2020年04月07日更新
Windows10 May 2019 Update(1903)の新機能や変更点を紹介!
Windows10のMay 2019 Update(1903)では、Windows10に注目の新機能が、大幅に付け加えられました。この記事では、Windows10の1903アップデートで特に注目したいアクションセンター等の変更や、新機能を詳しく解説します。
目次
- 1Windows10の1903アップデートの新機能が凄い!
- ・May 2019 Updateの大型の変更に注目!
- ・Windows10が大きく進化した!
- 2Windows10の1903の新機能1【Windowsサンドボックス】
- ・完全に隔離された環境の中でアプリの試行ができる
- 3Windows10の1903の新機能2【デスクトップの機能強化】
- ・スタート画面の簡素化
- ・スタート画面のピン留めを外しやすくなった
- ・集中モードの使い勝手の向上
- ・アクションセンターの機能強化
- ・マイクを利用しているアプリを確認できる
- 4Windows10の1903の新機能3【標準アプリのアンインストールが可能に】
- 5Windows10の1903の新機能4【Windowsアップデートの保留が可能に】
- 6Windows10の1903の新機能5【クラウドクリップボードの強化】
- 7Windows10の1903の新機能4【絵文字などの入力が簡単に】
- 8Windows10は1903へアップデートしておこう!
Windows10の1903アップデートの新機能が凄い!
Windows10は毎年、春と秋に大型アップデートを行います。特に2019年5月に行われた「May 2019 Update(1903)」での変更点に注目するべき新機能が搭載されていると話題になっています。この記事では、Windows10の「May 2019 Update(1903)」での変更点や、注目の新機能を詳しくご紹介します。
May 2019 Updateの大型の変更に注目!
Windows10には、2種類のアップデートがあります。月に2回ほど配信される、細かい修正用パッチなどを配布するための小規模アップデートと、年に2回行われる大規模アップデートです。毎年、特に春の大規模アップデートでは、Windows10の機能に大幅な変更が行われます。その中でも特に、May 2019 Updateの変更は、特に注目するべき部分があります。
Windows10が大きく進化した!
Windows10にMay 2019 Updateが行われたことで、Windows10の使い勝手が大きく進化しました。今までWindows10を利用する上で、もう少し使い勝手を考えて欲しい、と多くのユーザーが思っていたことの多くが、変更されて改善されています。いったいどのような変更点や新機能があるのか、この次から解説します。
Windows10の1903の新機能1【Windowsサンドボックス】
Windows10のMay 2019 Update、1903アップデートで注目するべき新機能は、Windowsサンドボックスが実装されことです。サンドボックスは、Apple製品やAndroidにはすでに使われている仕組みですが、Windowsでは使われていませんでした。
サンドボックスとは、一つ一つのアプリがそれぞれのサンドボックスの中に隔離されており、他のアプリに一切影響を及ぼさない仕組みのことです。ある1つのアプリで写真やファイルをダウンロードしても、そのアプリ内だけでの利用しか許可されません。
万が一、ダウンロードしたファイルがウイルスに感染していても、他のアプリには影響を及ぼさない仕組みになっています。
サンドボックスを設定したい場合は、Windows10の検索から「Windowsの機能」と検索します。上記の画像の画面が開くため、「Windowsサンドボックス」にチェックを入れて、PCを再起動します。その後、スタートボタンからWindowsサンドボックスを起動できるようになります。
完全に隔離された環境の中でアプリの試行ができる
Windows10では、全てのアプリの運用がサンドボックスに適用されているわけではありません。しかし、怪しいアプリや、新しいアプリを試してみたい際に利用できます。怪しいアプリも、サンドボックスの中で試行することで、PC全体や他のアプリに影響を及ぼさずに安全に試行できます。
Windows10の1903の新機能2【デスクトップの機能強化】
Windows10の1903では、デスクトップの機能が強化され使い勝手がよくなった点も、注目ポイントです。
スタート画面の簡素化
Windows10の1903アップデートでは、スタート画面が簡素化しました。スタート画面のトップに表示されるタイルの数を減らして、すっきりとしたデザインに変更されています。
スタート画面のピン留めを外しやすくなった
スタート画面に表示させておく必要がなくなった、グループやフォルダのピン止めを、簡単に外せるようになりました。右クリックすると「スタートからピン留めを外す」と表示されるため、そちらをクリックするだけで簡単にピン留めが外せます。
集中モードの使い勝手の向上
1903の前の大型アップデートで、集中モードの実装が行われました。1903では、集中モードがより使い勝手の良いものとなりました。1903アップデートでは、ユーザーが全画面モードで作業している場合に、自動で集中モードに切り替わるように設定されています。
わざわざ設定を開いて、その都度集中モードに設定しなくても、「F11」を押して全画面モードにするだけでOKです。煩わしい通知に悩まされる必要がなくなります。
アクションセンターの機能強化
Windows10からの通知を受け取って表示するためのアクションセンターの機能も、1903では強化されました。クイックアクションをアクションセンターから設定できるようになったことと、アクションセンターでの明るさの設定が、ボタンからスライダーに変更された点です。
明るさの設定を、クイックアクションから簡単にできるようになり、長時間のPCの利用が楽になります。ユーザーはPCを利用する環境に合わせて、いつでも自分に合った明るさに、アクションセンターから簡単に設定できます。
マイクを利用しているアプリを確認できる
PCにはマイクの機能がありますが、今まではどのアプリがマイクで音を拾っているのか、わかりませんでした。特にバックグラウンドで動くアプリの場合は、自分でも気が付かないうちにマイクで音を拾っているケースがありました。
時には、PCの前での会話を勝手にスマートスピーカーアプリが拾って、他の人に送信していた事件が起きたこともあります。
Windows10の1903では、マイクを利用しているアプリがあれば、アクションセンターの付近に表示する機能が追加されています。どのアプリが音を拾っているのかその都度わかるため、必要に応じてアプリの停止操作をユーザー側が選択できます。
Windows10の1903の新機能3【標準アプリのアンインストールが可能に】
Windows10には、多くの標準アプリがプリインストールされています。しかし、中には必要ないアプリもあります。今までは標準アプリのアンインストールには、特殊な方法が必要でした。しかし1903では、「設定」の「アプリ」から簡単にアンインストールできるようになりました。不要なアプリは削除して、PCを軽くしたい方に朗報です。
Windows10の1903の新機能4【Windowsアップデートの保留が可能に】
Windows10の1903アップデートでは、Windowsアップデートの更新を一時停止にできる機能が実装されました。今までは、作業をしているバックグラウンドで勝手にアップデートが始まって、作業中のファイルを保存する間もなく再起動されてしまうこともありました。しかし、作業中のアップデートは保留にできるため、安心して作業に打ち込めます。
Windows10の1903の新機能5【クラウドクリップボードの強化】
Windows10の1903アップデートでは、クラウドクリップボードが利用できるようになりました。これは、コピーしてクリップボードに保存したファイルが、クラウドベースで保存されて、他のデバイスと同期できる機能です。「設定」の「クリップボード」の設定から、「他のデバイスとの同期」を設定することで利用可能です。
Windows10の1903の新機能4【絵文字などの入力が簡単に】
上の画像は、Windows10の絵文字パネルです。この絵文字パネルを1903アップデートでは、簡単に呼び出せるようになりました。ショートカットキーで「Windows+.」を押すと、一発で絵文字パネルがアクションセンターの付近に表示されます。
また、このパネルから絵文字だけではなく、顔文字や記号の入力もできるようになりました。絵文字や顔文字も入力が簡単になったことで、より表現豊かなメッセージを作れるようになります。
Windows10は1903へアップデートしておこう!
この記事では、Windows10の1903アップデートで実装された新機能を解説しました。Windows10はWindowsの最終形といわれていますが、テクノロジーの変化に応じて、必要な機能は変わってきます。
大型アップデートでは、その時々に利用できる機能が次々と追加されていきます。ぜひまだ1903アップデートをしていない方は、よりWindows10の使い勝手を良くするために、できるだけ早くアップデートしておくことをおすすめします。