.NET Runtime Optimization Service(mscorsvw.exe)とは?停止方法を解説!解説!

CPUの使用率を100%にすることもある.NET Runtime Optimization Serviceとはどういったものなのでしょうか。この記事では、.NET Runtime Optimization Serviceの正体と、停止しても大丈夫か解説します。

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目次

  1. 1Windows10のNET Runtime Optimization Serviceとは?
  2. .NET Frameworkアプリケーションの最適化に必要なサービス
  3. ウイルスの可能性は?
  4. 2NET Runtime Optimization ServiceでCPU使用率100%!対処法は?
  5. .NETアプリケーションが必要なければ停止しても大丈夫
  6. .NETアプリケーションが必要ならプロセスが終わるまで様子を見る
  7. 3NET Runtime Optimization Serviceは必要なければ停止しよう!

Windows10のNET Runtime Optimization Serviceとは?

PCが突然妙に重くなって、タスクマネージャーを確認すると、NET Runtime Optimization ServiceによってCPUやディスクの使用率が100%になっている場合があります。

この記事では、CPUなどのPCのスペックに大きな負荷をかけることがあるNET Runtime Optimization Serviceとはどういったもので、CPUの使用率などが高い場合にどのような対処方法があるのか解説します。

まずはNET Runtime Optimization Serviceについて解説します。

.NET Frameworkアプリケーションの最適化に必要なサービス

NET Runtime Optimization Serviceは、.NET Frameworkで開発されたアプリケーションを最適化するのに欠かせないサービスです。実行プログラムはmscorsvw.exeです。

.NET Frameworkとは、Microsoftによって開発されたアプリケーションの開発環境です。NET Runtime Optimization Serviceは、.NET Frameworkで開発されたアプリケーションを更新する際に、適切に更新が行われるかどうかを監視するためのプログラムです。

ウイルスの可能性は?

NET Runtime Optimization Serviceは単なるPCのユーザーにとっては、あまり見慣れないものなので、ウイルスではないかと心配する方もいます。NET Runtime Optimization Serviceのウイルスの可能性についてお伝えします。

mscorsvw.exeがSystem32にあれば大丈夫

NET Runtime Optimization Serviceの実行プログラムであるmscorsvw.exeが、Cドライブの「\Windows\System32」の中にあればウイルスではありません。ちゃんとしたNET Runtime Optimization Serviceを実行するための正規のプログラムです。

System32以外の場所にある場合にはウイルススキャンを!

mscorsvw.exeをかたるウイルスが今までに発見されたという事例がありません。しかし、ハッカーたちはユーザーをだますために既存のプログラムに似せた名前を付けることがあります。mscorsvw.exeに似せたウイルスが出現しないとも限りません。

mscorsvw.exeがSystem32以外の場所で見つかった場合には念のためにウイルススキャンを実行してみましょう。

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NET Runtime Optimization ServiceでCPU使用率100%!対処法は?

NET Runtime Optimization Serviceが原因でWindows10のCPUの使用率が高くなってしまう場合にはどうしたらいいのか、対処法について解説します。

.NETアプリケーションが必要なければ停止しても大丈夫

最近では、.NET Frameworkで作成したアプリは少なくなりつつあります。.NET Frameworkで作成したアプリが必要なければ、NET Runtime Optimization Serviceは停止しても大丈夫です。停止する方法は次の通りです。

NET Runtime Optimization ServiceがCPUの使用率を上げる場合の対処法

Windows10のタスクバーの左下にある「スタート」をクリックして、アプリの一覧を表示します。「Windows管理ツール」の中の「サービス」をクリックします。

NET Runtime Optimization ServiceがCPUの使用率を上げる場合の対処法

表示されたサービスの一覧の中から「Microsoft .NET Framework NGEN」をダブルクリックします。

NET Runtime Optimization ServiceがCPUの使用率を上げる場合の対処法

Microsoft .NET Framework NGENの詳細設定が開いたら、「スタートアップの種類」を「無効」に、「サービスの状態」を「停止」にして「OK」をクリックします。これでNET Runtime Optimization Serviceが自動で起動しなくなります。これでCPUの使用率が上がる問題が解決するか確認してください。

.NETアプリケーションが必要ならプロセスが終わるまで様子を見る

PCの中に.NET Framework系のアプリが必要であれば、NET Runtime Optimization Serviceを停止してしまうと、アプリの更新ができなくなります。NET Runtime Optimization Serviceは常時実行しているわけではありません。

.NET Framework系のアプリを利用しているのであれば、PCが重くなっても更新が終了するまで様子を見ましょう。

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NET Runtime Optimization Serviceは必要なければ停止しよう!

この記事では、NET Runtime Optimization Serviceについて詳しく解説しました。.NET Framework系のアプリが主流であった以前は、絶対に欠かせないサービスのひとつでしたが、現在ではその役割が徐々に終えつつあります。必要なければ停止してPCをスムーズに使えるようにしましょう。

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