iPhone12のテザリングのやり方!設定方法やできない時の対処法を解説!
iPhone12でもテザリングを利用できますが、どのように設定すれば良いのでしょうか。この記事では、iPhone12と接続先の子機をテザリングで接続する方法と、テザリング料金について、テザリングできないときの対処法について詳しく解説します。
目次
iPhone12でのテザリングの設定のやり方
テザリングとは、スマホをWi-Fiルーターの親機として使い、PCやタブレットをインターネットにどこからでも接続できるようにすることです。iPhoneではiPhone5から利用できるようになり、iPhone12もWi-Fiルーターとして活用できます。まずは、iPhone12でテザリングするときの設定方法について解説します。
iPhone12側の設定方法
テザリングを利用するときには、Wi-Fiルーターの親機となるiPhone12側と、子機となる接続先のPCやタブレットなどのデバイス側のそれぞれで設定が必要です。最初にiPhone12側の設定方法を解説します。
設定のインターネット共有から
iPhone12でテザリングするときには、iPhone12の「設定」アプリから「インターネット共有」を開きます。「ほかの人の接続を許可」をオンにします。すると、iPhone12がWi-Fiルーターの親機となります。
iPhone12からの「互換性を優先」とは?
iPhone12のインターネット共有の設定画面には、iOS14を利用できる他のiPhoneにもない「互換性を優先」というボタンが表示されるようになりました。「互換性を優先」について解説します。
今までのiPhoneでWi-Fi接続のテザリングを行う場合には、2.4GHz帯しか利用できませんでした。ところが、iPhone12では、より高速で接続できる5GHz帯もテザリングで利用できるようになりました。
iPhone12ではWi-Fiテザリングを行う場合には、デフォルトでは周囲の状況によって2.4GHz帯と5GHz帯を使い分けするように設定されています。しかし、5GHz帯は遮蔽物に弱く、遠くまで電波が飛びません。
5GHz帯を選択している場合でも、状況によっては2.4GHz帯よりも速度が低下する可能性があります。
そこでiPhone12では2.4GHz帯に固定するためのボタンを設置しました。それが「互換性を優先」です。2.4GHz帯が混雑している場合には速度低下が起きる可能性もありますが、周囲の状況によっては、より安定した通信が可能になります。テザリングするときの状況に応じてオンオフを切り替えましょう。
接続先のデバイスの設定方法
iPhone12側でテザリングをオンにしたら、次は接続先のPCやタブレットなどのデバイスを設定します。
Wi-Fiで接続する方法
Wi-Fiテザリングを利用する場合には、iPhone12のWi-Fiをオンにしてから、接続先デバイスで受信しているWi-Fiの一覧の中からiPhone12を選択します。「○○のiPhone」などと表示されているはずです。
iPhone12のインターネット共有画面で、Wi-Fiテザリングで利用するパスワードを設定できます。iPhone12でWi-Fiテザリングのパスワードを設定して、接続先デバイスのSSIDのパスワードとして入力すれば接続できます。
Bluetoothで接続する方法
Bluetoothテザリングを利用する場合には、iPhone12と接続先デバイスのBluetoothをオンにします。iPhone12側に接続先デバイスの名前が表示されたタップするとペアリングできます。iPhone12と接続先デバイスのペアリングが完了すれば、Bluetoothテザリングでの接続完了です。
USBケーブルで接続する方法
USBケーブルで接続する場合には、Windows PCにはiTunesが必要です。インストールしていない場合には、iTunesを先にインストールしておきましょう。
LightningケーブルでiPhone12と接続先デバイスを接続します。すると自動的にネットワークが接続先デバイスに設定されて、インターネットに接続できます。
iPhone12でのテザリングの利用料金について
契約している通信会社によっては、iPhone12でテザリングを利用するためには、オプション料金が必要になる場合があります。キャリア別のテザリングオプションの料金とテザリングの申込みについては次の通りです。
キャリア名 | 月額料金 | テザリングオプションへの 申込みの有無 |
ドコモ | 無料 | 不要 |
au | 550円 (料金プランによっては無料) |
必要 |
ソフトバンク | 550円 (料金プランによっては無料) |
必要 |
楽天モバイル | 無料 | 不要 |
その他格安SIM | 無料 | 不要 |
大手キャリアの中でも、ドコモはテザリングの申込みは不要でオプション料金はかかりません。また、楽天モバイルとその他の格安SIMも、申し込み不要でテザリングオプションの利用料金も無料です。
auとソフトバンクで契約している方は、テザリングオプションへの申し込みと、月額利用料の支払いが必要になる点に注意しましょう。
また、テザリングで消費するデータ通信量は、契約している通信量から差し引かれていきます。契約の種類によっては、テザリングを多用することで高速データ通信の容量が足りなくなることもある点にも注意しましょう。
ドコモとauでテザリングを利用する方法は、以下の記事でも解説しています。よろしければ参考にして下さい。
iPhone12のiOS14でテザリングできないときの対処法
iOS14が搭載されているiPhone12でテザリングできない、ノートPCやタブレットをiPhone12経由でインターネットに繋げない、という声があります。こちらでは、iPhone12でテザリングできないときの対処法をお伝えします。
通信会社のテザリングオプションに申し込んでいるか確認を!
auとソフトバンクで携帯電話回線の契約をしている方は、テザリングオプションに申し込みをしているかどうかを確認してみましょう。両社はオプションに加入して月額料金を支払わないとテザリングを利用できません。
BluetoothやWi-Fiをいったん切ってから再接続する
Wi-FiテザリングもしくはBluetoothテザリングが接続できない場合には、親機であるiPhone12と子機であるPCやタブレットそれぞれの、Wi-FiやBluetoothをいったん切ってから再接続してみましょう。再接続を何度か繰り返すことで接続できるようになることがあります。
PC側のネットワーク設定の確認をする
PC側のネットワーク設定を確認してみましょう。Windows10であれば「設定」>「ネットワークとインターネット」>「イーサネット」>「ネットワークと共有センター」>「アダプターの設定の変更」と進み、iPhone12からの接続が表示されているか確認します。
iPhone12からのテザリング接続がこちらに表示されていない場合には、Windows10がテザリング接続を認識していない状態なので原因を探ります。
USB接続の場合にはLightningケーブルを変えてみる
USB接続の場合には、Lightningケーブルの不具合が原因かもしれません。他のLightningケーブルに変更してみましょう。なお、Lightningケーブルの中には、充電専用でデータ転送できないものもあります。100均等で購入できる安いLightningケーブルでは、USBケーブルテザリングできない可能性もあるので注意しましょう。
iPhone12自体の不具合の可能性も!
上記のポイントをすべて確認しても、テザリングできない場合には、iPhone12かiOSの不具合の可能性もあります。まずはiOSの修正アップデートが配布されていないか、ソフトウェアアップデートを確認して下さい。アップデートがない場合には、Apple Careや購入した販売店のサポートセンターなどに連絡して下さい。
iPhone12でもテザリングを活用しよう!
この記事では、iPhone12のテザリングについて解説しました。iPhone12でテザリングできれば、ポケットWi-Fiを持ち歩かずに済みます。ぜひ、iPhone12でもテザリングを活用してみましょう。