FREE Wi-Fi PASSPORTとは?使い方や勝手に接続してうざい時の対処法を解説!
FREE Wi-Fi PASSPORTは、日本人でも利用できるWi-Fiスポットです。使い方は簡単で、アプリのインストールなども必要ありません。FREE Wi-Fi PASSPORTの使い方や解除方法を覚えて、安全にスマホやPCを利用してください。
目次
FREE Wi-Fi PASSPORTとは
外出先でスマホやPCを使用する際、「FREE Wi-Fi PASSPORT」というWi-Fiに接続される場合があります。このFREE Wi-Fi PASSPORTとは、SoftBankが提供している訪日外国人向けのWi-Fiスポットです。FREE Wi-Fi PASSPORTは2015年から全国に設置され、利用時間は無制限で、完全に無料で利用できます。
日本語の他に英語・中国語・韓国語に対応しており、海外事業者携帯電話で接続可能です。ただし中国のChina Telecomなど一部の通信事業者と契約している携帯電話は利用できません。Free Wi-Fi PASSPORTは、訪日外国人がよく訪れる施設に設置されている場合が多いので、駅やアミューズメント施設などに行った際はチェックしてみてください。
日本人でも使える?
FREE Wi-Fi PASSPORTはサービス開始当初は訪日外国人のみが利用できましたが、2017年から日本人でも利用できます。FREE Wi-Fi PASSPORTでは訪日外国人用のSSIDと日本人用のSSIDが用意されているので、間違えずに接続してください。
訪日外国人向けのSSIDは「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」で、日本人向けのSSIDは「.FREE_WI-Fi_PASSPORT_J」です。
FREE Wi-Fi PASSPORTに登録するには条件がある
日本人でもFREE Wi-Fi PASSPORTを利用できますが、登録には条件があります。電話番号で登録する場合は番号が070/080/090であること、携帯メールアドレスで登録する場合はキャリアのメールアドレスがSoftBank/Y!mobile/docomo/au/UQコミュニケーションズであることです。
これらに該当しない場合はFREE Wi-Fi PASSPORTが利用できません。多くの方は問題ないでしょうが、MVNO(格安SIM)でスマホを契約していて、電話番号を利用していない方はFREE Wi-Fi PASSPORTを利用できないため注意してください。
FREE Wi-Fi PASSPORTに接続するのは危険?
FREE Wi-Fi PASSPORTは無料で利用できるのでスマホの通信量を節約できてとても便利です。しかしFREE Wi-Fi PASSPORTに限らず、フリーWi-Fiの利用には危険が伴います。必ずフリーWi-Fiの危険性を理解した上で、安全にFREE Wi-Fi PASSPORTを利用してください。
フリーWi-Fiの危険性
Wi-Fi接続には、通信内容を暗号化するWEP・WAPなどの接続方式と、暗号化されていない接続が存在します。しかしほとんどのフリーWi-Fiでは接続が暗号化されていません。このFREE Wi-Fi PASSPORTも暗号化されておらず、悪意のある第三者にスマホでしている行為を把握されてしまう危険性があります。
そのため、FREE Wi-Fi PASSPORTを利用する際は、金融機関へのログイン・クレジットカード情報の入力などは絶対にしないでください。WEBブラウジングや動画の視聴程度ならFREE Wi-Fi PASSPORTを利用しても問題ありません。
またFREE Wi-Fi PASSPORTはSoftBankが提供しているので問題ありませんが、フリーWi-Fiには個人情報の取得を目的とした提供元が不明のものが存在します。必ず提供元を確認してからフリーWi-Fiを利用してください。
このようにフリーWi-Fiは暗号化されているWi-Fiに比べてセキュリティが低いため、無料だからといってすぐに接続するのはおすすめできません。フリーWi-Fiを利用する際は、常にセキュリティ意識を高く持ってスマホ・PCを使用してください。
FREE Wi-Fi PASSPORTの使い方
それではFREE Wi-Fi PASSPORTの使い方を説明します。FREE Wi-Fi PASSPORTはアプリのインストールなどは不要なので、とても簡単に接続できます。ただし同じID・パスワードでのログインは90日間と決まっているので注意してください。
FREE Wi-Fi PASSPORTの登録には携帯電話の番号やメールアドレスが必要です。詳しくは前述した「FREE Wi-Fi PASSPORTに登録するには条件がある」を御覧ください。
Wi-Fiに接続する
FREE Wi-Fi PASSPORTの登録や接続は、PC・スマホ共通です。まずはPCやスマホのWi-Fi接続をオンにして、「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」を選択してください。前述したように、訪日外国人向けと日本人向けのSSIDが異なるため注意してください。
ID・パスワードを登録する
「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT_J」を選択すると、FREE Wi-Fi PASSPORTのログイン画面が表示されます。「はじめての方はこちら」をタップして、新規登録をしてください。携帯電話番号または携帯メールアドレスをログインIDにできます。どちらか選択して、案内に従って進めると、パスワードを取得できます。
複数回FREE Wi-Fi PASSPORTを利用する場合は、パスワードを忘れないように必ずメモを取ってください。
ログイン・接続する
FREE Wi-Fi PASSPORTの新規登録が完了したら、ログインIDとパスワードを入力して、「ログイン」をタップしてください。初回ログイン時は、性別や年代の情報を入力しなければなりません。利用確認完了画面が表示され、しばらくすると「接続できました」と表示されます。これでFREE Wi-Fi PASSPORTへの接続が完了します。
同じID・パスワードでのログインは90日間のみ
IDの有効期間は、パスワード発行日を起算日として90日間です。つまり90日が経過したらもう一度新規登録をしなければなりません。訪日外国人向けのFREE Wi-Fi PASSPORTは14日間なので、それに比べると日本人向けは期間が長めです。新規登録や使い方は簡単なので、利用したいときにもう一度登録してください。
FREE Wi-Fi PASSPORTに勝手に接続されてうざい時の対処法
接続の不安定さやセキュリティの観点からFREE Wi-Fi PASSPORTを利用したくない方もいるでしょう。そこで勝手にFREE Wi-Fi PASSPORTに接続されてうざい場合の対処法をご紹介します。フリーWi-Fiの接続がうざい場合は、主に2つの方法で対処できます。
どちらの方法でも構いませんが、タウンWiFiを使うと一度にたくさんのフリーWi-Fiをブロックできます。勝手にフリーWi-Fiに接続されて困っている方は、タウンWiFiアプリのインストールも検討してください。
ネットワーク設定を削除する
スマホの「設定」から「Wi-Fi」を選択し、うざいフリーWi-Fiを選択します。そして「このネットワークを削除」をタップすると、勝手に接続されません。機種やOSによって多少操作が異なりますが、FREE Wi-Fi PASSPORTのネットワークを削除すれば問題ありません。
タウンWiFiでブロックする
上記の方法では、実際にフリーWi-Fiがある場所に行かなければなりません。自宅でうざいフリーWi-Fiをすべてブロックするには「タウンWiFi」を利用してください。タウンWiFiは自動でフリーWi-Fiに接続するアプリですが、逆にうざいフリーWi-Fiをブロックする機能も備わっています。
「タウンWiFi」アプリの「設定」から「自動接続しないWi-Fiを管理」を選択し、うざいフリーWi-Fiにチェックを入れれば、外出先で勝手に接続されません。また「遅いWi-Fiに接続しない」「電波が弱くなったら切断する」といった便利な機能もあります。
FREE Wi-Fi PASSPORTの使い方・解除方法を覚えておこう!
FREE Wi-Fi PASSPORTは、訪日外国人だけでなく日本人も利用できます。FREE Wi-Fi PASSPORTの登録には一定の条件があるので確認してください。またフリーWi-Fiの利用には危険が伴います。フリーWi-Fiに接続したら、個人情報に関わることは絶対にしないでください。フリーWi-Fiの提供元も確認してください。
FREE Wi-Fi PASSPORTの使い方はとても簡単です。ただしIDの有効期間は90日間なので、頻繁に利用する方は注意してください。勝手にフリーWi-Fiに接続されたくない場合は、スマホの設定やタウンWiFiで削除・ブロックしてください。