2019年09月25日更新
iPhoneを初期化して復元する方法!データのバックアップ手順も解説!
iPhoneをバックアップする方法、初期化して復元する方法を紹介します。iPhoneの初期化はすべてのデータを削除してしまう為バックアップは必須です。紹介するiPhoneのバックアップ方法と初期化・復元方法をマスターして快適なiPhoneライフを送りましょう。
目次
- 1iPhoneの初期化・復元はどんな時に必要?
- ・機種変更をする時・他人にiPhoneを譲る時
- ・iPhoneの不具合が治らない時
- ・ロック画面のパスワードを忘れた時
- ・iCloudからデータを復元する時
- ・初期化すると端末データは全削除されるので要注意
- 2iPhoneを初期化・復元するための事前準備
- ・バックアップを取る
- ・iCloudをログアウトする
- 3iPhoneを端末のみを使って初期化・復元する方法
- ・設定アプリからリセットを行う
- ・iCloudから復元する
- ・iTunesからiPhoneを復元する
- 4iPhoneとPCを使って初期化・復元する方法
- ・USBでPCとiPhoneを接続しよう
- ・iTunesからiPhoneを復元する
- 5iPhoneを初期化して復元する場合は必ずバックアップを!
iPhoneの初期化・復元はどんな時に必要?
iPhoneの初期化(リセット) バックアップ復元が必要な場面1 |
機種変更・新iPhoneに乗り換えする時 |
iPhoneの初期化(リセット) バックアップ復元が必要な場面2 |
他人にiPhoneを譲る時・または下取りに出すとき |
iPhoneの初期化(リセット) バックアップ復元が必要な場面3 |
iPhone端末に不具合が発生したときの最終対処法 |
iPhoneの初期化(リセット) バックアップ復元が必要な場面4 |
iPhoneのパスコードを忘れた場合 |
iPhoneの初期化(リセット) バックアップ復元が必要な場面5 |
バックアップデータから復元するとき |
iPhoneの初期化(リセット)・バックアップ復元はあまり馴染みの無い人も多いでしょう。しかし、iPhoneの初期化(リセット)・バックアップ復元は非常に重要な意味を持つ操作です。iPhoneを下取りに出して販売したり、他人に譲渡する場合など、iPhone端末内のデータを完全に初期化・リセットしなければ個人情報を漏えいしてしまうからです。
本記事冒頭の本章では、iPhoneの初期化(リセット)・バックアップ復元が必要な場面を詳しく個別に紹介していくので参考にしてみてください。
機種変更をする時・他人にiPhoneを譲る時
古いiPhone・iPadから、新しいiPhone・iPadへ機種変更するときは、iPhone・iPadのデータをバックアップし、初期化しておくことで、新しいiPhone・iPad端末にデータファイルをすべて移行することができます。古いiPhone・iPadを下取りに出す場合は、必ず初期化しておく必要があります。
iPhoneを初期化することで、iPhone内の個人情報(クレジットカード情報・住所・連絡先・アプリの情報・ログインID・パスワードなど)を完全に削除することができます。iPhoneを初期化しないで売却・譲渡・下取りに出すということは、それらの重要な個人情報が外部に漏洩する可能性を残してしまうということになります。
iPhoneの不具合が治らない時
iPhoneの売却・譲渡・下取り以外に場合にもiPhoneの初期化・リセットをする場合があります。iPhoneの初期化・リセットをすることで、iPhoneの動作不具合を解消することもできます。
iPhoneの画面がフリーズして動かない、iPhoneの動作が遅い、iPhoneが発熱するなど、様々なトラブルが発生したい場合は、iPhoneの再起動とiPhoneの強制初期化方法を覚えておくことで、問題を解決することが可能となります。
ロック画面のパスワードを忘れた時
iPhone・iPadのパスコードを忘れた時にも、iPhone・iPadの初期化は有効です。次の章でも詳しく紹介していますが、iPhone・iPadを初期化するとデバイス内のデータがすべて削除され復元することができません。パスコードを忘れた状態ということは、最新のバックアップが取れていない可能性が高いので、十分に考慮して対処しましょう。
iCloudからデータを復元する時
新しいiPhone・iPadを購入し、アクティベーション・初期設定をする際、iCloudやiTunesからバックアップファイルを復元できます。
初期化すると端末データは全削除されるので要注意
iPhoneを初期化・リセットすることで、iPhone内のデータはすべて削除され、iPhoneの設定も工場出荷状態に戻ってしまいます。iPhone端末内に保存されている、ログインIDやパスワードもすべて消去されてしまうだけでなく、大事な思い出の写真データファイル・動画データファイルも消去されます。
iPhoneの初期化・リセットとは、iPhoneが工場出荷状態に戻るということなので、注意点を覚えておき、事前にバックアップしておかなければ、iPhone内のデータがすべて削除され復元できない状態となるので注意しましょう。
iPhoneを初期化・復元するための事前準備
iPhoneの初期化・リセットをするタイミング、初期化する理由について紹介してきました。iPhoneの初期化・リセットの意味が理解できたでしょうか。
本章では、iPhoneの初期化・リセット方法を紹介するので、これからiPhoneの売却・譲渡・下取りを考えている人は、解説を読み進めながら、実際にiPhoneの初期化・リセットに挑戦してみてください。
iPhoneは初期化すると、デバイス内のすべてのデータが消去され、工場出荷時の状態に戻ってしまいます。必ず、iTunes、またはiCloudでデータバックアップをしてから、初期化を行ってください。
バックアップを取る
iPhoneのバックアップ方法は「iTunes」にバックアップする方法と、「iCloud」にバックアップする方法の二通りがあります。それぞれのバックアップ方法を個別に紹介するので、自分にあったiPhoneのバックアップ方法を実践してください。
また注意点として、iPhoneのバックアップはiCloud・iTunesともに時間がかかるということを覚えておいて下さい。iPhone・iPadのストレージ容量にもよりますが、30分前後はかかると想定しておくと良いでしょう。
iCloudを使ったバックアップはWi-Fi接続と、iPhone・iPadを充電した状態で行って下さい。途中電源がオフになったり、ネット回線が途切れるとバックアップ途中にiPhone・iPadがフリーズするなどの支障をきたすことがあるので注意しましょう。
iTunesを使ったPCへのバックアップ手順
iTunesを使ってパソコン(PC)にiPhoneのバックアップデータを保存する場合は、iPhoneとパソコン(PC)を付属のライトニングケーブルを使って接続してください。
iTunesを起動して「iPhone」アイコンをクリックしてください。画面左側のメニュー一覧から「概要」を選択して「バックアップ」項目から「このコンピューター」にチェックを入れてから、画面右下の「適用」をクリックします。最後に「今すぐバックアップ」をクリックすれば、iPhoneのデータバックアップが開始します。
iCloudを使ったバックアップ手順
iPhoneの「設定」アプリを起動して「Apple ID」をタップしてログインしてください。ログインが完了している場合は、表示されるメニュー一覧から「iCloud」を選択します。表示されるメニュー一覧から「iCloudバックアップ」を選択してトグルをオンにしてください。
PCに接続したときにiTunesで自動バックアップされなくなるという注意が出てきますが、気にせず「OK」をタップしてください。「今すぐバックアップを作成」をタップするとバックアップが作成されます。
iCloudの容量を節約するコツ
iCloudのデメリットは無料プランで利用できるクラウドストレージ容量が5GBと非常に少ないという点です。現在のiPhoneモデルでは16GB以上のストレージを持つiPhoneばかりなので、iPhoneのすべてのデータをiCloudに保存する場合は有料プランを利用する必要があります。
または、iCloudに同期するアプリを無効化することで、iCloudへのアップロードデータファイル容量を節約することも可能です。
アプリバックアップ 解除方法1 |
「設定」>「Apple ID」>「iCloud」をタップします。 |
アプリバックアップ 解除方法2 |
「iCloudを使用しているAPP」一覧から バックアップ不要アプリのスイッチをオフにして下さい。 |
iCloudをログアウトする
iCloudバックアップが完了したら、iPhone・iPad端末を手放す場合はiCloudをログアウトしましょう。下取りに出す場合や、他人に譲渡する場合はiCloudからログアウトしておくと良いでしょう。
iPhoneを端末のみを使って初期化・復元する方法
iPhoneを初期化する前に「iPhoneを探す」機能をOFFにします。ONにしたままだと、iPhoneの初期化・リセットができません。「設定」を起動して「Apple ID」をタップしてください。「iPhoneを探す」を解除したいAppleデバイスを選択してください。「iPhoneを探す」をタップし、「iPhoneを探す」のトグルをOFFに切り替えれば完了です。
設定アプリからリセットを行う
iPhone単体で初期化・リセットする場合は、iPhoneの「設定」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップしてください。「iPhoneが工場出荷状態に戻る」という警告メッセージが表示されるので「iPhoneを消去」をタップしてください。これでiPhoneの初期化が開始します。
iCloudから復元する
iPhoneのバックアップ、初期化が完了したら、iPhoneの電源をオンにしてアクティベイトしてください。利用する地域や言語を選択し、表示される指示に従ってiPhoneの初期設定を進めてください。「Appとデータ」という画面では「iCloudバックアップから復元」を選択します。
iCloudで登録済みのApple IDとパスワードを入力してログインしてください。バックアップデータ一覧が表示されるので、復元したいバックアップファイルを選択します。
「iCloudから復元」という画面が表示され、復元にかかる残り時間を確認できます。この際、途中でバッテリーが切れてしまうと、iCloudデータ復元に問題が発生する恐れがあるので、必ずiPhoneを充電したまま復元を実行してください。
iTunesからiPhoneを復元する
iTunesから復元する場合は、「Appとデータ」という画面が表示されるので「iTunesバックアップから復元」を選択します。パソコン(PC)とiPhoneをライトニングケーブルで接続してください。iPhone画面上に「このパソコンを信頼しますか?」というメッセージが表示されるので「信頼」をタップしてください。
iTunesの画面上でiPhoneアイコンを選択し、画面左側のメニュー一覧から「概要」を選択し、「バックアップを復元」をクリックしてください。iPhoneのバックアップデータ一覧が表示されるので、復元に利用したいバックアップデータを選択すれば、復元完了です。
iPhoneとPCを使って初期化・復元する方法
iPhoneとPCを使って初期化・復元する方法を紹介します。
USBでPCとiPhoneを接続しよう
iPhoneとPCを使って初期化・復元する場合は、iPhoneとPCを接続し、iTunesのiPhone画面で「iPhoneを復元」をクリックしてください。
iTunesからiPhoneを復元する
iPhoneの復元画面で「Appとデータ」という画面が表示されるので「iTunesバックアップから復元」を選択します。パソコン(PC)とiPhoneをライトニングケーブルで接続してください。iPhone画面上に「このパソコンを信頼しますか?」というメッセージが表示されるので「信頼」をタップしてください。
iTunesの画面上でiPhoneアイコンを選択し、画面左側のメニュー一覧から「概要」を選択し、「バックアップを復元」をクリックしてください。iPhoneのバックアップデータ一覧が表示されるので、復元に利用したいバックアップデータを選択すれば、復元完了です。
iPhoneを初期化して復元する場合は必ずバックアップを!
iPhoneを初期化して復元する方法、iPhoneのデータファイルをバックアップする方法を紹介しました。何度も述べますが、iPhoneの初期化はすべてのデータを削除してしまうため、バックアップは必須です。本記事で紹介したiPhone・iPadのバックアップ方法と、初期化・復元方法をマスターして、快適なiPhone・iPadライフを送って下さい。