2020年12月07日更新
iTuneで「0xe800000a」エラーが出てiPhoneやiPadが認識されない時の対処法を解説!
PCのiTunesにiPhoneやiPadを接続した時に、「0xe800000a」のエラーが出てしまい、iTunesがiPhoneやiPadを認識しないことがあります。この記事では、0xe800000aのエラーへの対処法について詳しく解説します。
目次
0xe800000aのエラーとは?
iPhoneやiPadのバックアップを、iCloudではなくPCにインストールしたiTunesで行っている方もまだまだ多いことでしょう。iCloudは無料で使えるストレージ容量に制限がありますが、iTunesへのバックアップなら容量に制限はほぼありません。
しかし、iPhoneやiPadをiTunesに接続した時に、「0xe800000a」というエラーが出て、バックアップできないことがあります。この記事では、0xe800000aのエラーはどのような場合に出て、このエラーが出た場合にはどのように対処したらいいのか解説します。
iTunesがiPhoneやiPadを接続しても「不明なデバイス」となるエラー
0xe800000aのエラーは、PCにiPhoneやiPadを接続して、iTunesが起動しても「不明なデバイス」と表示されてしまうエラーです。通常は、ケーブルでPCにiPhoneやiPadを接続して、PCが認識すると自動でiTunesが起動します。しかし、iTunesが起動しても、「不明なデバイス」となってしまうのが0xe800000aのエラーです。
PCには認識されているけれどもiTunesが認識していない
この時に、iPhoneやiPadが接続されたことは、PCでは認識ができています。PCが認識しているのに、iTunesとの接続が上手くいかない状態が、0xe800000aのエラーです。
MacでもWindowsでも起こる
iPhoneやiPadはApple社製なので、どちらかというとWindowsよりもMacの方が相性がいいとされています。しかし、このエラーはWindowsだけではなく、Macでも報告されています。Windowsでもマックでもどちらのユーザーでも起こりうる問題ということは理解しておきましょう。
0xe800000aのエラーが起きた場合の対処法
0xe800000aのエラーが起きた場合には、速やかに修復しないと、iPhoneのバックアップが取れません。iCloudの無料ストレージは5GBしかないので、写真や動画だけですでにいっぱいになっていて、iPhoneやiPadのバックアップまで使えないという方も多いためです。0xe800000aのエラーが起きてしまった場合の対処法は次の順番で試していきましょう。
対処法1・再起動してみる
まずは、PCとiPhone、iPadを再起動してみましょう。0xe800000aのエラーに限らず、原因不明のエラーが出た場合には、端末を再起動することで改善することがよくあります。PCとiPhone、iPadを再起動して、0xe800000aが解消されないか確認しましょう。
Macを再起動する方法はこちらの記事で解説しています。
iPadを差起動する方法は、こちらの記事で解説しています。
対処法2・セキュリティソフトを停止してみる
0xe800000aのエラーが起こる原因が、セキュリティソフトの場合があります。セキュリティソフトのガードする効果が協力過ぎて、本来必要なものもシャットアウトしてしまう場合があります。
セキュリティ上、あまり好ましいことではありませんが、再起動しても0xe800000aのエラーが出るようであれば、いったんセキュリティソフトを停止してみましょう。
セキュリティソフトを停止後に0xe800000aのエラーが出なくなった場合には、セキュリティソフトの設定を見直す必要があります。設定方法はセキュリティソフトのメーカーに問い合わせてみて下さい。
対処法3・OSのアップデート
OSのアップデートが行われ、iTunesとPCやiPhone、iPadのOSのバージョンがかみ合わなくなってしまったことが、0xe800000aのエラーが起こる原因になる場合があります。PCと、iPhone、iPadそれぞれのOSのアップデートがないか確認してみましょう。
iPhoneやiPadは、「設定」アプリから「一般」を開いて、「ソフトウェアアップデート」がないか確認してみましょう。ソフトウェアアップデートがある場合には、数字でアップデートできるプログラムの数が表示されています。
Windows10の場合には「設定」から「更新とセキュリティ」を開いて「Windows Update」を確認しましょう。「更新プログラムのチェック」をクリックすると、新しい更新がないか確認できます。
Macのソフトウェアアップデート方法はこちらの記事で解説しています。ぜひご確認ください。
対処法4・iTunesの再インストール
PCやiPhone、iPadの更新だけではなく、iTunesの更新が必要な場合もあります。iTunesを更新する場合には、iTunesをいったんPCから削除してから、再インストールすることをおすすめします。
iTunesをPCから削除して再インストールする方法は、こちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてください。
対処法5・Apple Mobile Device USB Driverを更新
0xe800000aのエラーが起こる原因に、ドライバーに不具合が生じている可能性があります。ドライバーとは、ディスプレーやスピーカーなどのPCに接続して利用する周辺機器を、PCで操作できるようにするためのソフトウェアです。
iPhoneやiPadなどのAppleデバイスをPCにUSB接続して、iTunesと接続するためには、Apple Mobile Device USB Driverというドライバーが必要です。このドライバーを更新することで、0xe800000aのエラーが改善する可能性があります。
Windows10で更新する方法は、Windows10のスタートボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を開きます。
「ポータブルデバイス」の下に、PCに接続しているiPhoneかiPadが表示されています。そちらを右クリックします。「ドライバーの更新」をクリックすると、「ドライバーの検索方法」が表示されます。「ドライバーを自動的に検索」をクリックして、更新情報があれば更新しましょう。
対処法6・Lockdownフォルダを削除
0xe800000aのエラーが出た場合に、「lockdown」というフォルダを削除すると解決する場合があります。フォルダの削除を実行するときには、PCからiPhoneやiPadを外して、iTunesを終了します。
Windows10でlockdownのフォルダを削除するには、エクスプローラーを開いて「PC」から「ローカルディスク(C:)」をクリックします。「ローカルディスク(C:)」が開いたら、右上にある検索窓に「lockdown」と入力して検索します。
「lockdown」という言葉が入っているファイルやプログラムも検索結果に表示されますが、「lockdown」というフォルダがないか確認します。「lockdown」というフォルダがある場合には、そのフォルダを削除します。
Macの場合には、ファインダーで「移動」>「フォルダへ移動」と進みます。</var/db/lockdown>と入力してリターンキーを押します。すると「lockdown」というフォルダが表示されます。フォルダを開いたら、中に入っているファイルをすべて選択して削除します。
Windowsとは違い、「lockdown」というフォルダそのものは削除しないように気を付けてください。Macの場合には、「lockdown」というフォルダの中に入っているファイルだけを全て削除します。
これで0xe800000aのエラーが解決したか確認してください。
対処法7・他のPCでも同じエラーが出るか確認する
ここまでの対処法を試しても、0xe800000aのエラーが解決しない場合には、他のPCが使えるようなら他のPCでも同じエラーが出るか確認してみましょう。他のPCでもこのエラーが出るようなら、iPhoneやiPad側の問題、PCを変えれば出ない場合にはPC側の問題になります。
どちらにせよ、ここまでの方法でも、iTunesがiPhoneを認識できる様にならない場合には、Appleのサポートに連絡をして、専門的な対処法を教えてもらう必要があります。
0xe800000aのエラーが起きたら1つずつ対処してみよう
この記事では、0xe800000aのエラーへの対処法について解説してきました。0xe800000aのエラーが出てしまうと、iTunesへバックアップを取っているiPhoneやiPadユーザーはとても困ってしまうでしょう。ぜひこの記事でご紹介した対処法1つずつ確認して下さい。