2019年08月02日更新
Numbersの関数の使い方!計算によく使う数式9つも紹介!
Macに標準搭載されている「Numbers」アプリを使った関数の使い方を紹介します。「Numbers」アプリでは、Excelのような本格的な関数計算を行うことができます。「Numbers」の関数計算の使い方をマスターしてみましょう。
目次
- 1Numbersの関数をMacで計算する
- ・セルのデータを使用して計算 ・数式を挿入する
- ・関数を挿入する
- ・セルの範囲のインスタント計算を表示する
- ・数式を使用して値を比較する
- ・数式でセルを参照する
- ・数式内の行参照または列参照を保持する
- ・既存の数式を変更する
- ・イコールで関数の選択もできる
- 2Numbersの関数でよく使う数式を9つ紹介!
- ・足し算
- ・引き算
- ・掛け算
- ・割り算
- ・四則演算
- ・相対参照
- ・絶対参照
- ・ドルマーク
- ・セル参照
- 3Numbersの関数の使い方・設定の仕方
- ・関数を選択する
- ・Numbersの基本関数の使い方
- 4Numbersの関数で条件に合った計算の仕方を解説!
- ・SUMIF関数で計算する
- 5Numbersの関数を上手く使ってみよう!
Numbersの関数をMacで計算する
本記事冒頭では、下記の関数・数式の算出方法を紹介します。
- セルのデータを使用して計算
- 数式を挿入する使い方
- 関数を挿入する方法
- セル範囲の「インスタント計算」の使い方
- 数式を使用して値を比較する方法
- 数式でセルを参照する方法
- 数式内の行参照または列参照を保持する方法
- 既存の数式を変更する方法
- イコール関数の使い方
セルのデータを使用して計算 ・数式を挿入する
まずは、セル内に関数計算・数式を入力する使い方から紹介します。「Numbers」の表を開いてセルを選択してください。セル内で「=」を入力すると、関数・数式入力欄が表示されます。
関数を挿入する
数式エディタが表示されたら、数式をエディタ内に入力します。「fx」アイコンをタップすることで関数計算が可能になります。
または、セル内に「+(足し算)」「-(引き算)」「*(かけ算)」「/(割算)」記号を使って、数値を計算することも可能です。数式と数値を入力し「Enter」または、緑の「レ」アイコンを押すと計算結果がセル内に表示されます。数式エディタをクローズする場合は、赤い「☓」アイコンをクリックしてください。
セルの範囲のインスタント計算を表示する
セルの範囲のインスタント計算を表示する方法を紹介します。セル内に入力されている数値を、そのまま数式エディタで計算する方法なので、覚えておきましょう。数式エディタが表示されている状態で、計算したいセルの範囲を選択してください。異なる場所にあるセルを選択する場合は「command」キーを押したままセルをクリックして選択します。
Excelと違う点は、複数セルを選択すると、各セルに異なる色がつくという点です。数式エディタ内に表示されるセルの番号にも対応する色がつくので、Excelよりも使いやすいのではないでしょうか。
セル範囲内の数値は「インスタント計算」され、計算結果が「Numbers」画面の下部に表示されます。簡単な複数のセルの合計などを確認したい時に、便利な機能なので使い方を覚えておきましょう。「Numbers」での作業効率を高めることができます。
数式を使用して値を比較する
「Numbers」に搭載されている「比較演算子」を利用すれば、選択した2つのセルの数値を比較することができます。AのセルがBのセルよりも数値が大きい、または等しいなどの計算が簡単にできるので、「比較演算子」の使い方をマスターしておきましょう。
AとBのセルが均等がどうか調べる比較演算子 | 「A」=「B」 |
AとBのセルのどちらかの数値が大きいかどうか調べる比較演算子 | 「A」>「B」 「A」<「B」 |
AとBのセルのどちらかの数値が同等、それ以上か調べる比較演算子 | 「A」>=「B」 「A」=<「B」 |
数式でセルを参照する
1つのセルの中に、複数のセルの通知を表示したい時は、数式でセルを参照するという方法があります。例えば「A1」のセルの中に、B列、C列の合計数値を表示して、個数や数値の合計を自動で反映することもできます。このように、複数のセルの値を1つのセルないに参照・表示させておくことで、「Numbers」より有効的に活用できます。
数式でセルを参照する場合は、複数のセルを選択し、数式エディタ上に表示されているセル番号の間に「;」を入力してください。下記は数式の参照をさせるための例をあげてみたので確認してみましょう。
参照範囲のセルの合計数値を反映する場合 | COUNT(A1:D9) |
他の表上にあるセルの数値を参照させる場合 ・表の名前を入力してセル番号を入力すること ・表の名前とセルの番号の間にタブルコロンを入力すること |
Table 3::A1 |
「列」の合計参照する場合 (C列の範囲すべてを参照する場合) |
SUM(C) |
上記以外にも数式でセルを参照する方法は多数あります。下記のApple公式ヘルプページで、数式と手順が紹介されているので参考にしてみてください。
数式内の行参照または列参照を保持する
数式内の行参照または列参照を保持した計算数式を紹介します。数式内の「行参照」「列参照」を保持することを「絶対参照」と呼びます。「行」「列」を「絶対参照」に設定しておくことで、他のスプレッドシート上で使用しても、セル参照の値が変更されません。
範囲を選択すると、数式上に「▽」アイコンが表示されるのでクリックしてください。「列を保持」「行を保持」という項目が表示されるので、任意のチェックボックスにチェックを入れてください。
既存の数式を変更する
既存の数式が入力されているセルをダブルクリックすることで、数式を変更することができます。
イコールで関数の選択もできる
前にも述べた通り、セル内に「=」を入力して「fx」アイコンをクリックすること、「Numbers」で利用できるすべての関数が表示されます。非常に便利なので覚えておきましょう。次の章では、「Numbers」でよく利用されている「関数・数式」の使い方を紹介していくので参考にしてみてください。
Numbersの関数でよく使う数式を9つ紹介!
「Numbers」の関数でよく使う数式TOP9を紹介します。本章で紹介する9つの数式を覚えておけば、「Numbers」の機能を一通り利用できるということになります。非常に簡単な数式から便利な数式まで紹介するのでおぼえておきましょう。「Numbers」の関数でよく使う数式TOP9は下記のリストを参考にしてください。
- 【Numbersの関数でよく使う数式その1】足し算
- 【Numbersの関数でよく使う数式その2】引き算
- 【Numbersの関数でよく使う数式その3】掛け算
- 【Numbersの関数でよく使う数式その4】割り算
- 【Numbersの関数でよく使う数式その5】四則演算
- 【Numbersの関数でよく使う数式その6】相対参照
- 【Numbersの関数でよく使う数式その7】絶対参照
- 【Numbersの関数でよく使う数式その8】ドルマーク
- 【Numbersの関数でよく使う数式その9】セル参照
上記それぞれの計算方法を、個別に分けて紹介していきます。実際に「Numbers」を起動して、操作しながら実際に計算してみてください。
足し算
足し算の対応記号 | + |
足し算の例 | 10+9=19 |
引き算
引き算の対応記号 | ‐ |
引き算の例 | 10-9=9 |
掛け算
掛け算の対応記号 | * |
掛け算の例 | 10*9=90 |
割り算
割り算の対応記号 | / |
割り算の例 | 10/9=1.111 |
四則演算
四則演算の使い方は、下記のNumbers公式ヘルプページで画像つきで詳しく解説されています。実際に公式サイトを確認してどのように活用するかを参照してください。
相対参照
相対参照の使い方は、下記のNumbers公式ヘルプページで画像つきで詳しく解説されています。実際に公式サイトを確認してどのように活用するかを参照してください。
絶対参照
絶対参照の使い方は、下記のNumbers公式ヘルプページで画像つきで詳しく解説されています。実際に公式サイトを確認してどのように活用するかを参照してください。
ドルマーク
ドルマークの使い方は、下記のNumbers公式ヘルプページで画像つきで詳しく解説されています。実際に公式サイトを確認してどのように活用するかを参照してください。
セル参照
セル参照の使い方は、下記のNumbers公式ヘルプページで画像つきで詳しく解説されています。実際に公式サイトを確認してどのように活用するかを参照してください。
Numbersの関数の使い方・設定の仕方
関数を選択する
前の章でも紹介した通り、「Numbers」のセルをクリックすると数式エディタが表示されます。エディタ左側の「fx」をクリックすると、「Numbers」画面右側に「関数」一覧と、その関数の使い方が表示されます。自分で利用したい関数を選択して、セルを選択し「=」を押して計算結果を確認してください。
Numbersの基本関数の使い方
SUM | 合計値を選出する時に利用する。複数のセルを選択して合計を算出できる。 |
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AVERAGE | 平均値を選出する時に利用する。複数のセルを選択して平均を算出できる。 |
MIIN | 最小値を選出する時に利用する。複数セルを選択して最小値を算出できる。 |
MAX | 最大値を選出する時に利用する。複数セルを選択して最大値を算出できる。 |
COUNTA | 複数のセルを選択して、入力した数値と同じ数値を算出できる。 |
PRODUCT | 複数のセルを選択して掛け算ができる。 |
「Numbers」アプリでは、上記の基本関数は「インスタント」計算に対応しており、「Numbers」画面左下に算出された値を表示することもできます。上記6つの関数を覚えておくだけでも非常に便利なので、実際に「Numbers」を操作してどういった時に利用するべきか考えておきましょう。
Numbersの関数で条件に合った計算の仕方を解説!
Numbersの関数で条件に合った計算の仕方を解説します。
SUMIF関数で計算する
SUMIF関数は、複数の範囲のセル内にある数値を条件づけして、振り分けるための関数です。例えば、「Numbers」アプリを使って家計簿をつけていたとします。その家計簿上の「カード支払い」「現金支払い」の両方の支払い項目が並んでいても、「カード支払い」「現金支払い」別々の合計支出金額を算出する時に利用します。
この様に条件づけして計算する時に便利なのが「SUMIF」です、それ以外にも「IF」がつく関数が多数ありますが、同じ様に条件づけして平均を算出することも可能となります。上記のApple公式ヘルプページでは、更に詳しく「SUMIF」関数の使い方が紹介されているので、参考のしてみてください。
Numbersの関数を上手く使ってみよう!
本記事では、Mac・iPhone・iPadで無料利用できる「Numbers」アプリの関数計算方法を紹介しました。文面だけでは苦手意識を持ってしまう方も多いですが、実際に使い方をマスターするとさまざまな場面で活用することができます。その上、Microsoft社のExcelよりも、直感的な操作が可能なので初心者におすすめの表計算アプリとなります。
「Numbers」で利用できる関数を覚えるには、実際に「Numbers」を操作してみることが重要です。実際に「SUM」などの関数は比較的簡単に利用用途がイメージできますが、「IFSUM」などの条件付きの関数は理解しにく部分が多いのが事実です。本記事を参考に「Numbers」アプリを利用して快適なAppleライフを送ってください。