「この接続ではプライバシーが保護されません」Chromeのエラーの対処法を解説!

Google ChromeでWebサイトに接続した時に「この接続ではプライバシーが保護されません」というエラーが表示されることがあります。この記事では、Google Chromeでプライバシーエラーになってしまう原因と、対処法について詳しく解説します。

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目次

  1. 1Google Chromeの「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーについて
  2. 2Google Chromeの「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーの原因とは?
  3. 3プライバシーエラーの原因がデバイスにある場合の対処法
  4. PCやスマホ・モデム・ルーターの再起動
  5. PCやスマホのOSのアップデートを実行する
  6. デバイスの時刻設定が正しいか確認する
  7. AndroidシステムのWebViewを更新する
  8. セキュリティ対策ソフトを一時的に無効にする
  9. 4プライバシーエラーの原因がChromeにある場合の対処法
  10. Chromeのアップデートを実行する
  11. シークレットモードでWebサイトを開いてみる
  12. Chromeのキャッシュを削除する
  13. 5プライバシーエラーの原因がインターネット環境にある場合の対処法
  14. 公衆Wi-Fiで接続していないか
  15. 6プライバシーエラーの原因がサイト側にある場合の対処法
  16. ユーザー側ができる対処法
  17. サイト側がするべき対処法
  18. 7「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーはできることから確認していこう!

Google Chromeの「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーについて

Google ChromeでWebサイトを表示した時に、「この接続ではプライバシーが保護されません」というエラーが表示されてしまい、サイトに接続できないことがあります。この記事では、Google Chromeのプライバシーエラーの原因と対処法について詳しく解説します。

「この接続ではプライバシーが保護されません」というエラーメッセージの他に、次のようなエラーメッセージが表示される場合もあります。

  • 「NET::ERR_CERT_AUTHORITY_INVALID」
  • 「ERR_CERT_COMMON_NAME_INVALID」
  • 「NET::ERR_CERT_WEAK_SIGNATURE_ALGORITHM」
  • 「ERR_CERTIFICATE_TRANSPARENCY_REQUIRED」
  • 「SSL 証明書エラー」
これらのエラーが出た場合でも、基本的に対処法は「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーの場合と同じです。原因と対処法を詳しく見ていきましょう。

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Google Chromeの「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーの原因とは?

Google Chromeでプライバシーエラーが発生する場合の根本的原因とは、HTTPSの暗号化した接続を利用しているサイトのSSL証明書が、Chromeの基準を満たしていないためです。

ChromeがSSL証明書がない、期限切れなどで無効であると判断した場合に、PCを保護するためにプライバシーエラーを表示します。しかし、実際にはSSL証明書が有効である場合にもプライバシーエラーが発生してしまうことがあります

Chromeでプライバシーエラーが発生する場合には大きく分けて次の4つの原因が考えられます。

  • デバイスの問題
  • Chromeの問題
  • インターネット接続の問題
  • サイト側の問題
それぞれの原因ごとにサイトのユーザーとして対処できることについて詳しく解説します。

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プライバシーエラーの原因がデバイスにある場合の対処法

Chromeで「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーが起こる原因が、デバイスにあると考えられる場合には、次の順番で1つずつ対処していきましょう。

PCやスマホ・モデム・ルーターの再起動

まずはデバイスの再起動をしてみましょう。「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーが起きた、PCやAndroidスマホだけではなく、モデムやルーターの電源もいったん切ってから再起動してみます。これだけでプライバシーエラーが解決できる場合もあります。

PCやスマホのOSのアップデートを実行する

セキュリティ技術は日々進化しています。OSのセキュリティ対策とGoogle Chromeのセキュリティ対策にずれが生じてしまったことが、「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーの原因になることがあります

この場合には、PCでもスマホでも、OSのアップデートを実行することで解決できます。Windows10の場合には「設定」から「更新とセキュリティ」>「Windows Update」を実行してみましょう。

Androidスマホの場合には、「設定」アプリから「ソフトウェアアップデート」を実行してみましょう。

デバイスの時刻設定が正しいか確認する

ブラウザではSSL証明書の信頼性を確かめるのに、サイトがChromeに送ってきたSSL証明の日時が正しい日時かを、PCやスマホのシステムの時計と照合して確認しています。

この時に、PCやスマホのシステムの日時が間違えていると、プライバシーエラーになってしまいます。PCやスマホのシステムの日時の設定を確認してみましょう。

Windows10では「設定」から「時刻と言語」で「時刻を自動的に設定する」と「タイムゾーンを自動的に設定する」をオンにします。

Androidスマホでは、「設定」アプリから「日付と時間」で「日時を自動的に設定する」をオンにして、タイムゾーンも正確な場所に設定しましょう。

AndroidシステムのWebViewを更新する

Androidスマホで、Android6以前の古い機種を使っている場合には、「AndroidシステムのWebView」の更新が必要です。Android7以降の機種には必要ありません。

更新方法はAndroidスマホで「Google Playストア」を開いて、「WebView」と検索します。検索結果に「AndroidシステムのWebView」と出てくるので、そのアプリページを開いて「更新」をタップします。すると、AndroidシステムのWebViewの更新を実行できます。

セキュリティ対策ソフトを一時的に無効にする

PCやスマホにセキュリティ対策ソフトをインストールしてある場合には、セキュリティ対策ソフトの干渉により、Google Chromeでプライバシーエラーが発生する原因になる場合があります。セキュリティ対策ソフトを一時的に無効にした状態で接続できるか確認してください。

セキュリティ対策ソフトが原因であった場合には、ずっとオフにしておくのはとても危険です。対処法をセキュリティ対策ソフトのメーカーへお尋ねください。

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プライバシーエラーの原因がChromeにある場合の対処法

「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーがGoogle Chromeで発生する原因が、Google Chrome自体にあることもあります。Google Chromeに原因があると考えられる場合の対処法は次の通りです。

Chromeのアップデートを実行する

Chromeの更新が遅れてしまい、Chrome側が最新のSSL技術に対応できなくなってしまっている可能性も考えられます。Chromeを更新して、最新の状態にしてみましょう

Google Chromeの更新情報がある場合には、Chromeの右上の「︙」をクリックすると、「Google Chromeを更新」があります。こちらをクリックすると手動で更新できます。

シークレットモードでWebサイトを開いてみる

Google Chromeの「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーについて

ブラウザに蓄積したキャッシュが、正常な接続を妨げてプライバシーエラーの原因になっていることがあります。キャッシュを削除する前に、キャッシュが原因かどうかを確かめるために、シークレットモードで同じサイトを開いてみましょう。

シークレットモードは、ブラウザに履歴を残さずにWebサイトを閲覧する方法です。キャッシュを利用せずにWebサイトを開くので、キャッシュの影響を受けずにウェブサイトを開けます。

シークレットモードを利用する方法は、Google Chromeの右上の「」をクリックして、「シークレットウィンドウで開く」をクリックします。

Chromeのキャッシュを削除する

シークレットモードで正常にWebサイトが開けたら、キャッシュが原因であることがわかるので、キャッシュを削除します。Google Chromeのキャッシュの削除方法は、Chromeの右上の「」から「履歴」にマウスポインタ―を載せて、開いたメニューの「履歴」をクリックします。

新しいタブで履歴が開くので「閲覧履歴データの削除」をクリックします。

Google Chromeの「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーについて

開いた削除の設定画面から「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「データを削除」をクリックします。これでキャッシュが削除できたので、プライバシーエラーが発生しなくなったか確認してみましょう。

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プライバシーエラーの原因がインターネット環境にある場合の対処法

Google Chromeの「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーの原因が、インターネット環境にある場合もあります。インターネット環境が原因の場合の対処法について詳しく解説します。

公衆Wi-Fiで接続していないか

Chromeのプライバシーエラーが、外出先で利用しようとした公衆Wi-Fiに接続した時にだけ起こる、という方もいます。自宅や会社、学校で使っている大容量インターネットやWi-Fi、自分のスマホのモバイルデータ通信では起きないのに、外出先での公衆Wi-Fiでは起きるという場合には、次の2つの対処法を試してみましょう。

接続するための手続きを踏んでいるか

公衆Wi-Fiとは言っても、完全無料で誰でも接続できるものばかりではありません。携帯電話会社のオプションとして、一定の月額利用料金を支払うと使えるようになる公衆Wi-Fiもあります。

月額利用料金が必要な公衆Wi-Fiを利用するためには、利用する前にその公衆Wi-Fiサービスを利用できるように、接続するデバイスで設定する必要があります。利用できるように設定していないデバイスで、その公衆Wi-Fiに接続した場合には、プライバシーエラーが表示されて、接続できません。

設定方法は専用アプリなどを使う場合が多いのですが、設定方法はサービスによって異なります。契約している公衆Wi-Fiサービスの使い方を一度確認してください。

接続を保護できるVPN接続で接続してみる

誰でも無料で接続できる公衆Wi-Fiの中には、悪意のある目的で設置されているものもあります。接続した端末の内部の情報を読み取ったり、ウイルスを送り込んだりするための公衆Wi-Fiもあるのです。

そういった悪意のあるWi-Fiに接続してしまった場合には、端末を守るためにプライバシーエラーが表示されることがあります。特に他の問題がないのに、プライバシーエラーになってしまう公衆Wi-Fiは、危険な接続だと考えて利用を控えましょう。

どうしてもその公衆Wi-Fiを利用せざるを得ない場合には、すべての通信を暗号化するVPNで接続しましょうVPNで接続してプライバシーエラーが表示されなければ大丈夫です。

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プライバシーエラーの原因がサイト側にある場合の対処法

Google Chromeで「この接続ではプライバシーが保護されません」になってしまう原因が、サイト側にある場合もあります。サイト側が設定しているSSL証明書に何らかの不備があることが原因です。

その場合にできる対処法を、ユーザー側ができる対処法と、サイト運営者側がするべき対処法に分けてみていきましょう。

ユーザー側ができる対処法

ユーザー側としてできる対処法には次の2つがあります。

無理やり突破してアクセスしてみる

ユーザー側としては、無理やり突破してサイトを開いてみることはできます。プライバシーエラーが表示された画面の下の方に、そのサイトを開くためのリンクが表示されている場合があります。

このリンクは、このサイトを開く危険性を理解した上で進むなら、というリンクです。万が一のことを考えたらとても危険性が高いのでおすすめしませんが、どうしてもそのサイトを開く必要があるのなら、無理やり突破してみる方法も選択できます。

他のブラウザで開いてみる

Google Chromeのセキュリティレベルは、ブラウザの中でも特に厳しいといわれています。他のブラウザに変えてみたら接続できることもあります。ブラウザを変更して開いてみるのもおすすめです。

サイト側がするべき対処法

基本的にGoogle Chromeの「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーはSSL証明書の問題なので、サイト運営者が対処するべきことです。サイト運営者が対処するべきことは主に次の2点です。

SSL証明書の有効性を確認する

このエラーが起きる最も多いサイト側の原因は、SSL証明書の期限切れです。サイトに設置しているSSL証明書が有効なものかどうか、特に期限切れで無効になっていないかをしっかりと確認しましょう。

SSL証明書を正しくサイトに導入できている確認する

有効なSSL証明書なのに、ユーザーからプライバシーエラーが発生するという声が上がるようであれば、SSL証明書をサイトに導入するのに失敗している可能性があります。サイトの設定を確認してみましょう。

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「この接続ではプライバシーが保護されません」のエラーはできることから確認していこう!

この記事では、Google Chromeで「この接続ではプライバシーが保護されません」というエラーが出る場合の原因と対処法について解説してきました。基本的にSSL証明書の問題ですが、記事の中でもご紹介した通り、ユーザー側のデバイスやGoogle Chromeの問題の場合もあります。

ユーザー側として確認できることもあるので、このエラーが出た場合でも、サイト運営者に問い合わせる前に、自分でできることから確認していきましょう。

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この記事のライター
K.C
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