Windows10でメモリテスト・診断する方法!チェックツールも紹介!

メモリはPCの中でもCPUと同じくらい重要なパーツです。PCの調子が悪いときには、メモリの診断テストを実行することをおすすめします。この記事では、メモリに不具合がないか確認するための診断テストの実行方法をUSBメモリから実行する方法等お伝えします。

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目次

  1. 1Windows10でメモリのテストや診断をした方が良い目安
  2. ブルースクリーンが発生するようになった
  3. 突然理由もなく再起動する
  4. 原因不明のエラーが多発する
  5. 2Windows10でメモリのテストや診断をする方法・PC搭載のツールを使う
  6. Windows10のメモリ診断を実行する
  7. 3Windows10でメモリのテストや診断をする方法・USBメモリから起動する方法
  8. Memtest86+を使ってチェックする
  9. 4Windows10のメモリをチェックしてみよう!

Windows10でメモリのテストや診断をした方が良い目安

PCを長い間使い続けていると、経年劣化や本体の内部に生じる静電気などの影響で、パーツに様々な不具合が起こるようになります。今回は、PCの中のパーツでも特にメモリの診断やテストについて詳しく解説します。

Windows10のPCでメモリの調子が悪くなってきたと感じた時に、メモリのテストを行ってメモリの状態を把握することができます。この記事では、メモリ診断をした方がいい目安と、Windows10でメモリのテストを行う方法について詳しくお伝えします。

ブルースクリーンが発生するようになった

まずは、Windows10でメモリテストを行ったほうがいい目安についてお伝えします。ブルースクリーンが頻繁に発生するようになったらメモリ診断を一度行ってみましょう。ブルースクリーンはWindows10の起動システムとメモリのタイミングが合わなくなったときに発生します。

それまでブルースクリーンが発生したことがないのに突然発生するようになったら、メモリに何らかの不具合が発生していると考えて良いでしょう。

突然理由もなく再起動する

Windows10が突然理由もなく再起動を繰り返すようになったら、メモリ診断をする目安となります。メモリはタスクを実行するための作業台のようなものです。タスクを処理できずに再起動を繰り返すようになったということは、メモリに何らかの不具合が生じていると考えて良いでしょう。

原因不明のエラーが多発する

実行中のアプリが何の前触れもなく落ちるようになったり、空き容量やPCのスペックには何の問題もないはずなのに、新しいアプリがインストールできなくなったりといった、原因不明のエラーが多発するようになったら、エラーの原因がメモリでタスクを処理できなくなったことにある可能性があります。メモリ診断を行ってみましょう。

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Windows10でメモリのテストや診断をする方法・PC搭載のツールを使う

それでは、Windows10でメモリ診断を行う方法をお伝えします。まずはWindows10に搭載されているツールを使う方法です。

Windows10のメモリ診断を実行する

Windows10にはメモリ診断ツールが搭載されています。メモリ診断ツールが使えるようなら、まずはこちらでメモリのテストを行ってみましょう。

メモリ診断テストを実行する方法

Windows10の「スタート」を押して「Windows管理ツール」から「Windowsメモリ診断」をクリックします。

メモリ診断テストを実行する方法

今すぐ再起動して問題の有無を確認する」と「次回のコンピュータの起動時に問題の有無を確認する」から選択できます。すでにメモリに問題が生じていると考えられる場合には、「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」をクリックします。

するとすぐにWindows10が起動して、メモリのテストが行われます。作業中のファイルなどはあらかじめ保存してから閉じておきましょう。

Windows10でメモリのテストや診断をする方法・USBメモリから起動する方法

USBメモリから起動するメモリテスト用のプログラムでメモリテストを行う方法もあります。Windows10の状態が不安定で、Windows10搭載のメモリテストを実行できない場合には、他のPCでUSBメモリのメモリテストツールを作成してから、メモリチェックを実行してみましょう。

Memtest86+を使ってチェックする

USBメモリから起動するメモリテストツールは、「Memtest86+」がおすすめです。「Memtest86+」を使う方法をお伝えします。

メモリ診断テストを実行する方法
Memtest86+

まずは上記のWebページにアクセスして、「Download (Pre-built & ISOs)」をクリックします。

メモリ診断テストを実行する方法

さらに詳細なダウンロードページに入るので、「Download - Auto-installer for USB Key (Win 7/8/10)」をクリックします。ダウンロードされた圧縮ファイルをダブルクリックして展開します。

メモリ診断テストを実行する方法

展開したMemtest86+のフォルダを開いたら、空のUSBメモリをPCへ挿してから実行ファイルをダブルクリックして実行します。

メモリ診断テストを実行する方法

ライセンスへの同意を求められるので「I Agree」をクリックします。

メモリ診断テストを実行する方法

次のページでMemtest86+をインストールするUSBメモリを選択します。赤字はUSBメモリの中身がすべて消去されることに対する警告です。そのままMemtest86+をインストールしてしまって大丈夫なら「Create」をクリックします。するとUSBメモリへインストールされます。

USBメモリの作成ができたら、メモリテストをするPCの電源を一度切ります。BIOS設定でUSBメモリから起動するように設定した上で、作成したUSBメモリを挿入してPCを起動します。するとメモリテストが実行されます。

BIOS設定の方法はこちらの記事でご確認ください。

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Windows10のメモリをチェックしてみよう!

この記事では、Windows10のメモリをチェックする目安と、メモリテストの実行方法をお伝えしました。メモリはPCの中の核となるパーツと言ってもいいものです。ぜひ、メモリに不具合を感じる場合には、速やかにメモリテストを実行してみましょう。

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この記事のライター
K.C
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