Wi-Fiとは?意味や仕組みと導入のメリット/デメリット(注意点)を解説!
Wi-Fiの意味や仕組みについて詳しく解説します。普段何気なく利用しているWi-Fiですが、公共のWi-Fiの仕組みや意味について深く理解している人は多くありません。紹介するWi-Fiの仕組みと意味を理解して快適なWi-Fiライフを送りましょう。
目次
今更聞けないWi-Fiの仕組みや意味は?
普段何気なく利用しているWi-Fi・無線LANでのインターネット接続ですが、その意味や仕組みとはどうなっているのでしょうか?当たり前のように利用しているWi-Fi・無線LANですが、セキュリティ上の危険性もあるので注意が必要です。本記事冒頭の本章では、いまさら聞けないWi-Fiの仕組みについて紹介してきます。
Wi-Fiは無線LANを使ったインターネット接続形式
Wi-Fiはパソコンやスマートフォンと無線LANで接続し、インターネットへ接続する形式のことを指します。自宅や公共施設で利用できるWi-Fi接続は、建物内に無線LANを設置して、そこからインターネット接続する仕組みになっています。
ご自宅に無線LANがある方は分かると思いますが、ルーターを有線接続し、無線LANルーターから無線でインターネット接続できるような仕組みになっています。公共の無線LAN・Wi-Fiも同じ仕組みとなっており、自宅で利用している無線LANよりも広範囲で利用できるルーターを利用している場合がほとんどです。
Wi-Fiを利用するメリットとは?
スマートフォンをパケット通信料無制限で利用している人は、Wi-Fiを利用するメリットを知らない人が多くいます。本章ではWi-Fiを利用するメリットについて紹介していきます。これからご自宅にWi-Fiや無線LANを設置する予定のある人は、本章で紹介するWi-Fiを利用するメリットについて覚えておくと良いでしょう。
また次の章では、Wi-Fiを利用するデメリットについても詳しく解説していきます。ご自宅でWi-Fiを利用する場合は、そこまで大きなデメリットはありませんが、外出先など自宅以外でWi-Fiを利用する場合は、情報漏えい・ウイルス感染などのリスクがあるので注意が必要です。
本記事を最後までよく読んでWi-Fiについての知識をつけておくことが重要です。
スマートフォンで利用すると通信速度が上がる
Wi-Fi接続を利用する一番大きなメリットとは、スマートフォンで利用している携帯キャリアの3G・4Gなどの通信速度よりも、Wi-Fiの方が、通信速度が早いという点です。携帯キャリアの通信回線専用のアンテナは様々な場所に設置されています。しかし、建物などの障壁が多く、その通信速度は最大通信速度から大きく下回ってしまいます。
4G(LTE)を受信できればWi-Fiクラスの通信速度が出ますが、Wi-Fiは接続するデバイスまでの距離が近いという理由で、Wi-Fiでインターネット接続する方が安定・高速のインターネット通信が可能になります。
携帯料金(インターネット通信料金)の節約
近年流行っている「格安SIM」は、月のパケット通信量に制限があります。パケット通信量無制限のプランに加入している人は問題ありませんが、パケット通信料に上限がある人は、Wi-Fiを導入した方が、月あたりのインターネット通信量を節約することが可能となります。
スマートフォンやパソコンに音楽や動画する場合や、音楽配信サービスである「Spotify」、「Netflix」などの動画配信サービスを利用する場合、インターネット通信料金を大幅に節約することが可能です。
複数デバイスを接続できる
Wi-Fiを利用する上でのもう一つのメリットとは、複数デバイスを接続できる点です。スマートフォン・PC・タブレットなど、複数のデバイスを所有している人は、Wi-Fi無線LANを自宅に設置するだけで様々なメリットがあります。
例を上げれば、同じWi-Fi回線でスマートフォンやタブレット・PCをWi-Fi対応しているプリンターに接続すれば、有線接続することなく印刷することが可能となります。また、接続している複数デバイス間で、ファイルの共有や遠隔操作ができる仕組みもあります。
このように、Wi-Fiを利用するメリットは複数あるので、これからWi-Fi・無線LANを設置予定に人は、Wi-Fiを使ったメリットについて覚えておきましょう。
Wi-Fiを利用するデメリットとは?
続いてWi-Fiを接続するデメリットについて紹介していきます。前にも述べた通り、自宅や会社内など、セキュリティに問題のない状態であればWi-Fiを利用する上でのデメリットはほとんどありません。しかし、公共のWi-Fiを利用する場合は、悪質なWi-Fiも存在しているので注意が必要です。
本章では、公共のフリーWi-Fiと呼ばれる無料で利用できるWi-Fi回線の注意点と、安全にフリーWi-Fiを利用する方法を紹介するので、頻繁にフリーWi-Fiを利用する人は覚えておくことをおすすめします。
セキュリティに要注意
カフェやショッピングモール、飲食店や公共施設などの、公共フリーWi-Fiは不特定多数の人間が利用しています。Wi-Fi接続には「通信が暗号化」されているものと、そうでないものがあります。通信が暗号化されていないWi-Fiとは、誰かに傍受されデバイスに保保存されている個人情報が読み取られてしまう可能性があるものになります。
フリー・公共のWi-Fiを安全に利用する方法
上記の理由からフリー・公共のWi-Fiを安全に利用するためには、しっかりとした認識を持っておく必要があります。まず、重要なことが公共のWi-Fiでインターネット・バンキングや、インターネットショッピングなどを利用しないことをおすすめします。
インターネット・バンキングではログインに必要なパスワードや、クレジットカード情報が必要な場合があります。こういった重要な情報が漏洩してしまう可能性があるので、公共のフリーWi-Fiを利用している場合は、インターネット・ブラウジングだけにとどめておくことをおすすめします。
一度個人情報が漏洩してしまうと、残された対応する術はパスワードの変更やアカウント情報の変更などの対応が必要になります。
Wi-Fiを無料で利用できる場所やスポットの仕組み・用語の意味を理解しよう
本記事最後の本章では、自宅や会社内に設置されているWi-Fi無線LAN以外のWi-Fi接続方法について紹介していきます。様々なタイプのWi-Fiがあるので、自分に適したWi-Fiを選んで対応していきましょう。
公共の無線Wi-Fi・無線LAN
自宅・会社外で利用する頻度がもっともの高いのが、前の章でも紹介した公共の無線Wi-Fi・無線LANです。日本のインバウンド政策が進んでいることから、出先でも利用できる公共の無線Wi-Fi・無線LANは昨今の日本でよく見ることができます。
「Docomo」「Softbank」「au」などの携帯キャリア会社が提供している公共の無線LANも多くなってきており、カフェやファストフード、公共施設でもWi-Fiが利用できるようになってきています。
その中に、「野良Wi-Fi」と呼ばれるパスワード不要のWi-Fiがあります。「野良Wi-Fi」とは前の章でも紹介した「通信の暗号化」がなされていないWi-Fiであり、個人情報の漏洩の危険性があるので、利用する公共のWi-Fiには十分に注意してください。
モバイルWiMax
「モバイルWiMax」とは、各主要インターネットプロバイダが提供している、小型のWi-Fiルーターです。出先でもWi-Fi接続をしたいという人におすすめで、月額料金も安く小型のルーターのため持ち運びにも非常に便利です。通常の無線LANとは違い、携帯キャリア回線のように無線でインターネット回線を取得して、デバイスとWi-Fi接続することが可能です。
「モバイルWiMax」について、更に詳しく知りたい人は下記の公式サイトを参照してください。
FON
「FON」とは、まだ日本でもあまり馴染みのないWi-Fi接続方法ですが、海外では徐々に主流になってきている、世界最大級のWi-Fi共有システムです。自宅に「FON」を設置しFONスポットとしてWi-FiをFONユーザーと共有することで、様々な場所でWi-Fiを利用することができます。
Wi-Fiのセキュリティが心配という声が多いですが、「EAP-TTLS認証」に対応しており、WPA2に対応していることから、盗聴やデータ漏えいに非常に強固な接続方法となります。「FON」について、更に詳しく知りたい人は下記の公式サイトを参照してください。
Wi-Fiの仕組み・意味を理解して安全にWi-Fiを利用しよう!
本記事ではWi-Fiについての基礎知識や、Wi-Fiの危険性に対応する術を紹介しました。くれぐれも公共のWi-Fiを利用する場合は、通信の暗号化に対応している回線を利用し、情報漏えいに厳重に注意してください。