Macのメモリを自分で増設する方法と注意点!遅い動きもサクサクに!
MacなどのデスクトップPC・ノートブックPCは自分でメモリ増設することができるのを知っていますか?本記事では、Macパソコンのメモリ増設を自分でする方法、またその注意点を紹介します。Macのメモリ増設を自分でしてみたいという人は参考にしてください。
目次
- 1Macパソコンのメモリを増設するとどうなる?その効果とは
- ・Macの遅い動作がサクサクに早くなる効果がある
- 2Macのメモリ増設は自分でできる?
- ・自分でMacのメモリを増設する際の注意点
- ・【注意点1】メモリを外す際は要注意
- ・【注意点2】静電気には要注意
- ・【注意点3】Macのモデルによってメモリが異なるので要注意
- ・【注意点4】Mac Airなどモデルによってはメモリ増設ができないので要注意
- 3Macのメモリを自分で増設する場合の準備
- ・Appleサポートページで手順を確認
- ・必要なメモリ容量を決める
- 4Macのメモリ増設を自分でする場合の費用
- 5iMacにおすすめのメモリ
- ・27インチiMac (2019, Retina 5K)
- ・27インチiMac (2017, Retina 5K)
- ・27インチiMac (Retina 5K, Late 2015)
- ・27インチiMac (Retina 5K, Mid 2015)〜27インチiMac (Late 2012)
- 6最新のMac Book ProはSDDでサクサク・メモリ増設は無くても良い
- 7Macのメモリ増設はiMacにおすすめ!自分でiMacのメモリを増設してみよう!
Macパソコンのメモリを増設するとどうなる?その効果とは
本記事冒頭の本章では、Mac PCのメモリ増設をすることで、どのような影響をMacパソコンに及ぼすのか紹介します。
Macの遅い動作がサクサクに早くなる効果がある
Macパソコンに以外のすべてのパソコンに「CPUメモリ」が搭載されており、このメモリを増設することでパソコンがサクサク軽く動作するようになります。「メモリ」はパソコンのさまざまなシステム・アプリ・ソフトウェアの動作を行う部分なので、理論上「メモリ」の容量が低ければ低い方度動作が遅く、高ければ高いほど動作がサクサクと快適になります。
遅いアプリの起動がサクサク早くなる効果がある
「Adobeイラストレーター」「Photoshop」「Final Cut Pro」など、アプリ・ソフトウェア自体の動作に負荷がかかる場合、CPUメモリ容量が低いと、その分「レインボーアイコン」が表示され、動作が遅くなります。
また、CPUメモリに負荷がかかりすぎるとフルーズする可能性が高まります。そういった場合、CPUメモリを増設すると、高い負荷がかかるアプリやソフトウェアでもサクサクと動作する効果があります。
遅いファイルを開くスピードもサクサク早くなる効果がある
CPUメモリの容量はファイルを開くスピードにも関係します。データ容量の大きなファイルでも、CPUメモリを増やすことで「サクサク」開けるという効果があります。
Macパソコンの起動がサクサク早くなる効果がある
CPUメモリを増設することで、Macパソコンの起動もサクサク快適に起動するという効果があります。Macパソコン内に大量のアプリやソフトウェア、データファイルが保存されている場合、CPUメモリの容量が間に合わず、Macの起動が遅いという状況に陥るので、CPUメモリを増設すると良いでしょう。
動画編集時の遅い動作がサクサク軽くなる効果がある
「iMovie」や「Final Cut Pro」など、動画編集ソフトはCPUメモリに不可がかかります。また、4K動画など高画質な動画ファイルの編集、文字入れ、エフェクト効果をつけていく場合は、CPUメモリが不足してしまうと、レインボーマークが出現し、編集がストップしてしまう、またMacパソコン自体がフリーズしてしまいます。
そういったパソコンが遅いという状況でも、CPUメモリを追加することで、遅い動作問題を解消する効果があります。
Macのメモリ増設は自分でできる?
それでは、気になるMacパソコンのメモリ増設についてですが、Macのメモリ増設は自分でも行うことが可能です。実際に、Apple公式ページでも、Macパソコンのモデル一覧と対応するメモリのモデル一覧も公表されており、各Macのモデル別のCPUメモリ交換方法も画像付きで公開されています。
しかし、Macパソコンは精密機械なので、CPUメモリの交換には注意点があります。本章では、Macパソコンのメモリ増設を自分で行う場合の注意点について紹介します。Macパソコンのメモリ増設の際に、パソコンにダメージを与えてしまう可能性もあるので、注意点についてしっかりと確認しておきましょう。
自分でMacのメモリを増設する際の注意点
MacのCPUメモリを増設する時に注意するべきポイントは下記のリストを参照してください。
- 【自分でMacのメモリを増設する際の注意点1】メモリを取り外す際は要注意する
- 【自分でMacのメモリを増設する際の注意点2】メモリ交換の際は静電気に要注意する
- 【自分でMacのメモリを増設する際の注意点3】Macのモデルによって対応するCPUメモリが異なるので要注意する
- 【自分でMacのメモリを増設する際の注意点4】Mac Airなどモデルによってはメモリ増設ができないので要注意する
上記それぞれの注意点について、個別に紹介していきます。メモリの増設は、パソコンが遅いなどの問題を解決する効果がありますが、CPUメモリにダメージを与えてしまえば本末転倒な結果となってしまいます。しっかりと注意点を読んで、CPUメモリ増設は十分に気をつけてください。
【注意点1】メモリを外す際は要注意
MacパソコンからCPUメモリを取り外す際、また新たにCPUメモリを取り付ける際は、十分に気をつけてください。取り外す際に、うまく取り外せなかったとしても慎重に取り外さなければCPUメモリ自体にダメージを与えてしまいます。精密機械・精密部位だという認識を持って、CPUメモリの増設に取り組んでください。
【注意点2】静電気には要注意
CPUメモリを取り外す際、及び取り付ける際は、静電気にも十分気をつける必要があります。特に乾燥する冬の時期には細心の注意が必要です。静電気を発生させない衣類を身に着けて、CPUを取り付け、取り外す際は静電気を取り除いてから、CPUメモリの交換をしましょう。
静電気を放電させるためには、ドアノブなど一度金属部分に触れてると良いでしょう。前にも述べましたが、MacのCPUメモリ部分は精密機械が密集しています。静電気でもMacパソコンにダメージを与える恐れがあるので十分に注意を払ってください。
【注意点3】Macのモデルによってメモリが異なるので要注意
本記事後半でも紹介します、MacのモデルによってCPUメモリのモデルも異なるので注意が必要です。各Macパソコンのモデルに適合するCPUメモリを購入する必要があるので、事前にApple公式ホームページから適合するCPUメモリを選択し、購入してください。
【注意点4】Mac Airなどモデルによってはメモリ増設ができないので要注意
MacBook Airなど、特定のMacパソコンは自分でCPUを増設できないモデルがあるので注意してください。オンボードと呼ばれるタイプのCPUメモリを搭載しているMacパソコンの場合、CPUメモリがマザーボードに半田ごてで装着しているため、自分でCPUを増設することは不可能だと思ってください。
しかし、オンボードタイプのCPUメモリでもAppleにCPUメモリ交換依頼をすることで、CPUを増設することが可能です。オンボードタイプのCPUメモリは、あくまでも自分で増設できないということを覚えておきましょう。
Macのメモリを自分で増設する場合の準備
続いてMacのメモリを自分で増設するための準備方法を確認していきましょう。前の章でも紹介した通り、Macパソコンのモデルによって適合するCPUメモリは異なります。また、MacのCPUメモリを自分で交換する際の手順を紹介している、Apple公式ページもあるので、手順や装着方法をしっかりと確認しておきましょう。
最初に、MacのCPUメモリ交換の準備をする際に重要なのが、自分のMacパソコンのモデルと型番を確認しておくことです。Macパソコンのメニューバーから「」>「このMacについて」>「概要」と進み、自分のMacのモデルを確認してください。
Appleサポートページで手順を確認
まずは、AppleサポートページでCPUを自分で増設するための手順を確認しておきましょう。CPUの増設手順は下記のリンク先にアクセスして、確認してください。画像つきで交換方法を詳しく紹介されていますが、Macパソコンのモデルによって増設手順もことなります。しっかりと、自分のMacモデルを把握してから増設手順を確認してください。
必要なメモリ容量を決める
続いてMacに増設するCPUメモリを決める前に、メモリ容量別に適したMacの使い方を紹介します。「8GB」「16GB」「32GB」「64GB」の合計メモリ容量に適したMacパソコンの使い方を確認して、CPUメモリ容量をどれほど増設すればよいか、事前に決めておきましょう。
8GB
最新のiMacなど一般的なCPUメモリの初期搭載容量は「8GB」となります。下記の利用用途を目的とする場合は、初期搭載CPUメモリ「8GB」でも十分サクサクと快適にパソコンを操作することができます。
- 【8GBCPUメモリでサクサク動くPC動作1】YouTubeなどの動画サイトの視聴
- 【8GBCPUメモリでサクサク動くPC動作2】Office系ソフトでの操作
- 【8GBCPUメモリでサクサク動くPC動作3】Pages・NumbersなどMacに初期搭載されているソフトの操作
16GB
CPUメモリの初期搭載容量は「8GB」に8GBのCPUメモリ増設をし「16GB」のCPUメモリとした場合、下記の利用用途、パソコン操作でもサクサクと快適にパソコンを操作することができます。
- 【16GBCPUメモリでサクサク動くPC動作1】Illustratorソフトのデザイン操作が遅い場合も快適な動作環境で操作できる
- 【16GBCPUメモリでサクサク動くPC動作2】Photoshopソフトのデザイン操作が遅い場合も快適な動作環境で操作できる
- 【16GBCPUメモリでサクサク動くPC動作3】GarageBandソフトでも遅い動作に悩まされない
32GB
初期搭載のCPUメモリを外して、「32GB」にCPUメモリを増設した場合、下記の利用用途、パソコン操作でもサクサクと快適にパソコンを操作する効果をもたらします。
- 【32GBCPUメモリでサクサク動くPC動作1】Illustrator・Photoshopを本格的に利用・操作できる効果がある
- 【32GBCPUメモリでサクサク動くPC動作2】「仮想デスクトップ」でWindows OSを利用できる効果がある
64GB
初期搭載のCPUメモリを外して、「64GB」にCPUメモリを増設した場合、下記の利用用途、パソコン操作でもサクサクと快適にパソコンを操作する効果をもたらします。
- 【64GBメモリでサクサク動くPC動作1】読み込みの遅い4K動画の編集もサクサク動く
- 【64GBメモリでサクサク動くPC動作2】4K動画の本格的な画像編集に対応できる効果がある
Macのメモリ増設を自分でする場合の費用
MacパソコンのCPUメモリの増設容量を決めたら、実際にどれほどの費用が必要なのか確認しておく必要があります。MacのCPUメモリ交換に必要な動画は「プラスドライバー」のみです。あとは、自分の必要だと感じるCPUメモリが必要ですが、Macパソコンのモデルや購入するCPUメモリのメーカーによって値段は異なります。
次の章では、Macモデル一覧に対応するCPUメモリの参考価格を紹介するので、参考にしてみてください。
iMacにおすすめのメモリ
iMacモデル | メモリスロットの個数 | 初期メモリ | 対応メモリ |
---|---|---|---|
27インチiMac (2019, Retina 5K) |
・4個 初期状態で2個使用 最大メモリ64GB |
8GB (4GB×2個) |
PC4-21333 (DDR4-2666) 260pin |
27インチiMac (2017, Retina 5K) |
・4個 初期状態で2個使用 最大メモリ64GB |
8GB (4GB×2個) |
PC4-19200 (DDR4-2400) 260pin |
27インチiMac (Retina 5K, Late2015) |
・4個 初期状態で2個使用 最大メモリ32GB |
8GB | PC3-14900 (DDR3-1867) 204pin |
27インチiMac (Retina 5K, Mid 2015〜2012) |
・4個 初期状態で2個使用 最大メモリ32GB |
8GB | PC3-12800 (DDR3-1600) 204pin |
上記に自分のiMacモデルがない場合は、下記のApple公式サポートページで適合するCPUメモリのモデルを確認してください。
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最新のMac Book ProはSDDでサクサク・メモリ増設は無くても良い
最新のMac Book Pro、AirなどのモデルはSDDが搭載されており、遅い動作に悩まされることは少ないでしょう。また、前にも述べた通り、マザーボードにハンダゴテで完全に接着されているので、自分でCPUメモリを増設・交換するのが現実的に難しいでしょう。Apple公式サイトにアクセスして、CPUメモリの増設をAppleに依頼すると良いでしょう。
Macのメモリ増設はiMacにおすすめ!自分でiMacのメモリを増設してみよう!
本記事ではMacパソコンのメモリ増設方法、おすすめのCPUメモリ商品、また自分でCPUメモリを増設する際の注意点について紹介しました。iMacは誰でも簡単にCPUメモリの増設が可能で、本格的なデザイン・動画編集をしたい人は、メモリを増設しなければパソコンの動作が遅いという問題に悩まされるでしょう。
本記事を参考にiMac・Macパソコンの増設に挑戦してみてください。