GoogleスプレッドシートとExcelを相互に変換する方法!注意点や特徴を解説!
GoogleスプレッドシートとExcelは同じような機能を持ち合わせていますが、いざ自分が使用するときにはどちらを選んだほうがいいのでしょうか。GoogleスプレッドシートとExcelの特徴や違いを把握し、相互変換を行う際の注意点を確認しておきましょう。
目次
- 1ExcelからGoogleスプレッドシートに変換する方法
- ・Excelからスプレッドシートを生成する方法
- ・Excelをスプレッドシートにインポートする方法
- 2GoogleスプレッドシートからExcelに変換する方法
- ・Excel形式でダウンロードする
- ・PDFなどの他の形式にも変換できる
- 3GoogleスプレッドシートでExcelを閲覧・編集する方法
- ・Excelを閲覧する
- ・Excelを編集する
- 4GoogleスプレッドシートとExcelの変換についての注意点
- ・フォントが変わる
- ・幅が変わる
- ・グラフが崩れる
- ・図形が崩れる
- 5GoogleスプレッドシートとExcelの違い
- ・Googleスプレッドシートの特徴
- ・Excelの特徴
- 6GoogleスプレッドシートとExcelを便利に相互変換しよう!
ExcelからGoogleスプレッドシートに変換する方法
ExcelとGoogleスプレッドシート、どちらもそれぞれ特徴があり、違いがありますが、ExcelからGoogleスプレッドシートに変換する方法があります。ExcelからGoogleスプレッドシートに変換する方法は、何通りかありますが、ここでは変換方法が簡単な二種類を紹介します。
ExcelからGoogleスプレッドシートに変換する場合、注意点としてフォントが変わったり、図形やグラフが崩れやすいことが挙げられます。

Excelからスプレッドシートを生成する方法
Excelからスプレッドシートに変換する方法は、GoogleドライブにExcelファイルをアップロードする方法か、Excelをスプレッドシートにインポートする方法です。それぞれ確認を行っていきましょう。
GoogleドライブにExcelファイルをアップロードする
GoogleドライブにExcelファイルをアップロードする方法を確認していきましょう。まずGoogleを起動させ、Googleドライブをクリックしましょう。
Googleドライブが起動しましたら、左上にある「+新規」をクリックし、「ファイルのアップロード」をクリックしましょう。
ファイルの選択画面が表示されますので、アップロードしたいExcelを選択し、アップロードを行いましょう。これでExcelのアップロードが完了です。
スプレッドシートでExcelを開く
Excelのアップロードが完了しましたら、スプレッドシートでExcelを開いてみましょう。Googleドライブにアップロードした先ほどのExcelをダブルクリックして開き、上部にある「Googleスプレッドシートで開く」の右端にある逆三角マークを押して、表示された「Googleスプレッドシート」をクリックしましょう。
先ほどもお伝えした注意点ですが、Excelで保存しているものと多少グラフやフォントが変わる可能性がありますので、必ずアップロードして開いたスプレッドシートはアップロード前のExcelと違いがないか確認を行いましょう。
Excelをスプレッドシートにインポートする方法
ExcelからGoogleスプレッドシートに変換する方法の二種類目は、Excelをスプレッドシートにインポートする方法です。こちらも確認していきましょう。
スプレッドシートからExcelファイルをインポートする
まずGoogleを起動させ、Googleドライブをクリックしましょう。Googleドライブが起動しましたら、左上にある「+新規」をクリックし、「Googleスプレッドシート」をクリックしましょう。
「Googleスプレッドシート」をクリックすると、無題のスプレッドシートが表示されます。
無題のスプレッドシートの左上にある「ファイル」をクリックし、表示される「インポート」をクリックしましょう。
「ファイルをインポート」が表示されましたら、「アップロード」をクリックし、「ここにファイルをドラッグ」と書いてある点線内にExcelファイルをドラッグするか、「デバイスのファイルを選択」をクリックし、ファイルを選択しましょう。
Excelファイルのインポート方法を選択し、チェックマークを入れましょう。
これでスプレッドシートからExcelファイルをインポートして変換する方法は完了です。こちらも注意点として、グラフやフォントが変わる可能性がありますので必ずインポート方法でもチェックを行いましょう。
GoogleスプレッドシートからExcelに変換する方法
GoogleスプレッドシートからExcelに変換する方法は簡単に行うことが出来ます。まずはGoogleドライブからGoogleスプレッドシートを開きましょう。
Excel形式でダウンロードする
GoogleスプレッドシートからExcelに変換する方法は、まずGoogleドライブからExcelに変換したいGoogleスプレッドシートを開きましょう。Googleスプレッドシートが開きましたら、上部にある「ファイル」をクリックしましょう。「ダウンロード」を選択し、「Microsoft Excel(.xlsx)」をクリックしましょう。
これだけの作業でGoogleスプレッドシートからExcelに変換することが出来ます。GoogleスプレッドシートからExcelに変換する場合も、注意点としてグラフやフォントが変わる可能性があります。必ず違いを確認を行いましょう。
PDFなどの他の形式にも変換できる
GoogleスプレッドシートをExcelにダウンロードする際に、Excelではなく他の形式をダウンロードすることによってPDFなどの形式にも変換することが可能です。

GoogleスプレッドシートでExcelを閲覧・編集する方法
Googleスプレッドシートにアップロード、またはインポートしたExcelを閲覧・編集する方法を確認しましょう。
Excelを閲覧する
Googleスプレッドシートにアップロード、インポートしたExcelを閲覧する場合、まずGoogleドライブを開きましょう。Googleドライブのファイルにあるアップロード、もしくはインポートしたExcelをダブルクリックしましょう。ダブルクリックすると、Excelを閲覧することが可能です。
Excelシートが二枚以上ある場合は、表示されたExcelの下部にあるシート名をクリックすることによって他のシートも閲覧することが可能です。
Excel閲覧画面から元に戻るには、画面上部にある「←Excel.xlsx]をクリックするとGoogleドライブ画面に戻ることが出来ます。
Excelを編集する
先ほどのExcelを閲覧方法と同様に、GoogleドライブにアップロードもしくはインポートしたExcelをダブルクリックを行いましょう。Excel画面上部にある「Googleスプレッドシートで開く」をクリックしましょう。クリックすると、Googleスプレッドシートが表示されますので、GoogleスプレッドシートからExcelを編集しましょう。
ファイル名を変更する場合は、Googleスプレッドシート上部の「ファイル」をクリックすると「名前を変更」がありますので、そちらをクリックし名前を変更しましょう。
GoogleスプレッドシートとExcelの変換についての注意点
GoogleスプレッドシートとExcelの変換を行った際の注意点を確認していきましょう。GoogleスプレッドシートとExcelの変換を行うとグラフやフォントの違いが出る可能性がありますので注意しましょう。
上図はExcelからGoogleスプレッドシートに変換したものであり、下図がスプレッドシートからExcelに変換を行ったものです。グラフの大きさや表示されている文字が変わっています。フォントは今回、GoogleスプレッドシートもExcelも対応できたので変化がなかったようですが、表の文字幅は変わっているようです。変換した際の注意点を確認していきましょう。
フォントが変わる
スプレッドシートからExcel、Excelからスプレッドシートに変換した時の注意点は、フォントが変わります。同じフォントがあればフォントは変わりませんが、スプレッドシートにあってExcelにないフォントや、Excelにあってスプレッドシートにないフォントはそのまま変換することが出来ませんので違うフォントに変換されてしまいます。
変換後は注意し、確認を行いましょう。
幅が変わる
セル内に収まっていたはずの数字や文章が、スプレッドシートからExcel、Excelからスプレッドシートに変換後はセルの幅が変わり、数字や文章が見切れている場合があります。幅が変わっていないか、数字や文章が見切れていないか、チェックを行いましょう。
グラフが崩れる
Excelはグラフの細かいところまで作りこむことが出来ます。それに比べて、Googleスプレッドシートは割とシンプルでグラフの機能があまり充実していません。Excelからスプレッドシートに変換を行った場合は、グラフが崩れていないか違いを探しましょう。
図形が崩れる
図形もグラフと同様で、スプレッドシートからExcel、Excelからスプレッドシートに変換するときに図形が崩れる可能性があります。必ず図形が崩れていないか、どこか違いが表れていないか確認を行いましょう。

GoogleスプレッドシートとExcelの違い
相互変換の注意点は把握できましたが、そもそもGoogleスプレッドシートとExcelはどのような特徴や違いがあるのでしょうか。GoogleスプレッドシートとExcelの特徴と違いを知り、有効活用していきましょう。
Googleスプレッドシートの特徴
スプレッドシートは、Googleが提供しているサービスです。スプレッドシートの特徴を確認し、Excelとの違いを見つけましょう。
全て無料
Googleスプレッドシートはすべて無料で使用することが出来ます。有料版もないのでお金がなくても安心して使用することが出来ます。
リアルタイム更新
スプレッドシートは、通信状態で作業を行うため、リアルタイムで更新を行うことが出来ます。オンライン状態であると、スプレッドシートのアップデートが行われたときにも最新版がすぐに手に入るということです。
オフラインでも作業することは可能ですが、オンラインで行っていたほうが、保存してないままPCを落としてしまった際にも履歴が残るので安心です。
共有が簡単
スプレッドシートは、複数の人と共有することが出来ます。Excelは、作成した資料をメールに添付して送信などの手間がかかります。ここがスプレッドシートとExcelの大きな違いですが、スプレッドシートはURLを共有しておくことで複数の人とリアルタイムで共有することが出来ます。
資料を複数で作成するときは手間が大いに省かれ、スプレッドシートの魅力がさらに引き立ちます。

Googleサービスとの連携
スプレッドシートはGoogleが提供しているサービスです。Googleはいろいろなサービスを提供していますが、スプレッドシート使用中に他のGoogleサービスを利用することが可能です。例えば、スプレッドシートからGoogleフォームでアンケートを行いその集計をスプレッドシートで行うことが出来ます。
Googleドライブ、Googleカレンダー、Gmailなどもスプレッドシートと連携することが出来ます。

Excelの特徴
スプレッドシートの特徴を見ているとスプレッドシートのほうが優秀に見えてしまいますが、Excelの特徴も確認し、違いを知り、自分が作りたい資料はどちらが向いているのかを判断しましょう。とくに、Excelは学校の授業でも扱うことが多いので、GoogleスプレッドシートよりもExcelに慣れ親しんでいる方は多いのではないでしょうか。
機能によっては有料
ExcelはもともとPCにインストールされていることが多く、無料で使用することが出来ます。しかし、Excelは機能によっては有料になります。ここは常に最新版を無料で使用できるスプレッドシートとは大きな違いです。
グラフや図形に適している
Excelはグラフや図形を細かく仕上げることが出来ます。グラフや図形の種類も豊富にあり、特に画像編集ソフトを使用する必要もなく、Excelのみで完結させることができるのが特徴です。
速度が速い
スプレッドシートはオンラインで行うため、速度が遅くなりがちです。Excelは、PC内で計算や作業を行うことが出来るのでその分データ処理速度が速いです。データの処理速度が速いということはそれだけ仕事もスピードアップすることが出来ます。ここもスプレッドシートとExcelの大きな違いです。
GoogleスプレッドシートとExcelを便利に相互変換しよう!
GoogleスプレッドシートとExcelを使いこなすには、Googleスプレッドシートの無料で複数の人とすぐにデータを共有することが可能といった特徴や、Excelはデータ処理速度が速く、細かいグラフや図形を作りこむことが可能といった特徴を把握し、適した方を使用しましょう。
GoogleスプレッドシートとExcelを便利に相互変換する場合は、フォントが変わったり、グラフが崩れたりといった注意点を気を付けましょう。