Wi-Fi(無線LAN)の電波が遅い・電波強度が弱い原因と対処法!

皆さんが家でWi-Fi(無線LAN)を使っているときに、電波が悪くなったり、接続が切れたりして、困った経験が必ずあるはずです。このWi-Fiの電波の速度を早くする方法や電波強度を強くする方法を原因とともに徹底解説していきます。

Wi-Fi(無線LAN)の電波が遅い・電波強度が弱い原因と対処法!のイメージ

目次

  1. 1Wi-Fi電波の届きが悪いときの対策
  2. 2.4GHz帯が有利だが電波干渉に弱い
  3. 2.4GHz帯のWi-Fiルーターに切り替える
  4. 子機側は2.4GHz帯のアクセスポイントに接続する
  5. 2電波干渉でWi-Fiが繋がりにくいときの対策
  6. 5GHz帯の高速Wi-Fiルーターに変更して干渉を避ける
  7. 3Wi-Fi電波の親機が遠いときの対策
  8. Wi-Fiを拡張するネットワーク機器の活用
  9. 電波強度を【Wi-Fi中継機】で増幅する
  10. 【メッシュWi-Fiシステム】で広範囲にWi-Fiをカバーする
  11. 4突然電波が繋がらなくなったときの機器対策
  12. 再起動または初期化を行う
  13. Wi-Fiルーターのファーム更新を行ってみる
  14. 5Wi-Fiが遅いと感じた時の通信速度の確認手法
  15. まず有線LANの速度を測定しておく
  16. Wi-Fiの速度を測定し大幅に遅くないか確認する
  17. 6Wi-Fi電波の届きが悪いときの対策を確認しよう
  18. 対策する上での注意点

Wi-Fi電波の届きが悪いときの対策

Wi-Fi

家にいるときにWi-Fiが繋がりにくくなることがあります。その時は電波の強度が弱いです。その原因はほとんどの場合Wi-Fi側に問題があります。そんな時にどう対策すればWi-Fiの電波が高速になるのか、対策方法を説明します。

2.4GHz帯が有利だが電波干渉に弱い

電波干渉

2.4GHzは障害物に強く遠距離で有利ですが、この2.4GHzは昔から使われていて、電子レンジやBluetooth機器にも使われているので、これらの機器との電波干渉に弱いというデメリットがあります。

2.4GHz帯のWi-Fiルーターに切り替える

Wi-Fi管理画面

Wi-Fiの周波数帯を切り替えるには、たいていのブラウザからアクセスできる「管理画面」からすることができます。「管理画面」を開いたら、Wi-Fi関連から2.4GHzを有効にします。「デュアルバンド」に対応している方は、二つの周波数を同時使用しても問題ありません。

子機側は2.4GHz帯のアクセスポイントに接続する

Wi-Fiセットアップ

子機とは、Wi-Fiをつなぐスマートフォンやパソコンのことです。子機でWi-Fi設定を開いて、2.4GHz帯のSSIDを選択して、繋げば、完了です。

電波干渉でWi-Fiが繋がりにくいときの対策

電波干渉イメージ

2.4GHz帯だとほかの機器もこの周波数帯で繋いでいるので、電波干渉を起こして、Wi-Fiに繋がりにくくなったり、電波の強度が弱いことがあります。

5GHz帯の高速Wi-Fiルーターに変更して干渉を避ける

2.4GHzに繋いでいた時に、電波干渉が原因でWi-Fiが繋がりにくくなりました。そんな時は、5GHz帯のWi-Fiルーターに変更することで電波干渉を避けることができます。5GHzは新しい型なので、2.4GHzと比べて、比較的に電波干渉を起こしにくくなっています。

Wi-Fi電波の親機が遠いときの対策

ルーター

Wi-Fi電波の親機が子機を使っている場所から遠いということもあります。遠いだけでなく、親機と子機の間に障害物がほとんどの場合あります。そうなると、Wi-Fiのが通りにくくなり電波の強度が弱い、遅いという現象が起きます。こんな時の対策を解説してきます。

Wi-Fiを拡張するネットワーク機器の活用

Wi-Fiを拡張するネットワーク機器

Wi-Fiを拡張するネットワーク機器には、「メッシュWi-Fiシステム」や「Wi-Fi中継器」というものがあります。これらは、電波を中継してくれる役割があったり、Wi-Fi機器自体を何個か設置することで、電波が弱くなるのを防ぐ役割もあります。自分の家のWi-Fiを二階などで使っていて、電波が入りにくい、強度が弱い、遅いことがあれば、このような機器の設置をお勧めします。

電波強度を【Wi-Fi中継機】で増幅する

Wi-Fi中継器

「Wi-Fi中継器」とは、親機から離れていて弱くなった電波を中継して再度電波を強くしてくれる機能を持つ機器です。これを設置することによって電波強度の弱い場所、ルーターから離れた場所、ルーター1つでは電波の行き届かないところでWi-Fiが繋がりやすくなります。また、「メッシュWi-Fiシステム」よりは値段は安いです。ですが、これは1つの電波を延長しているだけなので、Wi-Fiの切り替え時に一時切断されます。

【メッシュWi-Fiシステム】で広範囲にWi-Fiをカバーする

「メッシュWi-Fiシステム」とは、家の中に何台かのルーターを置いて、ネットワークの範囲を広くして、電波も高速のままにしてくれるものです。複数のルーターはそれぞれのルーターとして稼働するので、接続が中断されることはまずありません。それに、たくさん置けば置くほど範囲が広くなり、電波強度が強く、高速になるのでネットワークはしっかりと繋がってくれます。

ですが、「Wi-Fi中継器」よりも値段が高く設定されてあるので、たくさん置くのであれば高い金額を払うことになります。

メッシュWi-Fiシステム

突然電波が繋がらなくなったときの機器対策

家でWi-Fiに繋いでいると、突然つながらなくなったり、電波強度が弱くなったりするという経験を皆さんもしたことがあるかもしれません。その原因はWi-Fi側にあるのか、使っている危機に問題があるのか、わからないことがほとんどです。なので、どちらともに対策方法を試してみるのが一番いいでしょう。

再起動または初期化を行う

まずは、再起動や初期化を試してみましょう。初期化をしてしまうと、IDやパスコードが工場出荷前状態に戻ってしまいます。ですが、初期化した後に再度登録するためのIDやパスコードを用意しておくと、すぐに登録しなおせます。

再起動ボタンを選択

上の画像は再起動するときの画像です。右上の赤四角のところを押せば再起動が可能です。
※この画面はルータの管理画面です。ブラウザからアクセスすることができます。

初期化時の選択箇所

まずは、「管理画面」を開いて、「システムツール」を選択します。次に、その下の「バックアップ及び復元」を選択します。すると、上のような画面が出てくるので、「既定の復元」を選択すれば、初期化が開始されます。手元にマニュアルなどを用意しておけば楽に初期化後の設定をラクラクできます。

Wi-Fiルーターのファーム更新を行ってみる

更新

突然Wi-Fiが繋がりにくくなったときは、ファームウェアが更新されていない場合があります。更新されてないと、不具合が起きることがあります。ファームウェアを更新すると、依然起きていた不具合がなくなったり、Wi-Fiの通信速度が高速になる可能性があります。ファームウェアを更新すると、身に覚えのないアクセスを防いでくれたりもするので、ぜひファームウェアの更新は行いましょう。

Wi-Fiが遅いと感じた時の通信速度の確認手法

通信速度イメージ

Wi-Fiが遅い、電波強度が弱いと感じた時にはWi-Fi通信速度の確認してみるとどのくらい遅いのかを知ることができます。そのためには、有線LANの通信速度を測ることをお勧めします。なぜなら、有線LANの通信速度がそのルーターでの最も高速な通信速度となるからです。

ということは、この有線LANの通信速度とWi-Fiの通信速度の差が大きくなければWi-Fiの通信速度は高速であるといえます。逆にその差が大きいと、Wi-Fiの通信速度は遅いということになります。

まず有線LANの速度を測定しておく

スピードテストサイト

まず、有線LANの通信速度を測定するにはパソコンとルーターを有線で繋ぎます。注意点としては、使うパソコンは最大1Mbpsの通信速度に対応したパソコンを繋がなければ正しい通信速度を測れないことがあります。次に、下のリンクから「USENスピードテスト」というスピードを測ってくれるサイトにアクセスして、通信速度を測ります。

USENスピードテスト

Wi-Fiの速度を測定し大幅に遅くないか確認する

有線LANの通信速度がわかったら、次にWi-Fi(有線LAN)の通信速度を測定します。このWi-Fiの通信速度と有線LANの通信速度の差が大幅に大きければルーターに問題があるといえます。この差が大きいと、電波強度が弱くなり、Wi-Fiが繋がりにくくなっているといえます。

遅過ぎるときは無線ルーターを疑おう

Wi-Fiの通信速度と有線LANの通信速度の差が大幅に大きければルーターに問題があるといえます。このような問題が起きるのは、そのルーターが新しいWi-Fiの規格に合ってないからです。5年前ほどのルーターは通信速度が遅いです。高速な通信速度でWi-Fiを使うには、「IEEE802.11ac」に合ったルーターが必須です。それにつなぐ子機のスマホやパソコンも「IEEE802.11ac」に合った機種を使わなければなりません。

Wi-Fi電波の届きが悪いときの対策を確認しよう

ルーター

Wi-Fiは、ほかの電気を使う機器によって電波の邪魔をされ、電波の届きが悪くなります。電波の届きが悪いとき、原因がわからないときはいろんな対策を試してみるとよいでしょう。原因がわかっているのであれば、それに合わせて対策法を試してみましょう。ここでの対策法を覚えておき、すぐに繋がりにくいWi-Fiを回復させなければならないときは、対策法を順番に試しましょう。

ルーターは、つっけぱなしでいると、Wi-Fiが繋がりにくくなります。再起動を日ごろからするようにするのがよいでしょう。

対策する上での注意点

注意

1. 「メッシュWi-Fiシステム」は、たくさん設置するほどWi-Fiが繋がりやすくなるが、金額の面で「Wi-Fi中継器」よりもやや高くなっているので、財布の中身を確認して設置したい個数と金額をしっかりと確認した後にお買い上げすることをお勧めします。

2. Wi-Fi管理画面で初期化をするときに、時間に余裕がない方は次に登録するIDやパスコードを用意しておくことで、ササっと設定を済ませることができます。時間を見積もって、初期化から設定までをやりましょう。

3. ルーターが新しい規格に合ってない場合は、買うのがおすすめですが、こちらも新しいルーターを買うと金額が高くなっているので、財布の中身を確認してルーターを買った時のメリットを考えて、買うかどうかを決めましょう。

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この記事のライター
河村
よろしくお願いいたします。