドシートのセルに斜線を引く方法について詳しく解説します。

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スプレッドシートに斜線を引く2つの方法

スプレッドシートに斜線を入れる方法は、「図形の斜めの直線をセルに合わせて入れる方法」と、「グラフの関数で斜め線を入れる方法」の2つの方法があります。それぞれの方法について詳しく解説します。

①図形として斜め線を引く方法

まずは図形で斜めの線を入れる方法を解説します。

スプレッドシートに斜線を引く方法

スプレッドシートの「挿入」から「図形描画」を選択します。

スプレッドシートに斜線を引く方法

描画する図形の種類で「」のアイコンをクリックして、斜め線をドラッグして描きます。「保存して終了」をクリックします。

スプレッドシートに斜線を引く方法

するとスプレッドシート上に描いた斜め線が表示されるのでクリックします。すると、移動や大きさを変更できるようになります。

スプレッドシートに斜線を引く方法

斜線を入れたいセルまで斜め線を持っていって、セルに合わせて大きさを調整します。

スプレッドシートに斜線を引く方法

この方法なら、セルに入力されているデータの打ち消しにも使えます。ただし、セルを移動したときには、斜線の移動の操作は別に行わなくてはいけない点がデメリットです。

図形で引いた斜線を太くする方法

上記の方法で引いた斜線は太さを変更することができます。初期設定で引いた斜線は一番細い線です。その線を太くする方法は次のとおりです。

最初に、線を引いたときの「図形描画」の画面を表示します。すでに描画した線を太くする場合には、その線をダブルクリックすると「図形描画」の画面が表示されます。

スプレッドシートに斜線を引く方法

太さを変更する線をクリックして指定します。すると画面の上部に図形の編集メニューが表示されるので、「線の太さ」のアイコンをクリックします。

スプレッドシートに斜線を引く方法

ピクセル単位で線の太さを指定できます。

スプレッドシートに斜線を引く方法

例えば「8ピクセル」を選択した場合には上記のようになります。「保存して終了」をクリックすると、スプレッドシート上で線の太さの変更が反映されます。

図形で引いた斜線の色を変える方法

斜線は太さだけでなく色も変更することができます。線の色を変更する方法は次のとおりです。

最初に、線を引いたときの「図形描画」の画面を表示します。すでに描画した線の色を変更する場合には、その線をダブルクリックすると「図形描画」の画面が表示されます。

スプレッドシートに斜線を引く方法

太さを変更する線をクリックして指定します。すると画面の上部に図形の編集メニューが表示されるので、「線の太さ」のアイコンをクリックします。

スプレッドシートに斜線を引く方法

色を選択できるカラーパレットが開きます。表示されている色の中から線の色に使うものを選択しましょう。

スプレッドシートに斜線を引く方法

例えば赤を選ぶと上記のように赤い線を引くことができます。「保存して終了」をクリックすると、スプレッドシート上に線の色の変更が反映されます。

②関数を使って斜線をセルに入れる方法

関数を使って斜線をセルに入れる方法を解説します。この方法で使う関数はSPARKLINE関数です。この関数はセルを使って簡単なグラフを作成するための関数で、この関数を使うことで折れ線グラフを作ることができます。

グラフの折れ線を1本、セルいっぱいに広げるように設定することで斜線のように見せることができるので、ぜひ斜線を入れる方法として活用してみましょう。

スプレッドシートに斜線を引く方法

まずは右斜下向き(\)の斜線をセルに入れる方法です。斜線を入れたいセルに「=SPARKLINE({1,0})」と入力します。すると上記の画像のように、セルに右斜下向きの斜線を引くことができます。

スプレッドシートに斜線を引く方法

次に右斜上向き(/)の斜線をセルに入れる方法です。斜線を入れたいセルに「=SPARKLINE({0,1})」と入力します。すると上記の画像のように、セルに右斜上向きの斜線を引くことができます。

図形で斜線を描画する方法と比較すると、こちらの方法のほうがセルの大きさに合わせた斜め線を簡単に引けます。また、セルの内容を移動した場合でも、関数の値も一緒に移動できるので、斜線もそのまま移動できます。

ただし、この方法では斜線を引くセルの中に他のデータを入力できません。この方法で引く斜線では、データがセルに入力されていないことは表示できても、入力されているデータの打ち消しはできない点に注意しましょう。

また、セルの端から端までのきれいな斜線は引けません。上下に多少の隙間ができてしまう点も注意しましょう。

関数を使った斜線を太くする方法

関数を使ってセルに斜線を引いた場合でも、斜線の太さを変更することができます。斜線の太さを変更する方法は、関数の値を「=SPARKLINE({1,0},{“linewidth”,[線の太さをポイントで入力]})」と入力します。

スプレッドシートに斜線を引く方法

例えば、右斜下向きの斜線を4ポイントで入力したい場合には次のように入力します。

=SPARKLINE({1,0},{"linewidth",4})

関数を使った斜線の色を変える方法

関数を使ってセルに斜線を引いた場合には、斜線の色も変更することができます。斜線の色を替える場合は、セルに「=SPARKLINE({1,0},{"color","(色の名前もしくはカラーコード)"})」を入力します。

スプレッドシートに斜線を引く方法

例えば、赤い斜線を引きたい場合には、色の名前のところに「Red」もしくは赤のカラーコードの「#FF0000」と入力します。

=SPARKLINE({1,0},{"color","(#FF0000"})

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スプレッドシートに斜線を引く方法は工夫しよう!

この記事では、Googleスプレッドシートのセルに斜線を引く方法を解説しました。Excelよりも少し手間はかかりますが、方法を覚えれば図形で引くことも関数で引くこともそれほど難しくはないでしょう。

スプレッドシートを利用していると、斜線をセルに引く必要が出てくる場合もあります。きれいに斜線を引くのは少し難しいのですがぜひトライしてみて下さい。

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K.C
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