2024年02月16日更新
Apple watchを防水ロックしないとどうなる?防水ロックの設定方法や排水方法について解説
Apple watchに搭載されている防水ロック機能は、水の中でも画面が誤作動しない優れものです。しかし、「防水ロックせずにプールに入ってしまった!」という方も多いでしょう。 この記事では、防水ロックをしないまま水の中に入ってしまうとどうなるか解説します。防水ロックの設定方法や排水方法についても説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
Apple watchの防水ロックとは?
Apple watchの防水ロックとは、防水ロックが有効になると、画面をタッチしても反応しなくなる機能のことです。防水ロックによって、水滴や水圧での誤作動を防げます。
水中でのワークアウトやマリンスポーツが好きな方にとって、防水ロックはとても便利な機能です。以下では、Apple watchや防水ロックの特徴について解説します。
Apple watchの耐水性について
防水ロック機能を有効にすることで、耐水性が備わると思う方も多いはず。しかし、防水ロック機能は、画面の誤作動を防ぐ機能なので、防水ロックを有効にすることで耐水性が備わるわけではありません。
Apple watchの耐水性能が備わってるのは、Apple watch Series2以降の端末です。Series2以降であっても、プールや海などの水深の浅いところでしか使用できないモデルもあります。そのため、スキューバダイビングや水上スキーのような水圧が高く、深く浸水するようなアクティビティで装着したい場合は、Apple watch Ultra以降のモデルがいいでしょう。
また、Apple watchにつけるバンドは、全て耐水仕様になっているわけではありません。また、ステンレススチールやレザー製のバンドには、耐水性がなく、水につけると劣化するおそれがあるため要注意です。
水の中に入ると自動で防水ロックがかかる
防水ロックとは、スイミングやスキューバダイビングのような水中でのワークアウトを始めると、自動的に有効化される仕組みです。防水ロックが有効化されることで、水圧や水滴が画面に触れて、起こる誤作動を防げます。
防水ロックは、無効にすると通知音がなり、自動でスピーカーに残っている水を排出します。したがって、Apple watch内部に水が残る心配はありません。
もし防水ロックを有効にし忘れても、Apple watchには耐水性能が備わっているので、故障しません。しかし、スピーカーに水が入ったままになるため、音量が小さくなるといった影響が出てしまいます。気になる方は、スピーカーの穴を下にして、タオルで軽く叩きましょう。これで水が抜けるので安心です。
Apple watchを付けたままでもシャワーを浴びたり、プールに入ったりできる
Apple watchの防水ロック機能によって、Apple watchを装着したままシャワーを浴びたり、プールに入ったりできます。Apple watchの耐水性能は、使用しているモデルによって異なります。アクティブなマリンスポーツやワークアウトにも使用したい場合は、Apple watch Ultra以降のモデルがおすすめです。
防水ロックのボタンをタップすると、画面に防水ロックのアイコンが表示される
Apple watchの画面に表示される水滴のマークをタップすると、防水ロックが有効になり、画面に水滴マークが表示されます。また、Apple watchを装着したまま水の中に入った時も自動で防水ロックが有効になるので、水滴のマークが表示されます。
水滴のマークを見ると、水没したのかと心配になる方もいますが、これは故障を知らせるサインではありません。また、防水ロックがかかると、画面をタップしても反応しなくなります。故障と勘違いされやすいですが、問題ないので安心してください。
防水ロックを有効にする手順
引用元:Apple
防水ロックは、水の中に入ると自動で有効化されますが、手動で防水ロックをかけることもできます。あらかじめプールや海、シャワーのような水の中に入ることが分かっている場合、手動で防水ロックをかけておくと安心です。防水ロックを有効にする方法は、以下の通りです。
- Apple watchの画面を下からスワイプまたはサイドのボタンを押して、コントロールセンターを開く
- コントロールセンターを開くと、画面に水滴のマークが表示される
- 水滴のマークをタップすると、防水ロックが有効になる
防水ロックが有効になると、画面をタッチしても作動しなくなり、水滴や水圧での誤作動を防げます。
防水ロックの解除・排水する手順
引用元:Apple
Apple watchの防水ロックは、スイミングやマリンスポーツなどの水の中での使用が終了したら必ず解除しましょう。Apple watchには耐水性がありますが、スピーカー部分に水が入ってしまいます。防水ロックを解除すると、スピーカの中に残った水が自動で排出される仕組みです。
防水ロックの解除・排水の手順は次の通りです。
- Apple watchの右側面にある「Digital Crown」を長押しする
- 画面に「ロック解除」と表示されるまで長押しし続けると、通知音が鳴り始める
- 通知音が鳴り始めると、振動によりApple watch内に残っている水が排出される
- 一定時間を経過すると、通常通りApple watchの操作ができるようになる
上記の方法でApple watchの防水ロックを解除できますが、もし解除されない場合は一度本体の電源を切って、再起動してみてください。ボタンを長押しすると、画面に「電源オフ」のスライダが表示されるため、右にドラッグしてください。再度、ボタンを長押しすると電源が入るので、防水ロックが解除できるか確認してみましょう。
Apple watchの装着中に避けるべき行動
Apple watchの耐久性能は永久ではありません。長年使用することで、耐久性が弱まってしまう可能性もあります。長くApple watchを使用するためにも、装着中は以下のことを意識してください。
- 落とすなどの衝撃を与える
- 石けんまたは石けん水にさらす
- 香水、溶剤、洗剤、酸や酸性の食品、虫除け、ローション、日焼け止め、油分、毛髪染料をApple watchにつける
- 水圧が強い水にさらす(Apple watch Ultra以降のモデルは対応)
- クリフダイビングやハイダイビングをする
- スチームルームに入る
- サウナに入る(Apple watch Ultra以降のモデルは対応)
- 55℃以上のサウナに入る
Apple watchに水以外のものがついてしまった時は、温かい流水で洗い流してください。その後、やわらかい布で拭き取ってしっかりと乾燥させましょう。拭き取る時の布は、糸くずの出ない素材がいいでしょう。プールや海、汗で濡れた後も同様です。
早く乾燥させるために熱風やエアダスターを使用したくなりますが、故障の原因に繋がるので、やめましょう。
Apple watchの防水ロック機能のまとめ
Apple watchに備わっている防水ロックとは、水の中で水滴や衣服が画面に触れても誤作動が起こらないための機能です。防水ロックは、水中でのワークアウトを始めると、自動で有効化されます。もちろん手動でも防水ロックを有効にできるので、プールや海で装着する時は、あらかじめ手動で有効にしておきましょう。
また、Apple watchには耐水性が備わっているので、水深の浅いところであれば、水の中でも装着可能です。さらに、Apple watch Ultra以降のモデルであれば、水圧が高く、深く浸水するような場面でも問題なく装着できます。
防水ロックを使い、プールや海でのアクティビティを楽しんでくださいね。