Googleマップの検索履歴の削除！デバイス毎の消し方と履歴を残さない方法を解説！

Googleマップには、タイムライン履歴と検索履歴という2種類の履歴が残ります。まずはそれぞれどのようなものなのか説明します。どちらも便利な機能ですが、特にタイムライン履歴は使っていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。自分のこれまでの行動が記録されているか、一度確認してください。

タイムライン履歴はロケーション履歴とも呼ばれます。自分が訪れた場所・滞在時間・移動距離・ルートなどの移動に関する情報が記録されます。Googleフォトと連携すると、撮影した写真が地図に表示されます。旅行の記録や通勤ルートの交通状況の確認などに便利な機能です。タイムライン履歴は本人以外には公開されません。

このタイムライン履歴の機能を使うには、Googleアカウントでログインし、ロケーション履歴と端末の位置情報をオンにする必要があります。デフォルトではオンになっているので、自分の知らないうちにタイムライン履歴が保存されている方もいるでしょう。タイムライン履歴はアプリの「≡」から「タイムライン」を選択すると閲覧できます。

検索履歴は、Googleマップで検索した場所や口コミを投稿した場所などが残る機能です。検索履歴は端末ではなくGoogleアカウントに保存されます。必ずGoogleアカウントでログインしてからGoogleマップを利用してください。この検索履歴があれば、検索バーをタップするとこれまでの履歴が表示されるので、再度入力する手間が省けます。

Googleマップの検索履歴をそのままにしておくと、もう使わない検索ワードが残っていたり、他人にスマホを貸す際に履歴を見られてしまったりします。タイムライン履歴も他人に見られると、自分の行動が一目瞭然です。またこれらの機能を利用する際、モバイルネットワークやBluetooth接続の質や継続時間などの情報がGoogleに送信されます。

送信された情報は、GoogleマップなどあらゆるGoogleサービスの機能向上に役立てられますが、あまり個人情報をGoogleに提供したくない方は、検索履歴やタイムライン履歴を削除してください。

それではiPhone・AndroidのGoogleマップアプリでの検索履歴やタイムライン履歴の消し方をご紹介します。一つずつ検索履歴を削除したい場合は、検索バーをタップして表示された検索履歴の右にある「×」を選択してください。すると選択した検索履歴が消えます。

一つずつ削除するのが面倒な場合は、一括で削除できます。またタイムライン履歴の削除の仕方や、指定した期間の履歴を削除する方法もこれから解説します。

iPhone・AndroidでGoogleマップの検索履歴を一括で削除するのは少し複雑です。まずGoogleマップの左上にある「≡」をタップして、自分のアカウントを選択し、「Googleアカウントにアクセス」をタップしてください。

「データとカスタマイズ」タブを開き、「アクティビティとタイムライン」の項目にある「マイ アクティビティ」をタップしてください。「プライバシー設定の確認」などからも削除できますが、手順が増えるため、「マイアクティビティ」からの削除が簡単です。

マイアクティビティの検索バーで「マップ」を選択して検索すると、Googleマップの検索履歴が表示されます。検索バーの右にある「︙」をタップして「検索結果を削除」を選択すると、すべてのGoogleマップの検索履歴が消えます。

タイムライン履歴の消し方は検索履歴の削除よりも簡単です。1日分のタイムライン履歴を削除したい場合は、Googleマップの「≡」から「タイムライン」をタップしてください。消したい日付を選んで右上の「…」から「1日分をすべて削除」を選択すればOKです。

タイムライン履歴を一括で削除するには、「設定」を開き、「個人的なコンテンツ」を選択してください。「ロケーション履歴をすべて削除」をタップすると確認画面が表示されるので、「理解した上で削除します」にチェックを入れるとタイムライン履歴を一括で削除できます。

Googleマップのタイムライン履歴は指定した期間だけ削除するのも可能です。「個人的なコンテンツ」のなかの「指定期間のロケーション履歴の削除」をタップすると、期間の開始・終了する日付を選択できます。選択が済んだら右上の「削除」をタップして、確認画面でチェックを入れると削除できます。

Googleマップの検索履歴はiPhone・AndroidだけでなくPCでも削除できます。消し方はほぼiPhone・Androidと同じですが、PCだと画面が大きいので履歴の確認が楽です。

まずはPCのブラウザでGoogleマップを表示します。左上の「≡」をクリックして、一番下にある「履歴」をクリックしてください。

するとGoogleのマイアクティビティが表示されます。特定の履歴を削除するなら、削除したい履歴の右にある「︙」から「削除」をクリックしてください。

一括または期間を指定して削除したい場合は左上の「≡」から「アクティビティを削除する基準」をクリックしてください。

今日・昨日・過去7日間・過去30日間・全期間・カスタムが選択できるので、削除したい期間を選んでください。カスタムを選択すれば、自分で日付を指定できます。削除するサービスを「マップ」にして「削除」をクリックして確認画面で「OK」をクリックすれば、Googleマップの履歴を削除できます。

Googleマップの検索履歴やタイムライン履歴の消し方がわかっても、定期的に削除するのは面倒です。そこで、Googleマップの履歴を残さない方法もご紹介します。履歴を残さない方法は、PCとiPhone・Androidでほとんど違いはありません。

ここではiPhoneのアプリでのやり方を説明しますが、PCで履歴を残さないようにするには、Googleアカウントのホームから「プライバシー設定の確認」をクリックすればOKです。

Googleマップの検索履歴は、Googleアカウントのアクティビティを無効にすれば保存されません。アプリの「設定」から「個人的なコンテンツ」をタップして、「ウェブとアプリのアクティビティがオン」をタップしてください。

「ウェブとアプリのアクティビティ」の右側をタップすると、確認画面が表示されます。内容を確認して「一時停止」をタップすれば、GoogleマップやGoogle検索の履歴が保存されません。

Googleマップのタイムライン履歴を残さない方法も検索履歴とほぼ同様です。まずアプリの「個人的なコンテンツ」から「ロケーション履歴の設定」をタップしてください。すると確認画面が表示されます。「一時停止」をタップすればタイムライン履歴を無効にできます。

今日の履歴を削除したい場合は、すぐに履歴が反映されないため、少し時間をおいてから削除してください。それと同じで、自分が削除してもGoogleのサーバーにある情報が削除されるまで少し時間がかかります。そのため時間をおいてからきちんと削除できているか確認してください。

削除できていなかった場合は、Googleのヘルプを確認してください。またiPhoneやAndroidの場合は、アプリのバグの可能性があるので、アップデートも試してください。それでも削除できないなら、一度アプリをアンインストールして、再度インストールしてください。

Googleマップには検索履歴とタイムライン履歴が残ります。これらはPCやiPhone・Androidアプリから削除できるので、個人情報の流出を少しでも防ぎたい方は定期的に削除してください。iPhone・Androidでの検索履歴の一括での消し方はやや複雑ですが、それほど時間はかかりません。

またGoogleマップの履歴は残さない設定も可能です。プライバシーを完全に保護したい方は、アクティビティやタイムラインを無効にしてください。検索履歴やタイムライン履歴が削除できない場合は、ヘルプの確認やアップデートをしてください。再インストールは最終手段なので、ほかに手立てがなければ行ってください。