Windows10 HomeとProの違いや機能の比較！セキュリティ面やビジネスに強いのは？

Windows10はHomeとProの2種類のエディションがあることを知っていますか？普段Windows10を使っている人の中でも意識したことのない人は少なからずいるのではないでしょうか。Windows10 HomeとProの機能の違いを比較していきます。どっちを買おうか迷っている人に特におすすめの内容です。持っている人も違いを知っておくと便利です。

Windows10のOSにはWindows10 HomeとWindows10 Proの2種類あります。それぞれ何が違うのでしょうか。

Windows10 Homeエディションは一般ユーザー向けです。名前の通り自宅でYouTubeを見たり、ネットで調べ物をしたり、ネットショッピングを楽しむというような普通の使い方をする分にはWindows10 Homeエディションが適しているでしょう。

これに対してWindows10 Proエディションはビジネス用です。Homeと違ってWindows10で使用できる機能すべてが利用でき、ビジネスに適しています。Windows10を使用するのが企業や個人事業主の場合は、ビジネスモデルであるWindows10 Proエディションを使うのがいいでしょう。

Windows10 HomeとProは名前や利用目的に違いがあるだけではありません。当然ですが、エディション毎に機能差があります。Proという名前、それからビジネス用という目的からも推察できるかもしれませんが、Homeと比較してProの方が機能は優れています。次の章で機能や料金の比較をするので、どっちが自分に合うかの判断材料にしてください。

Windows10 HomeとPro、種類毎の具体的な違いを比較し、解説していきます。どっちがいいとは一概には言えません。自分の目的や予算に合ったエディションを選ぶ際の参考にしてみてください。

まずは料金についての比較です。公式価格はWindows10 Homeが税込み19,008円、Proが税込み27,864円となっております。Proの方が機能が優れている分、料金もHomeよりも8,0000円以上高くなっています。自分の予算と相談してどっちを購入するか決めるのがいいでしょう。

料金はProの方が高いことがわかりましたが、肝心なのはどれくらいのスペックに違いがあるか、ということではないでしょうか。Windows10 HomeとProの拡張機能での違いを解説します。スペック性能を比較したのが次の表になりますのでご覧ください。

bit数は情報処理能力のことで、32より64の方がPCの処理能力が高いと考えてください。最大メモリは一度に保存できるデータ容量のことで、高ければ高いほどハイスペックであり、フリーズしにくくなると考えてください。32bitの最大メモリについては同じですが、64bitについては圧倒的にProの方が大きいので、大量のデータも迅速に処理できます。

基本機能ではどのような違いがあるのでしょうか。やはり基本機能についても、ビジネス用であるWindows 10 Proの方が優れています。ビジネス管理機能等、Proのみに搭載された基本機能があるので、そちらを紹介していきます。

Internet Explorer11のエンタープライズ（互換）モードは、古いIEのバージョンとの互換性を向上させるために用意されたモードで、IE8の環境をエミュレーションすることができます。これによって、古いIE向けのWebサイトを、最新のIE11でも問題なく動作することが可能です。

リモートデスクトップ機能とは、Windowsをスマホ、タブレット、パソコンからネットワーク経由で離れた場所からでも操作できる遠隔操作機能のことです。リモートデスクトップクライアントアプリをインストールして使うことで、Windowsを遠隔操作できる優れものです。

ソフトウェア開発者等システム関係の企業では、通常業務で複数のオペレーティングシステムを実行して使う機会が多いでしょう。クライアントHyper-Vを使用することで、Windows上の仮想マシンとして複数のオペレーティングシステムを仮想ハードウェア上で実行することができます。

Proには「グループポリシー」、「ドメイン参加」、「ビジネス向けWindowsストア」等のビジネス管理機能が付いていますが、Homeには管理機能はついていません。有用な管理機能が付いているのはビジネスに特化している証拠です。

スペックや基本機能についてのみ違いがあるわけではありません。セキュリティ機能についてもOSの種類によって差があります。Windows 10 Proのみに搭載されたセキュリティ機能、BitLockerについて紹介します。

パソコンをウイルスから守るために必須なのがセキュリティ対策です。BitLockerというセキュリティ機能を使うことで、ドライブの中身を暗号化することができます。これによって他のパソコンでディスクを接続してもデータを読み取ることができなくなります。安全な管理体制を整えることができます。

Windows10 HomeとProでどっちの種類にするかまだ決められない人もいるでしょう。これから紹介する内容を踏まえて、どっちの種類にするかを決めましょう。

Homeが向いているのは個人利用の場合と、価格重視の場合です。

個人で利用する場合はHomeで十分です。ビジネス管理機能もクライアントHyper-Vもいくら優秀な機能でも、使わない人にとっては何の意味もありません。ビジネスにかかる機能を一切使わない場合はHomeにしましょう。

価格を重視する場合も間違いなくHomeにすべきです。既に説明したように8,000円以上Homeの方が安いので、必要最低限の機能しか必要ない人はHomeにしましょう。

Proが向いているのはビジネスやゲームに使用する場合、また、セキュリティ面が不安な場合です。

ビジネス管理機能やクライアントHyper-V等、法人向けの機能が充実しているためです。セキュリティ面も安心安全なので情報漏洩のリスクもカバーできています。

パソコンでゲームを楽しみたい人にはProをおすすめします。64bitだと最大メモリが2TBなので、PCゲームをスムーズにストレスなく楽しむことができるでしょう。

セキュリティ面に不安がある人はProにするのもありです。Proにはドライブを暗号化できるBitLockerがついていますのでセキュリティ面は安心です。

Windows10 Homeを持っているが、本記事を読んでいてProにすればよかったと後悔している人もいるでしょう。実はお手元のパソコンをアップグレードをすることで、HomeからProへ切り替えることが可能です。

HomeからProへのアップグレード手順を説明します。タスクバーにある赤枠の検索窓で「ライセンス認証」と入力しましょう。検索結果の「開く」をクリックしましょう。

エディションが「Windows10 Home」になっているか確認して、「Microsoft Storeに移動」をクリックしましょう。

Windows10 Proへのアップグレード画面が表示されます。「購入」をクリックしましょう。あとは画面の指示に沿ってサインインや支払い方法の選択をしましょう。

支払い方法の選択が完了するとインストールできるようになります。インストールを行い、その後アップグレードも行うことでHomeからProへアップグレードすることができます。

Windows10 HomeとProの違いを理解して、どっちが自分の目的や予算にあっているかを見極めましょう。