Macのメモリ使用している容量の確認方法!CPUの使用率の確認方法も解説!
Macで作業していると、動作が遅くなったり重くなったりなる事があります。その原因はメモリの容量に深く関係しています。今回の記事ではMacに搭載されているメモリ容量の確認方法と、確認したメモリ容量を増設する方法を説明します。
目次
アップルメニューでMacのメモリ容量を確認する
アップルメニュー確認の手順
Macのメニューバーの一番左側にあるリンゴのマークが『アップルメニュー』です。
『アップルメニュー』をクリックすると、『アップルメニュー』で確認できる項目が表示されます。この中の『このMacについて』をクリックします。
するとMacの概要が表示されます。赤く囲った部分がMacの『メモリ容量』です。
アップルメニューで確認できる事
Appleメニューで確認できる項目は、
- このMacについて
- システム環境設定
- App Store
- 最近使った項目
- 強制終了
- スリープ
- 再起動
- システム終了
- 画面をロック
- ログアウト
赤く囲った部分の10項目です。
メモリスロットの空き状況を確認する方法
iMacなどのデスクトップ機は、『アップルメニュー』から『このMacについて』を選択します。すると『概要』の項目に並んで『メモリ』の項目があります。『メモリ』を選択すると、
- 搭載されている総メモリ容量
- 搭載されている各メモリの容量
- 総メモリスロット数
- 空きメモリスロット数
が表示されます。
MacBookなどのノートブック機は、『アップルメニュー』から『このMacについて』を選択します。この『概要』から『システムレポート』を選択します。
Macの『システム情報が』表示されますので、左側の項目から『メモリ』を選択します。すると右側に『メモリ』に関する情報が表示されます。ここでMacに搭載されている総メモリ容量と、メモリのアップグレード『増設』ができるかを確認できます。
アクティビティモニタを使ってMacのメモリ容量を確認する
アクティビティモニタの表示手順
Macの『Dock』から『Launchpad』をクリックします。
アプリの一覧が表示されますので『その他』をクリックします。
アプリの一覧から『アクティビティモニタ』をタップします。
『アクティビティモニタ』の下側に『メモリ』の情報が表示されます。
メモリパネルの見方
『アクティビティモニタ』の『メモリ』を選択すると『メモリパネル』が表示されます。ここではメモリの総容量以外に、メモリの使用率や空き容量などの様々な情報か確認できます。
各アプリのメモリ使用量を確認する事も可能
『メモリパネル』から任意の『アプリ』を選択すると、そのアプリの『メモリ使用量』を確認できます。
メモリ使用量が多い順にアプリを並べ替える
『メモリパネル』のメモリの項目をクリックする事で、『メモリ使用量』が多い順にアプリを並び替える事ができます。クリックする毎に使用量の多い順と少ない順に表示を切り替えできます。
アクティビティモニタでCPU使用率を確認する事もできる
『アクティビティモニタ』では、Macの『CPU使用率』も確認できます。『アクティビティモニタ』の『CPUパネル』を選択すると、各アプリの『CPU使用率』や、システム全体の『CPU使用率』が詳細に表示されます。『メモリパネル』と共にMacのパフォーマンス管理に役立てる事ができます。
システム情報を使ってMacのメモリ容量を確認する
システム情報の確認手順
『システム情報』からMacに搭載されているメモリの総容量を確認できます。『アップルメニュー』から『このMacについて』を選択して『システムリポート』を選択します。
または『optionキー』を押しながら『アップルメニュー』をクリックすると、『このMacについて』の表示が『システム情報』に切り替わりますので、システム情報をクリックします。
『システム情報』の左側の項目から『ハードウェア』を選択すると、『ハードウェアの概要』が表示されます。ここでMacに搭載されている『メモリ』の総容量が確認できます。
メモリスロットの見方
Macの『メモリスロット』は、機種や年式によって確認方法が異なります。またメインロジックボード(MLB)にメモリが直付け(オンボード)されていて、後からメモリを増設できない機種もあります。ご自身のお使いの機種をよく確認して下さい。
iMacの場合
iMacで『メモリスロット』から増設ができるのは、27インチモデルと2011年以前の21.5インチモデルです。2012年以降の21.5インチは『メモリスロット』が無く、メモリはオンボードになっています。
2012年以降のiMacは、背面の排気口の下に『メモリスロット』があります。『メモリスロット』は『フタ式』になっています。電源ケーブルの差し込み口にツメがあり、ツメを押すとメモリスロットのフタが開きます。
2011年以前のiMacは、筐体のフレーム底面に『メモリスロット』があります。こちらも『メモリスロット』は『フタ式』ですが『ネジ止め』されています。
Mac miniの場合
Mac miniでメモリスロットから増設できるのは、2012年以前のモデルです。2014年モデルはメモリがオンボードになっていて増設できません。また2018年モデルはメモリスロットが復活しましたが、Appleではユーザーによるメモリ増設をサポートしていません。購入時にカスタマイズするか、Appleサポートで修理扱いでの増設になります。
まずMac miniの本体裏側の『底面カバー』を反時計回りに押し回して外します。
すると内部コンポーネントが見えます。ここに『メモリスロット』があり、直接アクセスできます。2018年モデルでは『メモリスロット』に金属カバーが付いていて、メモリに直接アクセスできません。ロジックボードを筐体から抜き出す構造になっています。
MacBook系の場合
MacBook系でメモリスロットから増設できるのは、『2012年以前のMacBook Pro』のみです。他の機種はすべてメモリがオンボードになっています。
まず『下部ケース』を止めている『10本のネジ』を外します。ここで『下部ケース』を外すと内部コンポーネントにアクセスできます。『メモリスロット』にも直接アクセスできます。
Macのメモリ容量が不足している場合は増設を
今回はMacのメモリ使用している容量の確認方法を説明しました。MacなどのPCのメモリは、容量が多ければ作業スペースが広がり、各タスクが快適に動作します。お使いのMacの動作が遅い・重たいと感じている方はメモリ容量を確認して増設しましょう。