iPadを有線LAN(Ethernet)を使用してインターネットへ接続できることをご存知ですか?iPadを有線LAN(Ethernet)でインターネットに接続するのに必要なアイテムや、それぞれケーブルの繋ぎ方を解説いたします。
「ネットワークスピードが遅いと感じる」「プレイしているゲームでラグが発生する」「動画データやソフトウェアアップデートなど、大容量のデータを通信したい」などのシーンにおいて、有線LAN(Ethernet)を使用したインターネットへの接続が有効です。iPadを有線LAN(Ethernet)を使用してインターネットへ接続することで、超高速かつ安定したネットワーク環境の実現が可能になります。
Apple純正のアイテムでLightning端子をLAN端子に変換するためには、2つのアイテムを使用する必要があります。まず1つ目が、Apple純正の「Lightning-USB3カメラアダプタ」です。主に、高解像度デジタルカメラなどからiPadに写真やビデオと取り込んだり、USB対応周辺機器を繋ぐために使用されるアイテムですが、今回は有線LAN(Ethernet)をiPadに繋ぐために使用します。
そして2つ目が、Apple純正の「Apple USB Ethernetアダプタ」です。先ほどご紹介しました「Lightning-USB3カメラアダプタ」のUSB端子側に繋ぐことで、LAN端子に変換できるアイテムです。
Apple純正品以外にもLightning端子をLAN端子に変換するアイテムは存在します。ただし、非公式の製品であるため、正常に動作する保証はできません。純正品に比べて安価ですが、安定性をとるか、価格をとるかを考える必要があります。
必要なアイテムが揃いましたら、実際にそれぞれケーブルを繋いでいきましょう。本記事では、より安定したネットワーク通信を考慮して、Apple純正のアイテムを使用した接続方法を解説いたします。まず、「Lightning-USB3カメラアダプタ」にiPadに付属している電源アダプタを繋ぎます。
つぎに、「Lightning-USB3カメラアダプタ」に「Apple USB Ethernetアダプタ」を繋ぎます。
そして、「Lightning-USB3カメラアダプタ」とiPadを繋ぎます。
最後に、「Apple USB Ethernetアダプタ」にLANケーブルを繋いで完成です。
必要なアイテムを揃えてしまえば、ケーブルを繋ぐ方法として特別難しい作業は必要としませんが、いくつか注意点があります。まず、それぞれのケーブルを繋ぐ順番は、上記で解説した順番通りに繋いでください。iPadのバッテリーからの給電だけでは必要な電力が足りないため、「Lightning-USB3カメラアダプタ」と、「Apple USB Ethernetアダプタ」に電源から給電した後に、iPadへ繋ぐためです。
また、「Lightning-USB3カメラアダプタ」に繋ぐ電源アダプタですが、iPadに付属している純正品か、それに準ずる給電能力があるものを使用してください。iPadの電源アダプタだと10W(iPad Retinaだと12W)の給電能力がありますが、iPhoneで使用するLightningケーブルだと、5Wの給電能力しかないため給電不足となります。
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