iPadに「充電していません」と表示で充電できない6つの原因と対処法を解説!
USBアダプタを使ったり、USBケーブルをPCに繋げたりして、iPadを充電したものの「充電していません」と表示され、充電できなかった経験はあるでしょうか。今回はiPadに「充電していません」という表示で充電できない6つの原因とその対処法を解説します。
目次
- 1iPadに「充電していません」と表示で充電できない6つの原因と対処法を解説!
- 2iPadに「充電していません」と表示で充電できない6つの原因
- ・1:ケーブルの接触が悪い
- ・2:iPadがフリーズしている
- 33:iPadのバッテリーが寿命
- ・4:純正の充電器ではない
- ・5:充電器が壊れている
- ・6:iPadのLightningポートにホコリやゴミがついている
- 4iPadに「充電していません」と表示で充電できない時の対処法
- ・コンセントやケーブルの差し込みを確認する
- ・iPadを再起動する
- ・純正の充電器を交換してみる
- ・iPadのLightningポートにホコリやゴミがついていないか確認
- ・バッテリーの交換・修理
- ・PCの高電圧USBポートを使う
- 5iPadに「充電していません」の対処法を試しても治らない場合
- ・Appleに相談をして対処方法を教えてもらおう
- 6iPadに「充電していません」の表示は電力の関係?
- ・ただ電力が不足しているだけ
- 7iPadに「充電していません」が表示されたらまず対処方法を試してみよう
iPadに「充電していません」と表示で充電できない6つの原因と対処法を解説!
iPadは現在、趣味や仕事、学業など幅広く活用されています。会社のカンファレンスではiPadを片手にビジネスマンが参加し、プレゼンテーションを披露するなど、今ではPC同様なくてはならないビジネスツールとして重宝されています。大学の講義なども、ノートやペンに変わってiPadで参加する大学生も日増しに増加しています。
家庭では、主婦がiPadを片手に料理のレシピを閲覧しながら料理をする姿が日常のシーンになり、子供たちはiPadでゲームを楽しみます。PCやテレビの前で過ごす時間よりもiPadと過ごす時間がますます長くなっています。
こんな日常生活の至る所で活用されるiPadですが、充電をしようとUSBアダプタで電源に挿したり、USBケーブルを使用中のPCに接続したりしても、「充電していません」と表示され、充電ができないという報告が、多くのユーザーから寄せられています。原因は一体何なのでしょうか。またどのような対処法があるのでしょうか。
iPadに「充電していません」と表示で充電できない6つの原因
iPhoneはいつも問題なく充電できるのに、なぜ同じApple製品のiPadは充電できないのか、きっと不思議に思われるはずです。事実、iPhoneの場合、充電速度が遅くなったり、すぐにバッテリーがなくなったりする、ということはあっても、充電できない、という苦情がユーザーから上がることはほとんどありません。
ではなぜ、同じAppleのiOSを搭載するiPadは充電できないことがあるのでしょうか。確認されている原因は6つあります。
1つ目はケーブルの接触が悪いこと、2つ目はiPadがフリーズしていること、3つ目はiPadのバッテリーが寿命であること、4つ目は純正の充電器ではないこと、5つ目は充電器が壊れていること、そして6つ目はiPadのLightningポートにホコリやゴミがついていることです。これからそれら6つの原因を1つずつピックアップして検証します。
1:ケーブルの接触が悪い
iPadに「充電していません」という表示で充電できない1つ目の原因は、ケーブルの接触が悪いことです。充電に使用しているケーブルの接触が悪いために充電ができないことはよくあることです。純正のケーブルでも、長く使っていると根元のカバーが剥がれて中の線がむき出しになり、接触不良で充電できないことがあります。
またApple純正品ではないケーブルも、最初は問題なく充電できても、その後充電できなくなるケースもあります。その場合、新しく純正のケーブルを購入することをお勧めします。
2:iPadがフリーズしている
iPadに「充電していません」という表示で充電できない2つ目の原因は、iPadがフリーズしていることです。フリーズするとは、利用中のアプリケーションや端末が正常に動作しなくなり、入力ができないことを指します。iPadがフリーズする原因は、iPadに落としたアプリとiPadとの愛称が悪く互いに衝突し合っていることです。
またiPad起動時にバックグラウンドで起動しているアプリやファイルが干渉していることも考えられます。その可能性が疑わしいなら、一度起動しているアプリを全て停止し、充電を行えます。
3:iPadのバッテリーが寿命
iPadに「充電していません」という表示で充電できない3つ目の原因は、iPadのバッテリーが寿命であることです。iPadはリチウムイオンバッテリーを使用しています。Appleの公式サイトによれば、iPadのリチウムイオンバッテリーは約1,000回充電することが可能です。毎日充電すれば3年は保つ計算になります。
iPadのリチウムイオンバッテリーの劣化が始まると、充電の無くなりが早くなるだけでなく、充電そのものができなくなる事もあります。現在、Apple Store直営店や正規代理店でiPadのリチウムイオンバッテリーを交換すると、11,400円かかります。大きな出費ですが大切な出費と言えます。
4:純正の充電器ではない
iPadに「充電していません」という表示で充電できない4つ目の原因は、純正の充電器を使用していないことです。純正品ではない充電器は安価であるために購入するユーザーも多いですが、iPadとの互換性に問題があるケースがあります。その場合、iPadを充電することはできません。
他社製充電器には2種類あります。Appleが定める互換性要件と性能基準を満たした「Made for iPhone」の表示があるものと、そうでないものです。「Made for iPad」表示があるものは、純正品に次ぐ信頼性はありますが、純正品が保つ互換性に比べると同じ品質とは言えません。
5:充電器が壊れている
iPadに「充電していません」という表示で充電できない5つ目の原因は、充電器が壊れていることです。iPadを仕事や学校などに携帯する際、当然充電器も携帯するはずです。iPadを落として壊すこともありますが、それ以上に携帯中や、鞄から取り出した時に充電器を落とすことの方が多いのが現実です。
何度も充電器を落としたり、あるいは運悪く水の中に落したりすれば、充電器は故障し、充電はできなくなります。新しい充電器を購入して、充電する必要があります。
6:iPadのLightningポートにホコリやゴミがついている
iPadに「充電していません」という表示で充電できない6つ目の原因は、iPadのLightningポートにホコリやゴミがついていることです。iPadを充電する際にケーブルをiPadのLightningポートに挿入しますが、ここにホコリやゴミが付いていると、充電できない場合があります。iPadのLightningポートにはカバーがありません。
毎日鞄の中にしまって運び、様々な環境下でiPadを放置すれば、ホコリやゴミが徐々に溜まり、ケーブルを挿し込む度に貯まったホコリやゴミはiPad内部に押し込まれます。ホコリやゴミがiPadのLightningポートの奥深くに入ってしまえば、掃除は極めて困難です。日頃からiPadのLightningポートの掃除を心がけましょう。
iPadに「充電していません」と表示で充電できない時の対処法
これまでiPadに「充電していません」の表示で充電できない原因を6つ考えました。これから具体的にiPadに「充電していません」の表示で充電できない時の対処法を考えます。全部で6つあります。1つ目はコンセントやケーブルの差し込みを確認することです。2つ目はiPadを再起動することです。3つ目は純正の充電器を交換してみることです。
4つ目はiPadのLightningポートにホコリやゴミがついていないか確認することです。5つ目はバッテリーの交換や修理を行うことです。そして6つ目はPCの高電圧USBポートを使うことです。それら6つの対処法を1つずつ検証します。
コンセントやケーブルの差し込みを確認する
iPadに「充電していません」の表示で充電できない時の1つ目の対処法は、コンセントやケーブルの差し込みを確認することです。これは、iPadに「充電していません」という表示で充電できない1つ目の原因である、ケーブルの接触が悪いことに対応する対処法です。
接触不良の基本は、コンセントにアダプタがしっかり接続されていないことや、ケーブルがアダプタ、およびiPad本体にしっかり接続されていないことにあります。まずこれらの確認をしっかりしましょう。
iPadを再起動する
iPadに「充電していません」の表示で充電できない時の2つ目の対処法は、iPadを再起動することです。これは、iPadに「充電していません」という表示で充電できない2つ目の原因である、iPadがフリーズしていることに対応する対処法です。iPadを強制的に再起動させるには、iPadのホームボタンとスリープボタンを長押しします。
「電源オフ」が表示されたら指で右にスワイプします。その後Appleのロゴが表示されるまで、スリープボタンをもう一度長押しし、再起動をします。
純正の充電器を交換してみる
iPadに「充電していません」の表示で充電できない時の3つ目の対処法は、純正の充電器を交換してみることです。これは、iPadに「充電していません」という表示で充電できない4つ目の原因である、純正の充電器ではないことに対応する対処法です。
iPad購入時に付属している純正アダプタ、つまりApple純正の充電器には1つの大きなメリットがあります。それは、購入したiPadとの互換性や消費電力に完全に対応していることです。iPadのモデルによって消費電流は異なります。基本的に10Wか12Wです。純正以外のアダプタを使用している場合、この消費電力に対応していない場合があります。
一度純正アダプタ購入し充電できるか試す必要があります。また純正アダプタであっても、iPhone購入時に付属しているアダプタは、iPhoneのためのもので、消費電力は5Wと少なく、このアダプタを使ってiPadの充電をすると、充電速度が遅くなり、場合によっては充電できないこともあります。
iPadのLightningポートにホコリやゴミがついていないか確認
iPadに「充電していません」の表示で充電できない時の4つ目の対処法は、iPadのLightningポートにホコリやゴミがついていないか確認することです。これは、iPadに「充電していません」という表示で充電できない6つ目の原因である、iPadのLightningポートにホコリやゴミがついていることに対応する対処法です。
既に説明した点ですが、iPadにはLightningポートのカバーがなく、毎日iPadの持ち運びや使用を繰り返していると、知らないうちにiPadのLightningポートにホコリやゴミが溜まり、ケーブルを挿す度に、ホコリやゴミはiPad内部へと運ばれます。定期的にiPadのLightningポートとケーブルを掃除する必要があります。
しかし、注意点があります。Apple公式サイトによると、糸くずの出ないやわらかい布を使うこと、水分や湿気が入らないようにすること、クリーナーを直接吹きかけないことなどが挙げられています。
バッテリーの交換・修理
iPadに「充電していません」の表示で充電できない時の5つ目の対処法は、バッテリーの交換と修理を行うことです。これは、iPadに「充電していません」という表示で充電できない3つ目の原因である、iPadのバッテリーが寿命であることに対応する対処法です。
Apple Store直営店や正規代理店でiPadのリチウムイオンバッテリーを交換するのはやや高額ですが、その後さらに2、3年慣れ親しんだiPadを使い続けることができるので、考えてみる価値はあります。
PCの高電圧USBポートを使う
iPadに「充電していません」の表示で充電できない時の6つ目の対処法は、PCの高電圧USBポートを使うことです。この対処法を実施する前に覚えておかなければならないことがあります。まず、充電するiPadをスリープ状態にすることです。またPCのUSBポートはその規格により出力が違うことです。
USB3.0の場合900mAなので、iPadの高速充電が可能ですが、USB2.0の場合500mAなので、充電に時間がかかり、時には充電できないこともあります。充電専用ポート付きのハブや、充電専用ケーブルをPCに接続し、iPadの充電を行うこともできます。その際、セルフパワー式で、最大2A出力のポートのものを選択する必要があります。
iPadに「充電していません」の対処法を試しても治らない場合
基本的にこれまで考慮した6つの対処法を実施すれば、iPadに「充電していません」の表示で充電できない問題を解決できます。しかしそれでも問題が解決できないこともあります。その場合どんな解決策があるのでしょうか。
Appleに相談をして対処方法を教えてもらおう
これまで考慮した6つの対処法を試しても問題が解決できない場合、導かれる結論は、問題は素人の手には負えない、専門家の助けが必要なテクニカルなものである可能性が高い、と言うことです。その場合最も効果的な対処法やアドバイスをしてくれるのは、iPadの製造元であるAppleです。
お住まいの近くにApple StoreやApple正規代理店があるなら、AppleのWebサイトから予約をし、相談できます。Apple StoreやApple正規代理店以外にも、iPadやiPhoneの修理を請け負ってくれる店舗があるので、気軽に相談してみることができます。
しかし「餅は餅屋」のことわざにあるように、最もiPad製品を熟知しているApple以上に相談できる店舗はありません。
iPadに「充電していません」の表示は電力の関係?
これまで考えたように、iPadに「充電していません」の表示は、iPadが故障しているために出る警告表示ではないことが分かりました。iPadに「充電していません」の表示が出て、充電ができないほとんどの理由は、充電する際の電力が足らないことが原因のようです。
ただ電力が不足しているだけ
では、電力の不足が、iPadに「充電していません」を表示させる原因である、とはどう意味でしょうか。それには、iPadの消費電力が関係しています。iPadの充電方法は2つあります。Apple純正のアダプタを使ってコンセントに挿し充電する方法と、PCにUSBケーブルを接続して充電する方法です。iPadの電力消費量はiPhoneの電力消費量の2倍かかります。
そのためPCからUSBケーブルを介して充電すると、PCでは多くの電力を一度に供給できないので、充電スピードが遅くなったり、充電できなくなったりします。しかし、Apple純正のアダプタを使ってコンセントから直接充電すれば、十分な電力をiPadに供給できるので、充電できないという問題は生じません。
iPadに「充電していません」が表示されたらまず対処方法を試してみよう
iPadの充電中に「充電していません」の表示が出たら、故障を疑う前にまず、これまで考えた6つの対処法を試しましょう。ほとんどの場合それで解決できます。iPadの掃除とメンテナンスをしっかりすれば、iPadが再び「充電していません」と表示することはありません。