2021年01月13日更新
Windows10の「モバイルホットスポットを設定できません」の対処法
Windows10でモバイルホットスポットを利用していたのに突然「モバイルホットスポットを設定できません」と表示されてしまうことがあります。この記事では、「モバイルホットスポットを設定できません」となってしまった場合の対処法について詳しく解説します。
目次
Windows10のモバイルホットスポットとは?
Windows10にはモバイルホットスポットという機能が搭載されています。モバイルホットスポットとは、Windows10で利用している無線LANをアクセスポイントにして、スマホやタブレットなどのモバイル端末をWi-Fiネットワークに接続する機能です。
無線LANルーターがなくても、Windows10を無線LANルーターにできるようになります。大容量回線を利用していれば、スマホやタブレットのモバイルネットワーク通信のパケットを気にせずに、インターネットに接続できるようになります。
スマホやタブレットをインターネットに接続するのにとても便利なWindows10のモバイルホットスポットですが、ある時突然「モバイルホットスポットを設定できません」となってしまい、スマホやタブレットがWi-Fi接続できない状態になってしまうことがあります。
この記事では、「モバイルホットスポットを設定できません」になってしまったときの対処法について詳しく解説します。
「モバイルホットスポットを設定できません」でスマホがインターネットにアクセスできない場合の対処法
「モバイルホットスポットを設定できません」でスマホやタブレットがインターネットに接続できないときの対処法は次の順番で試していきましょう。
Windows10がモバイルホットスポットに対応しているか確認
モバイルホットスポットを最初から利用できない場合には、お使いのWindows10がモバイルホットスポットに対応しているか確認してみましょう。モバイルホットスポットを利用するためには、内臓でも外付けでもいいので、Windows10に無線LANが設定されていなくては利用できません。
Windows10の無線LANが設定されているか確認するためには、コマンドプロンプトを管理者権限で起動して「NETSH WLAN show drivers」とコマンドを入力してみましょう。「Hosted network suppoted」が「Yes」と表示されていれば、そのWindows10はモバイルホットスポットに対応しています。「Yes」と表示されない場合には、対応していないので利用できません。
デバイスマネージャーでネットワークアダプターを確認
次の対処法は、デバイスマネージャーでネットワークアダプターを確認してみましょう。Windows10のスタートボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を開きます。
メニューバーの「表示」から「非表示のデバイスの表示」をクリックします。「ネットワークアダプター」の左側の「>」をクリックして展開します。「Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter」を右クリックして「デバイスを無効にする」をクリックします。
すると警告メッセージが表示されますが構わずに無効化しましょう。その後、右クリックしてもう一度有効にして、モバイルホットスポットが利用できるようになったか確認します。
Bluetoothを無効化する
Bluetoothを有効にしていると、Wi-Fiの電波と干渉してしまいモバイルホットスポットが利用できなくなることがあります。モバイル端末側とPC側のそれぞれのBluetoothを無効化することで、利用できるようになる場合があります。
Windows Updateを確認
Windows Updateが配信されているのにアップデートしていないと、モバイルホットスポットの利用に支障をきたすことがあります。Windows10の「設定」からWindows Updateがないか確認してみて、最新のアップデートがあるようなら更新しておきましょう。
モバイルホットスポットに接続できないときには1つずつ確認してみよう!
モバイルホットスポットに接続できなくなってしまったときでも、必ず何らかの原因があり、必ず解決できます。急に接続できなくなったからと言って慌てることなく、落ち着いて対処法を試してみましょう。