2020年12月08日更新
リソースモニターの見方!Windows10でCPUやメモリを監視してみよう!
Windows10にはCPUやメモリ、ディスクの利用状況をタスクマネージャーには表示されない細かい項目まで監視できるリソースモニターがあります。この記事では、リソースモニターを起動する方法と、リソースモニターの見方について詳しく解説します。
目次
Windows10のリソースモニターとは?
Windows10には、CPUやメモリの利用状況を細かく監視できるリソースモニターというツールが使えます。この記事では、Windows10のリソースモニターとはどういったもので、どのような見方をするのか詳しく解説します。
タスクマネージャーでは表示されないCPUやメモリの細かい利用状況が監視できるツール
Windows10の状況を把握するツールとしては、タスクマネージャーがあります。リソースモニターを使えば、タスクマネージャー表示されないような細い状況まで監視できます。タスクマネージャーでも、メモリやCPUの利用状況がわかりますが、リソースモニターほど細かいところまでは表示されません。
PCの状況をより細かく正しく監視して把握したい安倍には、リソースモニターを起動することをおすすめします。
リソースモニターの3つの起動方法
リソースモニターを起動する方法は3つあります。それぞれの方法を解説します。
スタートメニューから起動する方法
Windows10のスタートメニューから起動してみましょう。
Windows10の「スタート」をクリックして、「Windows管理ツール」を開きます。Windows管理ツールの中に「リソースモニター」があるのでクリックすると起動します。
ファイル名を指定して実行から起動する方法
Windows10の「ファイル名を指定して実行」からでも起動できます。
Windows10の「スタート」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を開きます。「perfmon.exe /res」と入力して「OK」をクリックするとリソースモニターが起動します。
タスクマネージャーから起動する方法
タスクマネージャーからリソースモニターを開く方法もあります。タスクマネージャーには表示されない点も見たい場合には、タスクマネージャーから直接開けます。
タスクマネージャーの「パフォーマンス」のタブを開くと、下の方に「リソースモニターを開く」があります。こちらをクリックするとリソースモニターが開きます。
リソースモニターの見方
リソースモニターが起動出来たら、それぞれのタブの見方を解説します。
概要
リソースモニターの「概要」のタブでは、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークの全ての情報が確認できます。右側にはそれぞれのグラフも表示されるので、PCの利用状況全体を把握するのに役立ちます。
CPU
リソースモニターの「CPU」のタブでは、起動しているプロセスやサービスのCPUの使用状況がわかります。プロセスごとにチェックを入れると、そのプロセスでの細かいCPUの利用状況を調べられます。
メモリ
リソースモニターの「メモリ」のタブでは主に物理メモリの利用状況を把握できます。プロセスごとの物理メモリへのコミット状況と、物理メモリの利用状況が把握できます。
物理メモリの利用状況のスタンバイとは?
「メモリ」のタブを開いたときに、物理メモリで「スタンバイ」が多いことが気になる方が多いようです。物理メモリのスタンバイとは、よく使うデータを空き領域にあらかじめ用意している状態です。物理メモリにスタンバイさせておくことで、呼び出されたときにすぐにそのデータを開けるようにしてあるのです。
スタンバイでメモリがいっぱいになっていても、物理メモリの容量が足りないわけではありません。
ディスク
リソースモニターの「ディスク」のタブを開くと、プロセスごとのHDDもしくはSSDへのディスクの読み込み、書き込み状況が把握できます。ディスクの使用量やディスクの応答時間がわかります。
ネットワーク
リソースモニターの「ネットワーク」のタブを開くと、ネットワークを利用中のプロセスや、プロセスごとのデータの送受信量の把握ができます。パケットを無駄に使っている通信容量も確認できて、ネット接続が正常かどうかもこちらで把握できます。
リソースモニターでWindows10の状況を確認しよう!
この記事では、Windows10のリソースモニターについて詳しく解説しました。リソースモニターなら、タスクマネージャーではわからないPCの利用状況がわかります。リソースモニターを活用して、PCの状態を常に把握するようにしましょう。