スプレッドシートの作り方!複合の折れ線グラフ作成や行と列の入れ替え方法も解説!

Googleスプレッドシートは使っていますか。Googleアカウントとインターネット環境のみで使える、表計算だけでなくグラフも作れる大変優れたサービスです。今回はスプレッドシートの使い方の中でも、特に色々なグラフの作り方や操作のポイントをまとめていきます。

スプレッドシートの作り方!複合の折れ線グラフ作成や行と列の入れ替え方法も解説!のイメージ

目次

  1. 1Googleスプレッドシートでグラフ作成しよう
  2. グラフにすると分かりやすいデータとは
  3. 2スプレッドシートのグラフの作り方
  4. グラフの作成手順
  5. 3スプレッドシートのグラフの行と列の入れ替え方法
  6. 行と列の入れ替え手順
  7. 4スプレッドシートで2軸グラフを作る方法
  8. 2軸グラフの作成手順
  9. 5スプレッドシートのデータをグラフで分かりやすくしよう

Googleスプレッドシートでグラフ作成しよう

Googleスプレッドシートでは、Excelなどと同じようにグラフを作成できます。慣れれば折れ線グラフや2軸グラフなど様々なものが作れます。グラフの作り方を覚えて、スプレッドシートで会社やプライベートのデータを見やすく画像化していきましょう。

グラフのイラスト

グラフにすると分かりやすいデータとは

まずグラフとは、関係のある二つ以上の数量を図に示したものです。数値を図として視覚的に把握することを目的とします。スプレッドシートのデータをグラフにするため注意する点があります。グラフ化するデータは文字列を使用してはいけません。グラフ化するのに適した情報は数字の推移、例えば経営実績などの金銭の動きになります。

グラフデータ

スプレッドシートのグラフの作り方

Googleスプレッドシートを使って、グラフの作り方をご紹介します。必要であればグラフ化したいデータをご用意ください。今回は例として、国語・算数・英語3教科のテスト点数を使用していきます。

パソコンでグラフを表示

グラフの作成手順

Googleスプレッドシートのグラフ作り方としては以下になります。

①グラフのデータを作成する。
②グラフ化する範囲を選択する。
③グラフの挿入をクリックする。
④グラフタイプを選択する。
⑤軸の表示設定を行う。

グラフの元になるデータを作成する

まずは元となるデータをスプレッドシートで作成します。列には年月、行にはテスト点数を記載しています。このデータからは3教科の点数がどのように変化したのか見られますが、視覚化されていないため見辛いです。

Googleスプレッドシート例

表の範囲を選択し挿入からグラフをクリックする

次にグラフの作り方になります。グラフ化したい範囲を選択します。図ではB列2行からE列15行の範囲をグラフにしていきます。

Googleスプレッドシート範囲選択

次にスプレッドシート右上の赤丸、【グラフを挿入】ボタンをクリックします。

グラフを挿入ボタン

ボタンを押すことでグラフが自動で作成されます。データ内容からスプレッドシートが折れ線グラフを自動で選択しています。折れ線グラフを見てもらうと、テストの点数がどのように変化したか把握できます。スプレッドシートで数字で見るより分かりやすくなりました。

折れ線グラフ完成

B列の年月が下の横軸の項目に、4行から16行までの数字をスプレッドシート自動的に処理、折れ線グラフで表示されています。画像で選択した「太郎テスト点数」部分に関しては、スプレッドシートが不要と判断し、グラフには反映されません。

グラフの種類から作成したいグラフの種類を選択し挿入する

スプレッドシートの簡単な操作で折れ線グラフができました。他にも色々な種類のグラフがあります。右側に表示されるグラフエディタを見てみましょう。

グラフエディタ

どのようなグラフになれば見やすいか、選んでみて決定してください。スプレッドシートは何度でも簡単に修正できますのでご安心ください。今回のデータであれば、折れ線グラフもしくは縦棒グラフが適切でしょう。同じデータを縦棒グラフにしたものが下の画像になります。どちらも見るだけで点数が分かります。

縦棒グラフの場合

軸の表示設定をする

Googleスプレッドシートを使った、グラフの作り方はご理解いただけたでしょうか。次は軸の表示設定を変更します。軸とはグラフの左側(0~100)と下側(1月~12)にある文字です。折れ線グラフでも縦棒グラフでも項目には違いがありません。画像の青丸を選択、右クリックをして下さい。続いて、赤丸の縦軸をクリックします。画面右側のグラフエディタで【縦軸】の修正ができます。

軸の設定

軸の表示設定では、①選択したデータ範囲②ラベルのフォント③軸の表示範囲などの変更ができます。軸の表示範囲変更とは、現在0~100で表示されているものを任意の数値に修正できます。赤丸が入力する場所、青丸が30~100に変わっています。グラフを見る上で、より見やすく調整をしていきます。

軸の書式設定

スプレッドシートのグラフの行と列の入れ替え方法

今回の例では、グラフ挿入をするだけで見やすくなりました。しかし、Googleスプレッドシートで作成されたグラフの縦軸と横軸に反映されたデータがイメージしていたものと異なる場合もあります。その際には、【行と列の入れ替え】をしましょう。

行と列の入れ替え手順

それでは行と列の入れ替え手順を記載していきます。Googleスプレッドシートでは特別難しい操作はありませんのでご安心ください。手順としては以下のようになります。

①設定からグラフの編集をクリックする。
②グラフエディタから【行と列を入れ替える】をチェックする

グラフをクリックし設定からグラフの編集をクリックする

グラフエディタを開けばよいので、手順は2通りあります。①グラフの枠をダブルクリック②グラフを右クリック、グラフの編集をクリックする。どちらの方法でもグラフエディタが開きます。画面右側に表示されているグラフエディタが出てきたら成功です。タブに【設定】【カスタマイズ】とありますが、【設定】をクリックしてください。

グラフエディタを開く

グラフエディタから行と列を入れ替えるをチェックする

グラフエディタを開くと様々な項目が表示されます。タブを【設定】に合わせて、一番下までスクロールしてください。【行と列を入れ替える】という項目が表示されます。そこにチェックを入れると、グラフが自動で調整されます。

行と列を入れ替える

グラフの行と列が入れ替わる

Googleスプレッドシートではチェックを入れるだけでグラフが変化します。今回例として使用した点数グラフの場合、よくわからないものになります。グラフ作成時点でイメージと違うものが出来た時には、行と列の入れ替えを試してみて下さい。

行と列の入れ替え結果

スプレッドシートで2軸グラフを作る方法

次に、Googleスプレッドシートで2軸グラフを作る方法をご紹介します。2軸グラフとは簡単に言えば、縦軸が2つあるものになります。例として、物品の販売数と売上でご説明します。まず販売数90~200個、売り上げ100~200万円の表とグラフを作ります。左側の軸が0~250万の単位となり、90~200の小さな数字である販売個数は、グラフ上で全く見えません。この問題を解決する方法が2軸グラフになります。

2軸グラフ例

2軸グラフの作成手順

2軸グラフは値の大きく異なる数字をグラフにする際に使用します。左側の大きな値の軸で表す赤棒グラフに対して、右側に小さな値で表す青グラフもしくは折れ線グラフを用意します。つまり基準値の異なる左端と右端の2軸を使う【2軸グラフ】です。Googleスプレッドシートの手順としては以下のようになります。

①表の範囲を選択し挿入からグラフをクリックする
②グラフエディタのデータからグラフの種類をクリックする
③複合フラフを選択しX軸を設定する
④Y軸に折れ線グラフを追加する

表の範囲を選択し挿入からグラフをクリックする

まずはグラフを作成します。データの範囲を選択し、右上赤丸部分のグラフを挿入しましょう。今回はGoogleスプレッドシートが判断し、自動的に縦棒グラフが採用されています。

2軸グラフ作成過程

グラフエディタのデータからグラフの種類をクリックする

次にグラフエディタからグラフの種類を選択します。グラフエディタはグラフをダブルクリック、もしくは右クリックからグラフの編集を選んでください。タブは設定を選択します。

グラフエディタでグラフの種類選択

複合フラフを選択しX軸を設定する

次にグラフの種類を選択します。赤丸の縦棒グラフと折れ線グラフ両方が表示されている、複合グラフを選択してください。

複合グラフの選択

このようなグラフが作成されます。この時点ではまだ左側の軸しか設定されていないため、販売個数の青グラフは表示されていません。ここから追加で設定をすることで2軸グラフが完成します。

2軸グラフ途中

Y軸に折れ線グラフを追加する

2軸グラフを作成する最後の手順に入ります。ここまでは通常のグラフ作成と大きな違いはありません。上の縦棒しか表示されていないグラフに、折れ線グラフを加えましょう。グラフエディタを開き、タグをカスタマイズに変更します。中央の赤丸【系列】をクリックしてください。

2軸グラフカスタマイズ

赤丸の系列部分を折れ線グラフとして表示したい項目、今回であれば販売個数に変更します。青丸の種類を折れ線、黄色の軸を右側に変更します。

2軸グラフ系列設定

これで2軸グラフが完成です。グラフとしては左軸が縦棒を、右軸が折れ線グラフの数値を示します。右軸の数値は、Googleスプレッドシートが自動的に設定します。2種類の数値、今回の販売台数と売上の関係性が視覚的に見やすくなりました。同じ程度の数値をグラフ化するだけならこの2軸グラフは必要ありませんが、今回のように表示する数値が大幅に異なる場合必須の操作になります。

2軸グラフ完成

スプレッドシートのデータをグラフで分かりやすくしよう

グラフを作る女性

Googleスプレッドシートで基本的なグラフの作り方と、2軸グラフの意味、作り方をご紹介しました。Googleスプレッドシートでのグラフ作成はグラフエディタの部分を調整するだけの簡単操作で行えます。無料で多機能、簡単操作ですので、是非お試しください。

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この記事のライター
yuchin0205