2019年04月18日更新
iPhoneでAppのバックグラウンド更新とは?オフ設定方法とどうなるか解説!
iPhoneのバッテリー不足が気になる方、それはもしかするとバックグラウンド更新が原因かもしれません。Appのバックグラウンド更新とは何か、そしてバックグラウンド更新をオンオフした時のメリットやデメリットを把握し、iPhoneをより良く利用しましょう。
目次
iPhoneのバックグラウンド更新とは?
iPhoneを使っていると、妙にバッテリーの減りが早いという事態に遭遇することがあります。iPhoneの不調や、バッテリーの劣化など様々な要因がありますが、その中でも特に多い原因がiPhoneのバックグラウンド更新によるものです。
バックグラウンド更新とは、と疑問符を浮かべる方もいるかもしれません。iPhoneを利用していても馴染みのない言葉なので、知らないままiPhoneを使い続けているというユーザーも少なくないでしょう。
バックグラウンド更新とは、名前の通り目に見えない場所でAppなどのデータが更新されることです。例えば、iPhoneのホームボタンを一回押し、開いていたページを閉じた場合、そのページは消えずに目に見えないところ(バックグラウンド)で開いたままの状態になっています。
バックグラウンドにあるデータやAppが自動で更新される状態、これがバックグラウンド更新です。
Appのバックグラウンド更新とは
つまりAppのバックグラウンド更新とは、開いたAppをワンタップでバックグラウンドに残し、更新を続けさせている状態を指します。
どこかに出かける時地図Appで場所を確認しながら、SNSAppで連絡を取る場合や、ゲームAppを開いたまま、連絡用Appを開いたりなど、複数のAppを同時に使う機会が一度はあるはずです。そんな時、Appを何度も起動させていては面倒ですし手間にもなります。
ですが、一旦バックグランドに下げていれば、すぐにAppを再開できますし、開いていない状態でも更新されているため、再更新する必要もありません。iPhoneのバックグラウンド更新は非常に便利な機能なのです。
ただし冒頭で紹介したように、バックグラウンド更新を設定していると、バッテリーの減りが非常に速くなります。画面からAppが消えていたとしても、バックグラウンドでは常時稼働している状態なので、当たり前と言えば当たり前です。便利な反面、使い続けるには上手い付き合い方を模索する必要があります。
一部App以外は更新をオン・オフに変更できる
嬉しいことに、バックグラウンド更新はオンオフの切り替え設定や、通信環境の設定、バックグラウンド更新をするAppごとの設定など、細かい設定が可能です。一部のAppのみ設定できない場合もありますが、大抵のAppは問題ないため一度確認してみましょう。
バックグラウンド更新を変更する方法
一度もバックグラウンド更新の設定を確認したことがない方は、これを機に確認してみることをおすすめします。バックグラウンド更新の確認方法も、設定方法も、どちらもシンプルな手順でできるため、数分で終わらせることが可能です。
オフ設定する方法
まずは、Appのバックグラウンド更新をオフにする方法を把握しておきましょう。
iPhoneの「設定」を開き、少し下にスクロールして「一般」をタップします。「一般」画面の、「Appのバックグラウンド更新」を選択し、バックグラウンド更新がオンオフのどちらになっているか確認しましょう。
「Appのバックグラウンド更新」を再度タップすれば、「オフ」「Wi-Fi」「Wi-Fiとモバイルデータ」の三種類から設定することができるので、「オフ」を選択して完了です。
もしも、全てのAppのバックグラウンド更新をオフにするのではなく、一部のAppのバックグラウンド更新だけオフにしたい場合は、上画像の三番目の画面でAppごとにオンオフの設定をすることが可能です。
バックグラウンド更新をWi-Fiのみにする方法
Appのバックグラウンド更新を完全にオフにするのではなく、Wi-Fi環境のみで利用可能にすることもできます。バッテリー消費などは気になるが、バックグラウンド更新も利用したいという場合は、Wi-Fi環境のみの設定にしてみましょう。
Appバックグラウンド更新のオフ設定と同様の方法で、「設定」を開き、「一般」から「Appのバックグランド更新」へ移動します。「Wi-Fi」を選択すれば完了です。
バックグラウンド更新をオフ設定にすると困ることは?
Appを自動更新する必要性がいまいち分からない、という方もいるでしょう。バックグラウンド更新を強く意識することはそうないので、オフにしても問題ないという結論に至るかもしれません。しかし、オフにして全く問題がないというわけではありません。そもそも問題がなければ、それこそ一切の必要性がないという話になってしまいます。
バックグラウンド更新をオフにした場合、メリットとデメリット、どちらも存在することを覚えておきましょう。
Appの機能が制限される
Appのバックグラウンド更新をオフにするのですから、Appの機能が制限されてしまうのは必然です。一旦Appをバックグラウンドに移動させ、再度Appを呼び戻した時、バックグラウンド更新がオフになっていたらAppをまた一から開き直さなければなりません。
例えばゲームAppの場合は、途中中断ではなく、Appを完全に閉じる形になってしまいます。バックグラウンド更新をオフにすると、Appを一旦バックグランドに置いておくことや、その間にもAppの更新を続けるということができなくなり、画面上で開くか閉じるかの二択しか選択できなくなるのです。
Appの利用頻度が高いという方は、バックグラウンド更新と、Appの機能制限が密接な関係であることを理解しておきましょう。Appに制限をかけたくないなら、バックグラウンド更新を有効にするか、Wi-Fi環境のみの設定にすることをおすすめします。
バッテリーやデータ通信量の消費量を抑えられる
バックグラウンド更新をオフにした時、もっとも大きなメリットは、バッテリーやデータ通信量の消費量を抑えられるという点です。目に見えないところで常時Appが稼働している時と比べ、必要な時にしかAppが稼働しないため、データ通信量を大幅にカットすることが可能です。
バッテリーの消費が早い場合や、すぐに通信制限がかかる場合は、バックグラウンド更新をオフにする方が良いかもしれません。ただしAppの機能制限がかかるため、オンオフどちらがより自分に合っているか、よく吟味することが大切です。
バックグラウンド更新のオフ設定以外のバッテリー対策
Appの機能制限がかかるため、バックグラウンド更新をオフにする以外のバッテリー対策がしたい、と思う方もいるかもしれません。よくAppを利用するなら、制限がかかる方法でバッテリー対策をするのは得策ではないでしょう。
結論から言うと、バックグラウンド更新をオフにする以外で、バッテリー対策をすることはできます。数点の方法があるため、自分の出来そうなものから確認してみましょう。
通知のオフ
まずは、Appの通知をオフにしてみましょう。Appを開いていない時でも、メッセージなどを通知してくれる通知機能は非常に便利です。ですが、その分バッテリー消費に貢献している機能とも言えます。必要最低限の通知だけ残しておき、他は思い切ってオフにしてみることをおすすめします。
自動アップデートを切り替える
iPhoneniには自動アップデートするための機能が備わっています。いつでも最新の状態で利用できるという画期的な機能ですが、オンにしているとバッテリーの消費が非常に速くなります。自動アップデートをオフにすることに抵抗があるなら、「モバイルデータ通信」のみをオフにし、バッテリーの節約をしてみましょう。
通信量が多いアプリをオフにする
Appによって必要な通信料が変わってきます。動画視聴用のAppやゲームAppなどは、容量の大きいデータのやり取りをするため自然と通信料が多くなります。自分の使っているAppで、どれが通信料の多いAppか確認しオフにしましょう。
モバイルデータ通信をオフにするだけなら、Wi-Fi環境で利用できるため、バッテリーや通信料を節約しながらいつも通り利用することができます。
位置情報サービスをオフ
位置情報サービスも、バッテリー消費の原因の一つです。よほどのことがない限り、全てのAppの位置情報をオンにする必要はないため、必要最低限のAppだけオンにし、あとは全てオフにするか、Appの使用中のみオンにする設定にしておきましょう。
iPhoneのバックグラウンド更新をオフにしてバッテリーを節約しよう!
iPhoneをよく利用するなら、バッテリーの消費をいかにして抑えるか考える必要があります。そのためにも、バックグラウンド更新がどんなものか理解し、不必要な部分はオフにするなど、考えて工夫することが大切です。
バックグラウンド更新の内容を確認し、通信方法の設定やAppごとの設定などをし、バッテリー対策をしてiPhoneを長時間使えるように気を付けてみましょう。