Macbook Proのメモリ増設方法!8GBと16GBに交換するとどれだけ違う?
Macbook Proユーザーで、メモリが8GBをでは足りなくなって増設したい方、16GBとどう違うのか知りたい方が多いのではないでしょうか。Macbookのメモリの増設方法、8GBと16GBとの違いについて解説しています。
目次
- 1MacBook Proでメモリを増設しよう!
- ・MacBook Proでメモリを増設・交換するメリット
- 2MacBook Proでのメモリ8GBと16GBの具体的な違い
- ・そもそもメモリ(RAM)とは?
- ・8GBと16GBではこんなに違う
- 3MacBook Proの種類と増設・交換の可否
- ・MacBook Proではメモリ増設・交換ができるものとできないものがある
- 4MacBook Proでのメモリ増設の方法
- ・購入時にメモリを増設してもらう
- ・専門の業者にメモリを増設してもらう
- ・自力で増設をする
- 5MacBook Proでメモリを増やして動作が悪い時の対処法
- ・起動しない時は?
- ・保証サービス
- ・どうしても無理な時はメーカーや業者を頼ろう
- 6自分のライフスタイルにあわせてMacBook Proにメモリを増設しよう!
MacBook Proでメモリを増設しよう!
Macbook Proのメモリの増設方法を解説します。まずは、Macbookのメモリ増設・交換するのにどんなメリットがあるのかについて説明していきます。Macbook Proをカスタマイズすると、コストはどのくらいかかるか見ていきましょう。
MacBook Proでメモリを増設・交換するメリット
Macbook Proは、15インチモデルと13インチモデルの標準メモリが違います。15インチモデルは16GBのメモリ(RAM)、13インチモデルは8GBが標準で搭載されています。13インチモデルは希望すれば、税別22,000円の追加で16GBにすることができます。Macbookの12インチ型も同様です。
この22,000円を自分で増設するだけで抑えることができます。次は、機能の面でどう違うのかをみます。
MacBook Proでのメモリ8GBと16GBの具体的な違い
それでは、8GBと16GBでできことの違いを機能的な面でみます。その前にメモリとは、どんな役割を持っていて、Macbook Proでは、どの種類を使っているのかを調べます。まずは、メモリのことを説明します。
そもそもメモリ(RAM)とは?
メモリとは、データを記憶する部品のことです。Macbook Proに搭載されているメモリはRAMです。一般的にメモリという時はこのRAMを指し、読み書き両方できます。
分かりやすくメモリの役割をもので例えると、コンピュータを机の上で作業する人と仮定します。他のメモリ(RAM)、ストレージ(SSD/HDD/Fusion Drive)、プロセッサ(CPU)は、以下のようなイメージ図で表せます。
RAM | 机の広さです。広いほど同時に行える作業量が増えます。 |
SSD/HDD/Fusion Drive | 引き出しの容量です。大きいほど色々保存しておくことができます。SSDは、引き出しの開け閉めがスムーズでHDDより滑らかです。Fusion Driveは、SSDとHDDで構成されています。 |
CPU | 作業している人です。コア数は作業している人数です。クロック数は、頭の回転の速さです。大きいほど処理能力が上がります。 |
8GBと16GBではこんなに違う
どのような作業をMacbook Proで行うかによって8GBか、それとも16GB必要なのかが決まってきます。Macbook Proでやりたいことは、youtubeなどの動画の視聴やiPhoneで撮影した写真の管理か。それとも、高度な画像処理が伴うクリエイティブな作業か。
8GBでもいい作業
Macbookでメールやブラウジング、youtubeやネット動画、SNSを使う方、iPhoneの写真の管理、iTunesで音楽の再生などの作業です。画像や動画編集も本格的な現像作業やフィルターの追加を使わない限り、十分対応できます。ブラウジングもSafariで5〜6個程度のタブ数であれば問題ないです。
16GB推奨の作業
Macbookでクリエイティブな作業としてIllustratorやPhotoshopを利用した、画像編集などはメモリが多い方が快適になります。ブラウジングもChromeでタブ数20個程度も問題なく開くことができます。16GBにしておけば、クリエイティブなことでも作業に支障をきたさないです。
MacBook Proの種類と増設・交換の可否
Macbook Proのメモリ増設・交換の可否について解説していきます。これからメモリ増設するにあたりMacbook Proのモデルを調べるため、画面のインチ、何年に製造されたかを把握したり、購入時の領収書を用意しておきます。
MacBook Proではメモリ増設・交換ができるものとできないものがある
Macbook Proには、メモリ増設・交換が可能なものとそうでないモデルがあります。理由は、Macbook Proも年々改良を重ねています。Macbook Proで、メモリ増設・交換が可能な種類を次の見出しで書いているので見ていきます。
メモリ交換できるMacBook Proの種類一覧
Macbook Proは、サイズが13・15・17インチの3種類が発売されています。下記Macbook Proのメモリ増設・交換可能なモデルです。下記以外はメモリ増設・交換できません。最近では、Macbook Proも薄型・軽量化が進み、サービスポートが少なくなり星形サービスドライバーでカバーを開けて、メモリを増設することができない仕様です。
MacBook Proでのメモリ増設の方法
Macbook Proを正規代理店経由、Appleオンラインストアで購入する時など、メモリ増設の際に現在使用しているメモリを全て外します。そして、新しく増設メモリを取り付けるようになっています。増設の方法は、いくつかありますが、リスクをとるとコストが削減でき、リスクをなくすと、コストが高くなります。自分に合ったメモリ増設の方法を探していきます。
下記の3つの方法を順番に説明していきます。
- Macbook購入時に増設してもらう方法です。
- 専門の業者に増設してもらう方法です。
- 自力でMacbookに増設する方法です。
購入時にメモリを増設してもらう
メモリ増設は購入した後に考えることができたのは、2012年以前のMacbookまでです。最近のMacbookは、オンボードメモリとなっているため、Macbook購入時にメモリを大容量にしておく必要があります。最初は少なくてもいいと感じても、使っていくうちに動かしたくなりメモリ不足に陥ります。メモリは、購入時に可能な限り乗せることをお勧めします。
Macbook Proでやろうとしている作業内容を考え、たくさん使いたくなるかもしれないならMacbookの16GBを選択し、今もこれからも必要ないなら、Macbookの8GBを選択すれば良いです。
専門の業者にメモリを増設してもらう
2012年以前のモデルであれば、Macbookはメモリ増設が可能です。
業者に依頼する時のMacbookのメモリ増設にかかる費用は、平均的なメモリの増設料金として、メモリ増設のみであれば税別で2000円から5000円くらいかかります。メモリ増設サービスなら、メモリも一緒に頼むことができ用意したメモリが動かないということが起こりません。この場合のメモリ増設の料金を引いてのメモリ代は、1枚当たり1万円程度です。
自力で増設をする
メモリ増設の際には、今使用しているMacbookのメモリを全て外し、新しく用意した増設メモリを取り付けることになります。メモリ増設単位は、ほとんどのMacbookのモデルにおいて2枚同容量のメモリを挿すことが条件です。
準備
Macbookのメモリ増設でメモリ以外に必要なものは、星形ドライバです。Macbook Proのモデルによって使われている星形ドライバが異なります。2種類あり、一つ目はペンタローブドライバー、二つ目はT5トルクドライバーです。Macbookのモデルによって種類が違うので、注意が必要です。
※ペンタローブドライバーとは、2009年以降のMacbookやiPhone4から使われはじめた特殊な五角の星形の頭のネジのドライバーのことです。たまに、形状が似ていることから、トルクスの5角形(TPH)とが誤解されますが、微妙に溝が違います。
※T5トルクドライバーとは、1967年にアメリカのテキストロン・カムカー社が開発した六角星形のネジ頭のネジのドライバーのことです。
取り外し
星形ドライバを用意して、Macbookの下部を留めているネジを外して、ケースを取り外します。注意点は、Macbookのネジの長さが違うことです。最後にMacbookの下部ケースを戻す時にネジの長さが合わなくなる時があるので、ネジの長さの位置を写真で撮るか、メモに残しておきます。
下部ケースを取り外し、Macbookの中央あたりにメモリがあるのが確認できます。取り外し方は、メモリの両側にあるレバーを押し出すようにします。そうすると、斜め上にメモリが跳ね上がってくるので、跳ね上がってきたメモリの切り欠けを持ち、スロットからメモリを取り外します。Macbookのメモリは、2枚刺しで、もう一方のメモリも同様の手順で外します。
取り付け
Macbook本体のメモリスロットにある切り欠けと、メモリの切り欠けが一致するようにします。メモリを傾けて、メモリスロットに押し込みます。注意点は、過度な力は加えずに、優しくメモリの両端に均等に力を加えながら、メモリスロットの奥までメモリを挿し込むことです。
Macbookのメモリスロットに押し込んだ状態で、本体に向かってメモリを押し込みます。この時の注意点として、正しく押し込むことができていると、「カチッ」と小さな音がします。音がしなければ、正しくメモリがMacbookに挿さってない状態なので、改めて挿し直します。
メモリ増設は、2枚1組みで同容量のメモリを挿します。同様の手順で、Macbookの上部メモリスロットにもメモリを斜めに挿し込み、本体と水平になるように押し倒し、確認するポイントとして「カチッ」と音がなったかです。
MacBook Proでメモリを増やして動作が悪い時の対処法
Macbookのメモリ増設を行う時、所有しているモデル情報にあったメモリを購入する必要があります。Macbookのメモリの増設の単位は、2枚単位で1枚交換できない場合があるので、注意が必要になります。
最近は売られているMacbook用の増設メモリが安価になり、同じような型番のものあります。自信があるならそのような少しだけ違う型番の増設メモリを購入する、自信がないならモデル情報にあった同じ型番の増設メモリを購入します。
起動しない時は?
購入した増設メモリを2本として、メモリ増設を行った後、Macbookが起動しない時の考えられる原因として下記2つが挙げられます。
- 購入した増設メモリのうち、1つが初期不良で動かない状態になっている。
- 購入した増設メモリの型番が間違っている可能性がある。
1つ目の対処法は、どちらの増設メモリが故障しているのかを確認するのは難しいです。購入したお店に連絡して、購入した増設メモリを2本とも交換してもらうか、購入したお店で確認できる場合もあります。確認してもらい、故障メモリなら交換してもらえます。
2つ目の対処法は、再度購入した型番がMacbook Proのモデルと適応していないのであれば、購入したお店に交換をしてもらうようにします。この時、すでにパッケージを開封しているので、購入したお店次第では、交換してもらえない場合があります。その場合は、再度Macbook Proの型番にあった増設メモリを購入する方法をとります。
保証サービス
増設のメモリには、同じ型番でも、安価なものから高価なものがあります。安価のものを購入してみたところ、保証が付いていないジャンク扱いの増設メモリということもあります。
増設のメモリの平均価格を調べてみて、安すぎる場合には、購入時に保証内容を確認しておきます。安くても、保証が付いているメモリであれば、購入しても構いませんが、保証が付いていない場合、初期不良でも対応を拒まれてしまう可能性があります。保証の有無は、確認して購入します。
保証の期間の例として、長いもので無期限、多いもので5年といった保証のものがあります。Macbookの購入の際も同じことが言えるのですが、最初はそんな簡単には壊れないと思い、コストを抑えることに必死になりますが、故障した時のことを考えるとかえって安くつくことになります。
どうしても無理な時はメーカーや業者を頼ろう
Macbookのメモリ増設で、専用工具とメモリまで準備をしても、作業を始めたら、途中でメモリ増設がうまくいかない場合がたまにあります。そんな時は、無理にメモリを取り付けようとしないで、近くにある業者に相談し、メモリ増設のみの工賃を支払い、メモリ増設を行うようにします。無理やり、Macbookに取り付けても起動しなくなる可能性があります。
自分のライフスタイルにあわせてMacBook Proにメモリを増設しよう!
Macbook Proを8GBから16GBにメモリ増設すると違うことが理解できましたか。8GBでできなかった、高度な画像編集(現像作業やフィルターの追加)、ブラウジングのタブ数など16GBにすると作業性が上がることは間違いないです。無理にMabook Proの16GBにすることを強要しませんが、できることが増えるということに違いはないです。
あなたもこの機会にMacbook Proのメモリ増設をお考えの方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。メモリ増設を行う場合は、リスクはつきものですので、筆者が責任を負うことはできませんのことをご了承の上お願いします。それでは最後に記事の流れを書いて終わりにします。
Macbook ProのストレージをHDDからSSDに交換・増設とデータ移行方法についても、必要に合わせて確認しましょう。