2019年05月07日更新
Googleフォトの写真復元方法!削除した画像や動画のゴミ箱から戻す方法は?
無料で使える代表的な写真管理アプリのGoogleフォトですが、『以前削除した写真や画像を復元したい』『間違って削除してしまった』という事があります。今回はiPhoneやAndroidのGoogleフォトアプリでのゴミ箱からのフォト画像の復元方法を説明します。
目次
Googleフォトの写真や動画を復元する方法〜iPhone〜
Googleフォトのゴミ箱から復元する
まずiPhoneのGoogleフォトアプリの復元方法から説明します。iPhoneのGoogleフォトアプリでは、フォト画像や動画を削除しても完全に削除されずにゴミ箱に移動されるので、ゴミ箱の中にフォト画像や写真が残っていれば復元が出来ます。iPhoneのGoogleフォトアプリを開くと、この画面になります。
次にGoogleフォトアプリのトップ画面左上のメニューの項目ををタップします。
するとGoogleフォトアプリのメニューの一覧に『ゴミ箱』の項目がありますので、『ゴミ箱』の項目をタップします。すると、
ここでやっとGoogleフォトアプリのゴミ箱に入っているフォト画像の一覧が表示されますので、右上の青い文字の『復元』をタップします。これでGoogleフォトアプリのゴミ箱の中に入っているフォト画像の復元や動画の復元が出来ます。ちなみに『復元』の文字の下に記載がある通り、Googleフォトアプリのゴミ箱の中に入ったフォト画像や動画は60日後に完全に削除されて復元出来ませんので気を付けましょう。
さらに、Googleフォトアプリのゴミ箱の中のフォト画像や動画を全部ではなく選んで復元したい場合は、『復元』の右にあるメニュー内の選択から復元したいフォト画像や動画を選択して復元する方法と、復元したいフォト画像や動画を個別に選択して右下ある『復元』をタップして復元する方法があります。ここまでがiPhoneのGoogleフォトアプリのフォト画像の復元や動画を復元する方法です。
iCloudのバックアップから復元する
続いては、iPhoneユーザー皆さんお馴染みの『iCloud』を使ったフォト画像や動画の復元方法です。Googleフォトアプリとは別のiPhoneの標準機能です。Googleフォトアプリとはフォト画像の復元や動画の復元の操作方法が異なります。まずiPhoneの設定状況を確認していきます。
iPhoneの『設定』を開くとこの画面になるので、名前の部分をタップします。iOSの旧バージョンでは、設定を開いて少し下にスクロールするとiCloudの項目があります。
名前の表示が無い場合はiCloudにサインイン出来ていません。名前の表示があるのに薄くグレーアウトしていてタップ出来ない場合はiCloudにサインインが完了していない場合がありますので、以下のリンクを参考にサインインの状況を確認して下さい。
次にこの画面が表示されたら、iCloudの項目をタップします。iCloudはiPhoneの写真以外にも連絡先やメモ帳やカレンダーなどの標準機能や各種設定、購入したアプリ情報など様々な情報を保存してくれる非常に便利な機能です。まだ設定が完了していない場合は、ぜひ設定を完了させて下さい。
次に、iCloudの各項目の中に写真の項目がありますので、タップします。ここで写真以外の標準機能をオンにしておくと、先程説明したiPhoneの標準機能のメモ帳やカレンダーなどの標準機能や各種設定をiCloudのサーバーに同期してくれます。また購入したアプリ情報なども保存してくれます。
写真の項目を選択すると、iCloudでフォト画像をバックアップする設定の画面になります。一番上にある『iCloud写真』の項目をスライドさせて緑色の表示になると、iPhoneのすべてのフォト画像とビデをiCloudにアップロード(保存)してくれます。もし『iCloudストレージの空き領域が不足しています』という表示が出る場合は、
ご自分のiCloudの使用可能な容量を確認しましょう。赤く囲った部分がご自分の使用可能な容量です。iCloudは無料で使える容量は5GBしかありません。
フォト画像が何千枚もあったり、動画が沢山あったりという場合は容量が足りません。その場合は1つ下にある『ストレージを管理』という項目に進んで、月額課金をして容量を買い足して増やさないといけません。詳しくは以下のリンクをタップして確認して下さい。
ここまで設定が完了したら、次は実際にiCloudの中身を確認したり、フォト画像の確認や復元をする方法を説明します。PCのウェブブラウザーから検索バーに『icloud.com』と入力して検索すると、Apple社のiCloud.comのサイトの候補が上位に表示されますので選択します。
すると、このサインイン画面が表示されますので、画面中央の項目の上段にご自分のAppleIDに設定しているメールアドレスを入力します。下段にはAppleIDに設定しているパスワードを入力して右向きの矢印マークをクリックするか、PCのキーボードのEnterキーを押します。サインイン出来ると、
iCloudの各機能の項目が表示されますので、写真の項目を選択します。
はい。これでiCloudに保存されているフォト画像や動画が確認出来ました。この画面から必要に応じてフォト画像や動画を個別にダウンロードして復元出来ます。より詳細な操作方法や設定などについては、以下のリンクをタップして確認してみて下さい。
iPhoneのアルバムから復元する
iCloudの設定や確認が終わったら、iPhoneの標準機能の『写真』アプリでのフォト画像の復元や動画の復元方法も確認しておきましょう。iPhoneの場合はフォト画像や動画はまず標準の写真アプリ内に保存されて、iCloudの設定が完了していればiCloudのサーバーにアップロード(保存)されます。
併せてGoogleフォトアプリを使用していればGoogleフォトアプリを起動時に、Googleのサーバーにアップロード(保存)されますので、二重のバックアップが可能になります。
標準の写真アプリを開くと下側に項目がありますが、その中から『アルバム』の項目をを選択して画面を下までスクロールすると、
『最近削除した項目』があります。iPhoneのフォト画像や動画もGoogleフォトアプリと同様に、削除をしても完全に削除されず一旦この『最近削除した項目』に移動されます。では実際に選択してみます。
すると、削除されたフォト画像や動画の一覧が表示されます。右上の『選択』をタップして復元したいフォト画像や動画を選択し復元します。iPhoneの写真アプリもGoogleフォトアプリ同様に、最近削除した項目に移動されたフォト画像や動画は、移動されてから最大40日間で完全に削除されますとの表記があります。
Googleフォトアプリと同様に、個別に選択してフォト画像の復元や動画の復元の操作も可能です。
Googleフォトの写真や動画を復元する方法〜Android〜
Googleフォトのゴミ箱から復元する
続いてGoogleフォトアプリの本家、Android版Googleフォトアプリでの復元方法を説明します。基本的にiPhone版のGoogleフォトアプリと復元の操作方法はほとんど変わりません。Android版のGoogleフォトアプリも削除されたフォト画像や動画は一旦ゴミ箱に移動されるので、ゴミ箱の中にフォト画像が残っていれば復元が可能です。
まずGoogleフォトアプリを開きます。コチラがAndroid版Googleフォトアプリのトップ画面ですiPhone版のGoogleフォトアプリとほとんど変わりません。Android版のGoogleフォトアプリは初めからインストールされているので、わざわざGooglePlayストアからインストールする必要はありません。
Googleフォトアプリのトップ画面の左上にメニューがあります。メニューを選択すると各項目が表示されますので、『ゴミ箱』をタップします。
するとGoogleフォトアプリのゴミ箱の中のフォト画像や動画の一覧が表示されますので、右上の『復元』をタップします。Android版のGoogleフォトアプリもゴミ箱の中に入ったフォト画像や動画は60日後に完全に削除されて復元出来ませんので気を付けましょう。個別にフォト画像や動画を選択して復元したい場合は、
復元したいフォト画像や動画を選択後に右上のメニューをタップして、『復元』をタップします。ここまでがAndroid版のGoogleフォトアプリでフォト画像の復元や動画を復元する方法です。AndroidにはGoogleフォトアプリ以外にも便利なフォト画像復元アプリがGooglePlayストアにありますので、そちらを紹介します。
Dumpster ゴミ箱
Androidデバイス向けのゴミ箱アプリ。GooglePlayストアからあらかじめインストールしておけば、不意な『あの写真間違って消しちゃった』という時や、フォト画像以外の削除したデータの復元もしてくれるので、Googleフォトアプリと併用すると便利です。
まずGooglePlayストアからDumpsterをダウンロードしてインストールしておきます。
各設定が終わってからアプリを開くと、自動に削除した項目が表示されます。
ここで復元したいフォト画像や復元したい動画を選択すると、
この画面になりますので『元へ戻す』をタップします。これでフォト画像の復元や動画の復元が完了です。フォト画像の復元や動画の復元はGooglePlayストアのアプリだけでなくPC用ソフトもあります。フォト画像以外のスマホのデータのバックアップや復元が出来ますので紹介します。
dr.fone for Android
こちらのPC用ソフト『dr.fone for Andoroid』はAndroidだけでなくiPhone版も提供されています。Googleフォトアプリと違い、フォト画像や動画以外のバックアップや復元が出来るソフトです。
データのバックアップや復元はもちろん、間違ってGoogleフォトアプリから完全に消去してしまったデータの復元や壊れてしまったスマホからのデータの復元も出来る優れたソフトです。無料版と有料版がありますので、詳しくは以下のリンクから詳細を確認にして下さい。
Googleフォトの写真や動画が復元できない原因
GoogleフォトアプリやiPhoneの写真アプリでフォト画像や動画が復元出来ない原因を説明します。
ゴミ箱で保存される一定期間を経過している
先程の記事でも説明しましたが、GoogleフォトアプリもiCloudも一旦削除されたフォト画像や動画は40日から60日間の保存期間内であれば復元出来ますが、保存期間を経過すると完全に削除されてしまい復元出来ません。
ゴミ箱から削除もしくは空にした
自分で認識が無くても、Googleフォトアプリで莫大な量のフォト画像や動画を整理している中で間違って削除をしてしまったケースもあります。Googleフォトアプリのゴミ箱の保存期間内でもゴミ箱の中から削除してしまった場合は復元出来ません。
その時は先程紹介したGooglePlayストアのアプリやPCソフトなどを使用してみて復元出来なければ、削除してしまったフォト画像や動画は復元出来ません。
Googleフォトの写真や動画はゴミ箱から復元できる!
今や生活と切っても切れないGoogleのアプリ。Google検索、YouTube、Gmail、Googleマップ、Googleアース、Googleカレンダー、Googleニュース、Google翻訳、Googleドライブ、Googleドキュメント、GooglePlayストアなどなど。その中でもGoogleフォトアプリは写真や動画の管理で利用している方が多い代表的なGoogleアプリです。
今回紹介したiPhoneのGoogleフォトアプリやAndroidのGoogleフォトアプリで削除したフォト画像や動画を復元する方法を参考にして下さい。間違ってGoogleフォトアプリで写真や動画を削除しても落ち着いて確認すればGoogleフォトアプリの写真や動画は完全に削除していなければゴミ箱から復元出来ます。日々写真を含むデータの確認や管理とバックアップをこまめに行いましょう。
今回こちらで紹介した説明は復元を保証する物ではありません。お使いのiPhoneやAndroidのOSのバージョンやGoogleフォトアプリのバージョンなどによって操作方法やアプリのデザインが違う場合がありますので、必ずご自身の利用環境を確認して実施して下さい。