iPadの手書きノートアプリGoodNotes 5の使い方!できることやGoodNotes 4との違いも解説!
iPadの手書きノートアプリGoodNotes 5の使い方についてレビューします。GoodNotes 5でできることやGoodNotes 4との違いも解説します。GoodNotes 5はGoodNotes 4に比べてPDFなどの資料整理がしやすくなっています。
目次
GoodNotes 5について
iPadのサブツールとして重宝されているApple Pencilですが、Apple PencilのおかげでiPadの機能性が引き上げられていることは皆が感じているところです。
そんなApple Pencilの利用を念頭に置いた様々なiPadアプリが、現在多数リリースされていますが、今回紹介する「GoodNotes 5」も、Apple Pencilを併用することで、iPadならではの機能を発揮できる優良アプリとなっています。
GoodNotes 5とは
「GoodNotes 5」とはiPadの使用に特化した電子ノート作成アプリで、有料アプリ(960円)ですが、これまでiPadユーザーに大人気を博していた「GoodNotes 4」のアップグレード版ということで注目を集めており、更に新しい機能が追加されたことで、より便利な使い方ができるようになっています。
iPadの手書きノートアプリ
「GoodNotes 5」は、基本的にApple Pencilを使用して手書きでノートを作れるという使い方がクローズアップされている電子ノート作成アプリです。
しかし、「GoodNotes 5」の機能は手書きノートを作れるという使い方だけでなく、Word・Power Point・PDFファイルをインポートしてメモを挿入したり、手書き文字も含めてドキュメントファイル内を文字検索したり、手書き文字のテキスト化処理を行ったりできる、多機能電子ノート作成アプリです。
主に3種類の画面がある
「GoodNotes 5」のワーク画面は主に3種類あり、画面の下方のメニューバーで選択・切り替えできるようになっています。3種類のワーク画面とは「文書(Document)・検索(Search)・お気に入り( Favorites)」で、3つの画面を駆使してドキュメントファイルを作成・検索・整理していきます。
「文書」画面ではその名の通り、ドキュメントファイルを作成できます。「検索」画面ではキーワードを使って、「GoodNotes 5」に保存されているドキュメントファイル内を情報検索するという使い方ができます。「お気に入り」はユーザーが登録したドキュメントファイルを一覧で表示でき、いつでも閲覧できるという使い方ができます。
GoodNotes 5で何ができるの?
以下に、「GoodNotes 5」の「できること・できないこと」を簡単にまとめました。
できること
「GoodNotes 5」のできることとしては、まず、Apple Pencilを使った手書きメモを基にして、スクラップブックのようにノートを作成するという使い方ができます。何気ない手書きのメモを貯めておいて、後でさらに手書きで編集し直すというiPadとApple Pencilならではの手書きノート編集が可能です。
また、他に「GoodNotes 5」でできることとしては、ちょうど電子書籍をiPadに入れて持ち歩くように、複数の電子ノートをiPadに入れて持ち歩けます。完成されたドキュメントファイルをタブレットで持ち歩くという感覚は一般的に定着していますが、書きかけの電子ノートファイルをタブレットで持ち歩くという感覚は意外に新鮮ではないでしょうか。
「GoodNotes 5」では、手書きノート作成の一環で、画像の添付作業などもドラッグ&ドロップの簡単操作で行えます。「GoodNotes 5」は、手作り感覚で電子ノートを作成できるアナログ風電子ノート作成アプリです。
できないこと
「GoodNotes 5」のできないこととしては、まず、音声関係の機能は搭載されていません。ボイスメモなどを作成する場合は他のアプリを利用しましょう。
ページ移動に関しては、「GoodNotes 5」はノートなので基本的に左開きのみで、右開きに対応していません。また、見開き表示(2ページ表示)にも対応していません。
「GoodNotes 5」ではセキュリティー機能が弱いようです。ノートなので個人情報を守る上でパスワード機能があっても良いのですが、アプリのロック・ドキュメントファイルのロック機能がありません。
GoodNotes 5の使い方
次に「GoodNotes 5」の使い方について解説します。
ノートの基本の作り方
まず、ノートの基本の作り方です。
ノートを作成する手順
ノートを作成するには、まず、「GoodNotes 5」の画面下方のメニューバーで「書類」を選択し、画面上の「+」アイコンをタップし、作成項目で「ノート」を選択します。
次にノートの設定画面に切り替わるので、ノートの「カラー・サイズ」「縦書き・横書き」「表紙デザイン・ノートデザイン」をそれぞれ選択・設定し、最後にノートにタイトルをつけて「作成」ボタンをタップします。
これで新規のノートが作成されました。各設定は後から変更できます。
画像を添付する手順
次に、画像を添付する手順を説明します。まず、最も簡単な画像添付の方法は、「GoodNotes 5」の画面上方右側のメニューバーに、カメラロールに保存されている写真画像がサムネイルで表示されているので、任意の画像をドラッグ&ドロップで画面内に引っ張って来れば、そのまま画像を添付できます。
その他のやり方としては、同じく「GoodNotes 5」の画面上方中央にある「画像アイコン」をタップすると、カメラロールに保存されている写真画像の一覧が表示されるので一覧から添付画像を選ぶというやり方があります。
また、写真画像の一覧の最下段にある「insert from」のリンクをタップすると、外部アプリから画像を挿入することもできます。
添付した画像はタップして指定すれば、ドラッグで移動したり、縦・横にスライドして拡大・縮小したりできます。
書き出しする手順
「GoodNotes 5」で、ドキュメントファイル(ノートデータ)の書き出しを行う場合は、ノートを開いた状態で、「GoodNotes 5」の画面上方のメニューバーにある「共有アイコン」をタップすると、メニューが表示されるので、ノート全体を書き出す場合は「すべてを書き出す」を、現在表示しているページのみ可書き出す場合は「このページを書き出す」を選択します。
またページを抜粋して書き出す場合は、ノートを開いた状態で、「GoodNotes 5」の画面上方のメニューバーにある「サムネイルアイコン」をタップすると、各ページがサムネイルで一覧表示されるので、その画面で画面右上に表示されている「選択」のリンクをタップします。
ページを選択できるようになるので、任意のページをタップして選択し、画面上方に表示されている「書き出し」アイコンをタップします。
上記いずれかの方法で書き出すファイル・ページを選択した後、書き出すファイル形式を選択する画面が表示されます。「PDF・イメージ・GoodNotes」の3つの選択肢から選択し、右上の「書き出す」ボタンをタップします。
書き出しファイルの保存先を指定するポップアップが表示されるので、保存先を指定すれば、書き出しファイルが保存されます。
ノートの便利機能について
次に、「GoodNotes 5」のノートの便利機能について解説します。
PDFを読み込む方法
「GoodNotes 5」ではPDFなどのドキュメントファイルを「GoodNotes 5」のノートとしてインポートできます。
PDFなどのドキュメントファイルを読み込むには、「書類」画面で「+」アイコンをタップし、作成項目で「読み込む」(Import)を選択すると、ブラウズ画面が表示されるので、読み込むファイルの保存場所を指定してファイルを選択すれば「GoodNotes 5」にノートとしてインポートできます。
iCloud経由で共有する方法
iPad・iPhoneなどの複数の端末で「GoodNotes 5」を使用している際に、iCloud経由でファイルを共有するには、まず、「書類」の画面右上に表示されている「歯車」アイコンをタップし、表示されたメニューから「設定」→「iCloud設定」まで進み、ウインドウ内の「iCloudを使用」の項目のトグルをオンに切り替えます。
ファイルv共有する他の端末でも同じ操作を行うと、iCloud経由で同期してファイルを共有できます。
別ノートに移動やコピーを行う方法
「GoodNotes 5」に保存しているノートの任意のページを別ノートに移動する場合は、まず移動元のページをコピーした後、移動先のノートにペーストするというやり方をします。
まず移動元のノートを表示して、「GoodNotes 5」の画面上方のメニューバーにある「サムネイルアイコン」をタップすると、ページのサムネイル一覧画面に切り替わるので、画面右上に表示されている「選択」のリンクをタップします。
次に、ページ選択モードに切り替わるので、移動させる(コピーする)任意のページのサムネイルをタップして選択し、画面上方に表示されている「コピー」アイコンをタップします。
移動元のページをコピーした後、移動先のノートを表示して画面上方の「サムネイルアイコン」をタップし、ページのサムネイル一覧画面で「+」アイコンをタップします。表示されたメニューから「ページをペーストする」を選択するとページをコピー&ペーストし、別のノートにページを移動できます。
検索する方法
「GoodNotes 5」でドキュメントファイル内のテキストを検索するには、「GoodNotes 5」の画面の下方のメニューバーで「検索」(Search)を選択して検索画面に切り替えます。
検索画面で検索フォームにキーワードを入力して検索すると、全てのドキュメントファイルが検索対象として処理され、キーワード検索でヒットしたファイルと検索箇所がサムネイルで一覧表示されます。サムネイルをタップすると直接該当ページを表示できます。
GoodNotes 5を使いこなす方法
次に、「GoodNotes 5」を使いこなす方法・使いこなし例を解説します。
スケジュールを管理する
「GoodNotes 5」ではPDFを直接取り込めるので、カレンダーなどのスケジュール表をそのまま取り込んで、いつでも閲覧できるようにしておけます。
メモや資料を一括管理する
「GoodNotes 5」では、Word・Power Point・PDFファイルをインポートしてメモを挿入したりできるので、関係資料を「GoodNotes 5」で一括管理できます。
スクラップブックを作る
スクラップブックを作るのであれば、「GoodNotes 5」はうってつけです。「GoodNotes 5」は手書きメモはもとより、画像の添付・設置も感覚的に行えるので、デジタルメモツールでありながら、手作り感満載のスクラップブックを作れます。
GoodNotes 5とGoodNotes 4の違い
次に、前バージョンである「GoodNotes 4」と「GoodNotes 5」の違い、新しくできることについてレビューします。
追加機能・新しくできることについて
まず、「GoodNotes 5」で新規追加された機能・新しくできることについては、以下の4点が挙げられます。
- ペンツールのペン先ラインナップに、新たに「筆ペン」が加わった
- シェイプツールで、半透明の色を選択できるようになった
- ダブルタップで新規ノートを作成する「クイックノート」機能が加わった
- ページスクロールの方向を横・縦で選択できるようになった
変更された点・新しくできることについて
次に、「GoodNotes 5」で変更された点・新しくできることについては、以下の3点が挙げられます。
- 用紙のテンプレートを外部からインポートできるようになった
- フォルダ・サブフォルダをPCのように無制限で作成できるようになり、資料整理が用意になった
- 全ドキュメントファイルを対象にして、一括でテキスト検索できるようになった
GoodNotes 5の使い心地について
次に、「GoodNotes 5」の使い心地についてレビューします。
メリット
「GoodNotes 5」を使用する上でのメリットをまとめると、以下の3点になります。
ファイルの整理ができる
「GoodNotes 5」では、フォルダ仕訳ができるようになったので、資料・メモ管理ソフトとしても機能を発揮するようになりました。「GoodNotes 5」はWord・Power Point・PDFファイルなどの主なドキュメントファイルをインポートできるので、関係書類をフォルダで管理して、編集もこなすという使い方ができます。
ペンの変更が簡単
「GoodNotes 5」では、画面上方のツールバーにあるペンツールアイコンを使って、ワンタッチ操作で簡単にペン先を変更できるようになりました。全バージョンの「GoodNotes 4」では、設定画面に進んで変更しなくてはいけなかったので、「GoodNotes 4」よりも操作性が向上しています。
スクロール変更ができる
「GoodNotes 5」ではページ移動に関して、スクロール方向を縦方向・横方向の2つから選択できるようになりました。前バージョンの「GoodNotes 4」では横方向しかありませんでした。ちなみに、縦方向のスクロールでページ移動すると、ページを続けて閲覧できるというメリットがあります。
デメリット
次に、「GoodNotes 5」を使用する上でのデメリットをまとめました。
バックアップ方法が少ない
「GoodNotes 5」は、前バージョンの「GoodNotes 4」と比べるとバックアップ方法が少なくなりました。「GoodNotes 4」ではiCloudに加え、Google Drive・Dropboxでもバックアップをとれましたが、「GoodNotes 5」では、バックアップをとれるのはiCloudのみとなっています。
動作が重く感じることがある
「GoodNotes 5」はリリースされてまだ日が浅いこともあり、軽度の不具合が度々見られます。手書き動作が重く感じられたり、消去した文字が再び表示されたりすることがあるようです。今後のアップデートで改善されていくでしょう。
GoodNotes 5の評価について
次に、「GoodNotes 5」の口コミ評価についてレビューします。
良い評価
Twitterで「GoodNotes 5」の口コミ評価を確認したところ、iPad用のPDFアプリとしては「GoodNotes 5」は万能でおすすめなアプリという意見が挙がっています。
こういう使い方にはiPad最強と思う😀
— はるな👠iPad活用術 (@haruna1221) November 17, 2019
Apple標準のファイルアプリからマークアップ機能だけでもできるけど、ちゃんとやるならPDF編集アプリあった方がおすすめ。GoodNotes5は万能でおすすめ。https://t.co/WNFG3xswT7#iPad活用 #goodnotes5 https://t.co/gDohnRev79
また、手書きノート好きのユーザーにとっては、「GoodNotes 5」を使ったメモ書き体験が最高であったという評価が挙がっています。
テンプレートの使い分けについて。なるほど。 #GoodNotes5
— yoshinon@情報管理LOG (@yoshinon) October 21, 2019
紙のノート大好き人間がiPadのGoodNotes5でメモを始めて最高だったこと - spkNote https://t.co/OUM8NaDt6d pic.twitter.com/SdK1roW2XP
悪い評価
次に、「GoodNotes 5」のTwitterの口コミ評価で、ネガティブな意見を拾ってみました。まず、今回のアップグレードで見開き表示機能の追加を期待していたのに非対応だったのでがっかりした、という意見がありました。
#GoodNotes5 が相変わらず見開き表示非対応ということで、かなりゲンナリしている。。。
— Fɍɇɇłɏᵽøɍŧ (@freelyport) January 17, 2019
また、今回のアップグレードで、ウインドウに消しゴムツールがなくなって使いづらくなったという意見がありました。
GoodNotes 5ウインドウに消しゴムが無くなって使いにくくなった #GoodNotes5
— まさや (@CHOHCOOH2) January 17, 2019
GoodNotes 5を使いこなそう!
「GoodNotes 5」の基本的な使い方をマスターして、「GoodNotes 5」を便利に使いこなしましょう。「GoodNotes 5」はWord・Power Point・PDFファイルなどのドキュメントファイルを取り扱えるので、PDFなどの関連資料・メモを一括で管理できます。
また、「GoodNotes 5」ではPCのようにフォルダ・サブフォルダを無制限作成できるようになったので、資料・メモ整理に便利です。
「GoodNotes 5」は「GoodNotes 4」に比べてできることが増えていますが、リリースされてまだ日が浅いため、軽度な不具合もあるようです。今後の改善が望まれます。