2019年03月27日更新
iPhoneのバックアップ保存先をMacから外付けHDDに変更する方法!
Macに保存されているiPhoneのバックアップデータを外付けHDDに移動する方法を紹介します。Macパソコンのストレージ容量が、iPhoneのバックアップによって圧迫されている場合は、iPhoneのバックアップデータを外付けHDDに移行するのが有効です。
目次
- 1iPhoneのバックアップをMacにする方法
- ・iTunesでiPhoneバックアップする方法
- ・Macでバックアップの保存場所・容量を確認するには?
- 2iPhoneのバックアップの保存先をMacから外付けHDDに変更する方法
- ・バックアップフォルダを外付けHDDにコピーする
- ・アプリを使って保存場所を外付けHDDに変更する
- 3バックアップの保存先(場所)をMacから外付けHDDに変更する注意点
- ・外付けHDDのBackupフォルダは削除しない
- ・バックアップ時は外付けHDDを接続する
- 4iPhoneのバックアップをMacから外付けHDDに移動できない
- ・dr.foneを利用する
- 5iPhoneのバックアップ保存先をMacから外付けHDDに変更しよう
iPhoneのバックアップをMacにする方法
本章ではiPhoneのバックアップデータの保存先をMacパソコンに設定する方法を紹介します。iPhoneのバックアップデータの保存先をMacパソコン以外に設定し、元に戻す方法が分からない方は、本章の手順を参考にしてください。
iTunesでiPhoneバックアップする方法
iPhoneのバックアップデータをMacパソコンに保存する場合は、iTunesを利用します。iTunesはAppleが公式に提供している、Macパソコンに標準インストールされているアプリです。iPhoneとMacパソコンをLightningケーブルで接続すると、初期設定状態であれば自動でiTunesが起動し、iPhoneのアイコン画面がiTunes上に表示されます。
デバイスページを開いて左側のメニューバーから「概要」を選択します。バックアップ項目の中にある「自動的にバックアップ」から「このコンピュータ」を選択して「適用」をクリックしてください。
なお、「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックをいれて、パスワードを入力しておくとバックアップファイルが暗号化されて保存されます。Macでより安全にバックアップファイルを保存するためにも、"暗号化"にチェックをいれておきましょう。
これでiPhoneをMacパソコンに接続すると、自動でバックアップされます。手動でいますぐにバックアップを実行したい場合は「手動でバックアップ/復元」項目にある「今すぐバックアップ」をクリックしてください。
MacにてiPhoneのバックアップデータをMacパソコンに保存する方法と手順は以上です。
Macでバックアップの保存場所・容量を確認するには?
iTunesを経由してMacに保存された、iPhoneのバックアップデータの保存場所や容量を確認する方法を紹介します。MacでiTunesを起動して画面上部のメニューバーから「iTunes」を選択して「環境設定」をクリックします。
MacにてiTunesのウインドウ上に「デバイス環境設定」が表示されるので「デバイス」タブを選択してください。バックアップを作成しているデバイスのバックアップファイル一覧が表示されます。バックアップファイルを削除する場合にも、この手順が必要なので覚えておくと便利です。
またMacパソコン内に保存されている、iPhoneのバックアップデータファイルは、初期設定状態であれば、下記のフォルダ(場所)に内包されています。
~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/ |
iPhoneのバックアップの保存先をMacから外付けHDDに変更する方法
通常であれば、iPhoneのバックアップデータファイルは、iTunesを経由してMacパソコン内のiTunesフォルダ内に保存されます。
このiTunesフォルダ自体を、外付けのHDDに変更することも可能です。外付けのHDDに保存場所を変更しておけば、Macパソコンの盗難・紛失・故障といった事態が発生しても、iPhoneのバックアップファイルを安全に保管できます。
iPhoneのバックアップフォルダ(場所)を外付けHDDに移動する場合は、バックアップファイルを外付けのHDDにコピーして移動する、またはMacのアプリを使って保存フォルダ(場所)を移動できます。それぞれの方法と手順を個別に解説します。
バックアップフォルダを外付けHDDにコピーする
iPhoneのバックアップフォルダを外付けHDDに移動する場合は、前の章で紹介した下記のフォルダを検索して、外付けHDDにコピー&ペーストして下さい。
~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/ |
アプリを使って保存場所を外付けHDDに変更する
本記事では「CopyTrans Shelbee」を使って、iTunesのバックアップ場所を自動で変える方法を紹介します。iPhoneを機種変更した場合に、LINEなどのトーク履歴も移行してくれるなど様々な機能がついているのでおすすめです。
「CopyTrans Shelbee」を上記リンク先からインストールし、インストールが完了したら「CopyTrans Shelbee」を起動して「ツールボックス」をクリックします。
「ツールボックス」画面が表示されたら「移動先」に外付けHDDの保存場所(フォルダ)を選択し「スタート」をクリックしてください。バックアップフォルダの容量にもよりますが、数分でバックアップフォルダの移動が完了します。バックアップフォルダの移動が完了すると下記の画面が表示されるので「OK」をクリックします。
iPhoneのバックアップファイル(フォルダ)に保存場所を、外付けHDDに移動する手順の解説は以上です。
バックアップの保存先(場所)をMacから外付けHDDに変更する注意点
iPhoneのバックアップファイルの保存先(場所)をHDDに移動する際に注意しておきたいのが、外付けHDDのストレージ容量です。
外付けHDDのストレージ容量が不足していると、iPhoneのバックアップファイルが移動できません。iPhoneのバックアップデータの容量は数GBになるので、外付けHDDに十分なストレージ容量があるか確認してから、バックアップフォルダの保存場所を移動してください。
外付けHDDのBackupフォルダは削除しない
外付けHDDのバックアップファイルやフォルダは決して削除しないでください。一度iPhoneのバックアップファイルを削除してしまうと、復元は非常に困難になります。復元は不可能ではありませんが、有料ソフトを購入するか、専用の復元に対応している業者に復元を依頼する必要があります。
バックアップ時は外付けHDDを接続する
iPhoneのバックアップフォルダを外付けHDDに移動したあとに、iPhoneのバックアップを実行する場合は、外付けHDDをMacパソコンに接続した状態でバックアップを実行してください。外付けHDDを接続せずにバックアップを実行すると、バックアップエラーになり、バックアップが形成されません。
iPhoneのバックアップをMacから外付けHDDに移動できない
これまで紹介してきた方法で、iPhoneのバックアップファイルを外付けHDDに移動できない場合は、移動先(保存先)のデータ容量と外付けHDDの空き容量を今一度確認してください。ストレージ容量に問題がない場合は、本章で紹介する対処法を実行してください。
dr.foneを利用する
「dr.fone」はWindows、Mac両方のOSに対応しているiPhoneのデータ復元ソフトです。LINEのトーク履歴をiPhoneからAndroidへ移行が可能で、誤ってiPhoneのデータを削除してしまったデータの復元も可能にしてくれる、便利なソフトウェアです。「dr.fone」を利用すれば、iPhoneのバックアップデータを外付けHDDに移行することが可能です。
前の章で紹介した「CopyTrans Shelbee」を利用しても、iPhoneにバックアップデータを外付けHDDに移行できなかった場合は「dr.fone」を利用してみてください。「dr.fone」のインストールは上記リンク先にアクセスして、「Mac無料版」をインストールしてください。
dr.foneの使い方
「dr.fone」の詳しい使い方は、上記の「dr.fone」公式ガイドブックページで詳しく紹介されているので参照してください。
iPhoneのバックアップ保存先をMacから外付けHDDに変更しよう
本記事ではiPhoneのバックアップデータを外付けHDDに移動する方法を紹介しました。Macパソコンのストレージ容量が、iPhoneのバックアップデータによって圧迫されている場合は、iPhoneのバックアップデータを外付けHDDに移行するのが効果的です。
また、Macパソコンの故障・盗難などの事態が発生しても、iPhoneのバックアップデータを外付けHDDに保存しておけば安心です。本記事を参考に、みなさんもiPhoneのバックアップデータを外付けHDDに移動してみてください。