【Mac】画面をミラーリングして外部モニター(ディスプレイ)に出力する方法!
Macの画面ミラーリング・ビデオミラーリング・デュアルディスプレイモードなど、Macパソコンには便利な機能が沢山搭載されています。本記事では、Macで利用できる画面共有の設定方法や、使い方、接続方法などを詳しく紹介します。
目次
Macのミラーリングとは?
みなさんはMacのミラーリング機能をご存知でしょうか?プライベートでMacを使っている場合、そこまで利用頻度は高くありませんが、覚えておくと非常に便利な機能です。本記事冒頭の本章ではMacのミラーリング機能やデュアルディスプレイ機能についてご紹介します。
外部モニター(ディスプレイ)と接続し出力できる
Macのミラーリング機能とは、Macのスクリーンを外部モニターや他のMacパソコンに出力することです。MacBookなどの小さい画面では作業がしにくい場合など、外部モニターを購入して、大きなスクリーンでパソコン画面を表示できます。
デュアルディスプレイ設定も可能
デュアルディスプレイとは、二つのモニターを使用して別々のウィンドウを表示できる機能です。2つのタスクを同時進行できるので、複数のタスクを平行して進めたいユーザーにおすすめの方法です。動画編集や、イラスト作成など仕上がり具合を大画面で確認しながら編集するなど活用方法は様々です。
デュアルディスプレイやミラーリング機能は一見難しそうな設定ではありますが、非常に簡単に設定できます。本記事を参考に外部ディスプレイへの出力やデュアルディスプレイの使い方をマスターしていきましょう。
1つの外部ディスプレイに出力する方法
Macパソコンから外部ディスプレイに出力する方法は非常に簡単です。本章ではiMacやMacBookパソコンのディスプレイを、1つのライブディスプレイに出力する方法から紹介します。
Thunderbolt-HDMIケーブルを利用する
事前に外部ディスプレイを購入する必要があります。その際注意したいのがHDMIケーブル接続端子がついているテレビやモニターを購入してください。またiMacやMacBookと、テレビ・外部ディスプレイモニターを接続する、Thunderbolt-HDMIケーブルも必要です。
Thunderbolt-HDMIケーブル接続するだけでMacスクリーンに表示されている画面がテレビや外部モニターに表示されます。出力先のテレビでHDMIモードに切り替える必要があるので注意してください。
この方法は画面ミラーリングと呼ばれる方法で、複雑な設定が不要です。簡単にMacパソコンの画面を大画面テレビに表示したい時に利用すると便利です。YouTubeや動画の共有サイトなど、動画を視聴するときにも活用できます。
複数の外部ディスプレイに出力する方法
前の章で紹介した方法では1つの外部ディスプレイに出力することが可能ですが、Macパソコンには複数の外部ディスプレイに出力する方法もあります。これを「ビデオミラーリング」と呼びます。複数のMacパソコンや外部ディスプレイに同じ画面を表示できるので非常に便利な機能です。
「ビデオミラーリング」を利用するには、事前に設定が必要です。本章では「ビデオミラーリング」の設定方法を紹介します。複数の外部ディスプレイに出力する前に、使っているMacパソコンの仕様を確認しておいてください。Macの仕様によって外部ディスプレイに出力できる台数が異なります。
画面右上の「Apple」>「このMacについて」>「サポート」>「技術仕様」で何台まで外部ディスプレイに出力できるかを確認できます。また新たにMacパソコンを購入する場合は、最大外部ディスプレイ接続可能数を確認しておくとよいでしょう。
ビデオミラーリング設定方法
ビデオミラーリング設定方法を紹介します。外部ディスプレイの電源をオンして、Macパソコンと接続してください。
- 画面上部のツールバーから「Apple」アイコンをクリックして「システム環境設定」を選択してください。
- 「システム環境設定」メニュー一覧から「ディスプレイ」を選択し「配置」タブを選択してください。
- 「ディスプレイをミラーリング」項目のチェックボックスにチェックを入れてください。
Macのデュアルディスプレイ
これまで紹介してきたMacのミラーリング機能は、Macと同じ画面を外部モニターに出力する方法です。Macのデュアルディスプレイ機能を利用すれば、外部モニター(スクリーン)に別の画面を表示できます。Macのデュアルディスプレイを利用する場合は、複数の外部モニターとMacをThunderbolt-HDMIケーブルで接続する必要があります。
Macデュアルディスプレイの設定方法は、これまで紹介してきた画面ミラーリング機能の設定よりも若干難しいですが、本章を読めば初心者でも設定できます。複数の外部ディスプレイとMacを接続して、複数のタスクを当時進行できます。Macで仕事する際、活用次第で作業効率を大幅にアップできるので、試してみてください。
デュアルディスプレイの設定方法
デュアルディスプレイの設定方法を紹介します。外部ディスプレイの電源をオンして、Macパソコンと接続してください。
- 画面上部のツールバーから「Apple」アイコンをクリックして「システム環境設定」を選択してください。
- 「システム環境設定」メニュー一覧から「ディスプレイ」を選択し「配置」タブを選択してください。
- 「ディスプレイをミラーリング」項目のチェックボックスのチェックを外してください。
- 設定画面中央にある、主要ディスプレイの位置を変更するか、それぞれのディスプレイの位置を分けて設置してください。
Macデュアルディスプレイのさらに詳しい設定方法は、下記のMac公式ヘルプページを参照にしてください。
Macパソコンをモニター(ディスプレイ)として使用する方法
最後にMacパソコン自体をモニター(ディスプレイ)として使用する方法を紹介します。これまで紹介してきた方法は、Macを外部モニターに接続して、Macの画面を外部モニター表示する方法です。
本章で紹介するMacパソコン自体をモニター(ディスプレイ)として使用する方法覚えとけば、複数のMacパソコンをひとつのMacパソコンのディスプレイとして利用できます。IMacやMacBookパソコンを持っている方は、両方のMacを上手く活用することで作業効率を大幅に上げることができます。
動画や画像の編集をしながら、片方の画面でプレビューを確認するなど、利用方法は多岐に渡ります。この方法は「ターゲットディスプレイモード」という機能を使用します。「ターゲットディスプレイモード」が利用できる一部のMacのみ有効です。
「ターゲットディスプレイモード」ご利用できるMacは下記の条件に適合している必要があります。
- 「mac OS v10.6.1」以降のバージョンを搭載しているiMac
- Thunderboltポート、またはMini DisplayPortを搭載したMacBook。
- Thunderbolt3(USC-C)を搭載しているMac
- Thunderboltケーブル・Mini DisplayPortケーブル接続可能なMac
さらに詳しく「ターゲットディスプレイモード」に対応しているシステム要件を確認するには、下記のアップル公式サポートページを参照してください。
ターゲットディスプレイを設定する
「ターゲットディスプレイモード」が利用できるシステム条件を確認したら、下記の手順でターゲットディスプレイモードを設定してください。
- iMacの電源をオン、まだもう一方のMacパソコンにログインしてください。
- Thunderboltケーブル・Mini DisplayPortケーブルで両方のパソコンを接続します。
- ディスプレイとして利用したいiMacで「command + F2」を押してください。
これでiMacのスクリーンが、もう一方のMacパソコンのスクリーンを表示します。iMacとMacBook両方をもっている方は、ターゲットディスプレイモードを利用して作業効率を高めてみましょう。
Macのミラーリングを活用すれば作業効率アップ
本記事ではMacのミラーリング機能や、デュアルディスプレイモード、ターゲットでストレイモードなど様々な画面共有方法を紹介しました。動画編集やイラスト編集など、様々な場面でミラーリング機能は活躍します。またプライベートでも、Mac画面を外部ディスプレイに表示することで大画面で動画を視聴することもできます。
様々な活用方法がありますが、自分にあったミラーリング機能を見つけて、快適なMacパソコンライフを満喫してください。