【Mac】ターミナルでSSH接続する方法!リモートログインの設定・コマンドを解説!
本記事では、Macの「ターミナル.app(terminal)」からSSH接続でリモートログインする方法を紹介します。MacのSSH接続方法を覚えておけば、遠隔でその他のMacパソコンにリモートログインすることが可能になります。
目次
- 1MacでSSH接続するメリット
- ・SSH接続はその他のMacパソコンに直接リモートログインする方法
- ・SSH接続の認証方式は2パターン
- 2MacがSSH接続できない?必要条件・設定を覚えておこう
- ・SSH接続情報がないと接続できない
- 3SSH接続する前にセキュリティを強化しておこう
- ・リモートログインできるユーザーを制限しておく
- ・SSHポートを変更しておこう
- 4MacでSSH接続・リモートログインする方法
- ・システム環境設定からリモートログインを有効にしておく
- ・「ターミナル(terminal).app」からSSH接続を開始
- ・リモートログインを有効化しよう
- 5MacでSSH接続できない場合の対処法
- ・「ターミナル(terminal).app」の入力コマンドを再確認
- ・Macを再起動
- 6MacのSSH接続を使ってリモートログインに挑戦しよう!
MacでSSH接続するメリット
本記事冒頭の本章では、MacのSSH接続を利用したリモートログインのメリットや、SSH接続の概要を紹介していきます。まず、MacのSSH接続を使ったリモートログインとはどういった機能・接続方法なのか詳しく紹介していきます。MacのSSH接続・リモートログインを知らない人は、便利な機能をこの機会に覚えておきましょう。
SSH接続はその他のMacパソコンに直接リモートログインする方法
Macの「ターミナル.app(terminal)」からSSH接続を利用することで、他のMacパソコンに遠隔でログイン・アクセスすることが可能となります。会社で利用しているMacパソコンに、自宅のMacパソコンからアクセスしてファイルの出し入れなどができるようになるため、リモート作業をする際に重宝するシステムです。
WindowsでもSSH接続でリモートログインが可能ですが、Macパソコンに乗り換えした人にとっては、操作方法・ユーザーインターフェースが異なるため、SSH接続方法に悩んでいる人も多いでしょう。そういった人は、本記事でMacのSSH接続方法をマスターしましょう。
SSH接続は安全な暗号化プロトコルを利用してログインする
SSH接続は「Secure Shell」の略で、安全な暗号化プロトコルを利用して、サーバー経由でログインするという意味になります。SSH接続は安全ですが、100%の安全ではありません。より強固なセキュリティを実現する方法は本記事後半の章でも紹介しているので参考にしてください。
SSH接続の認証方式は2パターン
SSH接続の認証方式パターン1 | 公開鍵認証 |
SSH接続の認証方式パターン2 | パスワード認証 |
公開鍵認証
公開鍵認証は別名「秘密鍵」と呼ばれ、暗号化されたデータに「秘密鍵」を入力し、ディレクトリ(階層)からリモートログイン・リモートアクセスする方法となります。
パスワード認証
SSH接続はパスワード認証でサーバーにログインすることも可能です。サーバーにかけられているパスワードを手動で入力してリモートログインします。
MacがSSH接続できない?必要条件・設定を覚えておこう
続いてMacでSSH接続するための必要条件や設定方法を紹介していきます。前提条件が揃っていなければ、SSH接続・リモートログインはできないので、注意点を見ていきましょう。
SSH接続情報がないと接続できない
MacのSSH接続では、基本的に下記の3つの情報が揃っていなければリモートログイン・リモート接続ができません。事前に情報を取得しておきましょう。
MacのSSH接続に必要な情報項目1 | ホスト名 |
MacのSSH接続に必要な情報項目2 | ユーザー名 |
MacのSSH接続に必要な情報項目3 | ポート番号 |
MacのSSH接続に必要な情報項目4 | パスワード・秘密鍵 |
MacのSSH接続に対応していないソフトには接続できないので注意してください。基本的にApple公式のアプリはSSH接続に対応していますが、SSH接続できないソフトもあるので事前に確認しておくとよいでしょう。
SSH接続する前にセキュリティを強化しておこう
SSH接続は、安全な暗号化プロトコルを利用してログインするための安全性は高いですが、設定方法次第では、セキュリティに不安が残る場合もあります。SSH接続する前に、Macの環境設定から安全性の高い設定をしておきましょう。
リモートログインできるユーザーを制限しておく
STEP1 | 「Appleアイコン」>「システム環境設定」>「共有」の順にクリックします。 |
STEP2 | 「共有」画面左側にある「リモートログイン」にチェックを入れて下さい。 |
STEP3 | 「アクセスを許可」の項目で「次のユーザーのみ」を選択します。 |
STEP4 | 項目内にアクセスできるユーザーを追加しておきましょう。 |
SSHポートを変更しておこう
SSHポートはポート番号1〜ポート番号22まで利用できますが、基本的にポート番号22が降るわけられるため、その他のポート番号を選択しておくことで、SSH接続の安全性を高めることが可能となります。
MacでSSH接続・リモートログインする方法
続いて本章では、SSH接続・リモートログインする方法を順番に解説していきます。
STEP1 | システム環境設定からリモートログインを有効にしておく |
STEP2 | 「ターミナル(terminal).app」からSSH接続を開始 |
STEP3 | 「ターミナル.app(terminal)」でリモートログインを有効化する |
システム環境設定からリモートログインを有効にしておく
STEP1 | 「Appleアイコン」>「システム環境設定」>「共有」の順にクリックします。 |
STEP2 | 「共有」画面左側にある「リモートログイン」にチェックを入れて下さい。 |
STEP3 | 「リモートログインを有効化」にして次のステップに進みます。 |
「ターミナル(terminal).app」からSSH接続を開始
続いて「ターミナル.app(terminal)」からSSH接続を開始します。MacのLaunchpadから「その他」>「ターミナル」を選択してください。サーバー情報は、事前に接続先のパソコンで確認しておきましょう。
SSHユーザー名とIDアドレスコマンドを入力
「$ ssh ユーザー名 @ IPアドレス」 |
リモートログインを有効化しよう
最後にリモートログインの承認コマンドを入力します。下記のコマンドを「ターミナル.app(terminal)」内で探して下さい。
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? |
MacでSSH接続できない場合の対処法
これまで紹介してきた手順を実行しても、MacでSSH接続できない場合の対処法を紹介します。
MacでSSH接続できない場合の対処法1 | 「ターミナル(terminal).app」の入力コマンドを再確認 |
MacでSSH接続できない場合の対処法2 | Macを再起動 |
「ターミナル(terminal).app」の入力コマンドを再確認
サーバー情報やポート番号、SSHユーザー名とIDアドレスコマンドに間違いがないか、もう一度確認してみましょう。
Macを再起動
入力したサーバー情報やポート番号、SSHユーザー名とIDアドレスコマンドに間違いがない場合は、一度Macパソコンを再起動してください。また、それでも問題が解決されない場合は、一度Appleのサポートチームまで問い合わせするのも有効的な対処方法となります。下記のAppleサポート公式サイトリンクにアクセスして、問い合わせしてみましょう。
MacのSSH接続を使ってリモートログインに挑戦しよう!
本記事では、MacのSSH接続・リモートログインの設定方法と使い方を紹介しました。Macを遠隔操作することで、場所を問わず操作することが可能になります。Office以外の場所で作業する方は、非常に便利なので使い方を覚えておきましょう。本記事を参考に、MacのSSH接続・リモートログイン方法をマスターして快適なMacライフを送りましょう。