【Mac】XAMPPをインストール!ローカルにサーバー環境を構築する使い方を解説!
この記事では、XAMPPとは何か、Macでのインストール方法やインストールする際の注意点について解説しています。また、Macにインストールした後の簡単な使い方、XAMPPとMAMPの違いやMAMPについても解説しています。
目次
Mac用のXAMPPとは?
Macでプログラミングをする際、開発環境の構築がプログラミング初心者にとっては第一関門と言えるでしょう。そこで、この記事ではMacで開発環境によく使われる「XAMPP(ザンプ)」についてご紹介していきます。
まずはじめに、XAMPPとは何かをご紹介していきます。XAMPPとは、Webアプリケーションを作成するために最低でも必要となる、「Apache(Webサーバ)」、「MySQL(SQLデータベース)」、「Webプログラミング言語(PHPなど)」のソフトウェアを一括でインストールできるものです。
本来これらのソフトウェアは別の団体、会社から作成、販売されているため、個別でインストールする必要があるのですが、初めてローカルでWebアプリケーション開発する方にとっては難しいところもあるのですが、その時に役立つのがこの「XAMPP」なのです。
このXAMPPをMacでインストールする際の注意点としては、XAMPPはパッケージの特性上、使っているソフトウェアによっては最新版をインストールできないことがあります。ですので、商用にXAMPPを利用する場合にはセキュリティ強化のためにそれぞれのソフトウェアをバージョンアップしなければいけません。
XAMPPのインストール方法
それでは、次は実際にMacでXAMPPをインストールするための方法をご紹介します。もともとはWindows用に提供されていたXAMPPですが、今ではMac用にも提供されているので簡単にローカルでインストールできます。
まず、XAMPPのオフィシャルサイトから、XAMPP-VMをダウンロードしていきます。まず、オフィシャルサイトを開いていきましょう。以下のリンクからXAMPPのオフィシャルサイトにアクセスが可能です。
Mac用に使っていくこのXAMPP-VMは、MacをホストとしてWeb開発環境を構築していくので、ホストとMacの環境がこんがらがってしまいがちなのですが、このVM(virtual machine、仮想マシンのこと)は、ゲストのLinuxを仮想環境とするので混乱がなくなるのが特徴です。
通常のXAMPPを利用したい方は、オフィシャルサイトのダウンロードページからOS X向けの項目を選んでダウンロードすることが可能です。まずオフィシャルサイトのトップページを開き、XAMPP-VMをクリックします。この時、OS X向けのものを忘れずに選ぶようにしましょう。
続いて、ダウンロードされたファイルを展開(解凍)し、そのままXAMPPをアプリケーションフォルダへ移動します。
ここで注意しなければいけないのが、XAMPPを開く時です。XAMPPのアプリケーションはAppleに登録されていないため、以下のように「XAMPPの開発もとを確認できないため、開けません」という警告が表示されます。
ですが、Appleに登録されていないだけで、ウイルスが含まれているなど危険があるものではないため、セキュリティの設定を変更して対応しましょう。まず、スクリーン左上のAppleマークをクリックし、システム環境設定のページを開きます。
システム環境設定のページを開いたら、「セキュリティーとプライバシー」を開きます。「一般」のタブを選択し、ダウンロードしたアプリケーションの実行許可の項目にあるXAMPPを選択、「このまま開く」をクリックすると、無事にXAMPPを開くことができます。
インストール、立ち上げに成功したら、XAMPPのコントロールパネルも立ち上がるので、このコントロールパネルが立ち上がればインストール完了です。
Mac用XAMPPの初歩的な使い方
続いて、この項目ではXAMPPの基本的な使い方や設定をご紹介していきます。この使い方を覚えてしまえばWeb開発を始めることができるので、こちらも合わせてチェックしてみてください。
ローカル開発環境の準備
それでは、はじめにローカル開発環境の準備の方法を簡単に説明していきます。
まず、HTMLソースを配置していきます。XAMPPで「htmltest」というフォルダを作成します。作成したら、「index.html」というフォルダをその中に作成していきます。それが完了したら、Apache Web Serverを選択し、開きます。
最後にブラウザから表示確認をして、ローカル環境の準備は完了です。続いて、XAMPPの簡単な使い方や機能について解説していきます。
XAMPPの使い方
XAMPPを立ち上げた時、一番最初に表れるのがコントロールパネル。このコントロールパネルでは、XAMPPやその他ソフトウェアを起動させたり、ネットワークの設定を行えます。
「General」タブにはXAMPPを起動させるための「Start」「Stop」などのボタンがあります。起動させるとStatusの部分が緑色になります。また、「Stop」ボタンの下にある「Go to Application」のボタンでXAMPPのWebページを開くことができます。
次にご紹介するのが「Services」のタブです。このタブ内でソフトウェアを選択、Startをクリックすることでソフトウェアの起動を行えます。「Restart」ボタンは再起動、「Start All」などのボタンではまとめてソフトウェアをコントロールできます。
「Network」のタブでは、SSHポートフォワーディング(暗号化されSSH特定のポートに送られたデータをまた特定のポートに送信すること)の設定を行えます。
そして、「Volume」のタブでは、仮想マシンの操作、設定を行うことができます。このタブ上にある「Mount」を選択することで、ディレクトリをコントロールできるようになります。
以上、ローカル開発環境の準備方法と、簡単なXAMPPの使い方を説明していきました。続いて、Mac用のXAMPPとMAMPの違いを説明していきます。
Mac用XAMPPとMAMPとの違い
最後に、Mac用XAMPPとMAMPの違いについて詳しく説明していきます。
MAMPとは?
まずはじめに、MAMPとは何かを説明していきます。MAMPとは、XAMPPと同様にWebの開発環境を構築するのに必要となる最低限のソフトウェアを一括でインストールできるツールです。このMAMPは、「Apache(Webサーバー)」、「MySQL(データベース)」、「PHP(プログラミング言語)」を含んでいます。
MAMPはPHPを含んでいるため、PHPでWeb開発をしたい方におすすめです。XAMPPと同じように、手軽にWeb開発に必要な最低限のソフトウェアが揃えられるので、初心者におすすめです。
また、もともとMAMPはMacでローカルにWeb開発をする用に作られた一方、XAMPPはもともとWindows用に提供され始めたという点で違いもありますが、今ではWindows、Mac関係なくインストールできます。
XAMPPとMAMPはどう違うのか
XAMPPも、上記で解説したMAMPもMacでWebの開発環境を構築するのに便利なツールです。では、この2つにはどのような違いがあるのかをここから解説していきます。
XAMPPとMAMPの大きな違いは、これらに入っているソフトウェアや提供元です。XAMPPには、「Aparche(Webサーバー)」、「MariaDB(DBサーバー)」、「PHP(プログラミング言語)」、「Pearl(プログラミング言語)」のソフトウェアが含まれています。
このように、MAMPと含まれているソフトウェアが異なっています。また、同じソフトウェアでも提供元の団体や会社が違います。WindowsやMacによって向き不向きに違いは見られませんので、自分のWeb開発環境に向いているものを選ぶのがベストです。
Mac用XAMPPを使いこなそう!
いかがだったでしょうか。この記事では、XAMPPについてやインストール方法、簡単な使い方や設定方法、MAMPとの違いについて解説していきました。
Web開発環境を構築するためのソフトウェアを揃えるのは初心者の方にとってはハードルが高いと感じてしまうこともありますが、これらのツールを使えば簡単に揃えられるので、ぜひこれらを使ってWeb開発を楽しんでください。