2019年06月15日更新
iPhoneの位置情報サービスをオンにする危険性とオフの確認・設定方法を解説!
iPhoneの位置情報サービスについてやメリット、位置情報をオンにすることによる危険性や、オフにする場合の確認、設定方法について説明していきます。iPhoneの位置情報サービスは便利ですので、この記事を読んでぜひ上手に使いこなしてください。
目次
iPhoneの位置情報サービスとは?
iPhoneの位置情報サービスとは、iPhoneを持っていれば地図アプリで現在地の確認ができたり、iPhoneを紛失したときに発見できるなどのサービスができるものです。
GPS機能でiPhoneの正確な位置を把握できる
iPhoneは、GPSの位置情報サービス機能によって位置を把握しています。これは、GPS衛星を利用して位置情報を確認するやり方です。GPS衛星と通信を行うことで正確にiPhoneのある場所を知ることができます。
また、この位置情報サービスを使ってiPhoneで撮った写真の場所をその写真に記録することもできます。
位置情報サービスを利用するメリット
位置情報サービスを利用するとどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、位置情報サービスを使うことによるメリットについて説明していきます。
現在地の確認
iPhoneには、位置情報サービスが標準搭載されています。コレにより、iPhoneのある現在地をGPSによって把握し、いつでも現在地の確認ができるメリットがあります。
GPSなしに地図を見て、自分のいる位置がわからない人には、自分の現在地位置情報がわかることは心強いiPhoneの位置情報サービスのメリットといえるでしょう。
アプリでの利用
アプリでも様々なメリットがあります。地図アプリなどで現在地の把握はもちろんですが、その機能を使って、目的地までの道順を自分いる場所を位置情報サービスで確認しながら道を進むことができます。音声機能にて道順をガイドする機能のある地図アプリもあります。
GPSの位置情報サービスと音声機能によるガイドは、とても助かります。地図を読むのが難しくて目的地までの道順がわからない人は、アプリでのメリットは、位置情報サービスの使用で楽に目的地に着くことができることです。
最近はゲームアプリなどでも位置情報サービスを利用し、楽しむことができます。
iPhoneのGPS機能を使い、指定の位置情報を確認しその場にしか現れない特定のゲームのキャラクターを見ることができるゲームアプリもあります。また、位置情報を使って、現在地がマークアップされ旅の記録ができるアプリなど様々なものがあります。
iPhoneを探す
万が一iPhoneを紛失してしまった場合は、探すのに手間がかかります。しかし、iPhoneの位置情報をつかったメリットは「iPhoneを探す」機能でGPSの位置情報を利用して、他のディバイスからiPhoneを見つけ出すことができることです。
共有機能
iPhoneの位置情報サービスには、ファミリー共有機能があります。
家族や友人などと簡単に位置情報を共有できるのです。この共有機能のメリットは、共有しているメンバーがiPhoneを落としても、共有しているメンバーが「iPhoneを探す」を使って見つけ出すことができます。
iPhoneの位置情報サービスのオンは危険?
ここまでiPhoneの位置情報サービスの内容について説明してきました。では、iPhoneの位置情報サービスはオンにして使っても危険はないのでしょうか。ここでは、iPhoneの位置情報サービスをオンにした時に合う可能性のある危険について書いていきます。
写真から位置情報が漏洩する可能性
位置情報サービスをオンにした場合、iPhoneで撮影した写真には位置情報も同時に記録することができます。その位置情報から、その写真がどこで撮影されたのか、その場所を他の人に知られる可能性があります。
プライバシーはもちろんですが、防犯上も位置情報を簡単に他人に知られることは危険です。写真を撮る場合には、iPhoneの位置情報サービスをオンにせず、オフにして撮影することをおすすめします。
SNSから位置情報が漏洩する可能性
SNSでも投稿と同時に位置情報を一緒に登録できる機能があるものもあります。本来は、家族や友人などの間で位置情報を共有して楽しむものです。
仮に「学校にいます」や「自宅でペットと一緒にいます」などの内容を位置情報と一緒に投稿すると、そのSNSの位置情報を元に他人に学校や自宅を特定されてしまう危険な可能性があります。これは、ストーカー被害に発展する危険性も秘めています。
このような危険な可能性に自分をさらさないためにもiPhoneの位置情報サービスをオンにする場合は、状況を考えて行うほうがいいでしょう。
iPhoneの位置情報サービスの設定を確認・オフにする方法
iPhoneの位置情報をオンにした場合の危険な可能性について説明してきました。では、実際にiPhoneの位置情報サービスの設定を確認したり、オフにするにはどのようにするのか説明していきます。
位置情報の設定を確認・オフにする
iPhoneの位置情報設定を確認・オフする方法を説明します。iPhoneの画面の「設定アプリ」を選択します。
「設定アプリ」→「プライバシー」→「位置情報サービス」を確認します。
「位置情報サービス」では今現在、iPhoneの位置情報の設定がオンになっているかオフになっているのかが確認できます。また、そこの「位置情報サービス」をタップしオフにすることで、iPhoneの位置情報サービスをオフにすることができます。
共有の設定を確認・オフにする
共有の設定を確認する方法は、先ほどの「位置情報サービス」の下に「自分の位置情報を共有」のアイコンをタップします。
その画面で、位置情報を共有する設定のオン/オフを確認することができます。また位置情報を共有のスイッチをタップるすとオン/オフを切り替えることができます。オフになっている場合は、誰とも共有されません。
アプリ毎に設定を確認・オフにする
iPhoneの位置情報は、アプリごとに設定のオン/オフを変えることができます。「位置情報サービス」の設定をオンにした常態で位置情報サービスのメニューの下のほうを見ると位置情報が使用できるアプリが並んでいます。
これを個別にタッチしていくと「許可しない」と「このAppの使用中のみ許可」のどちらかの設定を選ぶことができます。ここで、自分にとって位置情報が必要なアプリだけに許可を与えて、必要ないものは許可しないことができます。
アプリの一覧が並んでいるところに「許可しない」「使用中のみ」とチェックを入れるとどちらかが画面に出てくるので、確認することができます。
iPhoneで記録された位置情報を確認・削除する方法
ここまでで、iPhoneの位置情報サービスの確認とオン/オフのやり方について説明しました。では、iPhoneで記録された位置情報はどのように確認・削除することができるのか説明していきます。
記録された行動履歴を確認する
Phoneの行動履歴には、これまでの位置情報が記録されて残っています。
行動履歴を確認する方法は「設定」のアイコンから「プライバシー」→「位置情報サービス」を開きます。「位置情報サービス」のメニューをスクロールしていくとアプリの一覧の一番下に「システムサービス」があるのでタップします。
「システムサービス」のメニューの中の「利用頻度の高い場所」のメニューをタップすると位置情報のなかでも頻繁に滞在している場所が行動履歴として残っており、確認することができます。
記録された行動履歴を削除する
これまでの行動履歴が他人に漏れることは、位置情報が漏れることと同じくらい危険に巻き込まれる可能性があります。では、行動履歴を削除するほうはどうするのでしょう。
上で書いたようにiPhoneの「設定」アイコンから「プライバシー」→「位置情報サービス」→「システムサービス」→「利用頻度の高い場所」をタップして行動履歴の画面を開きます。位置情報の下にある「履歴を削除」をタップすると行動履歴の削除ができます。
また、今後もiPhoneに行動履歴が残らないようにしたい場合は、「利用頻度の高い場所」の設定をオフにしておきましょう。
写真の位置情報を削除する
iPhoneの写真の位置情報を削除する方法について説明します。iPhoneが持つ機能では、写真の位置情報を削除することができないので、削除機能のあるアプリを使います。
iPhoneの写真の位置情報を確認、削除する無料アプリもあります。「Photo Check」や「ExifビューアーPhoto Secure」などのアプリは、写真の位置情報が入っているかチェックしてくれ、iPhoneの写真の位置情報の削除をすることができます。
iPhoneでの位置情報の設定には注意しよう!
iPhoneの位置情報サービスについての説明やメリット、iPhoneの位置情報の確認の仕方、オン/オフのやり方などについて説明してきました。
普段は何気に使っているiPhoneの位置情報サービスですが便利である反面、気をつけていないとプライバシーや防犯の面で危険にさらされる可能性があります。この記事を参考にiPhoneの位置情報サービスの使い方を見直して、便利に楽しく使ってみてください。