スマホのOSの種類や違いを解説!iOSとAndroid以外のOSやシェアも紹介!

現在の主流スマホOSはAndroid OSとiOSです。今のところ、この二つがスマホOSのシェア率を99%占めていますが、世界にはこの他にもスマホOSが存在します。この記事ではスマホOSの種類や違いについて解説してきます。

スマホのOSの種類や違いを解説!iOSとAndroid以外のOSやシェアも紹介!のイメージ

目次

  1. 1スマホのOSの種類と違い
  2. OSとは
  3. 99%のシェアを誇る2つのOS
  4. その他のマイナーなOS
  5. 2スマホのOSのシェア率
  6. 世界シェア率
  7. 日本のシェア率
  8. 3スマホのOSの種類と違いを知ってシェア率を知ろう!

スマホのOSの種類と違い

現代人の必須アイテムとも言えるスマホにはOSと呼ばれるシステムが組み込まれています。OSには、いくつか種類があり、現在最もメジャーなOSはAndroidのAndroid OS、iPhoneのiOSの二種類です。一応Android OSとiOS以外にもOSは存在していますが、この二種類がシェア率の約99%を占めている現状です。ここでは、それぞれのOSの種類と違いについて紹介します。

OSとは

OSとは、コンピューター全体を管理・制御しているOperating System(オペレーションシステム)の略です。基本ソフトウェアとも呼ばれます。有名なOSの種類だと、MicrosoftのWindows OSや、AppleのMac OS、先ほども上げたようにスマホのAndroid OSやiOSなどが挙げられます。

99%のシェアを誇る2つのOS

一人一台スマホを持っているのが当たり前の世の中ですが、スマホOSのシェア率は約99%をAndroid OSとiOSの二種類が占めています。この二つは、それぞれが違う会社が開発・提供しているので当然ながら違いがあります。簡単に紹介するのでAndroid OSとiOSについて、違いや特徴を見ていきましょう。

Android OS

Android OSとは、Google社が開発・提供しているOSのことで現代のスマホは、ほぼこのAndroidOSを使っています。Google社の開発なので、GoogleマップやGmailなどの、Googleが提供しているサービスまたはアプリが最初からスマホ内にインストールされています。Android OSは自由度が高いことや、カスタマイズ性に優れていることが特徴だといえます。自分好みにカスタマイズしやすいスマホです。

iOS

iOSは、Apple社が開発・提供しているOSのことで、iPhoneやiPadなどに使われています。自由度の高いAndroid OSとは違い、自由度は低くカスタマイズ性はあまりありません。しかし、スマホOSとしての安定性が最も高く、安心して使えます。またカスタマイズ性が低いからこそ、機種変更しても操作方法がほぼ同じなため、直感的に操作できるのも特徴です。

その他のマイナーなOS

現在、ほとんどのスマホOSがAndroid OSとiOSの二種類で占められていますが、その他にもマイナーなOSが存在します。一度は成功したものの後にシェア率が落ちてしまったものや、海外では人気をあげたものの日本では売れ行きが良くなかったものなどがあります。ここでは6つのマイナーなOSについて、違いなどを紹介していきます。

Windows Phone

Windows Phoneとは、Microsoft社が開発・提供しているスマホ向けOSです。Microsoftが提供しているOfficeなどのソフトウェアが最初からインストールされていたり、Windows8.0以降でおなじみのライブタイルといった機能も搭載しています。WEBブラウザはWindows Edgeです。Windowsのパソコンと簡単に同期することが出来るため、Windowsユーザーとしては非常に便利です。

Windowsパソコンをスマホ化した感じなので、Windowsパソコンを使っている人であれば、すぐに慣れることが出来るでしょう。ただし、携帯キャリアでの取り扱いは少ない傾向にあります。有名なWindows Phoneは「VAIO PHONE」です。

BlackBerry OS

BlackBerry OSとはブラックベリー・リミテッドという会社が開発・提供しているスマホ向けのOSです。BlackBerryは2010年頃に海外で全盛期を迎え、当時絶大な人気を誇りました。しかし、日本ではあまり人気は得られなかったようです。日本でもドコモから「BlackBerry Bold」などが販売されていましたが全く売れず、現在は日本の携帯会社は取り扱われていません。

firefox OS(開発終了)

Android OSやiOS以外の「第三のOS群」として一番最初に日本へ上陸したのが、Mozilla(モジラ)が開発・提供するFirefox(ファイアフォックス)OSです。キャッチコピーに『ウェブ新世紀はじまる』を掲げ、ハイエンド機として登場しました。オタクをターゲットに定め、内部が透けて見える透明ボディという珍しいデザインで売り出しましたが、売れ行きは良くありませんでした。

その結果、2015年12月に公式アナウンスでスマホ向けの開発終了が告げられ、2015年9月に販売終了しています。Mozillaは今後、Firefox OSの開発で培った技術を使って、Iot向けのOSを開発していくそうです。

Ubuntu(ウブントゥ) Touch

Ubuntu(ウブントゥ)とはCanonicalが開発・提供しているOSで第三のOSの中では比較的注目株でした。UbuntuはLinux(リナックス)をベースとした無料で利用できるOSの一種で、フリーOS市場では世界屈指のシェア数を誇っています。開発元のCanonicalが携帯市場への参入を宣言し、携帯端末向けのOSとして発表したのがUbuntu Touchです。

日本ではUbuntu TouchがNexus 5のカスタムROMとして提供されたことがきっかけで、一時期話題となりました。

Symbian(シンビアン) OS

Symbian OSとはシンビアンによるスマホ向けOSです。2008年にシンビアンはノキアに買収されたのち、2011年末までに今度はノキアからアクセンチュアへと事業が移管されました。ちなみにこのSymbian OSは2010年の時点で、スマホOSのシェア1位を獲得しています。しかし、AndroidやiOSの進出によってシェアは激減し、2012年のシェアはたったの3.3%となってしまいました。

Fuchsia(フクシア)

Fuchsia(フクシア)とはGoogleが開発しているOSです。既存のAndroidやChrome OSに続く第三のOSとして開発を進めているといわれています。2018年にPixelbookへインストールが可能となりました。きちんとハードウェア上で動作するように開発は進んでいるようですが、今のところまだ不具合が多いようです。開発元がGoogle社ということもあり、開発が進めば世界的なシェアが爆発的に増えそうなOSです。

スマホのOSのシェア率

スマホOSには主に、Android OSとiOSの二種類があることが分かったと思います。では、次はそれぞれのOSがどのくらいシェアされているのかを見ていきましょう。世界シェア率と日本国内限定でのシェア率には多少差が生じているようです。感覚的にiPhoneが多いのではないかと思う人も多いでしょうが、実はそうではありません。

世界シェア率

2019年1月時点で、Androidのシェア率は70%を突破しました。反対に、iOSのシェアは30%を下回ったという結果が出ています。スマホOSとして、現在はAndroidが人気だということがわかります。

日本のシェア率

正直なところ、2017年10月時点ではiOSが約70%と圧倒的なシェア率を誇っていました。右を見ればiPhoneユーザー、左を見てもiPhoneユーザーという状況を目にした記憶もあるのではないかと思います。しかし、近年その情勢が変わりつつあるようです。2018年9月にiPhone XS/XS Maxが発売されたのをきっかけに、料金の高さがネックとなったのかシェア率は逆転し、Androidが56.1%を占める結果となりました。

2019年1月時点ではAndroidが半分以上の58.9%までシェア率を伸ばし、iPhoneを抑え込んでいる結果となっています。

スマホのOSの種類と違いを知ってシェア率を知ろう!

現時点での主なスマホOSはAndroid OS、iOSが挙げられます。しかし記事を読んで、この他にもマイナーではあれど開発中のものや過去に成功したものや、日本では思うような結果が得られなかったけれど海外では成功したOSなどがいくつか存在することが分かったと思います。ここ最近のAndroid OSとiOSのシェア率が変動したように、いずれ新たなOSも参入してくるかもしれません。

今後は第三のスマホOS登場に向けて、それぞれのOSごとの特徴や違い、シェア率といったものに注目し情報を得ることが大切です。

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この記事のライター
小鳥遊えみ