コンセントに挿すだけでインターネットに接続できるWi-Fiのおすすめを紹介!

Wi-Fi環境が必要な場合、数年先に引っ越しが見えているときなど光回線は工事が面倒です。そんなときはコンセントに挿すだけでインターネット環境が整うホームルーターがおすすめです。今回はコンセントに挿すだけでWi-Fi環境が調うホームルーターについて解説します。

コンセントに挿すだけでインターネットに接続できるWi-Fiのおすすめを紹介!のイメージ

目次

  1. 1コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiとは
  2. コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiのメリット
  3. 2コンセントに挿すだけで使えるWi-Fi【SoftBank】
  4. Softbank Air
  5. インターネットに接続する方法
  6. 3コンセントに挿すだけで使えるWi-Fi【UQ WiMAX】
  7. WiMAXホームルーター
  8. インターネットに接続する方法
  9. 4コンセントに挿すだけで使えるWi-Fi【au】
  10. auスマートポート
  11. インターネットに接続する方法
  12. 5コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiはどっちがおすすめ?
  13. Softbank AirとWiMAXホームルーターの比較
  14. SoftBank Airがおすすめな人
  15. WiMAXホームルーターがおすすめな人
  16. 6コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiを使ってみよう!

コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiとは

SoftBank Airのコンセプト

出典: https://www.softbank.jp/ybb/special/air-01/?adid=sair_180626_goaw_h_l_l_o_1_012&utm_source=gkt&utm_medium=cpc&utm_campaign=fy18_air&utm_content=2_1_1_00012&gclid=Cj0KCQjwla7nBRDxARIsADll0kAkCGauLIRmdvya00vL0r2kt37iid0uRTCAgvPfeORQlAWh4vIRBeoaArxeEALw_wcB

SoftBankが「置くだけWi-Fi」を謳ってSoftBank Airを発売してから、同じコンセプトの「コンセントに挿すだけで、工事要らずで使えるWi-Fiホームルーター」がいくつか発売されています。これは、いわばスマートフォンのテザリング機能だけを取り出したようなルーターで、Wi-Fi経由で各キャリアの電波を使ってインターネットに接続できる機械です。

コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiのメリット

コンセントに挿すだけのイメージ

このコンセントに挿すだけで使えるWi-Fiホームルーターは、光回線のような工事が不要なため待ち時間がなく、ホームルーターを入手してコンセントに挿し込んだその時からすぐに利用できるのが大きなメリットです。

その上スマートフォンのような転送量の上限はほとんど考えなくて済む上にキャリアの割引が受けられます。さらに家庭内ではスマートフォンをWi-Fi経由で利用できるため、キャリアの通信プランを少なめの転送量に変更することでよりいっそう割安での運用が可能になります。

コンセントに挿すだけで使えるWi-Fi【SoftBank】

SoftBank Airトップ画面

コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiホームルーターのブームを呼ぶきっかけとなったのが、SoftBankのSoftBank Airです。

Softbank Air

Airターミナル2/3/4

出典: http://ybb.softbank.jp/support/sbair/connect/terminal2/

SoftBank Airは、SoftBankの電波経由でインターネットに接続し、各種スマートフォンやタブレット、PCやWi-Fi対応の各種機器がWi-Fiでそれにつながるようにセットできます。通信量に上限はないため、データ転送量に悩まされることなく自由にインターネットにアクセスできますが、混雑する時間帯や連続する動画視聴によっては帯域制限がかかります

料金は月々4,880円(税込み5,270円)で、ホームルーター本体のAirターミナルを購入する場合は3年間の分割払いが月々の料金と相殺されるため実質無料です。ただしSoftBank Airの契約は2年契約で、満期以外では9,500円の解除料が必要です。そのため、ホームルーター本体の支払い終了タイミングと契約終了タイミングがズレる点に注意が必要です。

SoftBank Air解除料

この点が気になるのであれば、月々490円の追加支出でAirターミナルをレンタルすることも可能です。ただし、この場合もSoftBank Air自体の契約は2年単位であることに変わりはないため、満期以外での解約には解除料が必要です。もっとも9,500円はほぼ2か月分の料金に相当するので、23か月目での解約以外は満期を待つより解除料を支払う方がお得です。

また、SoftBankのスマートフォンやタブレットを利用している場合は、SoftBank Airを契約することでスマートフォンやタブレットの利用料金が1台当たりそれぞれ500〜1,000円(税抜き)割り引かれます。一家で4台のスマートフォンを使っていれば4,000円割り引かれるため、SoftBank Airが実質月800円で利用できる計算になります。

SoftBank Airの割引

出典: https://www.softbank.jp/ybb/special/air-01/?adid=sair_180626_goaw_h_l_l_o_1_012&utm_source=gkt&utm_medium=cpc&utm_campaign=fy18_air&utm_content=2_1_1_00012&gclid=Cj0KCQjwla7nBRDxARIsADll0kAkCGauLIRmdvya00vL0r2kt37iid0uRTCAgvPfeORQlAWh4vIRBeoaArxeEALw_wcB

プラン 割引
スマ放題
スマ放題ライト
データ定額ミニ1GB
(スマ放題1GB、2GB)
500円
データ定額5〜50GB 1,000円
スマ放題 データ定額(3Gケータイ) 500円
ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE(iPad専用) 500円
ベーシックデータ定額プラン for 4G(タブレット専用) 500円
4G/LTEデータし放題フラット、4Gデータし放題フラット+
(ポケットWi-Fi)
1,000円

インターネットに接続する方法

Airターミナル

出典: http://ybb.softbank.jp/support/sbair/connect/terminal2/

コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiホームルーターは、先にも記したように携帯電話の電波を使ってインターネットにアクセスします。そのためキャリアの電波を掴みやすい窓際に設置する必要があります。同時にWi-Fiルーターとして屋内の機器と接続しやすくするため、高めの見通しの良い場所に置くことをおすすめします。

そんな場所にWi-Fiホームルーターを設置したら、あとは電源を入れて電波を掴むのを待ちます。上図の(3)の部分のランプがすべて緑に点灯したところで、スマートフォンやPC、タブレットなどをAirターミナルの側面ラベルに記されたネットワーク名(SSID)とパスワード(PSK-AES)を使ってWi-Fi接続すれば自由にインターネットにアクセスできます。

AirターミナルのSSIDラベル

出典: http://ybb.softbank.jp/support/sbair/connect/terminal2/?id=setting

なお、「11階以上の高層階」「周辺高層ビル地域内」「建物密集地域内の低層階」では、SoftBankのエリアチェックの結果、SoftBank Airが提供されない場合もありますので、その点も注意が必要です。

また、SoftBank Airの提供エリアと最大通信速度は以下のリンクから調べられますので参考にしてください。都市部では最大481、350Mbps、261Mbpsでの接続が可能ですが、それ以外では最大175Mbps、165Mbps、112.5Mbps、110Mbpsの場所も少なくありません。

提供エリア|Wireless City Planning 株式会社
SoftBank Air(ソフトバンクエアー) 速度情報(住所別下り最大通信速度) | インターネット・固定電話 | ソフトバンク

コンセントに挿すだけで使えるWi-Fi【UQ WiMAX】

WiMAX HOMEトップ画面

SoftBank AirがSoftBankの電波を使うのに対し、UQ WiMAXの電波を使うWi-FiホームルーターがWiMAX HOMEです。

WiMAXホームルーター

WiMAX HOMEは、UQ WiMAXの電波でインターネットに接続し、各種機器をWi-Fiでつなげられます。使用する電波がWiMAX2+であれば通信量に上限はありませんが、連続する3日間に10GB以上利用すると帯域制限がかかります。また、WiMAX2+が使えない場所ではau 4G LTEを利用できますが、こちらには7GBの上限があり別料金が必要です。

WiMAX(ルーター)のサービスエリア|超速モバイルネット WifiサービスはUQ WiMAX
WiMAX HOME 01

出典: https://www.uqwimax.jp/wimax/products/home_01/

料金は月々4,880円(税込み5,270円)ですが2年もしくは3年契約であれば2019年5月現在「おトク割&長期利用割引」でずっと500円引きの月々4,380円(税込み4,730円)で利用できます。また3年契約であれば別料金のLTE利用料金が無料となります。あとホームルーターは3,800円で購入できます。

ただし契約解除料はSoftBank Airに比べると高額で、満期以外では13か月目までは19,000円25か月目までは14,000円26か月目以降は9,500円の解除料が必要です。しかし引っ越しなどの場合は契約を破棄せずに使い続けることも可能です。またモバイルルーターを選択すれば自宅内のみならず屋外や車内でもWi-Fi環境を調えられます。

インターネットに接続する方法

Speed Wi-Fi HOME L02

出典: https://www.uqwimax.jp/wimax/products/home_l02/

SoftBank Airで説明したように、コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiホームルーターは、置き場所によって性能が変わってしまいます。電波を掴みやすく、Wi-Fi機器ともつながりやすい場所に選び、ルーターにスマートフォン同様SIMをセットしたら、電源を入れて電波を掴むのを待ちます。電波の掴みが悪かった場合にはほかの場所を試す必要があります。

電波状況に問題がなければ、スマートフォンやPC、タブレットなどを、Wi-Fiホームルーターの底面ラベルに記されたネットワーク名(SSID)とパスワード(PSK-AES)を使ってWi-Fi接続することで、自由にインターネットにアクセスできます。

コンセントに挿すだけで使えるWi-Fi【au】

auスマートポート

出典: https://www.au.com/pr/ausmartport/

WiMAX HOMEは、UQ WiMAX以外のプロバイダでも取り扱っています。auのスマートフォンを利用中であれば、スマートフォンの利用料金が割り引かれるため、UQ WiMAXよりもauでWi-Fiホームルーターを利用した方がお得になります。

auスマートポート

auスマートポートのポイント

出典: https://www.au.com/pr/ausmartport/

仕様はWiMAX HOMEと同じで、WiMAX2+とau 4G LTEでインターネットに接続し、各種機器をWi-Fiでつなげられます。WiMAX2+の通信量に上限はないものの、連続する3日間に10GB以上利用すると帯域制限がかかる点も、au 4G LTEに7GBの上限がある点も同様です。

違いは料金プランで、単なる2年契約だと月額4,880円ですが、それに「WiMAX2+フラット for HOME」と「auスマートバリュー」を加えることで最大25か月間、月額3,792円でau 4G LTEも利用可能となり、そちらの上限も7GBから30GBに拡大します。それに加え、auのスマートフォンの利用料が1台当たり500〜2,000円割引されます。

また、満期時以外の契約解除料は9,500円で、WiMAX HOMEに比べると低額です。

auスマートポートの料金プラン

出典: https://www.au.com/pr/ausmartport/

プラン 割引
auピタットプラン (シンプル)1GBまで 対象外
(スーパーカケホ/カケホ)2GBまで
(シンプル)1GB超〜2GBまで
500円
(スーパーカケホ/カケホ/シンプル)
2GB超〜20GBまで
1,000円
auフラットプラン
データ定額30 最大2年間2,000円
3年目以降934円

このように、auユーザーであれば非常にお得な反面、2年目以降は割引が減少するマイナスもあり、人によってお得か否かが判別しづらいのがauのマイナス点です。

インターネットに接続する方法

auスマートポートのメリット

出典: https://www.au.com/pr/ausmartport/

auスマートポートのインターネットへの接続方法はWiMAX HOMEで説明したものとまったく同じです。SIMカードをはめて、コンセントに挿しさえすれば、あとは各種機器をWi-Fi経由で接続することができます。

コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiはどっちがおすすめ?

迷う人

さて、ここまでコンセントに挿すだけでインターネットに接続できるWi-Fiホームルーターを2機種、3ブランド紹介しましたが、それではいったいどちらを使えばいいのか、と気になることでしょう。基本的にはSoftBankとauユーザーは自分のスマートフォンのキャリアのブランドを使い、それ以外のユーザーはWiMAX HOMEを使うのがおすすめです。

Softbank AirとWiMAXホームルーターの比較

天秤を使う女性

それでは、まずはこの3ブランドのスペックや料金を比較します。
 

ブランド SoftBank Air WiMAX HOME auスマートポート
端末 Airターミナル2/3/4 WiMAX HOME 01
Speed Wi-Fi HOME L02
WiMAX HOME 01
Speed Wi-Fi HOME L02
通信速度
下り最大
110〜962Mbps 440Mbps〜1Gbps 440Mbps〜1Gbps
サイズ 261×220×64
208×95×95
225×103×103
155×70×100
178×93×93
155×70×100
178×93×93
通信上限 なし なし(LTEは7GB) なし(LTEは7GBか30GB)
通信制限 混雑時・動画視聴時 3日で30GB以上使用時 3日で30GB以上使用時
月額 4,880円 4,380円 25か月間3,792円〜
スマホ
割引対象
SoftBank UQmobile au

SoftBank Airがおすすめな人

SoftBank AirはSoftBankのスマートフォンを利用している人におすすめです。特に複数台を運用しているのであれば、割引が大きくなります。ただし、地域によっては夜間の速度低下が大きく、場合によっては2Mbpsを割り込むこともあるようです。そのため夜間に動画配信やWeb、SNSの動画を見ることが多いのであれば、不満を感じるかもしれません。

WiMAXホームルーターがおすすめな人

一方、WiMAX HOMEはSoftBankユーザー以外には全面的におすすめできます。auユーザーであればauをそれ以外のユーザーであればUQ WiMAXをおすすめします。また、こちらは数多くのプロバイダがWiMAX HOMEを販売しており、そちらから契約することで、さらに月額料金を安くできたり数万円のキャッシュバックを貰えたりします

夜間の速度低下もさほどでもなく、その上3日間で10GB以上使用した場合の帯域制限もYouTubeが再生できる程度のものですので、夜間に動画を視聴するのであれば、WiMAX HOMEの一択となります。

コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiを使ってみよう!

喜ぶ子どもたち

以上、コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiホームルーターについて説明してきました。回線工事が不要でコンセントに挿すだけでWi-Fi環境が調えられるWi-Fiホームルーターは非常に便利ですが、地域や周囲の環境によって速度が大きく左右される機器でもあります。そのためWi-Fiホームルーターを入手した人の感想はそれぞれ大きく異なります。

それでも自宅でWi-Fiが使えれば間違いなくスマートフォンの通信料の節約ができますし、スマートフォンの通信費用の割引を考え合わせるとWi-Fiホームルーターの使用料金は非常にお安いと言っていいでしょう。そんなWi-Fiホームルーターをぜひとも便利にお安く活用してください

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この記事のライター
julyten
PDAの頃から携帯機器やPC関係を扱ってきた旧きプロレス愛好家。