【Mac】画面共有方法!リモートデスクトップに接続して遠隔操作する方法!
Macの画面共有方法を解説します!リモート操作で2台目のMacのデスクトップ画面を遠隔操作できます。Macの標準機能で使える機能なのでぜひ設定方法をマスターしてください。Macのデスクトップ画面の共有でMac作業の幅が広がります。
目次
Macの画面共有でできること
Macの画面共有機能を知っていますか?画面共有機能を使うと、他のMacの画面を共有して、リモートによる画面操作行うことが可能です。つまり、画面共有機能を使えばデスクトップ画面を2倍使えるということです。
Macの画面共有機能は、MacOSの標準機能で利用できるリモート操作機能です。Macの画面共有機能を使えば、同じローカルネットワーク(同じWiFiサーバー)に接続している他のMacと画面を共有して、遠隔操作で両方のMacを管理できます。
ファイル共有とは違って、デスクトップ画面自体を操作できるようになるので、他のMac内にインストールされているアプリの操作なども可能になります。また、他のMacの画面上でコピーしたテキストをメインのMac上でペーストしたり、他のMacの画面上にあるファイルをドラッグ&ドロップでメインのMacの画面にコピー・移動したりできます。
リモートデスクトップに接続して遠隔操作する
Macの画面共有機能の具体的な使い方は、ネットワーク上で第2のMacと接続し、第2のMacのデスクトップ画面をメインのMacのデスクトップ画面上にウインドウで表示させます。メインのMac画面上で第2のMac画面の操作ができるようになります。
Macの画面共有の設定方法
Macでデスクトップ画面を共有する方法について解説します。リモート操作されるMac(リモート先)とリモート操作するMac(遠隔操作側)で、それぞれ画面共有設定を行う必要があります。
リモート先の設定手順
リモート先のMacの設定手順について説明します。Mac画面左上メニューバーから「アップルマーク」→「システム環境設定」を開きます。
「システム環境設定」のウインドウから「共有」アイコンをクリックします。
表示された「共有」のウインドウの左メニューで「画面共有」にチェックを入力します。
「画面共有」にチェックを入力すると、「画面共有:入」と表示され、右側に「ほかのユーザは、vnc://xxx.xxx.x.xxx/でこのコンピュータの画面にアクセスしたり、~」というメッセージが表示されます。メッセージ内の数列(xxx.xxx.x.xxx)はこのMacのIPアドレスです。後ほど遠隔操作側のMacで設定するときに必要になります。
次に、このMacにアクセスを許可するユーザを設定します。選択肢は「すべてのユーザー」と「次のユーザのみ」があります。「すべてのユーザー」はアクセス要求がある場合はすべてのユーザーがアクセスでき、「次のユーザのみ」はアクセスできるユーザーが限定されます。下図の設定では「Administrators」(管理者権限を持つMac)のみ許可されます。
遠隔操作側の設定手順
遠隔操作側の設定手順を説明します。「Finder」のメニューバーから「移動」をクリックし、開いたメニューから「サーバへ接続」をクリックします。
「サーバーへ接続」のポップアップが開くので、リモート先のMacの設定時に表示された「リモート先のMacのIPアドレス」を入力し「接続」をクリックします。
画面共有アプリを使う
また、画面共有アプリを使った設定もできます。spotlight(Macの検索機能)で「画面共有」のキーワードを検索します。
「画面共有」のポップアップが開くので「リモート先のMacのIPアドレス」を入力し「接続」をクリックします。
リモート先のMacと遠隔操作側のMacが両方同じApple IDを使用している場合は、そのまま画面共有機能が開始します。双方が違うApple IDを使用している場合は、リモート先のMacにアクセス権限を要求するか、登録ユーザーとして遠隔操作側のMacのユーザー名とパスワードを入力してアクセスするか選択します。
Macで画面共有をする際の注意点
Macで画面共有を行う際の注意点は、自分のMacのIPアドレスをむやみに他人に知られないように気を付けることです。IPアドレスが分かれば条件設定をしない限り、知らないユーザーが自分のMacを画面共有できます。また、画面共有を行わない場合は、リモート先のMacで設定した「画面共有」のチェックを外しておくようにしましょう。
Macのリモート先から画面共有の確認・切断する方法
Macの画面共有機能では、リモート先のMac側で画面共有の確認・切断ができます。
画面共有されているかを確認するには
リモート先のMac側で画面共有されているかを確認するには、Mac画面右上のメニューバーを見ます。画面共有されている場合は「画面共有」アイコンが表示されます。
リモート先から画面共有を解除する手順
リモート先のMac側で画面共有を解除するには、「画面共有」アイコンをクリックし、開いたメニューから「(リモート先のMacのIPアドレス)を接続解除」をクリックすれば画面共有を解除できます。
Macの画面共有ができない時は
Macの画面共有ができないときのチェックポイントや設定の修復について説明します。
設定の再確認
Macの画面共有ができないときは、まず、リモート先のMacの設定を再確認します。「アップルマーク」→「システム環境設定」→「共有」アイコンをクリックして「共有」の画面を表示します。
ウインドウ左メニューの「画面共有」にチェックが入っているか確認し、「アクセスを許可」の項目で「次のユーザーのみ」を選択している場合は、念のため遠隔操作側のMacで入力するユーザー名を追加します。ウインドウ下方の「+」マークをクリックすると追加できます。
念のため「ファイル共有」と「リモートログイン」にもチェックを入れ、両方の設定で、同様に「アクセスを許可」の欄に遠隔操作側のMacで入力するユーザー名を追加します。
端末の共有表示から確認
また、「Finder」の左メニューに表示されている共有端末の表示からも確認・設定ができます。ローカルネットワークで認識されている端末が表示されているので、その中から接続するMacをクリックすると、ウインドウ内に接続状況が表示されます。未接続の場合は「別名で接続」をクリックします。
接続用のポップアップが開くので、遠隔操作側のMacのユーザー名とパスワードを入力して「接続」をクリックします。
接続が成功すると遠隔操作側のMacのフォルダが表示されるので「画面を共有」をクリックすれば接続完了です。
ターミナルからアクセス権を修復
上記の再確認・設定を行っても接続できない場合は、ターミナルからアクセス権を修復する方法があります。「Finder」→「アプリケーション」→「ユーティリティ」を開き「ターミナル」アイコンをクリックするとターミナルのポップアップが開きます。
ターミナルのポップアップが開いた状態で、「Command」キー + 「Shift」キー + 「K」キーを同時押しすると「新規リモート接続」のウインドウが開きます。「セキュアシェル」を選択し、ローカルネットワークで認識されているMacを右の欄から選びます。選択したMacのユーザー名を入力して「接続」をクリックします。
次に、ターミナルで、「Are you sure you want to continue connecting ( yes/no ?)」と表示されるので「yes」と入力してキーボードの「Return」キーを押します。次に接続するMacのパスワードを聞いてくるのでパスワードを入力して「Return」キーを押します。これでssh接続(リモート接続)ができたので最後に以下のコマンドを入力します。
sudo /usr/libexec/repair_packages –repair –standard-pkgs –volume /
Permissions differ on “Library/Java”, should be drwxr-xr-x , they are drwxrwxr-x .
Repaired “Library/Java”.
User differs on “private/var/db/displaypolicyd”, should be 0, user is 244.
Group differs on “private/var/db/displaypolicyd”, should be 0, group is 244.
Repaired “private/var/db/displaypolicyd”.
User differs on “usr/local”, should be 0, user is 501.
Group differs on “usr/local”, should be 0, group is 80.
Permissions differ on “usr/local”, should be drwxr-xr-x , they are drwxrwxr-x .
Repaired “usr/local”.
上記のコマンドを入力した後、「Return」キーを押すと接続の修復が始まります。修復が終了した後に、再度、「Finder」の左メニューに表示されている共有端末の表示から設定を行ってみてください。接続できない場合は数回接続を繰り返すとつながる場合があります。
スリープ機能の設定を見直す
上記の確認・設定を行っても接続できない場合は、スリープ機能の設定を見直すと接続できる場合があるようです。「アップルマーク」→「システム環境設定」→「省エネルギー」アイコンをクリックして「省エネルギー」の画面を表示します。「コンピュータのスリープ」を「しない」に設定して再度接続を試みてください。
Macの画面共有機能はデータ移行にも便利!
Macの画面共有機能はデータ移行にも使えます!Macの画面共有ができないときは対処しやすい方法から順番に試してみましょう。Macの画面共有ができない原因は意外に簡単に見つかる可能性があります。複数のMacを画面共有して効率の良いMac作業を目指しましょう。